オーストラリアに世界遺産がいくつあるかご存知でしょうか。自然豊かなオーストラリアは、多くの自然遺産があることで有名で、文化遺産、複合遺産を含めると19もの世界遺産があります。
この記事では、オーストラリアにある世界遺産を一つ残らず全てご紹介していきます。ぜひ、オーストラリアに旅行に出かける際には参考にしてみてくださいね。
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まず、オーストラリアの世界遺産にはどのようなものがあるのでしょうか。一覧で見ると以下のようになります。
【世界文化遺産】
・王立展示館とカールトン庭園 / メルボルン
・シドニー・オペラハウス / シドニー
・オーストラリアの囚人遺跡群 / シドニー
【世界自然遺産】
・グレート・バリア・リーフ / ケアンズ
・ロード・ハウ島群 / ニューサウスウェールズ
・ゴンドワナ多雨林群 / クイーンズランド・ニューサウスウェールズ
・クイーンズランドの湿潤熱帯地域 / クイーンズランド
・シャーク湾 / パース
・フレーザー島 / ブリスベン
・オーストラリアの哺乳類化石地域 / リヴァーズレー・ナラコーアテ
・ハード島とマクドナルド諸島
・マッコーリー島 / タスマニア
・グレーター・ブルー・マウンテンズ地域 / シドニー
・パーヌルル国立公園 / キンバリー
・ニンガルー・コースト / パース
【世界複合遺産】
・カカドゥ国立公園 / ダーウィン
・ウィランドラ湖群地域 / ミルデュラ
・タスマニア原生地域 / タスマニア
・ウルル=カタ・ジュタ国立公園 / ウルル
以下順番に一つ一つの遺産について紹介して行きます。
photo by: flickr
カールトン庭園は、2004年に世界遺産に登録されました。メルボルンのシティの中心にあり、アクセスも良いため気軽に立ち寄ることができます。
こちらの王立展示館は、1880年に開催されたメルボルン国際博覧会のために建てられたことで知られています。
この王立展示館とカールトン庭園の見どころは、何と言ってもその景観の美しさでしょう。特に花が咲き乱れる暖かい季節には、庭園を散歩してその景観を存分に楽しむことができます。
花が満開になる美しい庭園を訪れるのであれば、オーストラリアの春に当たる9月から11月ごろに訪れるのが良いでしょう。
ただし、この時期のメルボルンは天気が変わりやすいことで知られているので、折り畳み傘を忘れずに持って行くことをおすすめします。
王立展示館とカールトン庭園に行く際には、メルボルンの市内を走っているトラムを利用しましょう。シティサークルのトラムに乗って、パーラメント駅から歩いて5分ほどのところにあります。
シドニーと言えば、真っ先にオペラハウスを思い浮かべるという人も多いほど世界的に有名な観光地となっています。
1973年に完成し、オペラのみならず、オーケストラの演奏、歌手のコンサート、ミュージカルなど様々な演目が行われており、文化の中心の役割を果たしています。
このオペラハウスの魅力と言えば、やはりヨットの帆のようなこの不思議な形です。シドニーでしか見られないこの独特な建築をしっかりと写真におさめておきましょう。
ハーバーブリッジとオペラハウスを背景にして写真を撮るのが観光客の人々の間では人気となっていますので、ぜひ訪れた際には一枚記念撮影をすると良いでしょう。
オペラハウスは、昼と夜とでは全く違う景色を楽しめるのもポイント。ぜひ、時間に余裕があれば昼の時間帯と夜の時間帯で2回行ってみてください。全く違う景色を楽しむことができます。
また、オペラハウスの魅力はその外観だけではありません。中で行われているコンサートやミュージカルも一流のものばかり。興味のある方は、オンラインでチケットを購入して鑑賞してみると良いですね。
オペラハウスに訪れるベストシーズンとして挙げられるのは、6月の前半ごろ。なぜなら、毎年シドニーでは冬に当たるこの季節に「ビビッドシドニー」と呼ばれる光の祭典が行われ、オペラハウスも美しくライトアップされるためです。
この時期の夜のオペラハウスは、いつにも増して美しく光り輝いており、観光で訪れた際には必見と言えます。
オペラハウスへは、バスでも電車でも向かうことができますが、オススメは電車でサーキュラーキー駅まで行くことです。
サーキュラーキー駅からオペラハウスを含む全体のエリアを見渡すことができ、とても美しい景色に心を打たれることでしょう。サーキュラーキー駅からオペラハウスまでは徒歩で10分ほどで到着します。
photo by: flickr
オーストラリアの囚人遺跡群は、ニューサウスウェールズ州、タスマニア州、西オーストラリア州などに点在している11の場所を指します。
もとは大英帝国からの囚人の流刑地として利用されていたオーストラリアの歴史を物語る遺跡として、文化遺産に登録されました。
シドニーにある「コッカトゥー島」はシドニー市内にある囚人遺跡で、魅力としては、オーストラリアの歴史を肌で感じながらゆったりと過ごせるところが挙げられるでしょう。
島自体は小さく、1時間あれば余裕で全て見て回れるサイズですので、市内からの半日観光などにおすすめです。
流刑地として用いられた後に造船所としても機能していたため、その遺跡も一緒に楽しむことができます。島から見渡せる景色はとても美しく、人もあまり多くありませんので、落ち着ける憩いの場所となっています。
島の中にキャンプができる施設も備わっていますので、のどかな空間の中ゆっくりと泊まりがけで楽しむのも良いでしょう。
「コッカトゥー島」までのアクセスとしては、シドニーのオペラハウスなどがある街の中心地、サーキュラーキーからフェリーで行くのが容易でしょう。サーキュラーキーのフェリーターミナル五番から出航して、約30分程度で到着します。
グレートバリアリーフは、多くの観光客からの人気を集めている定番の観光地です。世界最大のサンゴ礁は、オーストラリアのこの地でしか見ることができません。
近年、サンゴの白化現象が問題になっており、絶滅してしまう前に一目見たいと訪れる人が後を絶ちません。
グレートバリアリーフの見どころとしては、何と言ってもこの透き通った海とサンゴの織りなす独特の美しい風景。世界の中でここでしか見られない絶景は、訪れる人の心を掴み続けています。
また、グレートバリアリーフに行ったら欠かせないアクティビティとして挙げられるのが、シュノーケリングやダイビングです。この地特有の美しい魚やウミガメなどと泳ぐ機会はほかではありません。
「グレートバリアリーフ」に行くおすすめの時期としては、オーストラリアの夏の終わりに当たる4月から5月、また春に当たる10月から11月にかけてでしょう。
この時期には、温暖で晴れの日が多くなりビーチでのアクティビティを楽しむのに最適な季節と言えます。
グレートバリアリーフへの行き方としては、ボートに乗って行くほかはありません。そのため、ケアンズから出航しているクルーズのツアーに参加することをおすすめします。
ロード・ハウ島群は、オーストラリアの本土から東に約600km離れたところにある、南太平洋に浮かぶ場所です。
シドニーがあるニューサウスウェールズ州に属していますが、シドニーからは飛行機で2時間ほどとかなり距離があります。この島は一度に400人までしか観光客が入ることができない特別な島として知られています。
この「ロード・ハウ島群」の特徴は、日本ではあまり目にすることのできない珍しい種類の鳥や海洋生物が見られる点です。島ではシュノーケリングやダイビング、ゴルフなどを楽しむことができます。
島の環境を守るため観光客の数が制限されているので、静かな島でのんびりと過ごす時間を満喫することができるでしょう。
ロード・ハウ島群までの行き方としては、シドニーから飛行機を利用するのが良いでしょう。シドニーの空港から2時間ほどのフライトで島に到着します。
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ゴンドワナ多雨林群はクイーンズランド州とニューサウスウェールズ州にまたがって生息しており、豊かな生態系で有名な場所となっています。
この地域には34にものぼる自然保護地域が存在しており、200を超える希少植物の生息地としても知られています。
ゴンドワナ多雨林群を訪れる際に見逃せないポイントとしては、この地に生息する世界最古のシダ類が見られることです。
この森林にはラミントン国立公園やスプリングブルック国立公園など、ハイキングにおすすめな場所がいくつか存在しており、太古の森を感じながら森林浴を楽しむことができます。
こちらのゴンドワナ多雨林群へは、車で行くのが良いでしょう。サーファーズパラダイスのビーチリゾートが有名なゴールドコーストから車で1時間ほどのところに位置しています。
ゴールドコーストからのツアーも出ていますので、それらを利用するのもおすすめです。
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続いてご紹介する自然遺産が、クイーンズランドの湿潤熱帯地域です。この地域は南北に伸びるようにグレートバリアリーフの沿岸の地域に存在しています。
この地域の中にはいくつかの国立公園や自然保護区があり、最も有名なデインツリー国立公園には年間を通じて多数の観光客が訪れています。
この地域の中で最もおすすめなのが、やはりデインツリー国立公園です。世界最古の熱帯雨林として知られるこの場所をトレッキングして、壮大な自然の力をぜひ感じてみましょう。
また、デインツリー川を下っていくクルーズも人気が高く、川に生息するワニなどの珍しい生き物を見ながら楽しむことができます。さらにおすすめなのが、夜のウォーキングガイドツアーに参加すること。
昼間とは全く違った熱帯雨林の様子を見ることができ、とても楽しむことができるでしょう。
このクイーンズランドの湿潤熱帯地域を訪れる際に注意したいのは、2月から4月が雨季に当たることです。旅行を計画する際には、この雨季の時期は外したほうが無難であると言えるでしょう。
クイーンズランドの湿潤熱帯地域にあるデインツリー国立公園までの行き方としては、ケアンズまたはビーチリゾートとして有名なポートダグラスから車で行くことができます。
ケアンズからは2時間、ポートダグラスからは1時間ほどで到着し、日帰りツアーなどに参加することもできます。
シャーク湾は西オーストラリア初の世界遺産として知られており、シャーク湾の中にある「ハメリン・プール海洋自然保護区」では世界最古の生命体であるストロマトライトを見ることができます。
他にも様々な希少生物が見られるため、パースを訪れる際にはぜひ一緒に行っておきたい観光地です。
シャーク湾の中にあるシェルビーチは、普通のビーチとは異なり、砂ではなく貝殻でできているのが注目ポイントです。透き通ったコバルトブルーの海と、真っ白な貝殻のビーチのコントラストがとても美しく、一度目にしたら忘れることのできない絶景が広がっています。
シャーク湾は、西オーストラリアの沿岸のちょうど中心あたりに位置しているため、観光都市として有名なパースからもかなりの距離があります。
そのため、パースから車でこの地に行く場合には10時間ほどかかります。車以外にも、飛行機で行く方法もあり、パースから2時間ほどで近くの都市、モンキーマイアまで行くことができます。
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フレーザー島は、砂でできた島としては世界最大の島として知られており、観光都市として有名なブリスベンから約300kmのところに位置しています。
透き通った美しい海に囲まれるこの島では、色々な種類の海洋生物を目にすることができ、フィッシングなどのマリンアクティビティが楽しめることで知られています。
フレーザー島のおすすめのポイントとしては、美しい海に囲まれた島からの風景と、森林の両方を楽しむことができる点です。
さらに、島の中にはマッケンジー湖と呼ばれる淡水湖も存在しており、世界の中で最も透明な湖のうちの一つとして知られています。この島の中ではキャンプをすることもできます。
美しい海や森林の景色の中で豊かな自然を感じれば、日常のストレスを忘れられること間違いなしでしょう。
フレーザー島を訪れるベストシーズンとしては、海水浴を楽しむためにオーストラリアの夏に当たる1月から2月の暖かいに行くのがオススメであると言えます。
こちらのフレーザー島までの行き方としては、ブリスベンから飛行機でハービーベイ空港まで向かい、そこからフェリーに乗るという方法があります。
飛行機とフェリーの時間はそれぞれ1時間ほどです。ハービーベイからのツアーが多く出ているため、それを利用して島まで行くのがおすすめです。
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オーストラリアの哺乳類化石地域では、哺乳類の化石が数多く発見されたため、歴史上非常に貴重な地域とみなされ自然遺産に登録されることとなりました。
これらの哺乳類化石地域では、過去に恐竜の化石が発見されたこともあり、ナラコーアテでは洞窟の中に入ってオーストラリア独自の古代生物の展示を楽しむことができます。
特に古代生物に興味のある人にとっては欠かせない観光スポットと言えるでしょう。リヴァーズレーでは観光客向けにオープンされていないため洞窟の中に入ることはできませんが、近くのリヴァーズレー・フォッシルセンターで化石の展示を見ることはできます。
実際に洞窟の中に入ってみたいと考えている方は、ナラコーアテに訪れるのがおすすめです。26の洞窟のうち4つが観光客向けに公開されています。
クイーンズランド州にあるリヴァーズレーまでの行き方としては、この地域の近くにある鉱業都市、マウントアイザまで飛行機で向かうのが良いでしょう。この場所は観光都市として有名なケアンズから2時間ほどのフライトで到着します。
また、南オーストラリア州にあるナラコーアテまでの行き方としては、アデレードから車で10時間ほどかけて向かうのがおすすめです。
オーストラリアの自然遺産の島としてさらに挙げられるのが、ハード島とマクドナルド諸島です。こちらはインド洋に浮かぶ島々で、オーストラリアの本土から約4,000km離れたところにある場所にあります。
これらの島は無人島として知られており、もともとはイギリス領であったものが1947年からオーストラリア領となりました。南極大陸から1,700kmほどのところに位置しており、氷河に覆われる厳しい自然環境の島々です。
一般の観光客は立ち入ることができず、科学的な調査の目的であっても訪問する人数が制限されているほど、貴重な自然がそのままに残っている場所なのです。
ハード島とマクドナルド諸島はともに氷河に覆われており、ペンギンやアザラシなど寒い場所を好む動物たちの貴重なすみかとなっています。
植物はほとんど生えておらず、コケのみが生えています。この島々の魅力は、何と言ってもその独特な生態系でしょう。この貴重な生態系を保護するために、世界遺産に登録されました。
残念ながら、この島に一般客は立ち入ることが許されていません。
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マッコーリー島は、タスマニア州に属していますがタスマニアから1,400km離れたところにあり、距離で見るとニュージーランドに近い島です。
自然保護地域とされている無人島のため、現在では観光客の立ち入りは禁止となっています。
マッコーリー島の見どころとしては、何と言ってもおびただしい数のペンギン。この地のみで生息しているとされるロイヤルペンギンは、9月から2月にかけて繁殖を行い、その季節になるとマッコーリー島はペンギンによって多い尽くされるのです。
これらのペンギンで埋め尽くされた島の様子は、まさに圧巻と言えるでしょう。さらに、マッコーリー島にはペンギンだけでなくミナミゾウアザラシなどの生物も生息しており、これらの動物たちの生息地である自然を守ることを目的として世界遺産に指定されました。
ハード島とマクドナルド諸島同様にこちらの島への観光客の立ち入りも禁止されています。
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ブルーマウンテンズは、シドニーから電車で2時間ほどのところに位置しながらも、雄大な自然を楽しむことができる場所として観光客に大人気のスポットです。
この地域では、91種類のユーカリが生えていることで有名で、ユーカリが太陽の光に反射して青く見えることからこの名で呼ばれるようになりました。
アボリジニの人々が愛してきた広大な自然を体感できるこの地では、オーストラリアらしい体験ができること間違いなしでしょう。
ブルー・マウンテンズの見どころとして挙げられるのが、やはり最も有名な三つの岩、スリーシスターズでしょう。
スリーシスターズの岩は、ブルーマウンテンズに向かうバスを降りてすぐのところで見ることができますので、わざわざ長い道のりを超えていかなくても気軽に楽しめる観光スポットとなっています。
もちろん、ブルーマウンテンズでハイキングをしてみたいという元気な観光客の人々向けに様々なハイキングコースが用意されていますから、ぜひ自分にあったルートを選んでみると良いでしょう。
世界最古の鍾乳洞として有名なジェノランケーブを見ることのできるガイドツアーなども多く行われていますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。
ブルーマウンテンズに行く際のベストシーズンは、オーストラリアの春から秋に当たる4月から9月ごろでしょう。
ブルーマウンテンズ地域は、標高が高いため冬に行くと極寒となり、0℃を下回ることもあるほど。この時期は、ハイキングを楽しむにはなかなか厳しい季節となります。
ブルーマウンテンズまでの行き方としては、シドニーの市内から電車で向かうことをおすすめします。
シドニー市内の中心地、セントラル駅からブルーマウンテンズ地域の観光拠点となるカトゥーンパ駅まで直通の電車が出ているので、とてもアクセスが便利です。電車で行く以外にも車で向かうという方法もあり、どちらの場合にも2時間ほどで到着します。
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続いてご紹介する自然遺産が、西オーストラリア州のキンバリーというところにあるパーヌルル国立公園です。「パーヌルル」というのは、オーストラリアの先住民族であるアボリジニの人々の言葉で「砂岩」を意味します。
こちらの場所は、地殻変動によって二千年以上の時を経てでき上がったバングル・バングルと呼ばれる奇岩が多くあることで有名で、その不思議な風景を一目見ようと多くの観光客が訪れているスポットです。
パーヌルル国立公園の見どころとしては、ほかの場所では見ることのできないオーストラリアならではのユニークな風景でしょう。蜂の巣のような不思議な形をした岩が連なっている様は圧巻です。
別名「地球最後の秘境」と呼ばれるほど、貴重な場所とされています。また、この地でぜひ注目したいのがアボリジニの人々の生活の証です。
この場所は長い間アボリジニの人々によって大切に守られてきた場所ですので、彼らのアートなどを随所に見ることができます。
このパーヌルル国立公園に訪れるベストシーズンは、オーストラリアの乾季に当たる5月や6月です。この地域は砂漠地帯が広がっており、常に気候の変化が激しいため1日のうちの気温差が20℃に上ることもあります。
パーヌルル国立公園へは、レンタカーを借りて車でアクセスすることもできますが、主要都市からかなりの距離がありなかなか難しいためツアーに参加するのが無難であると言えるでしょう。
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ニンガルー・コーストは、世界最大級のサンゴ礁を有することで有名となっています。
海では多くのジンベイザメを見ることができ、ほかにもイルカやエイ、ジュゴン、ザトウクジラなど多くの海洋生物が生息しています。
260kmにも及ぶ海岸線沿いにサンゴ礁がずっと続いており、ほかの地域では見ることのできない絶景を目に焼き付けることができます。
ニンガルー・コーストの見どころとしてまず挙げられるのが、その美しいサンゴ礁の景色でしょう。オーストラリアの中でも最も美しいと言われている西海岸の海は、ぜひ一度は見てみたいものです。
さらに、ニンガルー・コーストは珍しい海洋生物の宝庫としても知られています。透き通った海の中でウミガメの産卵の様子を見ることができたり、ジンベイザメと一緒に泳ぐことができたりするのはこの場所だけの特権と言えるでしょう。
この地域では、3月から7月にかけてジンベイザメが多く現れるため、一緒に泳ぐことができます。
パースから2時間半ほど飛行機に乗ってエクスマウスまでいく方法をおすすめします。他にも、車を借りて12時間ほどゆっくり時間をかけて向かいます。
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次にご紹介していくのが、オーストラリアのノーザンテリトリーに位置するカカドゥ国立公園です。
カカドゥ国立公園では雄大なオーストラリアの自然の景色を楽しむことができるのはもちろんのこと、先住民族であるアボリジニの人々が残した独特のアートなどを見ることもできるのです。
カカドゥ国立公園には、多くの見どころがあります。まずこの公園内でおすすめなのが、ウビアーのアボリジニアートでしょう。ここではユニークな壁画を目にすることができます。
また、この場所で見られる美しい大平原は言葉を失ってしまうほどの絶景。夕暮れ時に訪れれば、一番美しい景色を楽しめること間違いなしです。ただ、暗くなってからの移動は危険が伴いますので、夕暮れの景色を見たい方はガイドツアーに参加するのがおすすめです。
さらに、この地で言っておきたいのが、ツインフォールズと呼ばれる滝があるスポットです。迫力のある大きな滝は、ぜひ一度は見ておきたい自然の景色と言えるでしょう。
カカドゥ国立公園を訪れる時に注意したいのが、雨季に当たる10月から4月には観光ができないということです。そのため、旅行を計画する際には5月から9月の乾季に当たる時期に行くのがポイントです。
カカドゥ国立公園まで行くには、北の観光拠点、ダーウィンから車に乗るのが唯一の方法です。
ダーウィンから車で3時間から4時間ほど走ると、カカドゥ国立公園に到着します。
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続いてご紹介するオーストラリアの複合遺産は、ウィランドラ湖群地域です。ニューサウスウェールズ州の南西部にあるこちらの場所では、干上がった湖の痕跡が作り出す不思議な風景を見ることができます。
この場所はオーストラリアの首都であるキャンベラから約600km、シドニーから約700kmの場所に位置しています。四万年前の氷河期には巨大な湖があったとされるこの地帯には、現在では広大な砂漠が広がっています。
全体で37ヘクタールにも及ぶこの地域のうちの3ヘクタールが一般公開されており、ムンゴ国立公園と呼ばれ観光客が訪れています。
ウィランドラ湖の付近では人類の祖先として知られるホモ・サピエンスが暮らしていたと言われており、考古学上でも重要な遺跡とされています。
ウィランドラ湖群地域の見どころは、湖跡の独特な三日月のような形をした砂丘の風景でしょう。
この壁のような砂丘は33kmにも及び、その長さから中国にある万里の長城になぞらえて「ウォールオブチャイナ」と呼ばれています。さらに、この地域の「ムンゴ国立公園」では、ここでしか見られないユニークなカンガルーを目にすることもでき、貴重な体験ができるでしょう。
ウィランドラ湖群地域に行く際のベストシーズンとしては、雨の日が少ない3月から5月と9月から11月です。オーストラリアの春と秋に当たるこの季節には、この地域での散策を存分に楽しむことができます。
ただし、このシーズンであっても大雨が降った後には通行禁止となってしまう場合もありますので注意が必要です。
メルボルンからミルデュラまでバスで7時間ほどかけて向かい、そこからレンタカーを借りるかツアーに参加して行くことができます。
ミルデュラからは2時間ほどで到着するため、レンタカーを用いて自分のペースで行くのも良いでしょう。
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さらにご紹介する複合遺産は、オーストラリアの南東部、タスマニア島にあるタスマニア原生地域です。
タスマニア島は島の20パーセントほどが森林に覆われており、この地域はオーストラリア独特の動物、タスマニアデビルやウォンバットなどの生息地としてよく知られています。
タスマニア原生地域にはマウント・フィールド国立公園、サウスウエスト国立公園などの17の国立公園が存在し、雄大な山々と湖の織りなす美しい景色を楽しむことができます。
タスマニア原生地域の中でも観光客に特に人気なスポットとして挙げられるのが、クレイドル山でしょう。
こちらの山はタスマニアの北西部に位置するセントクレア湖国立公園にあり、大自然の中でハイキングを楽しむことができます。多くのハイキングコースが用意されており、レベルに合わせて初心者向けから上級者向けまで様々なコースの中から自分にあったものを選ぶことができるでしょう。
さらに、タスマニア原生地域の中でおすすめの場所として挙げられるのが、マウント・フィールド国立公園内にあるラッセルの滝です。この滝は落差が40mほどの巨大なもので、この地では木々に囲まれた神秘的な滝の風景を満喫できるでしょう。
クレイドル山までは、タスマニアの州都ホバートから車で約4時間で到着します。
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最後にご紹介するオーストラリアの複合遺産は、言わずと知れたウルル=カタ・ジュタ国立公園です。オーストラリアの世界遺産と言えば、真っ先に思い浮かぶのがこの場所でしょう。
ウルルというのはアボリジニの人々の言葉で、別名「エアーズロック」としてもよく知られています。オーストラリア大陸のほぼ中央の砂漠地帯に位置しており、世界で二番目に大きな一枚岩が有名な場所です。
古くからアボリジニの人々が大切にしてきた固有の土地であり、彼らの文化や伝統を守ることを目的として複合遺産に登録されました。
ウルルの見どころは、何と言ってもその美しい朝焼けや夕暮れの景色でしょう。鉄分が豊富なウルルの砂岩は、時間帯によって色が変化するので、ぜひサンライズツアーやサンセットツアーなどに参加してその絶景を目に焼き付けましょう。
ここウルルを観光するときには、ツアーに参加することがおすすめです。特に人気があるのが、ラクダに乗ってウルルの周りを回ることができるキャメルライドツアー。ぜひ、この機会に挑戦してみましょう。
ウルルに行くときのベストシーズンは、オーストラリアの春と秋に当たる3月から5月、または9月から11月と言えます。
ウルルは砂漠地帯で気温の日中変化が大きいため、10月から2月頃の夏には最高気温が40℃を超える過酷な気候になります。
ウルルへはケアンズやシドニーからエアーズロック空港まで飛行機で飛ぶ方法がおすすめです。ケアンズからは2時間半ほど、シドニーからは3時間半ほどのフライトで到着します。
以上がオーストラリアの世界遺産19ヶ所になります。地図で表すと以下のようになります。
この記事では、オーストラリアにある世界遺産19ヶ所全てについてご紹介しました。オーストラリアには、他の地域では見ることのできない貴重な自然を楽しめるスポットが数多くあるのです。
なかなかアクセスしづらいところも多いですが、どの場所も苦労して足を運ぶ価値のある場所であること間違いなしでしょう。オーストラリアに旅行に行くときには、ぜひこの世界遺産リストを参考にしてみてくださいね。
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