留学に対する所感

【総評コメント】
はじめに、自分はHELPのクラーク校にESLコースで16週間滞在し、その後、こちらのマーティンス校にトイックコースで4週間滞在しました。また、サンフランシスコで4週間の語学留学を経験しています。なので、私の口コミは、フィリピン留学の長所・短所と、クラーク校と比べた際に感じたマーティンス校の長所・短所に分かれています。

フィリピン留学の長所

・ほぼすべての授業がマンツーマンかつ、コマ数が多い
よく言われていますが、これは大きなメリットです。先生の知識が豊富なので会話中に発音や文法、言い回しなどを教えてくれます。他国であれば授業数は少なく、かつ、全てがグループクラスです。生徒は先生と会話する機会はなく、先生が提示したトピックに沿って、生徒同士で会話の練習をします。クラスはレベルごとに分かれているので、当たり前ですが、会話の相手は自分と同程度に英語ができないです。

・留学にかかる諸費用が安い
最近はフィリピン留学にかかる費用が増加していると言われていますが、それでもやはり、他国の語学留学と比較して安いのは間違いありません。学生の皆さんは特に費用面での問題が発生しやすいと思うので、フィリピン留学は選択肢に入ると思います。そうでなくても、かける費用や時間に対しての効果が高いので、留学を考えている方々全員にお勧めできます。

フィリピン留学の短所

・食事が合わないことが多い
食事込みの学校が多いですが、あまり味の方は期待できません。韓国料理が出ますが、日本人にも韓国人にも不評なところがあります。

・外に出て英語を使う機会が少ない
フィリピンの方々でも英語の習熟度に差がありますし、外出の機会もあまりないのでサバイバルイングリッシュを学ぶといった感じではないです。

・先生の当たりはずれがあると感じた
この当たりはずれあるというのは、英語の知識が少ない先生、性格が合わずに50分マンツーマンの授業を受けるのが辛い先生がいる、といった意味です。少数ですが、この先生に当たりたくないという先生は確実にいました。ただこれは、どこに留学しても必ずあることだと思います。また、この学校ではランカーというシステムがあって、成績が上位の生徒は先生を指名することができるので、こういった先生に当たる可能性を少なくできます。


学校ならではの長所

・休日を除きほぼ全員が普段、英語を話しています
母国語を話している姿はほとんど見かけたことがありません。おそらくマネージャーさんが厳しく取り締まっていることや生徒の方々の意識や英語力が非常に高いことが原因です。

・生徒の方々の英語に取り組む意識が高い
英語の勉強をしっかりなさっている方々が多いです。普段から自学自習に励んでいる姿を見かけるので、自分も影響を受け、自然と自習に割く時間が多くなりました。

・生徒の方々の英語力が高い
入学時にテストを受けるため、生徒の方々は一定以上の英語力を持っています。そのため、生徒同士で英語で会話している際にも、構文や単語が参考になることが多いです。また、英語が話せない生徒が学校内に大勢いると、どうしても母国語に頼る人が多くなります。その点、この学校の生徒の方々はほぼ英語のみで平日を過ごしています。

・食事が美味しい
間違いないです。クラーク校より断然美味しいです。クラーク校ではお茶漬けやふりかけを手放せなかったですが、こっちに来て一回も使ってないです。料理は韓国系ですが不満はないです。

・過ごしやすい環境
山の上に位置するので、フィリピンと思えないほど涼しく、過ごしやすい気候です。そのおかげか、蚊も少ないです。虫が気になる方にはバギオが良いと思います。あと、掃除をしっかりしているので、校内が思った以上に清潔です。

学校の短所

・施設が充実していない
Wifiが部屋では使えませんし、シャワーも勢いが弱く、学校内に運動できる施設もないので、あまりそういった施設面での期待はできません。

・平日の外出が一切禁止
基本平日は勉強に集中です。

・先生がクラーク校の方が友達感覚で喋れる
これは短所でもないですが、先生の平均年齢がクラーク校の方が低いです。その分友達感覚というか、話しやすい感覚がありました。マーティンス校は逆です。しかし、これは先生として経験を積んでいるとも言えるので、こちらの方がちゃんと教えてくれるのだと思います。

【実りある留学生活を過ごすためのポイントは？】
・英語の基礎知識は備えた上で行くべきです。特に文法は学んでおくべきです。分からない英語の文法を、英語で教わってもわかりません。授業内で時間を無駄にしないためにも、文法知識は備えておいたほうがいいです。無理ならば、日本語の参考書を持って行きましょう。

・念のため、お茶漬けやふりかけを持って行きましょう。味の合う合わないは絶対に問題になります。合わない人は1日三回もつらい思いをします。

・自学自習用の教材を持って行きましょう。留学で一番思うことは、自習の時間がすごく大切だということです。自学自習を頑張っている人は伸びてましたし、逆な人は、それなりです。なので、自習用の教材を日本から持っていくことをお勧めします。学校で使っている教材はありますが、ESLやトイックコースの受講者は時間に余裕があるので、やりたい教材を持っていくことをお勧めします。