留学したら部活動ってするべき?女声コーラス隊の活動内容をレポート【アメリカ看護留学連載Vol.3】
こんにちは!アメリカ、カンザス州にあるヘストンカレッジ(Hesston College)で「看護留学」をしている、ゆうこばです。現在は夏休みで一時帰国中です。
夏休みも終了まであと1ヶ月を切り、先日パッキングを済ませたところ。アメリカでの留学生活は刺激的でとても楽しいので、アメリカに戻るのが楽しみな反面、ちょっと名残惜しいのも否めません。しかしそうも言っていられないので、このブログを書きながら気持ちを切り替えていこうと思います!(笑)
今回のテーマは、留学中の部活動について。実は私は女声コーラス隊に所属しています。海外の部活動ってどんな感じなのか、あまりイメージが湧かない方もいらっしゃいますよね?
今回はコーラス隊の活動を例に、留学中の部活動について詳しくお話ししていきたいと思います。
前回の記事はこちらから↓↓
いきなりオーディション?入部のきっかけ
部活動にもよりますが、入部は誰でも入部届けを出せばできるというものではなく、オーディションがあります。私は高校時代合唱部に入っていたこともあり、もしコーラス隊があれば入りたいな、程度に考えてHesston Collegeに入学しました。
偶然にも、Hesston Collegeでの最初のインターナショナル生のオリエンテーションで、たまたま隣に座っていたのが日本人の女の子で、コーラスに入部する予定とのことでした。そこでその友人に取り合ってもらい、当日そのまま一緒にオーディションに行くことになりました。
オーディションと言ってもかなり小規模で、1人ずつ教室に入って自由曲を一曲と、その場で渡された簡単な楽譜を歌うといったもの。
私は自由曲の練習を特にしていなかったので焦りましたが、世界的に有名かつ主旋律で歌えるものを考え思いついたのが、「Ave Verum Corpus」。曲名を言うと先生が伴奏を弾き始めてくださったので、安心して歌うことができました。
普段の練習はどんな感じ?
普段は月・水・金曜の昼11:40〜12:30で練習があります。月・水・金曜は、毎週チャペルという集会があるのですが、それが11:00〜11:30です。なので、チャペル終了後ほとんどの生徒がカフェテリアに向かう中、コーラス隊の生徒は教室に向かいます。
Women’s Chorusは10人ほどで構成されていて、たまにMen’s ChorusやBel Cantoと合同で練習を行います。
コーラス隊のメンバー
授業は音楽室のような教室で、ピアノと指揮台を椅子で円形に囲んで行います。先生は1人だけなので、ピアノを弾きながら指導をしてくださいます。
まずはじめは、簡単なストレッチから始まります。ストレッチが済むと発声練習、そして曲の練習と進んでいきます。
日本では割と丁寧に音取りをしてからみんなで合わせますが、ここではその場で楽譜が配られて、一度各パートずつ先生が弾いてくれる程度で合わせに入ってしまいます。
幸い多少は楽譜が読めるので何とかついていけていますが、全く楽譜が読めずに聞いた音を覚えて歌うタイプの方はやりづらいのではないかと思います。
部活動も単位になる!
Hesston Collegeでは、この月・水・金曜の昼11:40〜12:30の練習で1単位とみなされます。普通週3の授業であれば3単位の授業が多いので、単位取得のために受講するには効率が悪いようにも思えます。ですが私は部活動で単位がもらえること自体知らなかったので、単純にラッキーだと思いました。
コンサートで大忙しの日々
授業で練習する曲は、すべて今後コンサートなどで発表することを前提とした曲です。歌う機会は何度かあり、ほとんど毎月のように学校のチャペルや街の教会などで本番があります。
それとは他に、オクラホマツアーやクリスマスコンサートなどもあります。通常のコンサートは車で数十分で行ける距離にある教会で行われます。それと違ってオクラホマツアーでは、学校があるカンザス州を出てオクラホマ州にある教会まで向かいます。
いくら隣の州とはいえアメリカは広いので数時間かかりますし、コンサートをした教会もひとつではなかったので、このツアーは二泊しました。
泊まり込みとなると合宿費がかかりそうなものですが、教会の活動であるため食費宿泊費すべて無料でした。そのため泊まり先は教会関係の方のご自宅にホームステイで、それも全員一気に泊まれるわけではないので班ごとに違った家に振り分けられました。
今まで練習してきた成果を一気に出せる機会で、本当に楽しかったし良い経験となりました。
ツアー最終日にはオクラホマシティという街に連れていってもらい、自由行動が許されました。オクラホマ州はカンザス州と同じ中西部にあるので、正直何もない田舎だろうと期待はしていなかったのですが、行ってみると街並みがおしゃれで、街を歩くだけで楽しめました。
クリスマスコンサートは学校のチャペルで
一方のクリスマスコンサートは学校のチャペルで開催。これにはWomen’s ChorusやMen’s Chorus、Bel Cantoのメンバーだけでなく、参加を希望したい他の生徒や先生、近所の方も参加できるものでした。練習は毎週夜に行われ、寒い時期であったので毎週寮から教室のある建物まで走って向かっていました。
曲は比較的難しく、パートごとにしっかりと音とりをしなければ混乱してしまうようなもの。しかし部活動ではそこまで丁寧にはやってくれないので、把握できなかったところは自分で空き時間に音とりをしたり、YouTubeで調べて聞いたりするようにしていました。
クリスマスコンサートは年に一度しか行われませんが、多くの生徒や近所の方々が来てくださり、大成功でした。
希望者にはヨーロッパツアーも
これらの他に、希望者は夏休みにヨーロッパツアーに参加することができました。これは参加費がかかります。私は参加しませんでしたが、普段の練習とは別にヨーロッパツアーとしての授業が組まれ、きちんと単位をもらうことができます。コーラスの友人たちはヨーロッパの観光も同時に楽しんだ様子でした。
衣装はオーダーメイド?
これらのコンサートでは、女子は全員決まった衣装を身につけます。黒いロングドレスに、白いネックレスです。ドレスは学期の始めに採寸をし、それぞれの体型に合わせて手作りで作られます。
仮のドレスが出来上がると業者の方が来て、また微調整し、その後自分用のドレスを受け取ります。ドレス代は無料ではありませんでしたが、これだけ1人1人に合わせて作ったものですからかなり気に入っています。
ちなみに、靴は黒いパンプスなのですが、車を持っていない限りヘストンにいて通販以外に買いに行く機会はそうそうないので、コーラスを考えている方は日本から持ってきても良いでしょう。
成績はどうなるの?
コーラスの活動は単位になると言いましたが、成績はどうなるのか気になった方も多いのではないでしょうか。アメリカではGPAが重要視されるため、コーラス活動をしたがためにGPAが下がってしまっては元も子もありません。
しかしご安心ください。きちんと授業に参加し、コンサートにも出ていれば、基本的にAがつきます。私は特にソロをやるといった目立ったことをコーラス内でできたわけではありませんが、それでもきちんと参加していたのでAがつきました。テストもありませんので、きちんと参加していれば問題なくAをもらうことができます。
留学中に部活動に参加すること
私は留学前、「コーラスができたらいいけどそんなことできる余裕あるかな。勉強で手一杯じゃないかな。」なんて不安になっていました。
ですがやってみると案外楽だった……なんてことは全くなく。特にクリスマスコンサート前は夜の勉強時間がごっそり練習に当てられてしまうので、本当に大変でした。
昼の練習も、12:30に練習が終わってカフェテリアに行っても列に並んで食べ物をとり、席に着くとなんだかんだ12:45くらいです。私は13:00からの授業も取っていたので、10分程度で大急ぎで昼食をすませ、急いで次の授業に向かっていました。
週末に本番があるときは、ドレスアップしてバンで会場へ向かい、帰ってくるのは夕食の時間であることが多いです。
ただでさえ普段ほとんどの時間を勉強に当てているのですから、昼寝は絶対にしたい私には、それ以外でゆっくり自由にできる時間なんてほとんど作れませんでした。
それでも私がコーラスを続けているのは、コーラスが単に好きだということもありますが、部活動を通してできる経験がとても貴重だからです。
コーラス隊では、様々な教会での礼拝に参加することができます。私は幼稚園と高校がキリスト教系であったため日本の礼拝には何度か出席したことがありますが、クリスチャンではないのでアメリカでは自ら日曜の礼拝に足を運ぶことはありません。
でもたまにこのように礼拝に参加をする機会があると、キリスト教徒が多いアメリカではこのように小さい頃から教会に通っているのかとか、この賛美歌は日本で歌ったことがあるものの英語版だとか、新しい発見があります。
コーラスをしている時は、例えばラテン語のものを歌っているとアメリカ人のラテン語を教える時の発音指導はこのような感じなのか、それは英語の発音がこうだからかな、などと気づくことができます。
コーラス活動を通して、ただ寮生活をしているだけでは知り得なかったアメリカ特有の小さなことにたくさん気づくことができました。
コーラス以外にも、オーケストラやテニス部、サッカー部、野球部など様々な部活動があります。留学したらぜひ、積極的に部活動に参加してみてはいかがでしょう。
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