本質をとらえること

【総評コメント】

二カ月間、ESLコースを受講しました。所感としては、自分の期待していたほど満足のいく留学の内容ではありませんでした。その理由は、二点あります。一つ目は、授業が満足いくものではなかったからです。ESLコースでは、一つのトピックに関して講師とディスカッションしたり、テキストを読んで要約したりしました。HELPに来た当初は、英語が口から出るのにかなり時間がかかったり、先生の言ってることが5割か6割しかぐらいしか聞き取れませんでした。そのため、ただ時間だけが過ぎてしまうような無駄な時間を作ってしまうことが多々あり、自分が思うようなスピーキングの練習もできませんでした。にも関わらず、講師に授業の主導権を握らせてしまうと、単語の意味を説明されただけで終わった授業や内容の薄い授業になってしまったことがあり、自分の課題を見出して丁寧に教えてくれる先生はあまりいませんでした。
二つ目は、インプットの時間です。課題が多くて、復習の時間をあまり作れることができませんでした。自分の場合はほとんどの先生が宿題を課してきたので、徹夜しないと終わらないこともありました。そのため、どんなに個人クラスで話す機会があっても、語彙や表現があまり増えていかないのである程度話せるようになるまでかなり時間がかかりました。

前提として、自分はTOEIC700点程度で自己紹介と軽く日常会話ができる程度しか話せませんでした。このぐらいのレベルはマーティンスでは下の層なので、グループクラスやスペシャルクラスなど他の生徒と一緒に授業を受けるとついていくのにやっとでした。スピーキングがあまり慣れていない人は、個人クラスや普段の生活でなんでもいいから積極的にどんどん話していくのはもちろんですが、文法や単語などインプットの時間もアウトプットに比例して勉強しなければなかなか伸びないと思います。インプットとアウトプットがうまく効率よく勉強できたときに初めて、英語が使えるようになるとそう確信しました。
また、講師に宿題を減らすように伝えれば、融通は利くので課題が多くて無理な時は遠慮なくその旨を伝えるべきです。自分も早めにそうすれば良かったと感じています。


講師の質が高いと聞いて、この学校を選んだのですが、正直なところ普通だなという印象を受けました。特別何かに特化してるわけでもなく、自分の課題を引き出してくれるような先生は数人を除いていませんでした。ESLの授業は特に先生の自己満で終わりやすいので気をつけるべきです。
TESTコースの方が先生の質が高いと多くの生徒が言っていたので、質とレベルが高い環境で英語を勉強したい人は特にIELTSとTOEFLがいいと思います。ただ、周りのレベルも高いので私と同じようにTOEIC650～750点くらいでスピーキングに慣れていない人は最初はESLを受講し、慣れてきたら後でコース変更するのがおすすめです。

人それぞれ、英語を勉強してきた時間やバックグラウンド、得意不得意があるので、結局は自分に合った環境を自ら創り上げていくしかないです。何のために英語を勉強しているのか、そのために今何をすべきか、常に考え抜き、本質をとらえることが全てだと思います。

【その他、この学校について特筆すべき点は？】
ちなみに、TESTコースの先生の質が高いとよくキャンパス内で聞いていたし、ESLですが何人かTESTコースの先生の授業もあって実際にそうだと感じたので、間違いないと思います。
ESLの生徒は、自分で勉強したいテーマや分野を決めて、自分で資料を事前にコピーしておく方が絶対いいです。自分の分と先生分2セットを用意して、先生に授業前に読んできてもらい、自分も予習しておくととても実のある授業になると思います。
ビジネスコースはあまりESLと変わらないので、ESLをとってビジネスの内容をお願いしたほうが良いです。ESLの方が個人クラスが一つ多いのに値段は変わらないからです。
MRCというモーニングクラスでは、シャード―イングをするのですが、内容が硬くて面白みもなく、自分は朝早く起きて勉強する割には効果があるのか不思議でたまりませんでした。

【実りある留学生活を過ごすためのポイントは？】
講師は自分の要望を基本的には聞いてくれるので、明確にこれをやってほしいと伝えることが大事です。自分は、途中で大学の教材を使って、ディスカッションしてもらうようにお願いしました。自分の興味あるトピックだったので、意欲的に授業に取り組めたと思います。
講師を自分がしたいようにうまく使っていくことがポイントです。