ポートランドの気候とオススメの服装を解説！

ポートランドに行くにあたって、現地の気候や持っていくべき服装はどのようなものがいいか悩みますよね。

実際ポートランドは東京と比べると気温や日照時間、降水量などが異なり、知らずに渡航してしまうと現地で服を一式買い直すなど、不要に出費がかさんでしまう恐れがあります。

そこで今回は、ポートランドの気候や季節ごとの雰囲気、服装、ベストシーズンなどをご紹介します。ポートランドへの渡航準備を進めている方は、ぜひこの記事を参考に持っていく服装、現地での服の調達イメージを持っていただければと思います。

ポートランドの気候帯

まずは、そもそもポートランドがどの気候帯に属しているかを確認しましょう。ここでは気候学者W.P.ケッペンによって考案された気候区分に従い、気候帯をご紹介します。

メルボルン大学のM. C. Peelらの発表によると、ポートランドの気候は地中海性気候（気候区分：Csb）に属しています（※1）。

地中海性気候は夏と冬での降水量の大きな差が出るのが特徴で、フランス南部やスペイン北西部、ポルトガル北部などが属しています。

日本との比較

一方で日本は、北海道や東北、沖縄などを除くと、大部分の地域が温暖湿潤気候に属しています。

年間を通して気温差が大きく、夏に雨が多く冬は乾燥するため、サンフランシスコの気候とは乾燥する時期や年間を通した寒暖差に違いが出てくるので注意が必要です。

四季のはっきりしているポートランドの気候

上ではポートランドの気候帯について簡単にご紹介しましたが、実際の気温などが分からないと生活イメージが湧きづらいですよね。続いては、ポートランドの平均気温や降水量などを東京と比べながらご紹介します。

なお、以下で紹介するデータはアメリカに拠点を置くCanty and Associates LLCが運営する気候データベース「Weatherbase」、およびオランダに拠点を置くWorld Wide Travel Organisationが運営する「Weather and Climate」、ノルウェーに拠点を置くTime and Date ASが運営する「timeanddate.com」掲載の情報を参照しています（※2〜6）。

ポートランドの平均気温

地中海性気候に属するポートランドでは、東京ほどよりも季節ごとの寒暖差はやや緩やかです。特に夏の平均気温は東京よりもポートランドの方が5℃近く低くなります。

ポートランドの平均最高・最低気温

ポートランドでは夏の寒暖差が東京と比べ激しく、夏での渡航でも多少の防寒具は準備する必要があります。

ポートランドの日照時間

ポートランドでは夏に日照時間が伸び、特に日本の梅雨の時期が重なる6月では、倍以上の日照時間があります。一方で10月ごろからは雨が降る日が増え、日照時間が一気に減ります。

ポートランドの降水量

地中海性気候に属するポートランドでは、時期ごとに降水量が大きく異なり、10月から5月にかけては夏と比べるとかなり雨の降る日が増えます。

ポートランドの春（3～5月）

春の始まりは遅く、日本の感覚からすると大体4月の終わり頃から5月上旬に段々と春めいていき、6月後半からは一気に夏の日差しに変わっていきます。

春のおすすめの服装

3月では冷え込みが厳しくなるので、まだ冬用のコートが手放せません。4月に入ると春めきなり、長袖のシャツにパンツ、またはワンピースに1枚羽織るものでも過ごせるようになります。

ポートランドの夏（6〜8月）

ポートランドの夏は1年を通して最も快適に過ごせる季節です。平均最高気温は30℃未満と東京よりやや暑さは抑えられ、湿度も低いため、気持ちよく体を動かせます。

最近では、9月の中頃まで半袖で過ごせるほどの夏日になることがあります。日照時間も長く、夜9時ごろまで外が明るいこともあり、外遊びをするには最高の季節となります。

夏のおすすめの服装

服装は半袖1枚、または夏用ワンピースなど、日本の夏の格好と同じで十分です。日本の夏よりも日差しが強いため、帽子やサングラスがあると便利でしょう。

ただし、夜は若干冷え込むことがあるため、薄手の羽織るものを一枚持っていると安心です。

ポートランドの秋（9〜11月）

9月も後半になると、次第に気温が下がり、雨も多くなっていきます。秋になることで、紅葉する木々とのコントラストが楽しめます。

10月の紅葉と共に雨が多くなり、雨が降る度に気温が下がっていきます。

秋のおすすめの服装

服装は日本の秋の服装そのままで、薄手のセーターやジャケット、または秋用コートなどがあれば少し肌寒い時でも安心して過ごせます。

11月中旬にはぐっと冷え込むことが多く、一時的に氷点下近くまで気温が下がることがあるため、冬用のコートが必要になります。

ポートランドの冬（12〜2月）

11月中旬の冷え込みから冬の到来です。ポートランドでは東京よりも冬の冷え込みが早く、12月には1月、2月並みの気温まで下がります。またこの時期は雨が降る日が多く、体感では実際の気温よりも寒く感じられるかもしれません。

冬のおすすめの服装

冬の服装には、日本の冬に着ていたものを持っていきましょう。

夜の冷え込みは日本より若干厳しいため、手袋や厚手のセーターがあると安心です。また雨が多いため、雨対策として、レインコートや長靴があるといいでしょう。

ポートランドのベストシーズンは6〜9月！

ポートランドのベストシーズンは何と言っても6〜9月です。カラッと乾燥していて気温も適温のため、外を歩くだけで気持ちがいい季節です。

日没の時間もこの時期は遅いため、お出かけを楽しむにはうってつけの時期となります。

天気で気分が左右される方は11月〜1月にご注意

一方でポートランドでは冬の日照時間がかなり少なく、雨が降り続けます。天気で気分が左右される方がこの時期生活する際には、体調も崩しかねないため、渡航時期を変えるか、サプリメントを摂取するなどの対策を渡航前に検討しましょう。

ポートランド留学中に服を購入できる場所と値段

短期間の滞在であれば、日本から持っていく服装で十分に生活を送れますが、長期滞在などで荷物がかさむ場合には、現地で衣服を買うことを検討しましょう。特にジャケットやコートなどは厚みがあるため、現地調達がおすすめです。

幸いポートランドには、日本人にも馴染みのある「H＆M」、「GAP」をはじめとするファストファッションの店舗があります。

価格や日本とはやや異なるため、下にアメリカで販売されているH＆Mの各衣類の価格イメージをお伝えします（※7）。

ポートランドにある各店舗の位置は下にまとめているので、店舗を訪れる際にはご確認ください。

項目	金額
H＆M	H＆M Pioneer Place店をGoogleマップで見る H＆M Washington Square店をGoogleマップで見る

留学では最低1週間分を用意！

留学の場合、ホームステイ、あるいは学生寮での滞在が多く、自分の好きなタイミングで洗濯できるとは限りません。最低でも1週間分の服装を用意するようにしましょう。

ポートランドの気候まとめ

今回はポートランドの気候について紹介しました。

ポートランドの気候の特徴は、季節ごとの降水量の差が激しく、天気で気分が左右される方は渡航時期に注意が必要な点です。ぜひ今回ご紹介した内容を元にポートランドに持っていく服装の準備を進めて下さいね。

また衣服をはじめ、アメリカ留学に必要な持ち物は下の記事でまとめているので、渡航前に漏れがないかチェックするためにこちらもあわせてご確認ください。
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