旅行や留学でオーストラリアを訪れたら、せっかくなら現地の食べ物を楽しみたいですよね。知らないものにトライするのは勇気がいりますが、日本とは異なる食文化を体験を通して新たな発見もあるでしょう。
今回は、オーストラリアならではのお菓子を現地在住者がご紹介します。しょっぱい系、甘い系とバラエティ豊かにご紹介しますので、ぜひお気に入りのお菓子を見つけてください。
おみやげにもぴったりの品ばかりです。
なお、オーストラリアの観光情報については下のページでまとめているので、おすすめの観光スポットや人気の料理などを知りたい方はチェックしてみてください。
オーストラリアおすすめの観光スポットやイベント、グルメなどを紹介
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まずは「オーストラリアといえば!」という定番のお菓子をご紹介します。日本で売られているものもあるので、見覚えのあるお菓子があるかもしれません。
オーストラリアを代表するチョコレート菓子、TimTam。日本でも海外食品を多く取り扱うスーパーなどでよく売られており、馴染みのある人も多いでしょう。
TimTamはオーストラリア生まれのお菓子で、「Arnott’s(アーノッツ)」という老舗お菓子メーカーが製造、販売を行っています。すでに50年以上の歴史を誇るロングヒット商品であり、オーストラリア国内だけでなんと年間537億個の販売個数を誇ります。(※1)
人気の秘密はそのフレーバーの多さ。現地では日本では発売されていないフレーバーも多くあり、お土産にもおすすめです。
オーストラリア国内でTim Tamと同じくらいの知名度と人気を誇るチョコレート菓子がMaltesersです。オーストラリアのスーパーやコンビニのチョコレートコーナーには必ず置いてあるので、すぐに見つけられるでしょう。
一口大のお菓子で、サクッとしたビスケット生地がチョコレートでコーティングされています。ミルク、ダークの他に季節によって限定フレーバーが発売されることもあります。買い物に行ったら、ぜひ自分好みの味を探してみてください。
Byron Bay Cookiesはオーストラリア大陸の最東端、バイロンベイの小さな農家で生まれたクッキーです。元々は地元のマーケットで販売されていたものが徐々に人気に火がつき、やがてオーストラリア全土で知られるクッキーになりました。
創業当初は地元産のマカデミアナッツを使ったクッキーを売りにしていましたが、今ではレインボーカラーのチョコマーブルやジンジャー、ブルーベリーなどさまざまな種類があります。
Shapesは塩味の効いたクラッカーで、子供から大人まで大人気のお菓子です。そのまま食べるだけでなく、チーズと一緒に食べたり、サルサをディップしたり、いろいろな楽しみ方があります。
オリジナルのフレーバーだけでなくピザ味やバーベキュー味などフレーバーが豊富なのも特徴で、中でもおすすめなのがVegemite(ベジマイト)味。
オーストラリアの国民食ともいえるベジマイトは強烈な味と香りがある発酵食品で、よくバターやチーズと一緒にトーストに塗って食べます。
塩気が強い調味料なので、ベジマイトを試してみたいけどなかなか勇気が出ないという人は、ぜひShapesのベジマイト味で試してみてはいかがですか。
ハワイのイメージが強いマカデミアナッツですが、実はオーストラリアが原産です。
19世紀にクイーンズランド州で発見されたのをきっかけに栽培が始まり、19世紀中ごろには最初の農園が作られました。その後ハワイ王国へ持ち出されました。
今でも世界のマカデミアナッツの生産量はオーストラリア産とハワイ産がほとんどを占めています。マカデミアナッツチョコの人気も高く、お土産としてもおすすめです。
定番の商品以外にも、オーストラリアで愛されているお菓子はいろいろとあります。現地で見つけた甘い系、しょっぱい系をそれぞれ紹介します。
オーストラリアのスーパーに行くと、信じられないほどの種類のグミが置いてあります。というのもオーストラリアでは、グミは子どもだけでなく大人にも人気で、さまざまなフレーバーや見た目の商品が並びます。
オーストラリアのグミは日本のグミよりも歯応えがしっかりしているのが特徴で、2~3個続けて食べるだけでも十分な満足感があります。
特に人気が高いのがAllen’sのグミ。酸っぱいもの、砂糖がまぶされたもの、ソフトドリンク味のものなど、いろいろな種類をぜひ試してください。
オーストラリアでは、日本でお馴染みのオリジナル以外にもいろいろなフレーバーがあります。
ホワイトチョコやキャラメルなどはもちろん、マイロ(ミロ)やオレンジ味などオーストラリアならではのフレーバーもおすすめです。
個包装もありますが、大きなブロックも売っているのでチョコレート好きな人は自分へのご褒美にするのもおすすめです。
オレオにもまた、日本では買えないオーストラリアならではのフレーバーがあります。スーパーにはシナモン、ミント、ヘーゼルナッツなど6~8種類ほどのフレーバーが並んでいます。
袋入りのミニサイズもあり、珍しいフレーバーはお土産にも喜ばれるでしょう。ちなみに、オレオ味のクッキーやチョコレートなどもありますよ。
チョコレート商品のラインナップが充実しているオーストラリアで、最も古い歴史を誇る商品のひとつがCherry Ripeです。
いまでは「Cadbury」というイギリスに本社を置く製菓会社のオーストラリア法人が販売元となっていますが、もともとは「MacRobertson’s」というオーストラリアの製菓会社が作っていました。
チェリーとココナッツをミルクチョコレートでコーティングしたチョコレートバーで、サイズは一口大よりやや大きいくらい。日本ではなかなか見かけないチェリー味はおみやげにもおすすめです。
Anzacビスケットとは、オーツ麦と小麦粉、砂糖、バターなどを混ぜて作るビスケットで、オーストラリアのほかにニュージーランドでも食べられています。
長期間保存ができる材料で作られているため、第一次世界大戦時に出征する兵士に渡されていたといわれており、歴史の長いお菓子です。ちなみにオリジナルのレシピから進化し、いまでは乾燥ココナッツを混ぜるのが一般的になっています。
大抵のスーパーではベーカリーコーナーにAnzacビスケットを置いているので、見つけるのに苦労しないでしょう。また、毎年4月25日のAnzac Dayの直前になると特別なパッケージの缶入りビスケットはおみやげにもぴったりです。
ラミントンとはオーストラリア伝統のお菓子のひとつです。四角く切ったスポンジ状のスポンジケーキをチョコレートでコーティングし、そこに仕上げにココナッツをまぶします。
ラミントンはそのまま食べることもあれば、スポンジの間にジャムや生クリームを挟むなどアレンジすることもあります。
発祥はクイーンズランド州ですが、今ではニュージーランドや南アフリカにも広まっています。ちなみに、名前の由来は19世紀末にクイーンズランド州総督を務めていたラミントン卿から名づけられているといわれています。
続いて、しょっぱい系のスナックを紹介します。オーストラリアは特にポテトチップスの種類が豊富です。日本にはない味にぜひチャレンジしてくださいね。
Cheezelsは一口サイズのリング状のスナックで、チーズの濃厚な味が特徴です。サクサクとした食感は一度食べ始めると病みつきになります。ちなみに、子供たちがCheezelsをひとつひとつ指にはめて食べるのはオーストラリアの家庭ではおなじみの光景です。
Cheezel味のクラッカーも販売されているので、気に入ったらぜひそちらも試してみてはいかがでしょうか。45g、90g、125g、とさまざまな容量で売られているのもうれしいですよね。
Smith’s はオーストラリア生まれのポテトチップスブランドで、創業90年以上の歴史を誇ります。表面がギザギザの波型のもの、平らなもの、揚げずにオーブンで焼いたものといろいろな商品があるのできっとお気に入りのポテトチップスが見つかるでしょう。
フレーバーもさまざまで、定番のソルトだけでなく、ソルト&ビネガー、チキン、バーベキュー、サワークリーム&オニオン、チーズ&オニオンなどもあります。大袋入りはもちろん、小さな小袋パックもあるのでお土産にもおすすめです。
Natural Chip Co.は、Cheezelと同じ会社が出しているポテトチップスです。名前の通り「ナチュラル」を売りにしており、人工調味料や着色料は一切使っていません。100%オーストラリア産のじゃがいもを使用し、グルテンフリーの「身体にやさしい」ポテトチップスです。
また、ヴィーガンやベジタリアンの人でも食べられるフレーバーも多数ありさまざまなな人に愛されています。中でも人気なのはハニーソイチキンやてりやきソース。日本人にも馴染みがあるでしょう。
今回の記事ではオーストラリアで人気のお菓子をご紹介してきました。
オーストラリアは多民族、多文化社会なのでさまざまな人の食の好みに対応できるよう、お菓子にもバリエーションがあります。グルテンフリーやヴィーガン向けなどといった商品だけでなく、宗教的なリクエストに対応したものもあり、実にバラエティに富んでいます。
今回紹介したお菓子も、伝統的なものからスーパーで気軽に買えるものまでさまざま。選択肢が多く迷ってしまいますが、いろいろ食べてみてぜひ自分好みのお菓子を見つけてくださいね。
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※1...Arnott’s「our story」(参照日:2023-9-1)
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