マンチェスターの交通事情まとめ！利用料金からおすすめの移動手段まで徹底解説

マンチェスターには日本にない交通機関があったり、日本にもある交通機関が異なる方法で使われたりする場合があります。そのため現地でどのような移動手段を使えば良いかわからず、不安を感じている人もいるのではないでしょうか。

幸いにもマンチェスターにはバスや電車など、日本でも一般的に使われる交通機関が移動手段として利用されています。

とはいえ現地での利用方法や料金は、日本と異なる点も多々あります。

そこで今回はそんなマンチェスターで利用されている交通機関、利用料金、おすすめの移動方法などを解説したいと思います。これからマンチェスターを訪れる予定のある方はぜひ参考にしてみてください。

なおレートは

マンチェスターの交通事情

マンチェスターはイギリス北西部にある都市で、イギリス北部の中心地として栄えています。

名前を聞いてすぐに名門サッカーチームの「マンチェスターユナイテッド」が思い浮かぶように、サッカーの聖地として名高い都市ですが、音楽や文化に関連した施設の多い街としても有名です。

主要な交通手段としてはメトロリンクと呼ばれる路面電車が市の中心地から郊外まで走っていて、観光地や郊外のサッカースタジアムにも行くことができます。

他にはバス路線も充実しています。特に中心エリアにはシャトルバスが運行していて、無料で利用できます。その他郊外に行く有料バスもありますので、市内の交通は、ほぼ心配がないといえるでしょう。

マンチェスターで使われている交通手段

それではマンチェスターで使われている交通機関の種類を具体的に見ていきましょう。

交通手段（1）バス

photo by：Tupungato/ Shutterstock.com

マンチェスター市内には3つのルートを通る「シャトルバス」が運行しています。

エリア内は誰でも自由に乗り降りができ、無料で利用することができます。巡回ルートによってバスが色分けされていて、すぐに乗りたいバスがわかるようになっているので、旅行者でも安心して乗ることができます。

また、郊外へ向かうには有料のバスがあります。複数の路線が走っていますが、こちらもバスが色分けされています。ただしピークタイムの渋滞時間に当たってしまうと、時間がかかることもあるので注意は必要です。

利用の仕方

無料バスは、平日は10分おき、土日は12分おきに走っています。バス停に乗りたいシャトルバスが来たら、手を挙げると止まってくれます。

ただ待っているだけだと運転手が気づかずに通り過ぎてしまう場合があるので、手を上げて合図をするほうがいいです。

有料バスは、一回乗るだけならチケットを買わず、運転手に行き先を告げて車内で現金で支払うことも可能です。ただし英語に不安があったり、滞在中なんども乗る予定があれば、1日乗車券、1週間乗車券などの乗り放題チケットを購入するのがおすすめです。

学生だとさらに安くなります。有料のバスの場合にも、バス乗り場で手を挙げて合図をする必要があります。

利用料金

シャトルバスは無料です。

有料バスは、一般料金で1日バス乗車券は日本円で約812円、1週間乗車券は2,660円、1カ月は9,520円ほどです。そのほかにバスと路面電車両方乗れる乗り放題券も用意されています。

交通手段（2）電車

photo by：cowardlion/ Shutterstock.com

マンチェスター中心部から離れた場所へのアクセスで便利なのはメトロリンクと呼ばれる路面電車（トラム）です。

8つの路線があり、マンチェスター中心のピカデリー駅から市内各所に伸びています。マンチェスターユナイテッドのサッカースタジアムに行く場合にはこの路面電車が便利です。

路線ごとに色分けされたマップもあるのでわかりやすいです。市内中心地は料金均一区間になっていて、郊外のエリアは料金が変わります。

時間帯によっても料金が変わるのは少々複雑ですが、何日か滞在するなら一日券や一週間単位の乗り放題チケットもあるので、それを駆使するとお得に乗ることができます。

利用の仕方

切符は駅にある自動券売機で買うことができ、現金以外にクレジットカードも利用できます。切符を買ったら改札はなく、そのままプラットフォームに入ります。

電車が来たらドアの真ん中のボタンを押すとドアが開きます。ボタンを押さないとそのまま発車してしまうので注意してください。

改札はない代わりに電車内で切符の確認をされることが多く、規定のチケットを持っていないと多額の罰金がかかるので気をつけてください。

利用料金

市内中心地は均一区間内ですが、郊外まで行くと別料金がかかります。またピークタイムとオフピークの料金も違いがあり、月～金曜（祝日を除く）の午前9時半までがピークタイムで、それ以外がオフピークとなっています。

どの時間でも乗れるanytimeという区分は、料金が割高です。

均一区間内のanytime料金は日本円約190円、1日券約360円、1ヶ月券約4,900円となっています。

交通手段（3）タクシー

photo by：Marco Crupi/ Shutterstock.com

マンチェスター市内はバスや路面電車が充実しているので、タクシーの必要はほとんどありませんが、マンチェスター国際空港から市街へ行く場合には、バスの他にタクシーもあります。

利用の仕方

電話かインターネットで予約をします。

利用料金

昼間と夜間で料金設定が変わりますが、1マイル（約1.6km）で昼間料金で日本円約546円です。

おすすめの交通手段はバス

マンチェスター市内は、バス路線が非常に充実しているので、無料のシャトルバスと有料のバスを組み合わせれば、市内のたいていの場所に行くことができます。

中心街にあるマンチェスター大聖堂などの観光地は多くが無料シャトルバスで行くことができるので交通費が節約でき、便利です。チケットを買う手間もなく乗り降りも手を挙げるだけなので簡単です。

もうちょっと足を伸ばしたい、郊外にある観光スポットに行きたいという場合には有料バスを使うのが便利です。

マンチェスターの人気観光地に行くための交通手段

最後にマンチェスターの有名な観光スポットに行くためには、どのような交通機関を使えばいいのかをご紹介します。

観光スポット（1）マンチェスター市庁舎

市の中心地にある市庁舎は、1877年に完成したビクトリアン・ネオゴシックの建物で、歴史ある建築はマンチェスターのシンボルとなっています。

映画『シャーロックホームズ」』や『マーガレット・サッチャー』のロケ地にもなるなど、イギリスらしい建物として必見です。

アクセス

市の中心地にある代表的な建物なので、市街地からは徒歩でも行くことができ、無料シャトルバスも通っています。

住所

Town Hall Extension, Mount Street Entrance, Ground Floor, Albert Square, Manchester M60 2LA イギリス
マンチェスター市庁舎をGoogle Mapで見る

観光スポット（2）国立フットボールスタジアム

photo by：PhotoLondonUK/ Shutterstock.com

サッカーの好きな方ならはずせないスポットが、国立フットボールスタジアムです。

14万点に及ぶサッカー関連のコレクションがあり、イギリス発祥のサッカーの歴史が全てわかる博物館です。入場料も無料なので、サッカーの名門マンチェスターに行った記念に、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

アクセス

市の中心街にあるため、徒歩でも10分ほどで行くことができます。路面電車を利用する場合はマンチェスター・ヴィクトリア駅下車、トッドストリートを南下すると右手にあり、駅から徒歩3分です。

住所

Urbis Building Cathedral Gardens, Todd St, Manchester M4 3BG イギリス
国立フットボールスタジアムをGoogle Mapで見る

観光スポット（3）マンチェスター大聖堂

photo by：cowardlion/ Shutterstock.com

市の中心地のビクトリアストリートにあるマンチェスター大聖堂は、ビクトリア朝時代のゴシック建築で、マンチェスター市庁舎と合わせて、市の代表的な観光スポットです。

第二次世界大戦では甚大な被害を受けましたが、20年かけて修復され、現在の姿になっています。

アクセス

市の中心にあり、市庁舎からは徒歩10分ほど、また国立フットボールスタジアムにも隣接しています。無料シャトルバス２番でも行くことができます。

住所

Victoria St, Manchester M3 1SX イギリス
マンチェスター大聖堂をGoogle Mapで見る

マンチェスターの交通事情まとめ

いかがでしたでしょうか。

マンチェスターには日本でも使われているバスや電車などの交通手段が現地で暮らす人や旅行者に利用されています。その中でも特にバスは、市内のたいていの場所に行くことができるという点でおすすめの移動手段と言えます。

これからマンチェスターを訪れる予定のある方はぜひこの記事の各交通機関の利用のポイントを抑え、快適にマンチェスターでの生活を過ごしてください。

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