アメリカの学校の特徴と知っておきたい注意点!日本とは何が違う?

アメリカ 学校

仕事の関係などで、子供を連れてアメリカへ行くことになったとき、せっかくなら現地の学校に通わせたいと考える人は多いでしょう。あるいは、お子さん自身が通いたいということもあるかもしれません。

現地校に通うのは、英語を学ぶ絶好のチャンスになるだけでなく、さまざまな文化に触れられる、とても良い機会です。

しかし、事前に心の準備をしていかないと、慣れない英語でのコミュニケーションや日本の学校との違いに戸惑ってしまうこともあります。

そこで今回の記事では、アメリカの学校の特徴や制度、日本との違いなどを詳しく解説していきます。子供をアメリカの学校に入学させようと考えている人や、これから入学予定だという人はぜひ読んでみてください。

なお、アメリカ留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
アメリカ留学

留学考えるなら今から準備!

LINEで留学のプロに無料相談

留学の準備は渡航する半年前、余裕を持つなら1年前からの準備がおすすめです!

スクールウィズのLINE相談では、チャット相談やオンラインカウンセリングなど相談方法が選べるので自分のペースで検討が進められます!

自分だけで調べるとわかりづらい費用やおすすめの留学先、準備するものも留学カウンセラーが寄り添いながらサポートするので安心。
ぜひこの機会に留学準備を始めましょう!

LINEで留学準備を始める!

アメリカの学校の特徴6つ!日本とはこんなに違う!

アメリカ 学校 スクールバス

アメリカは州ごとに法律が定められているので、教育制度も州によって異なります。ここでは一般的な例をご紹介しますが、詳細は自身の行く場所の制度を確認する必要があることは覚えておいてください。

特徴(1)義務教育期間は16歳or18歳まで!

アメリカでは、義務教育は大体5~6歳の年に始まります。この年齢でelementary school(日本でいう小学校)に入学し、middle school(中学校)やhigh school(高校)などを経て、16歳もしくは18歳まで義務教育を受けます。

elementary schoolの最初の年をKindergartenといい、それ以降の年はGrade1、2、3、と続き、12の年で終了するのが一般的です。この制度は最初(Kindergarten)と最後(Grade12)の文字をとって「K-12」とも呼ばれます。、公立校であれば、多くの州で義務教育中の教育費は無料です。

特徴(2)飛び級制度がある

アメリカの学校には「飛び級(acceleration)」があるのも特徴のひとつです。

優秀な成績を修めている生徒は、自分の年齢以上の教育を受けるように促されることがあります。よりレベルの高い教育を受けさせることで、その生徒が持っている能力やポテンシャルを「加速(acceleration)」させようとする試みといえるでしょう。

飛び級の仕方にはいろいろあり、学年がひとつ上がることもあれば、ある特定の教科のみ上の学年の授業を受ける(subject acceleration)ということもあります。

特徴(3)義務教育でも留年がある!

先述した飛び級制度は、「当人の持つ能力に応じた教育を受けさせるべき」という考えのもとに実施されているといえます。

この考えが根底にあるので、あるGradeの習熟度に遅れがある場合には、そのGradeをもう一度やり直す、つまり留年させられることがあるのもアメリカの義務教育制度の特徴です。

日本の場合は、義務教育の小学校・中学校では留年はありませんので、この点は大きな違いといえるでしょう。

特徴(4)いろいろなことにトライできる部活動

日本では中学生、高校生になると部活動に所属し、特定のスポーツや文化活動に取り組む人が多くいます。

アメリカにも部活動はありますが、季節ごとに異なる活動をする、という点が日本の部活動と大きく異なります。春は野球、秋冬にはバスケットボール、といったようにさまざまな経験ができるのです。

また、部活動が体育の単位として認められることがあるのも特徴です。そこでリーダーシップを取っていたり、結果を出していたりすれば、プラスアルファの評価を受けることもあります。

ただし、文武両道の考え方が一般的であり、スポーツ強豪校であっても「部活だけしていればいい」ということはあまりありません。

特徴(5)通学は車が当たり前

アメリカでは、スクールバスが広く普及しています。自宅から学校までの距離の問題もありますが、子供の安全のため、という側面も強いでしょう。子供だけで通わせることが多い日本とは異なる点です。

それぞれの学校にはスクールバスがあり、毎朝決められた時間、場所に迎えに来てくれることが多いでしょう。

帰りも同様で、授業が終わったらスクールバスに乗って、家の近くの待合所などに下ろしてもらいます。もし、スクールバスを使わないのならば、親が送り迎えをするのが一般的です。

スクールバスのみならず、治安や安全に対する意識は、日本と大きく異なる部分があるので、事前に確認しておくべきポイントでしょう。ちなみに、多くの州では16歳から運転免許を取れるので、高校生になると、自分で車を運転して通う生徒もいます。

特徴(6)「給食の時間」が日本とは違う

日本では、お昼になると教室で給食が配膳され、みんなで「いただきます」といって食べ始めるのが普通の光景です。

しかし、アメリカではみんな揃って教室で食事、という習慣がありません。教室だけでなく、カフェテリアや外のベンチなど、自由に場所を選んで食べます。

家から持ってきたお弁当を食べる子もいれば、食堂で買ったごはんを食べる子もいて、「みんなで同じ場所で同じものを食べる」ということはありません。また、小腹が空く時間帯に「おやつタイム」が用意されている学校も多くあります。

LINE留学相談

アメリカの学校に行ったときに悩みがちなこととは?その対策も合わせて確認!

アメリカ 学校 悩み 疑問

このように、日本とアメリカの学校では、教育制度や学校生活に大きな違いがあります。そのため、通ううちに悩みや不安を抱えるようになってしまう生徒もいるかもしれません。

ここでは、アメリカの学校へ通う生徒のよくある悩みとその対策について詳しく解説していきます。

悩み(1)日本の学年に合わせるべき?

日本では、学校のカレンダーは4月に始まるため、就学年齢は「その年の4月2日~翌年4月2日生まれ」という単位で区切られます。

それに対し、アメリカでは9月から新学期がスタートするため、「その年の9月1日生まれ~翌年8月31日生まれ」で区切られるのが一般的です。

そのため、日本の4月生まれの小学校1年生がアメリカに行くと、Grade1ではなく、Grade2から始まることになります。

ここで問題になるのが英語の授業です。アメリカの学校では、kindergartenとGrade1で、基礎的な英語学習を進めていくため、日本の子供がGrade2から編入すると、授業についていけなくなる恐れがあります。

対策:習熟度に不安があるなら学年を下げてみよう

もし、学習についていけるか不安があるのなら、本来の学年より下の学年に入れてみてはいかがでしょうか。日本では年齢と違う学年に入れることは基本的にできませんが、アメリカの学校ではごく一般的に行われていることです。

子供が学校に馴染めるように環境を整えてあげることで、ストレスなく学校生活を送れるようになるでしょう。習熟度に問題がなければ、先述の飛び級制度を使って元の学年に戻れることもあります。

まずは子供が学校に通いやすい、通いたいと思える環境を作ってあげることが重要です。

悩み(2)日本の学校にはない「自由さ」に戸惑う

日本の小学校、中学校には校則があり、髪の色や服装に対して厳しいルールがあります。高校では校則がないこともありますが、服装検査などを実施する高校も少なくありません。

それに対し、アメリカでは私立にでも行かない限り、厳しい校則はありません。

アメリカの学校では、生活態度については生徒に一任されており、厳しく指導されることは稀なのです。日本と大きく違うため、その自由さにはしゃいでしまう人もいるでしょう。アメリカの学校に通うなら、自己管理が重要になります。

対策:アメリカでは自分の意志を持つことがポイント!

校則やルールがない中で、子供にメリハリのある生活を送らせるには、何かしらの目標を持たせてあげることが重要です。

学業であったり、部活動であったり、あるいはプライベートで取り組んでいたりすることでも構いません。本人が頑張りたいことがあれば、その達成に向けて自分の生活をコントロールしようとするのではないでしょうか。

実際、アメリカの学生には、自分の将来について自分自身で考え、自分自身で決定をしていく態度が求められます。

履修する科目や部活なども、将来を見据えて主体的に決めるのが一般的なのです。自由の裏には、そういった「自主自律の精神」が求められていることを念頭に置いておくことが必要でしょう。

悩み(3)どうしてもシャイになってしまう

一般的に、日本人は人前で自分の考えを話すことが苦手とされています。意見を言うことで、周囲の人間関係に波風を立ててしまうのではないか、などといった不安からそう感じてしまう人が少なくないのでしょう。

しかし、アメリカ社会では、自分の考えをハッキリ述べ、意見の相違があったときには、すり合わせをしてお互いに納得のいく結論を出す、という場面が多くあります。

それは小学校や中学校であっても起こりえることです。英語が苦手だったり、人前で話すことが苦手だったりすると、そういった場面で何を言っていいのかわからず、戸惑ってしまうこともあります。

対策:日々自分の意見を伝えるトレーニングしてみよう

アメリカでは、自分の意見を積極的に言えるよう、子供のうちからトレーニングする機会があります。

たとえば、「Show and Tell」という、クラスメートの前で自分の持ち物や好きなものについて説明するアクティビティがあるのです。

学年が上がればその内容も複雑になっていき、自然と人前で話したり、プレゼンしたりするためのスキルや経験が蓄積されていきます。

アメリカの学校へ行くなら、ぜひこの「Show and Tell」を活用して、積極的に話すトレーニングをしてみましょう。学校だけでなく、家でゲーム感覚でやってみてもいいのではないでしょうか。

LINE留学相談

アメリカの学校に行くときに注意すべき3つのポイント

アメリカ 学校 子どもたち

最後に、アメリカの学校に通うときに注意すべきことをチェックしておきましょう。子供が安心して楽しく学校へ通えるよう、一緒に取り組んでみてください。

注意点(1)自主自律の精神を忘れずに

日本では校則があったり進路指導があったりと、学校が何かと子供の成長に世話を焼いてくれることが少なくありません。アメリカよりルールは厳しいですが、その分、学校側のサポートも手厚いのです。

それに対し、アメリカには日本のような厳しいルールがなく、自由な雰囲気がある一方、生徒の裁量に任される部分が日本よりも多いのが特徴です。選択科目が多いのも、そのひとつでしょう。その中で学びや経験を積み成長していくには、自分の意志が欠かせません。

他人任せにするのではなく、「自分の学校生活をどうしていきたいのか?」を常に考えるようにしましょう。

注意点(2)多様性を受け入れよう

授業内容や学校生活に違いがあるのはもちろんのこと、周囲のクラスメートも日本とは大きく異なります。肌の色や髪の色は人それぞれで、考え方やバックグラウンドもさまざまです。

昔と比べれば、日本でもさまざまな人が見られるようになってきてはいますが、多様性という点においては、アメリカに遠く及びません。その点についても受け入れ態勢を整えておかないと、子供が戸惑ってしまうでしょう。教育システムの違いだけでなく、文化的・歴史的な事情ついて知っておくことも重要です。

注意点(3)日本との「違い」をネガティブに捉えないようにしよう

すでに述べてきたように、アメリカと日本の学校は大きく異なる部分があります。それについて、「どちらが良い/悪い」ということは、お子さんに意識させないようにすることが重要です。

「日本のほうが良かった」と思わせてしまうとアメリカの学校に通うのがつまらなくなってしまうでしょうし、反対に「アメリカのほうが良い」と思えば、日本に帰ったときにストレスを感じてしまうこともあります。

大事なことは「どちらが良い」と決めるのではなく、違いを違いとして受け入れ、柔軟に対応していくことです。

LINE留学相談

まとめ

アメリカ 学校 子ども

今回の記事では、日本とアメリカの教育制度や学校生活の違いについて紹介してきました。アメリカでは飛び級制度があるなど、生徒を集団でまとめるのではなく、個人にフォーカスするシーンが非常に多くあります。

また、大きな自由がある一方で、自分の生活をコントロールする意識が求められるのも特徴です。

日本では、良い意味で学校がコントロールしてくれる部分が多いので、それに慣れてしまっていると、戸惑うことも多いでしょう。子供をアメリカの学校に入れようという人や、自分自身が渡米する予定がある人は、ぜひこれらの情報をもとに、入学準備を進めてみてください。

あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ

留学 ステップ

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。


  1. ステップ1:目星をつける
  2. ステップ2:相談する
  3. ステップ3:申し込む
  4. ステップ4:渡航準備
  5. ステップ5:出発!

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を

留学 ステップ

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。

  • 「そもそもどんな留学体験ができるんだろう?」
  • 「気になる留学先はあるけど、自分に合っているかわからない」
  • 「結局のところ何から準備を始めたらいいんだろう?」
  • 自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?

    英語力アップに強い留学エージェント「スクールウィズ」

    スクールウィズ

    スクールウィズは英語力アップに強い留学エージェントです。 初中級者のための英語学習プログラム「プレ留学」×「カスタム留学プラン」であなたの留学を、経験豊富なカウンセラーが万全の体制でバックアップ致します。

    1. 【スクールウィズが選ばれる7つの理由】
    2. 1. 専門家監修!英語学習プログラム「プレ留学」で事前学習もバッチリ
    3. 2. 充実した英語学習サポート体制!
    4. 3. 1万通り以上から選べる「カスタム留学プラン」
    5. 4. 経験豊富なカウンセラーによるベストなプラン提案
    6. 5. 代理店手数料0円&最低価格保証
    7. 6. 安心安全、充実の留学サポート体制
    8. 7. スマホで相談から手続きまで完結!

    せっかくの留学を失敗してほしくない想いから、英語力を伸ばす独自のサポート、納得いくプランづくりに力を入れています。

    いま英語力に不安があっても、しっかり準備するから大丈夫。留学で、憧れだった「英語を話せる理想の自分」を私たちと一緒に実現させましょう!

    留学に対するご質問から、留学プランづくり、事前の英語学習、留学中のサポートまで対応しておりますので、ご相談お待ちしております。

    【無料】LINEで留学相談する!

    この留学ブログを書いた人

    MJ

    MJ

    本業のかたわらWebライターとしてさまざまなジャンルの記事を執筆。アルティメット元日本代表で、現役時代は年に1回は海外へ。1年間オーストラリアでワーキングホリデーを経験、帰国後は英語学習や旅行に関する記事を多く手がける。TOEIC885点、IELTSアカデミック7.0取得。2023年2月よりオーストラリアのウーロンゴン大学の修士課程に入学予定。

    カテゴリーから記事を探す

    英語力アップの留学エージェントなら
    スクールウィズ

    無料留学相談する!

    英語力を伸ばす「あなたにピッタリな留学プラン」を一緒に見つけましょう

    \直接話を聞いて相談したいなら/

    留学カウンセラーと
    個別面談する(オンライン)

    \まずは気軽に相談したいなら/

    公式LINEで
    相談・質問する LINE留学相談 QRコード

    メール相談はこちら

    スクールウィズのユーザーになる
    ×

    会員登録は無料!30秒で完了します。
    以下いずれかの方法で会員登録してください。

    既に会員登録がお済みの方はこちらからログインできます。