大学留学はどこの国がおすすめ？各国の特徴や人気校をご紹介します
- 2019/12/18
こんにちは。大学時代に交換留学でドイツに1年間留学していた愛優です。
留学を検討し始めた時、大学で留学をしたいけどどのような方法があるのか、またどのような国に留学すればいいのか、という壁にまずぶつかると思います。
実際に留学する方法はいくつかあり、さらにそれぞれに留学で必要な条件や難易度がさまざまです。さらには国によってかかる費用や準備することも変わってきます。
その中でも今回は最も長期間留学することができる大学留学についてお話していきたいと思います。留学の方法を検討中の方、大学留学を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
そもそも大学留学とは？ 基本情報を紹介
大学留学とは、日本で大学入試を受けて4年制の大学に入学をするように、その大学の入学試験を受けて正規入学し、その大学の学生として学士取得を目指す留学方法です。
英語圏であれば英語での授業に他の学生と同じように参加し、定期テストを受けて単位を取っていかなければならないので、専門的な話の内容が理解できるようにかなり高レベルの英語力が求められます。
どのような手段で留学できる？
今紹介した大学留学以外にも、海外の大学に留学する方法はいくつかあります。それらの方法についてご紹介します。
手段（1）交換留学
交換留学は日本の大学に入学し、大学が協定を結んでいる海外の大学に半年間から1年間留学する方法です。
留学先で授業を受講し、現地で自らの専門分野について勉強するという点では大学留学と同じですが、学位取得は日本での大学ですし、留学期間はどの大学でも最大1年間というところがほとんどです。
留学先で取得した単位は所属する大学の条件を満たせば、日本の大学の単位として読み替えることもできます。
手段（2）認定留学
交換留学と似た留学方法に認定留学があります。
しかしこちらは交換留学とは違い、大学の制度を利用せずに自分自身で留学する大学を探し、1年間程度その大学で勉強する留学方法です。
交換留学と同じように、留学先で取得した単位を日本で通っている大学の単位に読み替えることができます。
こちらも大学留学と違い、学位取得が日本の大学となることと留学期間が一般的に1年間前後の方が多いというのが特徴です。
手段（3）私費留学
私費留学は留学を取り扱っている会社等を経由し、主に語学を学ぶために留学する留学手段です。
ほとんどの人が現地では私立の語学学校に通ったり、大学に附属している語学コースに通ったりします。
目的は自分の専門分野を学習するというよりも言語を習得するという方が多く、なかには大学留学のための英語力習得を目指して私費留学で語学力を鍛える方もいます。
語学留学と何が違うの？
語学留学は主に、語学を習得するための留学方法です。
大学留学との大きな違いは、語学留学の目的が語学の習得であることに対し、大学留学はなにか専門的な分野での学位取得を目的にしているという点で大きな違いがあります。
故に留学中に勉強する内容も語学留学では言語中心の勉強になる一方で、大学留学は日本の大学に通っているときのように授業を受け定期試験を受け単位を取得していくことになります。
また、語学留学であれば日常的に関わるのは同じ留学生や語学学校の先生がメインになります。
一方で大学留学であればその大学に所属する現地の学生と一緒に生活するので、現地の人と同じ生活を送ることができます。
大学留学は誰におすすめ？ メリット・デメリットを解説
メリット（1）専門的な内容をより最先端の研究を行っている国で勉強できる
大学留学をするメリットはその分野の最先端の大学で勉強できるチャンスが増えるという点です。
学びたい分野がある場合はその専門分野の最前線を走っている大学へ入学すれば、世界でも最先端の内容を勉強することができます。
日本だけでなく世界に選択肢を広げることで、その分野の第一人者や世界的権威と呼ばれているような教授から学ぶことができる可能性も高まります。
メリット（2）多様な価値観の中で勉強できる
外国の大学には留学生を多く受け入れていたり、そうでなくてもお国柄さまざまな国籍、人種の人が住んでいたりする国があります。
そういった国で勉強することは、学問に関する知識だけでなく、自分の価値観を広げるという意味でも日本の大学に進学するよりも多くのことを学ぶことができます。
現地の人の生活に入り一緒に生活することで旅行や短期留学では見えてこないことがみえてくるはずです。
デメリット（1）費用がかさむ
留学先になる国の多くは日本よりも物価が高い国、生活費が高い国が多くあります。さらに外国の学費は日本よりも高いこともしばしば……。
そういった国で大学生活を送る場合、学費や生活費を総合すると日本の大学を卒業するよりも費用が高くなってしまいます。
日本であればアルバイトをして学費や生活費を賄うこともできますが、留学生ビザとなると留学先でのアルバイトが禁止されていることや制限されていることもあるので費用面はしっかりと考えなければなりません。
デメリット（2）ストレートで卒業できない可能性が日本よりも高い
「外国の大学は入学するのが日本の大学よりもハードルが低い代わりに卒業するのが難しい」という話をきいたことはありませんか？
実際に外国の大学は講義にしっかりと出席したり、難しい定期テストをパスしたり、GPAを高い水準で維持しなければ留年してしまいます。
しっかり厳しく自己管理をして勉強に集中できない人は留学しても卒業できないということになってしまうかもしれません。
大学留学におすすめの国5選
ここからは大学留学におすすめする5つの国のそれぞれの特徴や、それぞれの国のおすすめの大学についてご紹介していきます。
おすすめ国（1）アメリカ
留学先として昔から人気のあるアメリカ。留学といえばアメリカをまず思い浮かべる方も多いと思います。そんなアメリカの留学事情をご紹介します。
まずはアメリへ留学することのメリットからお話ししていきます。
メリット（1）幅広い学問を学ぶことができる
アメリカの大学では世界的に見てもとても広い分野の学問を学ぶことができるというメリットがあります。さらに大学の数もとても多いです。
目的の学問をもって留学することも大事ですが、選択肢を狭めないことも同時に大切です。アメリカであればさまざまな選択肢の中から自分の進む道を選ぶことができるので、より自分にあった専攻を選ぶことができます。
メリット（2）専攻を決めるまでに時間の猶予がある
さらに、日本の大学は入学時に大まかな専攻が決まっていますが、アメリカの大学は選考が決まるのは3年次以降という大学がとても多いです。
2年次までは共通の授業を受けて基礎的な教養を付ける期間になります。
入学してから新しく興味が出た分野があっても、アメリカであればまだ間に合います。自分がどんな分野を勉強したいのかじっくり検討して選ぶことができるでしょう。
さらに一度専攻を決めても途中で変更することができたりと、とてもフレキシブルな対応をしてくれます。
もちろんメリットだけではありません。次はデメリットをお話しします。
デメリット（1）日本とは教育についての考え方が大きく異なる
アメリカの教育は日本のように全員一緒に机に向かって知識を学ぶという教育ではなく、ディスカッションのような自ら積極的に授業にかかわっていきその中から学びを得る体系の教育です。
慣れない土地で、さらには母国語でない言語で自分の意見をしっかり述べたり、積極的に授業に参加したりしなければなりません。
デメリット（2）治安が心配
日本の治安は世界でもトップクラスの治安の良さを誇ります。海外に出ると日本より治安のいい国に出会えることは稀です。
その中でもアメリカは銃社会ということもあり治安が心配されます。
油断していると、思わぬ犯罪に巻き込まれたり、夜道を歩いていて被害に遭ったりということにならないように常に気を付けていなければなりません。
アメリカで人気の学問
アメリカで人気のある専門分野はビジネスです。MBAと呼ばれている経済系の大学院を卒業すると得られる資格を取りに日本からアメリカの大学院に入学する人もいるほどです。
経済大学院でのビジネスの本場であるアメリカであれば、生きたビジネスの知識や実践的な内容を学ぶことができます。
アメリカ留学にかかる費用
半年間：250～400万円
1年間：500～800万円
おすすめの大学
ここまで紹介してきたアメリカですが、そんなアメリカで留学におすすめの大学をご紹介します。
おすすめ大学（1）アッシュランド大学
オハイオ州にある大学です。この大学の特徴はなんといっても80以上もの豊富な専攻。他の大学ではあまり見ないような少し特殊な専攻もあります。
さらには英語力を身に着けるコースもあるので語学力の向上も図りたいという方にもぴったりです。
学生寮のセキュリティもしっかりしており、24時間セキュリティが監視してくれているほか、エスコートサービスといった安全面への配慮もしっかしとしています。
アッシュランド大学
おすすめ大学（2）アルフレッド大学
こちらはニューヨーク州の郊外にある大学です。郊外にあるということから自然に囲まれた穏やかな環境の中で学ぶことができます。
セラミック工業やガラス工業で有名な大学ですが、先ほど挙げたビジネスも人気を博しており、少人数制の授業が多いことからも集中して勉強ができる環境が整っています。
学生通しの交流が多い大学でもありので、現地の友達がたくさん欲しい人にはもってこいです。
おすすめ国（2）カナダ
続いては穏やかな環境や穏やかな人柄の人が多いというお国柄、日本人からの留学先として人気が高いカナダについてご紹介していきます。
最初は留学先にカナダを選ぶメリットからご紹介していきます。
メリット（1）好きな環境で学ぶことができる
カナダの国土は広く、都市部はビルもあり、とても便利な生活をすることができます。
一方で自然が多い場所もたくさんあり、そういった場所では落ち着いた静かな環境で勉強に専念することができます。
自分に合った環境にある大学を選ぶことで、より勉強にも集中でき充実した学生生活を送ることができます。
メリット（2）安心安全な治安と多様性を認めてくれる人たち
カナダの人はあたたかく、多人種の人も寛容に認めてくれる多様性を持った人が多いです。街で困っている人を自然と助けている場面を街中では目にすることができます。
そういった背景からか治安もよく2017年の世界平和度指数では日本の10位を越える8位にランクインしていることから、日本人でも住みやすいのが魅力です。
治安が良く英語があまり得意でない日本人も住みやすい国です。
このようなメリットがあるカナダ留学ですが、もちろんデメリットもあります。続いて、カナダを留学先に選ぶデメリットをご紹介していきます。
デメリット（1）日本人が多い
その穏やかであたたかいカナダ人の人柄や都市部と自然のどちらの環境もあり住みやすい環境から、日本人が留学先やワーキングホリデーの渡航先として選びやすい国でもあります。
故に日本人が多く住んでおり、住む場所によっては日本語で生活する環境が整っている場所もあります。英語力を伸ばしたいという人には少し不向きかもしれません。
デメリット（2）物価が高い
近年カナダでは移民が増えており、特に移民が増えているトロントやバンクーバーといった都市部は家賃や食費といった日々の出費から日本よりも物価の高さを伺うことができます。
カナダの学生ビザでは、語学留学では就労が認められていませんが、大学や大学院で留学している学生は、週最大20時間まで可能です。
留学費用を留学先でのアルバイトからも賄おうと考えている人は留学方法次第で計画を変更したり、奨学金を借りることを視野に入れる必要があるかもしれません。
カナダで人気の学問
カナダに留学する日本人から人気のある学問は、ビジネスや英語教育、幼児教育、観光学等です。
日本以外の国の留学生からは、工学や物理学といった分野も人気があります。さらに、移民が多いという背景から言語教育や民族研究も盛んに研究されています。
カナダ留学にかかる費用
半年間：270〜450万円
1年間：540〜900万円
おすすめの大学
最後にカナダの大学の中でおすすめの大学を2校ご紹介します。
おすすめ大学（1）ヴィクトリア大学
ヴィクトリア大学はとても歴史のある大学の一つで、郊外にあることからその敷地は広く、のびのびとした環境の中で勉強ができることが魅力です。
さまざまな国からの留学生を受け入れており、大学留学であれば直接は関係しないのですが日本の大学との提携もあります。
留学生が多いことから多言語でのサポートが充実しており、もちろん日本語でのサポートも行っております。
おすすめ大学（2）トロント大学
カナダで最古の大学であるトロント大学は、その教育水準もカナダで一番です。
世界大学ランキング2016-17では22位という、カナダで最高の順位を獲得しており、世界中からその高い教育水準の授業を受けに多くの留学生が訪れています。
学べる分野の幅もとても広く、700もの専攻を設けています。ハリウッド映画のロケ地にもなった美しいキャンパス内で学ぶことができるのが魅力です。
おすすめ国（3）オーストラリア
ワーキングホリデーの渡航先として日本人からの人気が高い国であるオーストラリアですが、留学事情はどうなのでしょうか。
もちろん留学先にオーストラリアを選ぶこともメリットがあります。まずオーストラリアに留学するメリットからご紹介していきます。
メリット（1）過ごしやすい気候
もちろんオーストラリアの季節は夏と冬の2つしかありません。四季のある日本に比べると1年を通して穏やかで暮らしやすい気候です。場所によっては冬でも半袖で過ごせる場所もあるほど。
海外での生活となると体調管理一つとっても勝手が違い苦労するもの……。気候が穏やかなオーストラリアであれば体調管理もしやすいです。
メリット（2）留学生を守る法律がある
オーストラリアには留学生を守る「留学生のための教育サービス（ESOS）法」と呼ばれる法律があります。
この法律によって留学生は法的に守られているので、学べる学問のクオリティーが保障されていたり、万が一教育を受けられない場合の返金等の対応を受けることができたりします。
留学生にとって過ごしやすいオーストラリアですが、こんなデメリットもあります。
デメリット（1）日本人が多い
オーストラリアはワーキングホリデーや留学で多くの日本人が選ぶ国であることから、留学先によっては日本人がとても多いという可能性があります。
日本人が多いといざとなったときに手助けになってはくれるのですが、大学の英語での授業に集中したい場合は日本人が多い大学は勉強の妨げになるかもしれません。
デメリット（2）独特の訛りのあるオージーイングリッシュ
オーストラリアの人が日常的に使っている英語は日本人が勉強するアメリカ英語と違うオーストラリア英語です。
基本的なコミュニケーションには問題はないのですが、発音がアメリカンイングリッシュと違っていたり、アメリカ英語にはない特有の表現が使われたりすることがあります。
オーストラリアに留学する場合にはオージーイングリッシュの習得をおすすめします。
オーストラリアで人気の学問
オーストラリアが強みとしているのは、観光学、環境学、ビジネスといった分野の学問です。
海外旅行先として人気を博すオーストラリアでは観光学が盛んで、国を挙げて力を入れている分野でもあります。
オーストラリア留学にかかる費用
半年間：120〜150万円
1年間：230〜300万円
おすすめの大学
ここまでオーストラリアの留学情報についてお話ししてきましたが、ここからはどのような大学があるのかをご紹介していきます。
おすすめ大学（1）モナッシュ大学
メルボルンにある教育学が盛んな大学です。
オーストラリアの中でも住みやすいメルボルンにある大学ということで留学生も多く、留学生への生活や勉強に対するサポートが手厚いことがおすすめのポイントです。卒業生からも高い満足度を得ています。
おすすめ大学（2）ニューサウスウェールズ大学
シドニーにある大学で、理工学系や翻訳系の専攻が盛んです。
アジアからの留学生が最も多い大学として知られており、留学生のサポートもとても充実しています。留学生同士の交流も盛んなことから、留学先での友達がたくさん欲しいという方におすすめの大学です。
おすすめ国（4）イギリス
ヨーロッパの英語圏の留学先として人気の高いイギリス。そんなイギリス留学のリアルをご紹介していきます。
正統派ブリティッシュイングリッシュが学べるイギリス。そんなイギリス留学にはこんなメリットがあります。
メリット（1）学士過程3年、修士課程1年で卒業できる
日本は学士過程4年、修士課程2年での卒業ですが、イギリスは4年間で修士号まで取得することができます。
もちろんその分スケジュールは過密になりハードな日程になりますが、短期間で修士号まで取得できるのは、修士号までの取得を考えている人にはありがたいですね。
メリット（2）高い水準で勉強できる
イギリスの大学はほとんどが公立大学です。そのため、各大学の教育水準が国によって高く保たれています。
オックスフォード大学のような一度は名前を聞いたことがある大学でなくても、かなり高い水準の教育を受けることができるのはイギリスならではです。
大きなメリットもある反面、次のようなデメリットもあります。
デメリット（1）物価が高い
イギリスの物価は日本よりも高めです。さらに学費に関しては大学によってはヨーロッパ出身学生とそうでない学生とで学費が倍ほど変わることもあります。
地方であれば家賃や娯楽費は抑えることもできますが、ロンドンとなるとそうもいきません。家賃は東京の約1.3倍ほどしますし、外食を続けるとかなりの出費になります。
デメリット（2）イギリス英語に苦労するかも……
イギリスで話されている英語は私たちがこれまでの学生生活で習ってきているアメリカ英語ではなくイギリス英語が使われています。
使う単語や発音がアメリカ英語とは違うものもあるので、それらを習得しなければなりません。
もちろん基本的な英語の文法や単語は同じなのですが思わぬところで誤解が生じたり、授業中の英語が理解できない……、とならないためにも、イギリス留学を考えている方はイギリス英語の習得に取り組みましょう。
イギリスで人気の学問
イギリス留学ではビジネスや、国際学、開発学、アートや芸術といった分野で人気があります。
開発学とは発展途上国について研究し、社会がより安定して安全に暮らせる社会になるよう学ぶ専攻です。
イギリス留学にかかる費用
半年間：175〜350万円
1年間：350〜700万円
おすすめの大学
どの大学でも高い水準で勉強できるイギリスですが、その中でもおすすめの留学先についてご紹介します。
おすすめ大学（1）ロンドン大学バークベック校
ロンドン大学バークベック校はロンドンにある大学です。日中の講義以外にも夜間に講義を行っており、仕事をしながらMBAと取得するために夜間に通っている社会人も多く在籍しています。
アルバイトをしながら大学に通いたいという留学生からも人気の大学です。学生は120か国から集まっておりとても国際色豊かな大学です。
おすすめ大学（2）インペリアル・カレッジ・ロンドン
インペリアル・カレッジ・ロンドンも同じくロンドンにある大学です。
世界大学ランキングの上位常連校で、オクスフォード大学などの有名大学と組織している「ゴールデントライアングル」の1校でもあります。
留学生へのサポートも充実しており、学業面だけでなくエクス化―ジョンや到着前の留学生とコミュニケーションをとれる場を設けているを行っているなど、私生活へのサポートも行っています。
おすすめ国（5）ドイツ
ヨーロッパからもう1か国、ドイツです。ここまで英語圏の紹介をしてきましたが、ドイツも英語を話せる人が多く英語で授業を行っている大学もあります。
ドイツ語圏であるドイツですが、留学するのにどんなメリットがあるのでしょうか。
メリット（1）学費がとても安い
ドイツの大学は学費がとても安いです。欧米諸国では自国民と留学生とで学費が倍ほども違う国もあるのですが、ドイツは留学生であってもドイツ人と同じ学費で授業を受けることができます。
さらには学生証があれば州内の交通が基本的に無料で利用できる州があったりと学生への待遇がとてもよく過ごしやすいです。
メリット（2）ヨーロッパの中では生活がしやすい
ヨーロッパの都市の中には犯罪やトラブルが多く、長期間住むには少し大変な場所もあるのですが、ドイツはヨーロッパの中でも比較的治安が良い国なので、日本人にとってはとても生活がしやすいです。
さらにヨーロッパ諸国の中で物価も安く、自炊をすれば食費は日本よりも安く抑えることができます。
費用が安く抑えられるというメリットのあるドイツですが、こんなデメリットもあります。
デメリット（1）新たにドイツ語の習得が求められる
ドイツの大学には英語での授業を開講している大学もありますが、基本的には授業はすべてドイツ語で行われます。
また、ドイツの大学に入学する際には外国人がドイツの大学に入学する際に必要なテストを受験して一定の水準をとらなければなりません。
ドイツ人は英語が流暢に話せる人が多いですが、生活するとなるとドイツ語が必須です。
デメリット（2）在学期間が長くなりがち
ドイツの大学は学士取得までに3年、修士取得までに2年かかります。
一見日本よりも短期間で取得できるように感じるかもしれませんが、ほとんどの学生が留学やインターンを経て卒業するので数年卒業が遅れることも珍しくありません。
学費が安いとはいえ何年も在学しているとそれだけ出費はかさみます。
個人の努力でストレートで卒業することももちろん可能ですが、在学期間が長くなる可能性があることも念頭に置いておきましょう。
ドイツで人気の学問
ドイツで人気の専攻はビジネスや医学系の専攻です。少し特殊な専攻になりますが、音楽を学びに来る学生も多いです。
ドイツ留学にかかる費用
半年間：120〜170万円
1年間：150〜250万円
おすすめの大学
ここまでドイツの留学情報についてお話ししてきましたが、ここからはどのような大学があるのかをご紹介していきます。
おすすめ大学（1）ミュンヘン大学
ドイツ第二の都市ミュンヘンにあるとても大きな大学です。ドイツでは人気の大学です。
文系理系合わせて18もの学部がある総合大学なので自分の専攻したい学問が見つかる可能性が高いです。
留学生も世界各国から多く訪れており、日本人も数多く留学しています。留学生が多いため留学生のサポートも充実しています。
おすすめ大学（2）ハイデルベルク大学
ミュンヘン大学と人気を争うドイツ国内で非常に人気の大学です。
ハイデルベルク大学があるハイデルベルクは、街そのものが観光地にもなるほどのきれいな街並みで、そのようなきれいな街並みの中に住み勉強することができます。
12の学部があり日本学の専攻も設置されているので日本語を学ぶドイツ人と交流することも可能です。
まとめ
今回は大学留学について、他の留学方法との違いや大学留学のメリットやデメリット、そして留学におすすめの国とその国についての情報をごしょうかいしてきました。
大学留学は専門分野を最先端の場所で学ぶことができたり、多様な価値観を身に着けられるといったメリットもある一方、費用がかさんだり卒業が日本の大学よりも難しかったりといったデメリットもあります。
実際に大学留学を考えている方、大学留学ほど長期間ではなくても交換留学や私費留学の留学先選びに困っている方はぜひこの記事を参考にしてご自身にぴったりの留学方法や留学先を探してみてくださいね。
あなたはどのステップにいる？語学留学実現までの流れ
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう！留学準備では大まかに5つのステップがあります。
- ステップ1：目星をつける
- ステップ2：相談する
- ステップ3：申し込む
- ステップ4：渡航準備
- ステップ5：出発！
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
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