そこまでスパルタじゃなかった

【総評コメント】

題名はネガティブなニュアンスにも捉えられますが、全体的に満足しています。
私は、始めの4週間はESL、後の6週間はIELTSコースで学びました。スピーキングは鍛えられたと実感しています。英語表現は非常に拙いながらも意思疎通にはあまり問題ありません。リスニングは少し伸びたかなという感じです。しかし、早口だったり発音の良い人の話がなかなか聞き取れません。フィリピンの10週間という期間はちょうどよかったと感じています。


●HELPマーティンスに決めた理由

学校選びの際に、中〜上級者の集まる学校が良いなと思っていました。それは、EOP（学校内で英語以外禁止）が徹底されやすく、授業時間外でも英語のうまい友達と話しながらスピーキングを向上できると考えたからです。フィリピンの語学学校で、入学試験を設けていて中〜上級者の集まる学校が、HELPマーティンスとPINESチャピスのみだと知り、この2つで迷いました。ネットで調べると、HELPの方が設備は良くないが、規模が小さくアットホームで、ご飯がおいしく、授業内容を自分の意志で柔軟に決めやすいという意見が多く、この学校に決めました。

●実際に行ってみて

・生徒について
　数十か国も行ったことのある人、仕事を辞めて英語を学びに来た人、海外の大学、大学院に進学する人、TOEIC900越えやIELTS7.5ぐらいの人、教会の司祭など本当に様々でした。とにかく熱い人が多いです。カジノで熱くなりすぎて7〜8万円失った人もいました。思った以上に学生が少なく社会人が多い印象でした。学生は2〜3割？

・EOP
　様々な夢、バックグラウンドを持った人とEOPの環境で過ごせたことは良い経験となりました。周りの英語のレベルが高いことは2つメリットがあると思いました。1つは彼らと話しているだけでも実用的な表現を学べることです。2つ目は外国人（特に韓国人）の友達も作りやすいです。みんな英語を話せるのでEOPはしっかり守られています。なので、日本人、韓国人関係なく仲良くなれます。日本人同士でも普通に英語で話しています。日本人のルームメイトとも部屋で日本語は使っていませんでした。こんな学校は滅多にないと思います。

・講師
　フィリピンの語学学校の中では実力のある先生を集めるのにかなり力を入れているらしいですが、質は先生によるなと感じました。もう少し自分の間違えを訂正したりより良い表現を教えてもらいたかったという不満もありました（特にESLコースのとき）。しかし、この学校ではランキング制度を採用していて、ボキャブラリーテストなどを点数化し、上位に入るとマンツーマンクラスの先生を選ぶことも可能です。

・スパルタ？
　ネットではかなりスパルタという噂もありますが、個人的にはそこまでスパルタではなかったと感じます。集中して宿題や復習に取り組めば、昼寝合わせて9時間以上寝て、休憩時間に友達と話したりなんてことも十分可能です。土日も両方とも遊びに行けます。もちろん宿題、復習意外にも勉強しようとなると大変と感じると思いますが。

・週末
　マーティンスはバギオの学校の中でも立地が良い方だと思います。歩いてでも街の中心まで行けます。タクシーならあっという間です。街の中心には大型ショッピングモール、映画館、ボーリング、フィリピンらしい雰囲気のマーケット、ナイトマーケット、大きな公園、マッサージショップ、安くておいしいレストランなどあります。バスで2時間ほどでリゾート地にも行けます。サーフィンやカジノをしました。孤児院の子供と遊ぶボランティアも数回体験しました。土曜の夜は門限ギリギリまで飲んでいました。2か月ぐらいなら飽きずに楽しめると思います。

・バギオ
　バギオという地域はおすすめです。フィリピン留学では唯一山の上で涼しい場所だと思います。治安も良いです。


まとめると、この学校の一番のおすすめポイントは「スパルタ」ではなく、EOPがしっかりしているため、日本人で固まらず韓国人の友達とたくさん話せるという点です。ぜひ検討してみてください。