最終更新日:2024/10/02
マンチェスターを訪れる方の多くが気にするのが現地の治安。渡航する国や地域によっては治安の悪いエリアもあり、生活する上でさまざまな点に注意が必要です。
特に海外に比べ治安の良い日本で暮らしている人にとっては、思わぬことがトラブルのきっかけになることも十分にあります。
そこで今回はマンチェスターの治安に関して、現地で注意すべきトラブル事例、危険な目に遭わないためのポイントなどを紹介します。現地でトラブルに巻き込まれないためにも、ここで紹介するポイントをしっかり押さえておきましょう。
なお、マンチェスター留学について、費用やおすすめの都市、語学学校などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
マンチェスター留学
[目次]
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世界中からサッカーファンや観光客が訪れる街。観光客を狙った軽犯罪は比較的多いです。スリや置き引きなどは、観光名所や人通りの多いストリート、広場で起こることが多いです。
レストランやお店によっては観光客に高額の料金を不正に要求してくるお店もあったりするようです。怪しげなお店や人には近づかないように気をつけましょう。
それでは実際に近年のマンチェスターの治安状況を確認していきましょう。なお、今回は下記の分類で罪種別の犯罪件数をお伝えいたします。
凶悪犯罪:強盗、暴行・傷害、性犯罪、殺人
窃盗犯罪:侵入盗、非侵入盗、乗り物盗
罪種ごとの計算は国や都市によって定義が異なるため単純比較はできませんが、一つ現地の治安イメージを持つ参考として捉えていただければと思います。
その上で、2023年にマンチェスターで発生した犯罪件数は下の通りです(※1)。
2023年、マンチェスターでは凶悪犯罪、窃盗犯罪ともに発生件数が減少しました。犯罪発生率の推移を見ると、窃盗犯罪は近年発生率が下降傾向にあるのに対し、凶悪犯罪の発生率は、コロナ禍以降増加傾向にあることが伺えます。
また、2023年の犯罪発生率を日本、イギリスの平均値と比べると下の通りです(※2、3)。
地域 | 凶悪犯罪 | 窃盗犯罪 |
---|---|---|
マンチェスター | 8,446.8件 | 7,904.2件 |
イギリス平均 (スコットランド、北アイルランドを含まない) |
3,869.7件 | 2,736.6件 |
日本平均 | 51.6件 (ハラスメントを含めない) |
327.0件 |
※10万人あたりの犯罪発生件数
マンチェスターの犯罪率は日本平均と比べるとかなり犯罪率が高くなります。特に近年を暴行・傷害の増加に伴い凶悪犯罪の発生率は高まっているので、滞在中は身の回りに一層注意をする必要があります。
イギリス国内へ渡航する際には、実際に起こっている犯罪に巻き込まれる可能性を想定して生活を送る必要があります。ここでは、近年イギリス国内で発生している犯罪をいくつかご紹介するので、実際にどのような犯罪が現地で発生しているかのイメージを持っていただければと思います。
在英国日本国大使館の職員を名乗る人物から、マネーロンダリングに関わっている疑いがあるため、裁判費用を支払うように求める連絡がくる事案が発生しています。 (※5、6)
大使館職員が私的なトラブルに関与することはなく、面識のない人をマネーロンダリングの疑いで警察に通報ことはありません。心当たりのない送金は行わないよう注意を促しています。
朝8時頃、ロンドン中心地のセントポール駅付近のベンチに座ってスマートフォンを操作していたところ、突然アフリカ系の男性に地面に倒され、スーツケースと鞄を取られる事案が発生しました。本件は大声をあげて助けを求めたため、犯人が怯んだ隙に奪い返すことで物的被害を逃れることができました。 (※5、7)
スマートフォン操作時に窃盗被害に遭うケースが複数発生しているため、スマートフォン使用時は周囲の状況に十分注意するよう、在英国日本国大使館は注意喚起しています。
ここではマンチェスターで実際に発生している犯罪、トラブルについて紹介します。対策を練るにもまずはどんなトラブルが実際に起こっているかを知る必要があります。
マンチェスターの中心部エリアには観光客が多く、スリの被害が多発しています。有名な観光地で賑わう街中を歩いていると、すれ違いざまに身体やカバンが接触した風を装って財布やパスポートなどの貴重品を盗まれてしまうことがあります。
また、道に迷っている観光客を手助けする素振りを見せ注意を引きつけ、その隙に別の仲間が財布を盗むなど、複数人のグループで行われる犯罪もあります。
スリの被害に遭いやすいのは、見るからに観光客といった様子の人が多いです。カバンの口が大きく開いていたり、リュックの外ポケットに財布をしまっておくなどの不注意な様子が目立ってしまうと、ターゲットにされやすくなります。
電車やバスを待っている間少し目を離した隙に荷物を盗まれたり、マンチェスター中心部のカフェやレストランで席にスマートフォンを置きっぱなしにしていて盗まれてしまうなど、窃盗の被害があります。
慣れない海外で疲労が溜まりつい注意力を欠いてしまったり、逆に海外慣れした慢心から注意を怠ると被害に遭いやすいです。
観光客には少ないものの、長期滞在で自身の車を持っている人には被害が少なからずあるようです。窓を叩き割られ、カバンや貴重品を盗まれる被害が目立ちます。
高級車が圧倒的に被害に逢いやすく、中を覗いて見える位置に財布やスマートフォン、その他高価な物が置いてあると標的にされやすくなります。
ホテルなどの滞在先で空き巣被害が発生しています。なんらかの方法でホテルの鍵を開けられ貴重品を盗まれる、さらには貴重品専用の金庫も解錠され荷物をまるまる盗まれるというケースも発生しています。
旅費を節約するためにセキュリティの甘いホテルを選んでしまうと、被害に遭いやすくなります。
マンチェスターではパブの文化が親しまれる一方、過度な飲酒で酩酊した酔っ払いに暴行される被害が発生しています。また、女性が性的暴行を受けることもあり、親しげに話しかけてきた現地の人間と仲良くなるうちに、暴行に発展するケースがあるようです。
全く関係のない人が巻き込まれるケースや、被害者側も飲酒などで正常な判断力を持ち合わせていない場合もあり被害者は後を絶ちません。
上で紹介したトラブルに巻き込まれないためにも、マンチェスターに滞在している間は以下のポイントを意識するようにしましょう。
肩掛けタイプのショルダーバッグを身体の正面で持つことによって、貴重品を肌見離さず持っておくことができます。内ポケットが多いデザインのものを選び、そこに財布やパスポートを入れておくことで万が一カバンに手を突っ込まれたときでも、すぐに取り出すことができずに諦めて立ち去る場合もあるようです。
また、現地の人に声をかけられた時には十分に注意し、信頼できる人かどうかを見極めましょう。
窃盗の被害に遭わないためには、やはり常に警戒を怠らないことが重要です。大人数で行動する場合は、自分だけでなく周りの人の荷物にも十分に気を配り、誰かしらが注意を促していると仲間の中での防犯意識が高まり、窃盗被害の予防に効果があります。
近年頻発する車上荒らしですが、その被害を少しでも減らそうと現在様々な企業から防犯グッズが販売されています。
窓を簡単に破られないための特殊なフィルムや、衝撃や揺れを感知し音や光で警告する報知機、犯人の顔を克明に記録する車載カメラなど、自身の車や荷物を守るために対策をしましょう。もちろん、車内に貴重品を置かないようにするのが被害を最小限にする一番の方法といえます。
滞在先を値段やその場所の治安で判断するだけでなく、しっかりとセキュリティ設備が備わってる場所であるかを確認するのが良いでしょう。また、外出する際には貴重品を部屋に置きっぱなしにしないよう、よく注意しましょう。
暴行の被害に遭わないために、決して一人にならないようにしましょう。必ず誰かしらの目がある場所にいることで被害に遭いそうになっても助けてとサインを送ることができ、事件を未然に防ぐことができます。夜道など、少しでも不安がある場合にはタクシーで移動するよう心がけましょう。
万が一、被害にあってしまった場合には警察や救急、領事館に連絡を入れる必要があります。直ちに警察や救急に連絡を取りたい場合には、「999」に通報しましょう。
窃盗、スリ、空き巣などで財布や貴重品などが盗まれた場合、まず警察に通報します。現場検証や聞き取り調査をされ被害届が受理されるとパスポートの再発行や保険請求の際に必要となる書類がもらえます。
パスポートを紛失してしまった時には、その書類を持って最寄りの日本総領事館に行き手続きをする必要があります。滞在費や日本に帰るための旅費等を賄えるだけの現金が手元にない場合には領事館や大使館を通して日本にいる家族から送金してもらう方法などを相談できます。
マンチェスター警察署情報
受付時間 | - |
---|---|
電話番号 | (+44)161-872-5050 |
住所 | Charles Halle Rd, Manchester M15 6NP イギリス |
在英国日本国大使館情報
受付時間 | 月~金曜 9:30~16:30(領事館) 月~金曜 9:30~18:00(大使館) |
---|---|
電話番号 | 020-7465-6565(領事館) 020-7465-6500(大使館) |
住所 | 101-104 Piccadilly, London W1J 7JT |
大使館URL | https://www.uk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
マンチェスターの中には、特に犯罪に巻き込まれないよう注意が必要なエリアがあります。ここでは3カ所紹介します。
現地に住む人に「マンチェスターで一番治安の悪い場所はどこ?」と聞くと真っ先に名前が上がるのがモスサイドです。
マンチェスターの南部に位置するこの地域は、家賃の安いフラットが多くあり、それに伴って収入の少ない低所得者層が多く住んでいます。空き巣被害や、暴行事件もさることながら、殺人事件や発砲事件、ドラッグの売買など非常に危険な事件が頻発する地域となっています。
観光できるスポットもあまり無いため、特別な用事がない限り近づくことはせず一人で行動しないように気を配り、夜中に行くことも避けたほうが良いでしょう。
photo by: SAKhanPhotography/ Shutterstock.com
マンチェスター北部にあるサルフォードという地域も、モスサイド同様に非常に治安が悪いことで有名です。
様々な演劇やバレエが上演されるザ・ローリー・アートセンターや、マンチェスターユナイテッドの本拠地であるオールド・トラッフォードなどへのアクセスがいい事から、安い宿を探してこの地域にやってくる観光客もいるようですが、犯罪に巻き込まれないためにも注意が必要です。
窃盗や暴行被害に遭わないために人通りの少ない場所は避け、夜間には出歩かないようにしましょう。
photo by: SAKhanPhotography/ Shutterstock.com
比較的治安のいいマンチェスター中心部にありながら行くのには注意が必要とされているのが、ピカデリーガーデンという広場です。
広場自体が観光客を狙ったスリの溜まり場となっており、駅のすぐそばにあるバスや路面電車を待つ乗客で混み合うロータリー付近に長く滞在すると人混みに紛れて財布や貴重品を盗まれてしまうことがあるようです。
また、カバンからスマートフォンを取り出した途端、いつの間にか手元から無くなっていたという被害もあるようで、注意が必要です。
観光客で賑わう中心部のため人が多い点はある程度安心ですが、夜8時以降はぐっと人通りが減るので極力近づくのを避けたり、大人数で行動するよう心がけましょう。
いかがでしたでしょうか。
マンチェスターでは、スリや窃盗などのトラブルが実際に発生しています。こういったトラブルに巻き込まれないためにはカバンをショルダーバッグにするや貴重品から目を離さないなどの対策とる必要があります。
また、マンチェスターの中でも特に治安面で注意が必要なエリアはモスサイドとサルフォードです。
これからマンチェスターを訪れる予定のある方は以上の点に注意して、安全に現地での滞在を楽しんでください。
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特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
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※1...Office for National Statistics「Crime in England and Wales: Police Force Area data tables」(参照日:2024-9-15)
※2...Office for National Statistics「Crime in England and Wales: Appendix tables」(参照日:2024-9-15)
※3...警察庁「統計」(参照日:2024-9-15)
※5...在英国日本国大使館「英国安全対策情報(2024年4月~6月期)」(参照日:2024-9-15)
※6...外務省 海外安全ホームページ「英国安全対策基礎データ」(参照日:2024-9-15)
※7...外務省 海外安全ホームページ「英国安全対策基礎データ」(参照日:2024-9-15)
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