英語の他、『意見を持つ』ということも

『留学後の英語レベル』については留学２カ月現在のレベルだと考えてください。私は１２月頭に入学し、４月下旬に卒業予定です。


当初、この学校についての説明をエージェントさんから受けたとき、『スパルタ式』という言葉にもかなり禁欲的で厳しいイメージを抱きました。
マンツーマンレッスンにおいても、英語が喋れないのに1時間近くも英語しか喋れない人と同じ空間でコミュニケーションを取ることができると想像し難かったです。
そこで自分が耐えられるかわかりませんでした。

しかし、結果的には杞憂でした。
滞在して二カ月経った現在、この学校での生活を楽しんでいますし、ストレスを溜めこむようなこともありません。

上記のマンツーマンレッスンについては、英語初心者でもまずまずコミュニケーションが取れます。
先生たちはかなり寛大な心でもって私の本当に拙い英語を繋ぎ合せて理解しようとしてくれます。
彼らの話す言葉も、こちらが聞き取れなかったりすぐ理解できないと、違う言葉で言い換えてくれたり調べる時間をくれます。彼らはごく自然にいつでも何度でも対応してくれるために、こちらが余計な気負いを感じることはありません。
授業以外の日常のちょっとした会話の中でも語彙や発音、文法が学べます。「これを伝えたいときはこう言えばいいのか」が何度も何度もあります。

そして話す話題もそれまで自分が考えたこともないような、あっても口に出して誰かと話したことなんてないようなことが取り上げられます。

この場合、英語の能力の他、「どんな意見を生めるか」というところで私は成長したと感じました。
それは私にとって思いがけないことでした。勿論英語を学びにここに来ましたが、多くの物事を考える機会に恵まれました。

例えばトピックの一部として「今まで後悔したことは何か」「うそをつくことについてどう思うか」「諸外国におけるパーソナリティーの違い」「お金は人を幸せにするか」などなど。
そこに自分の考えが無ければ、そもそも誰かに伝えるということはできません。日本にいると、仕事や興味のあること以外の情報はあまり耳に入りませんし、問題提起して話し合うという機会もありません。今、私は毎日外からも内からも新しい発見がある環境にいます。

ただ、先生方に対して英語で話す時、まだまだシンプルな言葉を使うことしかできません。
頭の中で考えている日本語のニュアンスにより近付けて伝えたい！といつも思います。なので英語におけるモチベーションが途切れるということはありません。

生活においては、宿題や自習で日々忙殺されるということはあまりありません。ある程度インターネットも使えますし、自分でバランスをとれるかと思います。


【総評コメント】
この学校で学んで一ヶ月後、私は更に一ヶ月のエクステンド、合計５ヶ月滞在することに決めました。元々は４ヶ月の滞在予定でしたが、それでは足りないと感じました。
私はここを卒業後オーストラリアにワーキングホリデーに行く予定ですが、より話せるようになっていたいと考えたのと、ここでの生活が思いの外悪くないむしろもっといたいと思えたのが理由です。


【その他、この学校について特筆すべき点は？】
学校周りの景色が良く山が好きな人はおすすめです。たまに自習室から見える眺望を撮影している生徒もいます。
他に、・暑さが苦手　・誘惑に弱い　・辛いものが好き（苦手でも大丈夫です）　・日本人が少ない（英語を話す機会が多い）環境がいい
などなどこの辺りに当てはまる人におすすめです。
また、通常に生活していればペナルティーを受けることもほぼありません。

他に、月に一度の実力テストを受けて上位に入れば、好きな先生を三人指定することができます。
私は幸運なことに素晴らしい先生方に恵まれましたが、中には生徒たちからの評判がとても良い人や自分のやり方に合うorそうでない方がいらっしゃいます。
その為上位に入ることをモチベーションの一つにするのも良いと思います。


【実りある留学生活を過ごすためのポイントは？】
私はなるべく、何事も英語に繋がるように意識して生活し、それを楽しむようにしています。
例えば、洋楽に興味がありませんでしたが今は良く聴くようになりました。他に・買った商品の説明を読む　・他の生徒の発音の特徴や語彙、パターンを真似するなど
そしてたまには全く英語に関係ないことをしています。メリハリは大事です。