マンチェスター観光といったらここ！現地で楽しめるおすすめスポット・イベント・グルメ

イングランドの北西部にあるマンチェスターの街は、外せない観光スポットがあちこちにあります。観光しながら、イベントやグルメもあわせて楽しみたいところ。

今回はそんなマンチェスターでも特におすすめの観光スポットやイベント、グルメを厳選してご紹介したいと思います。

本記事は2024年7月時点での情報に基づいて作成しております。公開から期間が経つ場合には、為替変動などにより紹介項目にかかる金額が変わる恐れがありますのでご注意ください。なお、記事内ではイギリス・ポンドをGBPと表記、為替レートには2024年7月22日時点での情報を参照し、1GBP＝208円で計算しています。

イギリスの誇る工業・商業都市「マンチェスター」

イングランド北西部のランカシャー地方に位置するマンチェスター。かつて、産業革命を経て工業都市として発展した歴史を持つ街です。

現在はイギリスの放送局BBCの本社があり、ロンドンの金融機関や大手企業も支店を置く商業都市として知られています。商業地区を観光すれば、商業都市としての活気を感じられるでしょう。

一方で学園都市としての面も持ち、中でも名門のマンチェスター大学には多くの学生が通っています。街を歩いていると、大学生を見かけることがよくあるでしょう。

ゴシック様式が目を惹く「マンチェスター大聖堂」

マンチェスター大聖堂は、15世紀に建てられた中世の教会です。ゴシック様式の外観は美しく、祭壇のステンドグラスもきらびやかで人々を魅了しています。、

第二次世界大戦の際はドイツから攻撃を受けて、建物は大きな被害を受けました。その後、およそ20年の歳月をかけて修復され、現在の姿となっています。

不定期でオルガンリサイタルや古着のチャリティイベントなどが開催されることもありますよ。

ガイド付きツアーあり！

マンチェスター大聖堂では、月〜土曜日に無料のガイド付きツアーが開催されています。大聖堂の歴史やエピソードなど、見学するだけでは気づけないポイントを知ることのできるツアーです。

ガイド付きツアーに参加しなくても、解説の書かれたリーフレットを受け取ることが可能です。ゆっくりと自分のペースで見学したい場合や、滞在時間が限られている場合に重宝するでしょう。

迫力のある展示がそろう「マンチェスター博物館」

マンチェスター博物館はマンチェスター大学によって管理・運営されている博物館です。約450万点もの莫大なコレクションを誇り、幅広い年代やジャンルの展示を実施しています。

中でも古代エジプトとスーダンのコレクションは、英国最大級の規模です。他にも、約250万点の標本を持つ昆虫学コレクションや、氷河期の動物の化石など、見どころがたくさんあります。。

街のランドマーク「マンチェスター市庁舎」

マンチェスター市庁舎は1877年に完成したビクトリアン・ネオゴシック様式の建築物です。重厚感のある外観は街のランドマーク的な存在となっています。

建物の真ん中に堂々とそびえ立っている鐘塔は、高さ87mに達しています。タイミングがあえば、鐘の鳴る瞬間を見ることができるかもしれません。

「アルバート広場」でイベントを楽しむ

また、市庁舎の前にはアルバート広場が広がります。中心には噴水が置かれ、地元の人の待ち合わせ場所としても有名です。サッカーの優勝パレードや野外コンサート、クリスマスマーケットなど、年間を通してさまざまなイベントが開催されている場所です。

イベントの開催については、時期に合わせてチェックしてみてください。

サッカー好きなら「国立フットボール博物館」

マンチェスターはサッカーの都としても有名な都市です。国立フットボール博物館ではイングランドのサッカーに関する展示が充実しています。

建物は6階建てですが、そのうち博物館として公開されているのは4階分です。中でもプレミアリーグの優勝トロフィーのレプリカは、実際に手袋をはめて持つことができる展示で、記念撮影に人気です。

博物館内では、サポーターによる大歓声やスタジアムで録音されたサポートソングもBGMとして流れており、臨場感を感じることができます。

ガイド付きツアーが楽しい

博物館では、毎日11:00と14:00にガイド付きのツアーを開催しています。1872年に行われた最初の国際試合から現代のサッカーに至るまで、展示を見ながら詳しい解説を聞くことができます。

ツアーへの参加料金は、チケット代に含まれているのも嬉しいポイントです。サッカー好きにはたまらない体験となるでしょう。

教会のような図書館「ジョン・ライランズ図書館」

ジョン・ライランズ図書館は、1890年に設立された図書館です。現在はマンチェスター大学の図書館と合併し、研究者や学生にも利用されています。

外観はとても美しい、ネオ・ゴシック様式の建物です。エントランスや閲覧室もきらびやかで、うっとりとしてしまうような美しさです。

観光客も入場無料で利用できるため、観光スポットとしても人気があります。

故ダイアナ元妃ゆかりの「スペンサー・ルーム」

図書館には複数のホールや部屋がありますが、特に見逃せないのがスペンサー・ルームです。19世紀末、図書館の創設者が第5代スペンサー伯爵からコレクションを購入したことから、この名前がつけられました。

スペンサー伯爵家は、故ダイアナ元妃の出身家系です。そのため、故ダイアナ元妃のゆかりのスポットとしても知られています。

スペンサー・ルームは見学可能ですが、蔵書はどれも貴重なためガラスケースに入れられています。コレクションの中には、ヨーロッパで印刷が一般的になる前の貴重な蔵書もありますよ。

産業の歴史を学ぶ「科学産業博物館」

科学産業博物館は、マンチェスターとリヴァプール間に1830年に開通した、世界最初の旅客鉄道の駅舎を利用した博物館です。鉄道関係の展示物をはじめ、飛行機やガス、電気などといった分野別に展示が分かれています。

産業革命の時代に活躍した紡織機や織機はメイン展示のひとつ。タイミングがあえば、スタッフによるデモンストレーション操業も見られるかもしれません。

活気のある「ノーザン・クォーター」

ノーザン・クォーターは、再開発の進むおしゃれなエリアです。ほかのエリアでは見かけないような、個人経営のショップやレストランが多いのが特徴です。

ミュージシャンやアーティストも多く、活気のある雰囲気が魅力。時間を問わず楽しむことができますよ。

アート鑑賞なら「マンチェスター市立美術館」

マンチェスター市立美術館は1824年に設立された歴史を持つ美術館です。2,5000点を超える作品があり、、マンチェスター市が持つ重要な美術作品のほとんどを所蔵しています。

3棟を連結した大きな建物のなかに、幅広い年代やジャンルの作品を展示しています。充実したアート体験ができるでしょう。

ラファエル前派のコレクションが充実

マンチェスター市立美術館のコレクションでも、ひときわ評判が高いのは19世紀のラフェル前派の作品群です。

特に、自然に忠実な作品を目指したジョン・エヴァレット・ミレイの作品が充実しています。モーセを描いた「洪水」や有名な物語をテーマにした「ロミオとジュリエットの死」など、質の高い作品ばかりです。

ラファエル前派の作品に興味があれば、じっくりと時間をとって鑑賞したくなるはずです。

「ロイヤル・エクスチェンジ」を散策

ロイヤル・エクスチェンジは劇場やショッピングモールの入った複合施設です。かつて王立取引所だった建物で、綿や繊維の取引が行われていた歴史があります。

歴史ある建物の外観はクラシックなゴシック様式ですが、内装は近代的なのも特徴。観光スポットの集まるエリアにあり、休憩やランチにも便利な立地です。

マンチェスターで注目のイベントは？

マンチェスターを訪れたら、イベントやアクティビティに参加するのも良いでしょう。ここからは、マンチェスターで外せないイベントについて紹介していきます。

2年に一度の楽しみ「マンチェスター国際フェスティバル」

マンチェスターでは、2年に一度の頻度でマンチェスター国際フェスティバルが開催されています。アートや演劇、映画や音楽などさまざまな芸術のプログラムを楽しめる国際芸術祭です。

2023年には、世界的アーティストの草間彌生の特別展や、この年の3月に亡くなった音楽家の坂本龍一を偲ぶバーチャルコンサートなども行われました。毎回、趣向を凝らしたプログラムが集まり、人々を楽しませています。

プレミアリーグの熱狂を体感

マンチェスターは、サッカーのプレミアリーグに所属するマンチェスター・シティのホームタウンとなっています。これまでに日本で試合を開催したことや、日本人選手が所属したシーズンもあることから、知っている方も多いはずです。

ホームスタジアムのシティ・オブ・マンチェスター・スタジアムでは、マンチェスター・シティの試合を観戦することができます。マンチェスター近郊のトラフォードをホームタウンとする、マンチェスター・ユナイテッドとの試合はマンチェスター・ダービーと呼ばれ、ひときわ熱狂的な盛り上がりを見せます。

試合がある日のスタジアムは、水色のユニホームを着たサポーターでいっぱいに。ぜひ、臨場感あるスタジアムで観戦してみましょう。

マンチェスターおすすめのグルメや食べ歩きスポット！

マンチェスターでは観光だけでなく、おいしいグルメも楽しむことができます。ここからは、マンチェスターで外せないグルメや食べ歩きスポットについて紹介していきます。

「アルトリンチャム・マーケット」で食べ歩き

マンチェスター郊外にあるアルトリンチャム・マーケットは、おいしいグルメを食べ歩きするにはおすすめの場所です。地元で生産された新鮮な食材から、気軽に食べられるテイクアウトグルメの屋台まで、食に関するさまざまなお店が集まります。

屋内に広々としたテーブル席があり、テイクアウトしたグルメをその場で食べることができるのも嬉しいポイントです。週末には音楽ライブも開催され、にぎやかな雰囲気を楽しめますよ。

紅茶にぴったり「エクルズケーキ」

イギリスの香り高い紅茶にあわせるなら、エクルズケーキがおすすめです。18世紀末、マンチェスター近郊にあるエクルズという街のお店で売られていたお菓子が起源と言われています。

ケーキという名前ですが、使われているのはサクサクのパイ生地です。中身には干しブドウや柑橘類の砂糖漬けなど、たっぷりのドライフルーツが入っています。

マンチェスターでも複数のお店で取り扱いがあります。バターの香る焼きたてをテイクアウトして、紅茶と一緒に味わってみましょう。

マンチェスター観光のアドバイス

マンチェスターには、大聖堂や博物館、美術館など無料で見学できる観光スポットがたくさんあります。予算が限られている場合は、無料のスポットを中心に観光するのもひとつの方法です。

入場料が無料でも、任意の寄付を推奨しているスポットがほとんどです。また訪れたいと思ったら、少額でも良いので寄付をしてみましょう。

一方でプレミアリーグのチームのホームタウンとなっており、国立フットボール博物館もあることから、サッカーが好きな人にも楽しめる街となっています。人々の日常生活にサッカーが根付いている様子を感じながら、街を歩いてみると一層楽しめるはずです。

まとめ

産業革命の歴史や商業都市としての一面を持つマンチェスター。魅力的な観光的なスポットも多く、現在ではたくさんの観光客が足を運んでいます。

イベントやグルメも堪能しながら、マンチェスター観光を楽しんでみてくださいね。

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