ニューヨークは多くの人が訪れる人気の観光地であり、地下鉄がいくつも走っています。しかし、初めてニューヨークに行くような人にとっては切符の買い方や地下鉄のシステム自体が分からずに不安に感じているかもしれませんし、治安が悪いのでは?と思っている人もいるかもしれませんね。
そこで、今回はニューヨーク初心者に向けてニューヨークの地下鉄について解説します。地下鉄の概要から切符の購入方法、安全な利用方法、注意点などを紹介するので、これから初めてニューヨークに行こうと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
※なお本記事は2018年7月現在の情報を元に作成しており、価格はすべて1ドル=110円で計算しています。
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まずはニューヨークの地下鉄がどのような特徴を持っているのかを紹介していきます。
ニューヨークの地下鉄は日本の地下鉄に比べ、いくつか異なる点があるので、思わぬトラブルに巻き込まれないためにも事前にしっかりと確認しておきましょう。
ニューヨークの地下鉄は日本と異なり基本的に24時間営業です。
日本の場合は終電を気にしなければならず、終電の時間を踏まえた上で予定を立てる人が多いかもしれませんが、ニューヨークの場合はそういった心配は無用です。
なかには夜間は運行しないという路線もあるので、注意が必要です。
ニューヨーク地下鉄にはいくつもの路線がありますが、これらのすべてが数字もしくはアルファベットによってナンバリングされ、それに加えて色分けもされる形で表記されています。
例えば
路線名 | 色 | ナンバリング |
---|---|---|
ニューヨーク市地下鉄A系統 | 青 | A |
ニューヨーク市地下鉄L系統 | グレー | L |
ニューヨーク市地下鉄1系統 | 赤 | 1 |
といった具合に色と数字、アルファベットの組み合わせで路線がわかるようになっています。
そのためニューヨークを初めて訪れる方は、例えば「ニューヨーク市地下鉄1系統」を利用する場合、うまく英語が使えなくても「赤の1」と近くの人に伝えれば、目的の駅を教えてもらえます。
ニューヨークの駅は「9番街駅」など番地が駅名になっている場所があるため、初めてニューヨークへ行く方は、自分がどのエリアに行くかを把握していると駅の名前を覚えなくても最寄り駅がわかります。
また、同じ駅名が複数ある場合もあるので、利用する際にはどの路線のどの駅に行くのかという点を把握しておく必要があります。
日本の地下鉄の駅には電光掲示板で「◯◯方面行き」と記載されています。ニューヨーク地下鉄に関してもそういった記載はあるのですが初心者の場合、それを見てもどこに行くのかイメージが掴みづらいかと思います。
そこで、そういった場合「Uptown」と「Downtown」という言葉を覚えておきましょう。「Uptown」はその名の通りアップする、つまり北方面に行く電車を意味し、「Downtown」はダウン、つまり南方面に行く電車を意味します。
この言葉を覚えておくと自分が乗った電車があっているのかどうか不安に感じることが少なくなるはずです。
厳密にいうとニューヨーク地下鉄にも時刻表はありますし、ホームページでは何時何分に出発したら目的地に何時何分に着くというスケジュールを確認することもできます。
しかし、駅の電光掲示板には「何時何分に◯◯線が来る」とは記載されておらず、「何分後に◯線が来る」という形で記載されています。
日本の電車のように時間通りの正確な運行をしているわけではなく、遅れることも珍しくはないので、利用時には注意が必要です。
ニューヨーク地下鉄においても乗車にあたっては日本と同じで切符もしくはチャージ可能なカードなどによって乗車します。ここでは切符の種類とその料金について紹介します。
ニューヨーク地下鉄に乗るには「メトロカード」と呼ばれるカードを購入する必要があります。メトロカードには3種類があり、利用目的によって購入するカードを利用者が選ぶという仕組みです。
乗車料金に関しては、基本的に一律で2.75ドル(303円)です。これはどこからどこまで乗車しても同じになります。ただし、この料金はこのあと紹介するペイパーライドメトロカードというチャージ可能なカードを利用した場合です。
シングルライドという切符を利用する場合は3ドル(330円)になります。ちなみに、このメトロカードはバスの乗車にも利用します。
乗車料金はメトロカード利用の場合2.75ドルですが、カードの購入代金として1ドル(110円)が別途かかるので注意してください。
メトロカードの一種であるシングルライドは、1回限りの乗車が可能となるカードです。日本でいう切符だと思っていただければわかりやすいかと思います。
ただし日本の切符と異なる点は、カードの発行から2時間以内でしか利用できないこと、そして乗り換えができないことです。
ペイパーライドメトロカードは、チャージを行うことができるメトロカードです。日本でいうSuicaやICOCA、PASMOをイメージしてください。
このペイパーライドメトロカードは最初にカードを購入する段階で5.5ドル〜80ドル(605円〜8,800円)の間で好きな金額をチャージして購入することになります。
チャージに関しては5.5ドル以上で11%がボーナスとしてチャージに追加されるので、利用者にとっては少しだけお得だといえます。
なお、カードの料金がなくなってきたらチャージは何度でも可能ですが、カード自体の有効期限は1年となっています。有効期限が近づいてきたら券売機で新しいカードに交換してください。また、1枚のカードは最大4人まで利用することができます。
アンリミテッドライドカードはその名前の通り利用回数に制限がないカードで、地下鉄、バスともに乗り放題になるメトロカードです。このアンリミテッドカードには無制限で利用できる期間があり、以下のように2つの種類があります。
・7Day Unlimited Ride Metro Card (7日間乗り放題)
・30 Day Unlimited Ride Metro Card(30日間乗り放題)
7日と30日のものがあり、それぞれ31ドル(3,410円)、116ドル(12,760円)となっています。乗車1回あたりの料金が2.75ドルなので、単純計算で12回以上利用するのであれば7日のカードはもとがとれ、43回で30日のカードもとがとれます。
旅行などで短期間の滞在中にニューヨークを沢山観光したいのであれば、7日間のアンリミテッドカードを留学などで毎日地下鉄やバスを利用するのであれば定期として30日間のアンリミテッドカードを購入することをおすすめします。
ちなみに、7日間のアンリミテッドカードには7-Day Express Bus Plus(7日間乗り放題+エクスプレスバスにも乗れる)というものもあります。
これは、7日間地下鉄やバスに乗り放題となるほか、エクスプレスバスにも乗ることができるカードで、料金は57.25ドル(約6,298円)で購入することができます。
空港(ジョン F. ケネディ国際空港)からニューヨーク市内へ移動する場合でも地下鉄が便利です。
空港から市内への地下鉄を使った移動方法は以下の通りです。
1. 空港から地下鉄の駅までは各ターミナルの乗り場からエアトレイン(AirTrain)に乗車
2. 行き先は「Howard Beach駅行き」または「Jamaica駅行き」
3. Howard Beach駅からは地下鉄Aラインに乗ることができ、Jamaica駅からは地下鉄Eライン、Jライン、Zラインで市内へ到着
なお、エアトレインの利用にあたってはメトロカードは利用できず、エアトレインの乗車料金として5ドル(550円)が必要です。その後地下鉄に乗り換える際に、必要に応じてメトロカードを購入してください。
ニューヨークの地下鉄の乗り方は、基本的には日本と変わりません。駅の券売機で購入したメトロカードを改札にはメトロカードをスライドさせるところがあるので、カードの向きを確認してスライドさせます。
カードの読み込みが出来るとゲートを通過することができるので、回転ドア(もしくはバー)を回して改札内に入場できます。
ちなみに、ニューヨーク地下鉄の改札は一度中に入ると反対側のホームに移動できない場合があります。そのため、先ほども紹介した「Uptown」と「Downtown」については改札に入る前に確認するようにしましょう。
改札内に入ればあとは電車に乗るだけですが、ここでも注意が必要です。日本の電車と同様に、ニューヨーク地下鉄にも各駅停車と急行があります。
誤って急行電車に乗ってしまった場合は目的地を大幅に通り過ぎてしまう恐れがあるので注意が必要です。
目的の駅に着いて改札を出る際は、カードをかざさずにそのまま改札を通過できます。先ほど説明したようにニューヨークの地下鉄は料金が一律なので、改札に入った段階で料金の清算が済むためです。
地下鉄であることに違いはありませんが、日本とは異なる部分や覚えておいて欲しい注意点などもいくつかあります。最後にそれらの点について確認していきましょう。
地下鉄の駅では定期的に工事などが行われ、電車の運行ルートが各駅停車から急行に変更になったり週末に運行しなかったりすることがあります。それらの情報は駅に掲示されているほか、車内でアナウンスされることもあるので注意してください。
ニューヨーク地下鉄は治安が悪いというイメージを持っている人もいるかもしれません。たしかに昔は危ないと言われていましたが、現在は日本人でも気軽に利用できるほど治安は良くなっています。
もちろん、日本の電車のように車内で居眠りをすることは危険ですし、乗車するときは荷物は前側に抱えることをおすすめします。
さらに24時間営業とはいっても深夜に外に出歩くことは出来るだけ避けた方がいいので、終電がないからといって、あまり夜遅くまで外で遊ぶのはおすすめできません。
日本の電車でも路線図や乗換などを確認出来るアプリがありますが、ニューヨーク地下鉄にもそのようなアプリはあります。インターネット環境がなくても利用できるものも決して少なくないので、事前にダウンロードしておくことをおすすめします。
ニューヨークの電車は日本の電車ほど込み合ってはおらず、肩が触れるくらいの混み具合です。日本ではついつい人を押す形で乗車することもあるかもしれませんが、ニューヨークにおいてはそういったことはトラブルのもとになるので注意が必要です。
いかがでしたか?ニューヨークの地下鉄は日本とは異なる点が多々ありますが、この記事で挙げたポイントを抑えればニューヨークを快適に移動できる手段となります。
ニューヨークに行く予定のある方はぜひこの記事を参考にニューヨークを楽しんでください。
またニューヨークでの移動には地下鉄の他にバスもおすすめです。というのも地下鉄では狭い範囲での移動に限界があり、かといってタクシーを利用すると移動にかかるお金が高くなってしまいます。
下では詳しいニューヨークでのバスの利用方法を紹介しているので、現地での移動を快適にするためにもあわせて読んでみてください。
ニューヨークのバスの乗り方解説!観光バス情報も合わせて紹介します
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