こんにちは。アイルランド留学経験者、モモです!
海外留学と聞くと、かなり高額な費用が必要なイメージを持っている方も多いかと思います。もちろん私もその1人でした。
何年も前から計画して貯金をしているならともかく、私の場合、思い立ったら即行動タイプの上に、ギリギリまで行動しないタイプの人間だったので、貯金なんてしてなかったし、実際に留学に行こうと思うまで具体的な費用の計算をしたことがありませんでした。アイルランドの地を踏むわずか約数か月前のことです。よくぞ行って帰ってこれたなぁと我ながら感心します。
そこで今回は、私が1年アイルランドへ行ってみて実際にかかった費用をもとに、1ヶ月の語学留学でどれくらいかかるのかご紹介したいと思います。概算にはなってしまいますが、1つのサンプルとしてご参考いただければと思います。
なお、アイルランド留学の費用についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
期間別アイルランド語学留学の費用まとめ
当記事では、2017年3月時点での情報を元に作成された記事となっております。
公開から年月が経ち、情報が古くなっている恐れがございますので、記事内で紹介しているアイルランド留学の費用については、最新の情報を「1ヶ月のアイルランド留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します!」にて紹介しておりますので、こちらをご参照ください。
[目次]
●留学に最低限必要な費用
(1) 航空券
(2) 海外留学保険
(3) 学費
(4) ホームステイとその他諸経費
●生活費
(5) 交通費
(6) 食費
(7) 交際費
(8) 携帯料金
(9) 雑費
●補足
ルームシェアの場合の家賃・光熱費
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自分だけで調べるとわかりづらい費用やおすすめの留学先、準備するものも留学カウンセラーが寄り添いながらサポートするので安心。
ぜひこの機会に留学準備を始めましょう!
まず渡航費・学費など、留学するのに最低限必要な経費について、それぞれにかかった費用をまとめたのでご覧ください!
※基本レートは€1 = 138円で計算
まず留学するのに絶対にかかる費用といえば、航空券ですよね。行きと帰りの便は別々で買ったのですが、合計で13万円ほどでした。
現在のところ日本⇔アイルランド間は直行便がないため、必ずどこかを経由しなければなりません。私の場合なるべく費用を抑えたかったので、時間はかかってしまうものの、行きはエディハド航空(乗り換え含んで24時間:8万円)、帰りはエミレーツ航空(乗り換え含んで17時間:5万円 ※€1 = 114円で計算)を選びました。
たった5万で日本に帰れるなんて・・と、航空券を探していた当時、あまりにも安いので何か間違ってるんじゃないかと何度もスマホの画面をリロードしていました。ちなみにもう少し安い航空会社もありました!私は機内食が気になったのでエミレーツにしましたが(笑)。
また、行きの航空券はお世話になっていた地元のNPO法人の方に取っていただいたので、詳細はわかりません。とにかくチケットを自分で手配して思ったのは、意外とヨーロッパって...身近なんですね。
往復でチケットを取らず、行きと帰りの航空券を別々で取った理由は、出発前に帰国日を決めてしまうと、予定変更をしたときに手数料(確か1万円ほど)がかかってしまうからです。
私は当初の予定にはなかった、ヨーロッパ旅行の後にローマから直接帰国することにしたので、直前の8月末に取りました。場合や時期によっては埋まってしまうかもしれないのであまり危ない橋は渡らないほうがいいかもしれませんが、ユーロ円の為替が大幅に変動していることもあって、いろいろな意味で買わないでいて本当によかったです。未来のことは予測不可能ですね!
写真:エミレーツ航空の機内食(ローマ→ドバイ間)
アイルランドに行く場合、学生ビザ取得のために保険加入が必要だったため、t@bihoという保険会社で加入しました。
ただ、現在は手続きを進めるうえでアイルランド国内の保険に加入しないとならないこともあるそうなので、随時、情報の確認をお願いします!あくまでこちらは参考程度にしてください。
私は約8カ月(35週)、週20時間コースで、ダブリン市内の語学学校に通いました。8ヶ月のトータルで59万6850円、1ヶ月あたり6万8000円ほど。高いか安いかと言われると、なんとも言いづらいのが事実ですが(笑)。
学校選びをしていた当時に別候補として考えていたフィリピンや、参考としてみていたイギリス本校の料金と比べると、フィリピンの方は考えていたほどの金額の差はなく、イギリスにいたってはその半分の費用でおさまることがわかりました(なんせ当時はブレククジットが起こる前の高い高いポンドでしたからね・・)。
その上、アイルランドは現地に日本人は少なく、治安もそこそこいい。もちろん街ではみんなネイティブスピーカー!相対的に見ても安いに偏るのでは...!?と優柔不断の自分に当時言い聞かせていました。
私のホームステイの期間は112泊、約4カ月弱でした。トータルでの費用は43万698円で、1月あたり10万8000円ほど。料金計算は週ごとに行われるので、週単位で宿泊することができました。
合計金額だけを見るととても高額に見えてしまいますが、1週あたり約2万円前後(為替レートによって変動する)で、この中に食事(朝晩)・光熱費・英語環境等が含まれているので決して高くはないと思います。
ただ、クリスマスホリデー期間は+€50(6900円)別料金がかかります。他にベッドカバーなどの経費として+€70(9660円)かかりました。
また、現地に到着するとホストファミリー宅まで送迎してもらえるサービスがあります。もちろん有料(€75、約1万円)ですが、長旅の後、道に迷うことなくたどり着けるので非常にありがたかったです。若干高かったので使わないことも一瞬考えましたが、当時英語で意思疎通ができなかった私は、使って大正解でした。グッジョブ自分。
航空券代 | 13万円 |
海外留学保険 | 1万3000円(1ヶ月あたり) |
学費 | 6万8000円(1ヶ月あたり) |
ホームステイ | 10万8000円(1ヶ月あたり) |
合計 | 31万9000円 |
ここまで留学するために最低限必要な費用をまとめてきました。次は現地で必要になってくる生活費についてです。
実際に留学前に何度もシュミレーションを試みましたが、現地の物価もよくわからないし、そもそも一人暮らしをしたことがないし、自分が何にどれくらいお金を使うのか全然わかりませんでした。そんな感じでアイルランドで過ごしてみた結果、どれくらい生活費がかかったのか、以下にまとめたのでご覧ください!
※レートは€1 = 130円で計算
ホームステイ中は滞在先が学校から離れたところにあったため、4カ月ほどバス通学をしていました。日本でいう通学定期と同じで、ある金額を払うと一定期間中乗り放題のカードを購入していたので1ヶ月あたり、1万4300円かかっていました。
ある日バスに乗ったらこんな先客が・・そっと写真を撮って去りました。
ですが、留学開始5ヶ月目以降はホームステイを辞めてシェアルームに引っ越し、学校が徒歩圏内にあったため、節約と運動もかねて毎日歩いていました。そのため交通費はゼロになっています。
ちなみに徒歩圏内と言っても片道40分なんですけどね!ダブリナーは自転車とか徒歩率めちゃくちゃ高いんですよね!過去の自分本当に尊敬します。
他のヨーロッパ圏から来た友達たちは「ダブリンの公共交通機関は高い!」と言っていました。ですが日本でも地方に住む私は、公共交通機関は高いという考えなので、私はさほど高いと感じませんでしたね。地方はなぜかタクシーもバスも地下鉄も高いのです・・(ため息)
留学中の食費ですが、月によって1万9500円(€150)〜2万8600円(€220)と月によってかなり開きがあります。平均すると1月あたりの食費は2万4000円ほどです。
私は留学中、自炊も外食も同じくらいしていました。基本的にお昼は学校帰りに友達と外食し、夜遊ぶ予定がなければ家で自炊をし、遊びに行くときはずっと外にいることも多かったので、お腹が空いたらパブでポテトをつまんだり、夜中に家に帰ってからサンドウィッチをつまんだり、同居人の韓国人とインスタントラーメンを食べたりしていました。余談ですが、韓国のインスタントラーメン美味しくてめちゃくちゃはまりました。
アイルランドから日本に帰ってきてとにかく思ったことは、日本は外食が安い!です。サイゼ〇ヤなんてもはや感動に値します。あの安さであのクオリティ!?みたいな。サイゼ〇ヤがもっと好きになりました。
ホームステイをしていた当時、近くにあったスーパーマーケット「TESCO(テスコ)」の様子。
私が一番利用していたのは家の近くにあったLIDL(リドル)というスーパーで、他のお店(TESCOやSUPERVALUE)に比べるとかなり格安でした。日本では実家暮らしで、料理をしたことがないというよりそもそも料理が好きではなく、ダブリンにいた頃もなるべく安くて簡単に食べられるものを買って食べていた記憶があります。
一番多かったのはパスタで、これがとにかく安いのです!1キロのペンネを買ってもたったの49セント(70円ほど)。パスタソースも安いもので同じくらいの価格であったので、簡単・安い・うまいの三拍子がそろっていたこともあり、絶対に常備していました。他にもチーズや牛乳等の乳製品が日本と比べると安かった印象があります。
ということで、自炊をすれば食費は安く抑えられます!またダブリンに限らずヨーロッパはカフェ文化も盛んで、私もコーヒーや紅茶が大好きなので放課後・土日に頻繁に訪れていました。だいたい1杯 €3~(約360円)飲むことができます。
交際費は平均すると1ヶ月あたり1万5000円ほどかかっていました。ほとんどが飲み代金、パブですね。せっかくアイルランドに行くわけですし、全力で現地のパブを楽しまなければ!帰国後思うことはもっと遊んでおけばよかった、です。嘘ではありません。
ちなみにダブリンの多くのパブでは大体ビールは€5~(約600円)、クラブなどで曜日によっては€2~(240円)楽しめます。カクテルになるともう少し高くなります。ん~パブのあの雰囲気が恋しい(しみじみ)。
日本では大手キャリアの携帯料金はかなり高額ですが、私は到着翌日からずっとTHREEという通信会社のプリペイドSIMを使っていました。THREE同士の電話・インターネット・週末の電話(会社問わず)し放題のプランで、30日間で2600円でした。写真の中の白いお店がそこです。
私の周りの長期留学生はほとんどここの会社を使っていたこともあり、私も迷わずここのSIMを買いました。ただ、日本のスマホはSIMロックがかかっていることが多く、海外では解除できません(他の国のものならできるらしいんですけどね・・なぜか日本はNG)。事前に日本で解除をしてから渡航することだけお気を付けください!
写真:ダブリン市内のZARAの店内。日本ではなかなか見ることができないこの光景・・せっかくなので記念に写真を撮りました。
雑費に含まれる費用は、ほとんど服・雑貨などのいわゆるショッピングです。ですので5200円〜2万3000円と月によって幅がありますが、平均すると大体1万4000円前後使っていました。だいたいはH&M、ZARAなど日本にもあるショップで買い物をしていましたね。
余談ですが、ZARAに関しては日本で買うよりもかなり安かったです。日本に帰ってきてからこの事実を知り、日本で買おうと思って買わなかった物のことを強く後悔しました・・ということでこの項目は、言ってしまえば無駄遣い項目なので、あまり参考にはしないでください(笑)。
交通費 | 1万4300円 |
食費 | 2万4000円 |
交際費 | 1万5000円 |
携帯料金 | 2600円 |
その他雑費 | 1万4000円 |
合計 | 4万9900円 |
私はホームステイの後、ルームシェアへ切り替えたので、参考までにその家賃と光熱費を紹介します。
ルームシェアの場合、家賃はもちろん住む部屋、同居人数によっても変わります。私のところはツインルーム、4人同居で1ヶ月あたり4万2200円でした。私の周りの友達と比べても高すぎず、安すぎずといったところでしたが、ツイン・ダブルルームだともう少し安いところもあります。
光熱費に関しても各家によって事情は違いますが、私のところは、2カ月に1回4人で均等に割って7800円〜1万400円ほどでした。冬は暖房を使うので若干高くなりましたが、こちらも安くも高くもない値段だと思います。ただ同居人によってはかなり高額にもなりうるので、家探しの際毎月どのくらい払っているのか聞くことをオススメします!中には家賃に含んでいることもあります。
また私の家では共通のWIFIを設置していなかったので、インターネット料金を払っていませんでしたが、だいたいの家はこちらも設置していることが多いので、もう少し払う費用が増える場合があります。
入居する際には、デポジットも4万300円(€310)かかりました。デポジットは保証金なので、家を離れる際よっぽどのこと、例えば大家ともめる、なにかを壊すなどがなければ全額返ってきます。
※レートは€1 = 130円で計算
これまで紹介した各費用を、以下に再度まとめましたので改めて確認してみましょう!
航空券代 | 13万円 |
海外留学保険 | 1万3000円(1ヶ月あたり) |
学費 | 6万8000円(1ヶ月あたり) |
ホームステイ | 10万8000円(1ヶ月あたり) |
合計 | 31万9000円 |
交通費(ホームステイ時) | 1万4300円 |
食費 | 2万4000円 |
交際費 | 1万5000円 |
携帯料金 | 2600円 |
その他雑費 | 1万4000円 |
合計 | 4万9900円 |
ということで、アイルランドへの往復の航空券代も含め、1ヶ月のアイルランド留学で必要な費用の総計は、36万8600円でした!!
ちなみに私は留学のための費用として、留学前いろいろな手段を駆使して、約220万円を事前に用意しました。結果として、ダブリン生活を存分に楽しむことができた上に、この中から約1カ月のヨーロッパ旅行の費用も捻出でき、日本に帰ってくることができました(旅行中の費用は、日本にいる両親の力を少しだけ借りましたが・・笑)
しかしもともとの予定ではこんなに余裕はなく、途中大幅にユーロが安くなったことも大きかったです。ちなみに私は留学エージェントを通さずに地元のNPO法人の手を借りながら準備をしたので、仲介手数料などがかかっていない分、だいぶ費用が抑えられています。帰りの航空券以外の料金を事前に自分で送金しなればならなかったので若干不安な部分もありましたが、銀行の方も親切に教えてくださったためスムーズに手続きすることができました。
時間がある方は、前々から余裕をもってお金を用意しておくことを心からおススメいたします。お金があったほうがより楽しめるのはその通りです(笑)。
長々お話をしてきてしまいましたが、ライフスタイルも人それぞれで、中には現地で稼ぎながら生活している人もいますし、何より大きく関わってくる為替レートの問題もあります。今回のお話はあくまで過去の経験談の1つ、として参考にしていただければと思います!
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
モモ
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