イギリスではバーより「パブ」が人気!おすすめ店からマナーまで徹底解説

イギリス パブ

イギリスのナイトライフといえば、レストランでイギリス料理を楽しむ、クラブで踊り明かす、ロンドンの夜景を散歩するなどさまざまな過ごし方があります。中でも、イギリス発祥の「パブ」に興味がある人は多いですね。

ですが、パブには地元の人もたくさんいて、「なんとなく入りにくいけれど、イギリスの人気パブで地元の人との会話を楽しみたい!」「イギリスのナイトライフを体験してみたいけど、どのお店に行ったらいい?」と感じている人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、初めてイギリスに訪れる人必見のパブの楽しみ方をご紹介していきます!

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イギリスのパブ文化を知ろう

イギリス パブ

パブを知るには、まずイギリスのパブ文化について少し勉強していきましょう。

バーとパブの違いって何?

よく聞くバーとパブの違いはどこにあるのでしょうか。実はこの2つ、発祥の国が違うのです。パブはイギリス発祥、バーはアメリカ発祥です。どちらも現在は「酒場」という意味合いで使われています。

イギリスのパブ文化の歴史

イギリスで現在のような様式のパブの文化が広まったのは、18世紀から19世紀ごろです。パブの語源「Public House」という言葉にもあるように、元々は現在のようなお酒を出す場所という役割だけでなく、簡易的な宿場や雑貨屋としての役割も兼ね備えた、”地元の憩いの場”という位置づけでした。

しかし、階級社会であった当時のイギリスでは、パブも例外なく世相を反映しており、入り口やお酒を飲む空間が階級ごとに分かれていたそうです。階級社会の衰退に伴い現代のようなフラットなパブになっていったとされています。

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イギリスのパブで頼むべき人気メニュー

パブに行ったはいいものの、初めての場所では注文に迷う方もいるはず。パブでこれを頼めば間違いない厳選メニューを3つ紹介します。

パブといえばビール!

イギリス パブ ビール

パブといえばビールなしでは語れません。日本では見かれない外国メーカーのビールに挑戦してみたり、イギリス生まれのビールを現地で楽しんだりするチャンスです。

おすすめは「Greene King IPA」や「Old Speckled Hen」などの銘柄です。他にもたくさんの種類があるので、お気に入りの一杯を見つけてみてくださいね。

ビールが苦手な人は「サイダー」がおすすめ!

イギリス パブ サイダー

お酒は飲みたいけどビールは苦手、という方におすすめなのがサイダーです。日本でもおなじみの炭酸飲料と同じ名前ですが、実はイギリスのサイダーはれっきとしたアルコール飲料の一つです。

甘すぎず、少し酸味のあるリンゴ味に炭酸のさっぱりさがとてもよく合うので、何杯でも飲めてしまいます。くれぐれも飲みすぎにはご注意を。

イギリスの定番!フィッシュアンドチップス

イギリス パブ フィッシュアンドチップス

イギリスといえばやはり一度は食べてみたいフィッシュアンドチップス。あまり料理を数多く揃えていないパブも多いのですが、フィッシュアンドチップスを置いているパブは比較的多いようです。イギリス定番のおつまみと一緒に乾杯しませんか。

初めてでも大丈夫!イギリスのパブに行く前に知っておきたいポイント

イギリス パブ ポイント

イギリスのパブ独自のマナーやルールが心配で、行くのを躊躇ってしまう人もいるのではないでしょうか。ここでは、パブでのルールやマナーについて事前に知っておきたいポイントをご紹介します。

注文はカウンターで

パブでは注文カウンターで行います。日本のレストランのようにウェイターが聞きに来てくれるわけではないのご注意してください。

イギリスのパブでは、カウンターで注文と支払い、飲み物の受け取りまで行う「キャッシュオン方式」が主流です。

グループで来店する時は全員で行くのではなく、代表者が数人で全員分の注文をしに行くことが一般的です。

チップは不要

パブではチップは必要ありません

そもそもチップは配膳、給仕等食事中のサービスをしてくれたウェイターへの気持ちとして渡すものです。

自分で注文をしに行くパブでは必要ありません。もちろん、いいサービスを受けた際、感謝の気持ちを表すのにチップを渡すのはもちろん問題ありませんよ。

ビールを注文するときの大きさに注意

日本でも中ジョッキ、小ジョッキなどのジョッキのサイズがあるように、パブで出されるビールのサイズもさまざまあります。

一般的なサイズは、約568cc(1Pint=パイント)と約284cc(Harf Pint=ハーフパイント)の2種類。何も言わないと、1Pintのビールが出てくることも多いようなので、小さなサイズを飲みたい人は注文時にサイズを伝えるのを忘れずに。

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イギリスのおすすめバー&パブ

ここからは、たくさんあるイギリスのパブの中からおすすめのパブをご紹介します。写真映えするようなパブや歴史の深いパブ、一風変わったサービスを行っているパブなど、さまざまなパブを集めました。

おすすめパブ1. Ye Olde Cheshire Cheese

Ye Olde Cheshire Cheese(ジ・オールド・チェシャー・チーズ)は、1538年に創業したとても歴史のあるパブです。

マーク・トウェイン、チャールズ・ディケンズやアーサー・コナン・ドイルなど、現在でも人気のある名だたる文豪も通っていました。重要建築物に登録されている建物は見どころの一つであり、1666年に起こったロンドン大火で被害に遭ってしまったのですが、その後再建されました。

また、食事はあまり出さないパブが多いなか、このパブでは食事メニューが豊富です。牛肉と内臓のビーフシチューをパイ生地で包んだ、イギリスの伝統料理でもあるステーク&キドニー・プディングは一見ならぬ一食の価値ありです。

行き方

シティセンムスレリインク駅より徒歩3分

住所

145 Fleet St., London EC4A 2BU
「Ye Olde Cheshire Cheese」をGoogle マップで見る

おすすめパブ2. The Black Prince

The Black Prince(ブラック・プリンス)は、映画『キングスマン』で物語の最初にハリーがエグジーにスパイ候補生になるよう勧めた場面でロケ地となったパブです。

入口のドアは、映画でもそのまま使われていたのでファンにはたまりませんね。パブではビールのほか、ハンバーガーやフィッシュアンドチップスなどの軽食もいただけます。『キングスマン』世界を体感したい人はぜひ足を運んでください。

行き方

ケニントン駅より徒歩8分

住所

6 Black Prince Rd, Kennington, London SE11 6HS
「The Black Prince」をGoogle マップで見る

おすすめパブ3. Cittie of Yorke

Cittie of Yorke(シティ・オブ・ヨーク)は、大きな時計を外壁に携えた外観が特徴的なパブです。

1430年には宿の役割を備えたパブとして営業していたCittie of Yorkeは、木のドアをくぐると、タイムスリップしたかのようなアンティークな内装が広がります。

カウンターの上に並ぶワイン樽や、年季の入った木の柱、それに続く高い天井といった特徴的な内装もこのパブを彩る重要な要素とですパブとしては珍しく個室のような空間があるのも特徴です。法曹街にあるので、弁護士や法曹関係の方がよく訪れるそうです。

行き方

チャンスリー・レーン駅目の前

住所

22 High Holborn, London WC1V 6BN
「Cittie of Yorke」をGoogle マップで見る

おすすめパブ4. The George

The George(ザ・ジョージ)は、かつて馬車宿として使われていました。現存する馬車宿の中では最古のものだそうです。

昔ながらのパブの名残がいまだに残っており、現在でも実際に宿泊することができます。店内はきらびやかではないものの、歴史を感じさせる落ち着いたインテリアに囲まれてゆっくりと滞在することができます。

テラス席もあるので、晴れた日はテラス席で建物の外からこのパブの歴史を感じながら、名物ビールのザ・ジョージ・エールやら看板料理のラム・シャンクを食すのがおすすめです。

行き方

ロンドンブリッジ駅より徒歩3分

住所

75-77 Borough High Street, Southwark, London SE1 1NH
「The George」をGoogle マップで見る

おすすめパブ5. The Old Bank of England

最初にご紹介したYe Olde Cheshire Cheeseの近くにあるThe Old Bank of England(オールド・バンク・オブ・イングランド)は、天井にはきらびやかなシャンデリアが飾られています。

内壁には絵画が描かれ、窓には大きなカーテンのかかっていて、まるで中世のお城のような豪華絢爛な内装が特徴的です。2階席では、内装の全景を楽しみながらお酒が飲めますよ。

パブとしては珍しく朝の8時から営業しており、イギリスの伝統的な朝食であるイングリッシュ・ブレックファストを楽しめるのも魅力の一つです。

行き方

シティセンムスレリインク駅より徒歩7分

住所

194 Fleet St, London EC4A 2LT
「The Old Bank of England」をGoogle マップで見る

おすすめパブ6. The Churchill Arms

伝統のある建物が多いパブですが、The Churchill Arms(チャーチル・アームス)は一味違います。

外装を花々が彩り、まるで建物全体が一つの花壇のような華やかさです。第二次世界大戦後に改名された店名は、イギリスのウィンストン・チャーチル元首相の名前を由来とし、店内の装飾にもチャーチルの写真やチャーチルにまつわる品々が並んでいます。

パブでは珍しくタイ料理が味わえることも人気を博している一因です。

行き方

ノッティング・ヒル・ゲート駅より徒歩5分

住所

119 Kensington Church Street, London, W8 7LN
「The Churchill Arms」をGoogle マップで見る

おすすめパブ7. The Princess Louise

ヴィクトリア朝の金を基調とした輝く内装が印象的なThe Princess Louise(プリンセス・ルイーズ)。階級制度があった時代に、プライベートな空間での社交を楽しんでいた名残を残しており、個室でお酒が楽しめるのもこのパブの魅力の一つです。

なお、このパブでは食事メインの人は入り口が異なります。メインのドアのほかに、2階へ続くドアがあるので食事を楽しみたい人はそちらのドアから2階へお上がりください。

行き方

ホルボーン駅より徒歩2分

住所

208 High Holborn London WC1V 7EP
「The Princess Louise」をGoogle マップで見る

おすすめパブ8. The Sherlock Holmes

店名からもわかるように、シャーロック・ホームズ好きにはたまらないパブです。

店内の装飾はホームズに関するものばかり。ポスターや挿絵、小説にまつわるグッズなど、シャーロック・ホームズ一色です。2階には一角にホームズ展で展示されていた実際の「ホームズの部屋」が移設されており、ホームズとワトソンの書斎がまるで小説の世界からそのまま飛び出したかのように再現されています。

なにより惹かれるのは、小説に登場する人物の名前を冠しているメニューです。小説の話をしながら、その世界にどっぷりとつかって料理を楽しむことができます。

行き方

チャリングクロス駅より徒歩2分

住所

10 Northumberland Street, St James’s, WC2N 5DB
「The Sherlock Holmes」をGoogle マップで見る

おすすめパブ9. Riverford at Duke of Cambridge

Riverford at Duke of Cambridge(リバーフォード・アット・デューク・オブ・ケンブリッジ)は、パブとしては珍しく、お酒よりも食事を楽しみに訪れる人が多いパブです。

自家農園で育てたオーガニック野菜を使った料理は、海外の慣れない食生活で疲れた体を癒してくれます。肉料理や魚料理にも野菜が添えてあったりと、忘れがちな食事バランスを整えてくれるのも嬉しいポイントです。

また、このパブではオーガニックワインを多数取り揃えており、食事だけでなく、ドリンクへのこだわりも感じられます。目にも、身体にもやさしい料理やオーガニックワインをぜひ味わってみてください。

行き方

エンジェル駅より徒歩10分

住所

30 St Peter's Street, Islington, London N1
「Riverford at Duke of Cambridge」をGoogle マップで見る

おすすめパブ10. The Bear Inn

『ハリー・ポッター』のロケ地になったことでも有名なオックスフォード。

そんなオックスフォードにあるThe Bear Inn(ベア・イン)は、ネクタイの先端を切断し、お店に持っていくとハーフパイントのビールと交換してくれるという一風変わったサービスを行っています。

捨てようと思っていたネクタイをお持ちの方は次回イギリスに訪れるまで保管して、ぜひThe Bear Innを訪れてみてくださいね。

行き方

オックスフォード駅より徒歩15分

住所

6 Alfred Street, Oxford OX1 4EH
「The Bear Inn」をGoogle マップで見る

まとめ

イギリスのパブ文化と聞くと行きにくい……というイメージを抱く方もいるかもしれません。でも”現地の人の憩いの場”と聞くと日本の居酒屋とどこか似ていて親近感が湧いてきませんか?

イギリスではパブでスポーツ観戦をするので、滞在中に大きなスポーツの大会があるときは、パブに行ってスポーツ観戦をすると現地の人との交流が生まれるはずです。

留学やご旅行でイギリスに滞在予定のある方は、ぜひパブでのナイトライフを楽しんでくださいね。

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この留学ブログを書いた人

愛優

愛優

ドイツに恋した自由人。初めての一人旅はアメリカ。全く英語が話せなかったことが悔しくて語学を学ぶことを決意するも、ふとしたきっかけでなぜかドイツへ1年間の語学留学へ。謀らずして第三言語を学ぶ楽しさに気づく。文章を書くことや写真を撮ることが好きで、好きなことを通じて、日本以外の国に住むことや、旅をすることの魅力についてお伝えします。

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