異文化・多様性を経験したいならELSA

【総評コメント】
　フィリピンへ語学留学をして、自分の書きたいことをいろいろ書いていると
たった１週間の留学経験ではあったが、随分多くのことを思っていたことが分かる。

　まず私が思うには、できるだけ若い時期に異国文化に触れるべきだと思います。
そして、留学をすべきかどうか迷っている人がいれば、ぜひ留学をすべきだと思います。
今、インターネットを通して簡単に他文化に接触できるようになっており、
世界が少しづつ１つになっていることを実感されていると思います。
その中にあって、英語ができればもっと自身の視野が広がり、生活が実り豊かに
なっていくのでは？と思われているのではないでしょうか？
フィリピン留学で私が思ったこと、感じたことをできるだけまとめ、
皆さんに伝えたいと思います。
私のコメントが、みなさんのフィリピン留学の一助になれば幸いです。

　初めに、私が通った学校（ELSA）について
ELSAはセブシティから離れた位置にあります。
校内には、動物が放し飼いにされており、犬、猫、ヤギ、ウサギといった
動物とも自由に触れ合えるようになっています。
夜は静かで、星空は驚くほどきれいに見ることができます。
遠くを見れば、自分と同じ目線の位置まで星空が広がっており、
幻想的な空間に身を置くことができます。
私は京都に住んでいるのですが、このような星空を見たことがありません。
　校内は非常に安全で、スリや盗難とは全く無縁の場所で、
貴重品は部屋に置いて授業を受けに行っていました。
　
　授業は個人レッスンとグループレッスンに分かれるのですが、
私が重要だと考えるレッスンはグループレッスンの方です。
個人レッスンはフィリピン講師と１対１で話せ、
こちらのレベルに合わせて教えてもらえるという利点があるのですが、
グループレッスンでノンネイティブの他国の生徒と英語で話せる機会は、
留学以外では得にくいと思うからです。
　他国の生徒の英語は母国語の発音の影響を受けており、
始めて聞くと不思議な感じします。
そこからも分かることなのですが、日本人の英語も日本語訛りが
あると気づかされます。
　ELSAでは人種に多様性があり、各地域【中国・香港・台湾・韓国・
ベトナム・日本】から英語を学ぶために集まっています。
ここで、多くのローカルイングリッシュに触れられ、慣れられることが
大きな魅力と感じます。
　ローカルイングリッシュに慣れるより、きれいに英語を発音したいと
思われる人もいると思いますが、それに慣れることも重要だと思います。

　なぜ、重要だと思うかといいますと、日本が自身の成長を東南アジアにも求めているからです。
中国とインドを筆頭に東南アジアが今後は伸びると予測されています。
その成長を日本自身の成長につなげるためには、現地の人との協同が必要不可欠となります。
協同するにあたり、現地の言葉が理解できればそれにこしたことはないが、
それは難しくもあるし、１つの国の言語を理解しても他の国では通用しないというもの困る。
というのも、東南アジアという市場でみると大きいが、個別の国１つ１つで見ると
小さくなるからです。ということは、１つの言語で事足りるというのが理想となり、
その役割を担うのがローカルイングリッシュとなると思うからです。

　ローカルイングリッシュに慣れることと自身の英語に磨きをかける為には、
他国の生徒とたくさん話すことが最善の方法と思います。
この最善の方法を提供してくれるのが、ルームメイト達です。
私のルームメイトは３名で、出身が香港・韓国・ベトナム人です。
お互いに意思を示そうと思いますと必然的に英語で話さねばならず、
伝えよう、聞き取ろうと思う気持ちが最も英語を上達させ、
英語へのモチベーションを高めたと思います。
この気持ちは日本に帰った今でも続いています。
高校生や学生の方がこの体験をすれば、英語へのモチベーションが上がることは
もちろんのこと、異文化に触れる楽しさ、そして、異文化を許容する懐の深さを持て、
この経験をもとに学生生活で何を学ぶ必要があるのかというのが
見えてくると思います。
　
　最後に、せっかくフィリピンへ留学しているのだから、フィリピンの熱気を
感じてほしいと思います。発展進行国の１国であるフィリピンは
粗削りなところもあるが、人から熱気を感じます。
人々が若いというのもあると思いますが、通りを行きかう人に活気が
感じられます。大通りを歩いて見ても、飛行機から見下ろして見ても、
先進的な建物は、まだまだ少ないです。
しかし、私はそこに発展の余地を感じるのです。
一部のショッピングモール等の建物を中心に人が集まり商売をし、
その建物を中心ににじみ出るように発展しているように思えたからです。
フィリピンに貧富の差は確かにあります。
しかし、フィリピン人の他人への寛容さや明るさが
必ずこの問題を克服してくれると思います。

　長々と私の体験・感じたことを書かせて頂きました。
私は３８歳の会社員です。
この年齢になっても、たった１週間フィリピンで過ごした日々が
私の人生を豊かにしています。
留学（異文化に触れること）は必ず自分の発想や視野を広げます。
もし、留学することを迷っているのであれば、必ず行くことをお勧めします。
きっと、自分の人生に彩りを与えてくれます。