寄宿舎付学校スタイルははじめてでした

【総評コメント】


「英語は道具。」
たくさんのコトバ（道具）が使えれば、たくさんの価値観とコミュニケーションできる。

・・・・と信じて無理も努力もしてきた今までの方向性とは、多少違いましたが、娘の中学校入学前のド短期地ならし留学としては、十分でした。

フィジー・韓国での滞在経験があり、それぞれに英語・韓国語を学習しましたが、前２回と大きく違ったことは「現地の文化（人々）に触れる機会がなかった」ことです。
これまで、私たちの留学スタイルが親子留学だったため、特に現地との交流がしやすく、学校以外の数々の場面でも言語・文化の学習が、堅苦しい構えもなしにでき、それがそのまま言語力になりましたが、隔離された場所で英語漬けという学習方法は限界もあるかもしれない。と感じました。
今回ははじめから、そこまで望んではいなかったのですが・・・・、

帰国時の空港までのタクシーを、他校の韓国人留学生と相乗りしましたが、彼女はフィリピンで英会話の基礎？を、その後、日にちを開けずアメリカに長期留学予定だと話していました。
彼女のように、ジャンプ前のホップステップをこのような学校形式・詰め込み方式で安価に済ませるというのが賢い方法ではないでしょうか？


【その他、この学校について特筆すべき点は？】

現場スタッフさんは「ここを良くしよう」という気持ちにあふれているように感じました。
私が苦言を呈しても、「もっと言って下さい。知らせてください。」「（知らせてくれて）ありがとうございます。」といった謙虚さがありました。

若い男性だけで運営を担っているため、運営担当者に女性や年配者が混じればいいですね。
空港からおなじ車に乗ってきた韓国人男性は５０代でした。
この学校を「年配者比率が比較的高いから」と選んでくる学生もいるようですから。



【実りある留学生活を過ごすためのポイントは？】


空港で、迎えの方が開口一番「フィリピンでは、日本とくらべて全てが五分の一です。物価も五分の一。食事の味も、サービスも五分の一です。」といわれました。
日本での生活が当たり前。自分の今までの生活スタイルが当たり前。という考えで引き算で過ごすのではなく、いろんな違いも不便も、「面白み」と感じられる柔軟性が必要だと思います。

学習についても、与えてくれるものを待つような姿勢ではなく、なんでも知ろう学ぼうという貪欲さが成功の秘密では？
そういう点は、半分を占める韓国人留学生の得意分野ではないかと思いますので、たくさん感化されて見てください。


留学とは、何かを学ぶだけではなく、面白みのある「自分」を作っていく過程だと思います。
英語が話せても、「この人と話してみたい。コミュニケーションとって見たい」と思える人物になれなければ話が始まりません。

留学中に出会った友達はみんな、時間とお金を費やして何かを得ようと決断した人たちです。
自分の価値を高める最高の環境だと思いますので、なにごとも貪欲に吸収してください。

ひとつでも良かった。と思えれば、クセになりますよ。
親子留学３度目の私たちが証拠です＾＾