熱心な先生と勉強に集中できる環境

【総評コメント】
2つのキャンパスに以下の期間通いました。
・Merrion Square Campus （4/1～4/15）約2週間、
・Palmerston Park Campus （4/16～6/21）約10週間

先生の質は様々ですが、自分が基本的に教わった6名のうち3名の先生はとてもわかりやすく楽しい授業でしたし、熱心に教えてくれました。

・Merrion Square Campus
4/1入学初日に筆記のレベルチェックテストを受けた後にspeakingテストがありました。「私はIELTSのコースを受講する予定だけれどもこのテストで大丈夫ですか」と確認したところ、「え、君はIELTSコースなの！？」と驚かれました。結局そのテストが本当に自分の受けるべきものだったのかも謎でした。
レベル分けがしっかりしていると期待していましたが、実際この校舎ではIELTSコースは1クラスしかなく、既に6.0～6.5程度のスコアを持っている生徒や大分IELTSに慣れているような生徒と、私のような初心者が混合していました。先生・先生ともに遅刻は当たり前で、クラスの雰囲気は良くなく、居心地が悪かったです。また2名の先生ともに黒板を使ってくれず基本的に口頭で話し続けるだけなので、リスニング力があまりない自分はとても辛かったです。Simulation testや宿題の答え合わせだけで1日終わることがほとんどで、テクニックを教えてもらえませんでした。事務室に何度も相談しましたが改善されませんでした。自分の実力を考慮してもまずは基本から学びたかったので、結局入学後4日目に初心者クラスと上級者クラスの2クラス設けられているPalmerston Park Campusの初心者クラスに移動したいと申請しましたが、「もう一方のキャンパスだと君の実力と目指すスコアとは合わない」や「向こうの校舎は定員一杯だから無理。いつ空くかも検討が全くつかない」と言われるばかりでとてもストレスが溜まりました。その後4/29にこちらのキャンパスでもIELTS初心者向けクラスが出来ると言われましたが、1ヵ月も現状のクラスを受講しながら待つのは自分にとって意味がないと思ったので、4/16にPalmerston Park Campusに移動することになりました。但し前述の通りIELTSコースには入れないので、仕方なくGeneral Englishコースを受講しながらIELTSコースの空きが出るのを待つことになりました。General Englishに変える際「General Englishに変えるならUpper intermediateを受講したい」と相談したところ「君のレベルはintermediateしかない」と言われましたが、それならそもそもIELTSコースについても私の実力は初心者クラスに入るべきなので、結局定員の空き状況しか考えていないのだと思い、不信感が募りました。また、Palmerstonへの移動日についても学校内（日本人スタッフとその他の事務）での情報共有ができていなかったようで、「なんで君は今日ここにいるんだ」と言われたりしました。
私の他にも同じ日にPalmerstonからMerrion Square CampusのIELTSコースに移ってきた日本人の生徒がいましたが、やはり授業の雰囲気や内容から、授業初日終了後にPalmerstonへ戻りたいと申し出たそうです。2週間程度こちらのキャンパスで勉強しましたが、日本人はほぼいないので日本人の少ない環境で勉強したい場合はお勧めです。ただし校舎の構造上からも友人（特にクラスメイト以外）は作りづらい環境だと思います。国籍はブラジル、サウジアラビアが多く、アジア圏は極端に少なかった印象です。

・Palmerston Campus
4/16～約3週間General English、5/7～約7週間IELTSコースを受講しました。
General Englishのクラスでは、「IELTSコースに空きが出るのを待っている」と事前に相談したためか、1人の先生が気を遣ってIETLSに役立つ“paraphrase”をするよう私を指名してくれたり、語彙も積極的に高度なものを使ってくれたのが有難かったです。但しもう1名の先生は、生徒に問題を解かせている間には常にスマホをいじったり筋トレをしたりとあまり適切な行動をしていませんでした。またGeneral Englishでは頻繁に先生が変わることに驚きました。もちろん先生のホリデー取得など色々な事情があるのはわかりますが、クラスメイトは「誰も自分たちの状況を把握してくれておらず自分の英語の上達具合に不安を感じる」と言っていました。
5/7～受講した初心者向けIELTSクラスでは先生たちが熱心に指導してくれましたし、どのスキルについてもテクニックを教えてもらえたのがとても良かったです。Simulation testを行う機会がない点だけは残念でしたが、月金には放課後にリスニングクラスが開講されており、英文のscriptももらえたので、家に帰ってからも復習することが出来ました。writingのエッセイも添削をお願いするとしっかり見てもらえました。


【その他、この学校について特筆すべき点は？】
Palmerston Campusはトイレの調子が常に悪く早く改善してもらいたいです。


【実りある留学生活を過ごすためのポイントは？】
IELTSやケンブリッジ検定等、資格対策をしたい場合は、学生寮に入る、又は子どものいない家庭でホームステイすることをお勧めします。一般英語を身に付けたいのであれば子どもと遊んだり触れ合うことで英語の上達にも繋がりますが、資格対策はやはり机に向かって集中して勉強する時間が絶対に必要だからです。

私はホームステイで2つの家庭を経験しましたが、子どもに部屋を荒らされたり、騒がしくて勉強に集中できなかったり、家のルールが他の家に比べて異様に厳しかったり、ホストマザーが忙しくてロクにコミュニケーションを取らせてもらえない末に嫌な思いをしたりと、あまり良い思い出は出来ませんでした。週末は朝昼晩と食事を提供してもらえるはずですが、食事を用意してくれないだけでなく、何かしらの食料さえロクに残さず突然家族だけでどこかへ出かけて行ってしまったこともありました。勿論それぞれの家庭で事情はあるので、上手くやろうと自分なりに理解と我慢と努力をしましたが、私が留学に来てから一番落ち込んだのはホストファミリーに関することでした。
ホストファミリーについては周りの友人でも悩んでいる子が多くいました。運よく良い家庭に巡り合えている子ももちろんいましたが、家庭によって当たり外れが激しい、というのが現状のようです。基本的に副収入目的でホームステイ受け入れしている家庭が多いので、自分が期待していたような関係性を築けないことはもちろん、ショックに感じるような扱いを受けてしまうこともあると思います。
住環境は一番心身に影響するものなので、あまり我慢しすぎないことも大切だと思いました。
（私の場合は寮も他のホストファミリーも手配不可能だと学校に言われてしまい、我慢してやり過ごすしかなかったのですが、結果として我慢の限界を超え疲れてしまいました。）