こんにちは、カナダに留学していたKanakoです。
最近は留学という言葉をよく聞き、身近に感じている方も多いのではないでしょうか。特にカナダは留学する日本人が多いので、気になっている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし留学と言ってもどのような方法があって、どのようにして渡航できるのか、自分に合う留学方法はどれなのか、なかなか分かりにくいですよね。
そこで今回は、カナダ留学で可能な留学方法として、語学留学、専門留学、ワーキングホリデー、交換留学、正規留学の5つについて紹介します。
「留学に興味はあるけど全然分からない」という方は、この記事を通して留学についての知識を少しずつ頭に入れていきましょう。
なお、カナダ留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
カナダ留学
カナダに留学する方法として、
の5つを順に紹介します。
まずは、多くの人が挑戦できる語学留学について紹介します。
語学留学とは、語学の習得を目的とした留学方法です。
特長として、
などがあります。
語学学校は語学習得を目的とした学校のため、現地のカナダ人と学ぶわけではありません。カナダへ学びにきている外国人たちと、一緒に英語を学ぶイメージです。
一緒に学ぶ留学生たちも、第2言語として外国語を学ぶことがほとんどです。少しぎこちない英語でも、気軽に話せるでしょう。
また留学期間は大学などに通うわけではないため、基本的に自分で決めることができます。多くの学校で短くて2週間から、長くて半年や1年くらい留学可能です。
自分の英語レベルや目的に合わせて、短期留学や中期留学ができそうですね。
語学留学は、
におすすめです。
先ほど語学留学は、自由自在に期間を決めることができるとお伝えしました。そのため自分の理想のタイミングや期間で留学できることが多いです。
また今後、「長期留学をしてみたいけどいきなりは不安」という方の体験として、まず数週間の留学をするのもおすすめです。
まず初めに、留学の目的を決めなくてはいけません。語学留学は期間や学校などすべて自由に選択できるため、「留学中に何がしたいのか」をを明確にしておく必要があります。
目的がハッキリしていないと、計画を立てることができないのです。
その後、留学エージェントなどを利用して、具体的にどこに留学するのか、どの学校に通うのかを決めるといいでしょう。
また渡航前にはしっかりと語学の基礎を習得し、ビザや航空券なども同時に準備することになります。
語学留学のビザは、期間によって異なります。
例えば6ヶ月以内の留学では、観光でカナダを訪れるときと同じく「eTA」を取得していれば問題ありません。
eTAとは電子渡航認証で、アメリカに渡航する際のESTAと同じようなもの。事前に申請することで、取得できます。
半年以上の語学留学には、「学生ビザ(就学許可証)」が必要になります。
カナダでの語学留学にかかる授業料は、1ヶ月あたりおよそ8万円〜15万円と言われています。この授業料とは別に、滞在費やビザ、渡航費に留学保険なども必要です。
単純に1ヶ月の語学留学である場合、平均して40万円〜63万円ほどかかります。
語学留学は高額なお金が必要なので、しっかりと準備を進めましょう。
続いては、専門留学について解説します。
専門留学とは、何か特定の専門ジャンルを学ぶために渡航する方法のことです。有名なものだと、ハワイでのフラダンス留学やヨーロッパでのサッカー留学などがあります。
つまり、習いたいことやその特定のスポーツの発祥地や強い国へ留学するのです。
専門留学は多くの場合、学生よりも社会人が選ぶことが多いもの。特定のジャンルを専門的に学ぶので、スキルアップのための留学として人気です。
カナダでは先ほど紹介した娯楽系やスポーツ系以外にも、ビジネスや美容分野の専門留学も可能です。
期間は数週間の短期から6ヶ月を超える中長期までさまざま。自分が好きなことを思いっきり学ぶにはぴったりの方法です。
専門留学は、何か学びたい分野がある人におすすめです。自分が興味を持っている分野を好きなだけ学ぶので、目的がある人にとってはモチベーションも高まる環境です。
反対に漠然と留学に行きたいだけならば、専門留学はおすすめしません。
また社会人になってスキルアップしたい方、その道のプロから直接学びたい方などにもおすすめです。特定のことを没頭して学べるなんてめったにない機会なので、思う存分活用しましょう。
専門留学も語学留学と同じく、エージェントを通して留学するのが一般的です。しかし他の留学と比べてかなり専門的なことを学ぶので、プログラムが多種多様です。
参加プログラムによっては、その分野を得意とするエージェントに依頼する方が良いこともあります。
例えば、
などです。
そのため専門留学でエージェントを活用するときは、他の留学以上に自分のやりたいことにマッチしたプログラムがあるかどうか、しっかりと確認する必要があるでしょう。
多くの方は貴重な長期休暇の時間使って専門留学をすることになるので、有意義なものになるようエージェントも厳選しましょう。
専門留学に必要なビザは、半年未満であれば特にありません。「eTA」を事前に取得しておけば渡航できます。
しかし専門留学中に働く場合や、半年以上の留学となる場合は、ビザの申請が必要です。多くは学生ビザを申請しますが、自分はどのビザが必要になるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
専門留学は何を学びたいのか、どこで学ぶのかによって、授業料が大きく変わります。
一概には言えませんが、カナダでの専門留学における授業料は、1ヶ月あたり12万円ほど。
ただし専門分野を学ぶことになるので、語学留学よりもお金がかかる可能性があることを理解しておきましょう。
次は、ワーキングホリデーについて紹介します。
ワーキングホリデーとは、海外で学び、働き、遊ぶことができる留学方法です。
簡単に言い換えると、海外でも日本にいるように働き生活をするということ。滞在できる期間は基本的に1年です。
ワーキングホリデーの特長は、自由度が高いこと。ワーキングホリデーでは学校に通うことは義務ではありません。またどれくらいの期間働き、どれくらい遊ぶのかなども、基本的には自分の判断で決めることができます。
そしてワーキングホリデーは、働きながらカナダに滞在できます。最低限の費用を貯金して、後は現地で稼ぐ人も少なくありません。
金銭面の問題から留学を諦めていた方にも、チャンスがある方法です。
ワーキングホリデーは、
などにおすすめです。
ワーキングホリデーは自由度が高いので、やりたいことがたくさんある人にはおすすめです。特にカナダは自然豊かなので、その中でゆったりと働くことができるでしょう。
しかし注意点として、ワーキングホリデービザは「申請時に18〜30歳以下であること」を条件としています。そのため申請時の年齢制限には注意してください。
ワーキングホリデーは基本的にパスポート、ビザ、そして航空券があれば挑戦できます。しかしエージェントを利用した方が良いケースも少なくありません。
例えば、
などです。
エージェントを利用すれば、渡航して不安なときや何かトラブルなどに巻き込まれたときなど、手助けが必要な場面でスタッフが力になってくれるでしょう。
またワーキングホリデーを取り扱うエージェントのスタッフにはワーキングホリデー経験者もいるので過去のワーキングホリデー経験者とつながれることも。ケアがしっかりと欲しいのであれば、エージェントを利用するのがおすすめです。
カナダのワーキングホリデーには、ワーキングホリデービザが必要です。
このビザは18歳〜30歳以下の年齢制限がありますが、その条件を満たせば最長で1年間の滞在が可能です。そして就学期間は6ヶ月まで、就労期間はビザの有効期限内であれば特に制限はありません。
カナダのワーキングホリデービザは申請までに5つのステップがあるので、しっかりと準備をするようにしましょう。
申請の流れは、以下の記事をご一読ください。
【2023年版】カナダワーホリ申請の流れと発給までの期間を徹底解説!
現地で学校に通う場合は、他の留学方法と同じように授業料が発生します。
基本的にはワーキングホリデーでも、語学学校の費用は変わらず1ヶ月あたり12万円ほど。ビザの都合上、就学期間が6ヶ月までなので注意しましょう。
続いては、高校や4年制大学での交換留学について紹介しますね。
交換留学は、現在の学校に在籍したままの状態で、海外の学校に一定期間留学をし、帰国後に日本の学校に復学する留学方法です。一般的に、留学期間は半年もしくは1年間です。
高校生の場合、在籍している高校によりますが、以下の2パターンがあります。
交換留学は1人で異国の地に、長期で留学するので高校生にとっては、語学力の向上以外にも精神的な自立につながる、家族の大切さを知るなど語学力アップ以上のものが得られるでしょう。
大学生の場合、留年することはありません。基本的に留学していた期間を在籍期間と考えることができ、4年で卒業できるからです。
大学生にとっては、費用の負担が少ないことや日本では発展していない分野を学べるなどさまざまなメリットがあります。
交換留学は、
におすすめです。
しかし交換留学は楽しいばかりではありません。辛いことも多いので、それなりの覚悟が必要です。
留学中に達成したい目標などをしっかりと設定すると、より充実した留学生活が送れるはず。留学前に、一度考えてみることをおすすめします。
高校で交換留学をする場合は、語学留学と同じく自分でエージェントを利用するか、高校を通してエージェントを利用する、高校が提携している姉妹校に留学をするなど方法はいくつかあります。
どの方法を選ぶにしても、留学するための英語の試験や面接などを受けることが欠かせません。まずは選考通過のための準備を進めましょう。
高校生で留学する場合、基本的に現地での授業料は免除されることが多いです。
対して大学で留学する場合は、日本で在籍している大学に授業料を収めれば、海外大学へ授業料を支払う必要はありません。
安いように感じますが、留学は授業料だけではなく、現地での生活費や渡航費もかかります。1年間の生活費はおよそ60〜120万円となっており、渡航費は約10〜15万円が相場です。
合計すると70万〜135万円ほどの費用は必要なので、あらかじめ準備しておきましょう。
最後に、高校や4年制大学への進学について紹介します。
正規留学とは高校であれば3年間、大学であれば4年間は現地の学校に在籍し、海外の学校を卒業する方法です。
交換留学と似ているように感じますが、以下の点で異なります。
正直に申し上げると、正規留学は現地の学生と同じ授業を受けることになるので、英語力が高くないとついていくのが難しいです。
また高校の正規留学の場合、戻ったときに高校時代の友達が日本にいない状態になるため、リスクなども考えた上で本当に留学するのか考えましょう。
大学の正規留学で語学力に不安がある方は、まず「コミュニティーカレッジ」に2年ほど通って、そのあと4年制の大学に編入するのがおすすめです。コミュニティカレッジで大学入学に必要な知識を身に付けられるので、入学してから慌てることがありません。
正規留学は、
などにおすすめです。
しかし正規留学で海外の大学を卒業したからといって、必ずしも海外で就職できるとは限りません。
むしろ多くの人が海外大学に進学、卒業したのにも関わらず、日本で就職することが多いです。
海外大学を卒業しただけでは海外就職が実現するわけではないことを理解しておきましょう。
留学方法は主に、以下の2つです。
正規留学は、数年の時間を海外で過ごすことになります。さらには現地の学校を卒業しなくてはならないので、レベルの高い知識が必要となり、事前学習も気を抜くことができません。
そのため留学エージェントを利用し、サポート体制のある状態で渡航する方が安心できるでしょう。
海外大学の学位を取得したい場合、日本の大学に入学をし、「デュアルディグリープログラム」を利用することもおすすめです。
デュアルデグリープログラムとは、日本にある大学と提携を結ぶ海外の大学間で結ばれる単位互換制度のことです。
プログラム利用者は、日本の大学に所属しながら一定期間海外の大学で留学し条件を満たせば、日本の大学と海外の大学両方の学位を取得できるのが魅力となっています。
カナダへの正規留学には、学生ビザ(就学許可証)が必要です。
しかしカナダの学生ビザを取得するためには、東京にあるカナダ大使館に本人が行かなくてはならないなど、かなり手間がかかります。
そのため最低でも、渡航の8週間前には準備を開始しましょう。留学に出発する人が多い夏は、特に時間に余裕を持って準備するのがおすすめです。
必要書類なども分かりにくいことも多いので、不安な方はビザ申請も留学エージェントのサポートを検討してみてください。書類の不備などなく、スムーズにビザ申請ができるかと思います。
カナダの高校への正規留学にかかる学費は
と言われています。
カナダの大学へ正規留学する場合、費用は1年間で約150〜200万円ほど。日本の大学に比べると高額ですよね。
しかし、カナダの正規留学にかかる費用は、他の欧米諸国ほど高くありません。というのもカナダは物価が安いため、生活費をおさえることが可能なのです。
すべての費用を合わせると、留学費用は1年あたり約250〜450万円。他の国と比べると少し安いので、留学に行きたいけど費用はなるべくおさえたい方にカナダはおすすめです。
本記事では、カナダへ留学する方法を5つ紹介しました。それぞれ留学の概要や費用、ビザについてまで詳しくお伝えしたので、どんな方法で留学しようか悩んでいる方はじっくりと比較してもらえたのではないかと思います。
カナダに留学といっても、目的は人それぞれです。だからこそ、自分に最適な留学方法も人それぞれ。
留学はかなりの時間とお金を必要とするので、しっかりと吟味した上で、どの方法で留学するのか決めてくださいね。みなさんの留学が充実したものになることを願っています。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
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