コスパ最強で平日6時間学習

【総評コメント】
日本の大学での英語プログラムやアメリカに留学するための語学力向上を目的として、2017、2018年の春夏合わせて2回、合計で3ヶ月間留学しました。この学校を簡潔に総評するならば、自由さ重視で自分の意思でのびのび学習したい人向けの場がしっかりと提供されている学校であるといえるでしょうか。私もかなりのびのびと自分のスタイルで過ごさせていただきました。また、先生たちの質の高さ、日本人の口に合う食事、圧倒的な低予算がポイントです。


【その他、この学校について特筆すべき点は？】
最も特筆すべきことはコスパの高さで、私は複数人部屋の平日6時間コースに参加していましたが、1ヶ月の学費はわずか10万円でした。これには3食も含まれており、外でお金を使わなければ、ほぼ追加の出費もなく生活できます。もし、1ヶ月6時間コースで参加される場合、申込金と飛行機代、教科書代を加えると16万くらいかと思います。ただ合計でこの値段ですむので、他の学校と比べるとかなり安いと思います。ちなみに30日間以上滞在する場合は、追加の申請費用SSPが必要で、学校側からフィリピン政府へ申請してくれます。飛行機代、教科書代などは固定ですので、長く滞在すればするほどお得にはなると思います。ちなみに洗濯代は1ヶ月500円くらいです（笑）

また、予算が安いだけでなく、フィリピン人の先生の質が高いことも特筆すべきことです。スピーキングの練習をするときに、決められた文章をきちんと口に出していえるようになるまで何度も親身に練習してくれます。経験が長い先生が多いので、日本人の発音も上手に聞き取ってくれますが、ほぼ全員日本語は喋れないので、英語に全く馴染みがない人にとってはコミュニケーションに慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。またこの学校はアメリカ英語を基本としており、アメリカ発音のクラスを受講することができます。このアメリカ発音のクラスは母音や子音、アクセントから消える音、リンキングサウンドなど、一つ一つ細かく教えてくれるもので、アメリカ人がどのように英語を発音しているのかをかなり詳細に学ぶことができます。これはアメリカ人の英語のリスニングに役立つものでした。先生達もフィリピン人特有のタガログ語訛りの英語ではなくて、限りなくアメリカ英語に近い発音を習得しています。

【実りある留学生活を過ごすためのポイントは？】
1日6時間、平日5日間連続で英語を喋り続けると予想以上に疲れる上に、効果的に学習していくには毎日の予習・復習も欠かせません。そのため、毎日効果的に学習を継続するために何か自分のためにストレスを解消するような方法を見つけるといいと思います。私の場合は、朝から夕方まで授業を受けて、夕食後に夜22時まで予習・復習をして(それで計10時間くらい)、それから1、2時間くらいリフレッシュや現地人との交流、英会話の実践を兼ねて外出していました。学校の近くにフードコートのような施設がいくつかあるので、そこで仲良くなった現地のフィリピン人たちと勉強した後に毎日軽く飲みながら英会話を楽しんでいました。学校にいるとついつい日本人同士で日本語を使ってしまいがちなので、外出することは結果としてよかったと思います。フィリピンはお店で飲んでもビール1杯100円くらいですむので安いですよ。学校には特に門限などはないので、それは逆に有効活用すると良いと思います。現地で知り合った人たちとは、今でも連絡のやり取りをしています。

【ネガティブなポイント？】
特に現地でこれといってトラブルや困ったことなどはないのですが、マギンハワ校では校舎内での日本語の使用を禁止していないので、休憩時間や夕食後などには結構日本語が飛び交います。ですので留学中は日本語を一切使いたくないという意気込みの方は、同じ学校のEBキャピタル校をオススメします。こちらは校舎内での日本語の使用が禁止されています。しかし、きちんと勉強している人は通常1日10時間も英語の学習をするので、精神的な意味でも日本語の使用禁止については賛否両論あると思います。ですので注意点としてあげさせていただきます。

【その他】
施設自体は、決して新しいとは言えないバックパッカーの宿のような感じです。本当に低予算で住み込みで学習したい人向けといったイメージです。ただ清掃は隅々まで行き届いていますし、女性の生徒さんもいらっしゃるので、特に生活する上で衛生的な問題はないです。

ハウスキーパーのアミーはかなり優しくお茶目なところがあって、フレンドリーな雰囲気ができているのはこの学校の良いところであると思います。先生同士も家族ぐるみで仲が良いので、週末には泊まり込みで海水浴やハイキングに連れていってくれたりもします。先生たちは授業以外の時間でもフレンドリーに接してくれるので、仲良くなればなるほど無料で日常会話の練習をすることも可能です。

Wi-Fiは学校中で飛んでいるのでネットワークには困りませんが、フィリピンのWi-Fi環境もあり通信速度が少し遅いのと、たまにネットワークが途切れたりします。ただ、普段の生活や学習には特に支障はないです。