英語を話すことへのハードルが下がった2週間でした。

【総評コメント】
大変刺激的で勉強になった2週間でした。
1ヶ月～3ヶ月の人が多く、もっと長くいればよかったなと帰国時に思いました。

一番の収穫は、「英語を話すことに対するハードルがぐっと下がったこと」です。
初めは頭の中で文を組み立てて、文法や時制を考えて…と、話すまで時間がかかっていましたが、ある程度経つと、話しながら文を組み立てることが多少はできたり、伝わればいいやと開き直れたり。
1日中英語で話すことで、ある程度は英語に慣れることができたことは嬉しかったです。

食事については、食堂のものは日本っぽい味付けのものも多く、どれも美味しかったです。
ショッピングモールが近いので、買い物に困ることもありませんでした。

同じ時期に入学した日本人同士で話すことが多く、より英語漬けになりたいという人は日本人が少ない学校を探すといいかもしれません。
私の場合は日本人同士で買い物や観光に出かけたり、夜遅くまで雑談したりと、修学旅行的な感覚を楽しめました。

自分で時間割を組めるので、目的に合った時間割を組めるのはよかったです。
私は弱点を補いたいと思い、スピーキングやリスニングを中心に組みました。
特にスピーキングはよかったです。
「QOLについて」「貧困について」といった、抽象的なことを講師と1対1でみっちり話し、お互いの考えを話したり、日本について説明したり、フィリピンについて理解したりと、英語の勉強はもちろん、文化的なことが分かったのも収穫でした。

ただ、単語や文法は自分で学べるならそちらの方が効率的かなとも思います。
どうしても英語だと細かいところまでは分からないので。

【その他、この学校について特筆すべき点は？】
・寮で生活をしていましたが、多少の不便さは我慢する必要があります。シャワーの水圧が低かったり、エアコンがうるさかったり。
　自習室もありますが、外はかなりうるさいので、必要なら耳栓があるといいのかなと。

・グループクラスは種類がたくさんあり、自分に合ったものがあると楽しめると思います。
　私のケースですが、留学生同士で会話をするクラスは、日本ではない国の文化を知ることもでき、相手に伝えようとする力がついた時間でした。

・オフィスには日本人のスタッフの方がいるので、いざというときは心強いと思います。
　ある程度は英語で話すように頑張った方がいいとは思いますが、私の場合はチェックアウトについてはうまく伝えられず、日本語で説明を聞けて安心しました。

【実りある留学生活を過ごすためのポイントは？】
・事前に英語を勉強するのは必須だと思いました。
　授業は全て英語なので、品詞や時制を覚えていないとちんぷんかんぷんになります。

・先生の合う合わないはあるので、気になったら早めに別の先生に変えてもらった方がいいと思います。
　オフィスで相談に乗ってもらえるはずなので。
　後は、かなりの早口で話す人もいるので、ゆっくりにしてくださいとお願いしたり。
　受け身ではなく、自分からいい環境を作るのが大事なのかなと思います。

・どんどん外出することも大事だと思いました。
　3食提供されるので、ずっと寮にいても生活には困らないですが、フィリピンの文化を知るいい機会だと思います。
　現地のコンビニが日本みたいだなと思ったり、スーパーに日本のものがけっこうあることに驚いたり（ぽんだしがありました）。
　できるだけ出掛けるようにして、そういった点でも楽しく過ごすことができました。
　ただし、街灯は少なく車やバイクはすごい量走っているので、わりと勇気が必要です。

・自分からどんどん話すことが大事だと思います。
　スピーキングのクラス以外でも、質問に対して最低限返すのではなく、
　なんでそう思うのかや、実体験を話したりなど、話す機会を増やして、
　その中で単語や文法を学ぶことが大事なのかなと。

いろいろ不安なことも多いと思いますが、案外どうにかなるので、興味のある方はぜひ行って欲しいと思います。
周りに「初めは1週間でお試しで行って、後で3ヶ月滞在する」という方もいて、この方法もありなのかなとも思います。