「目的」がしっかりある人には勉強しやすい環境

NILSには、2012年の秋と2013年の春に2回留学しています。これは2012年秋の留学に関するコメントです。
2013年春の話はまた別途書きます。

【留学した理由】
「ロンドン語学留学を控えていたので、その前にちょっとやっておこう」というものでした。
また、「英語での論理的思考力」を身につけたいと思いました。

【留学前の英語レベル】
・会話はそこそこできる方
・ビジネスメールは、「Google先生に頼りながらなんとか」
・海外経験は旅行のみ

【ロンドン留学中に気づいた、セブで学べなかったこと】
※あくまで私のケースなので、これを必要とするか否かは人それぞれです※
これはNILSにかぎらず「日本人ばかりの学校」ではかなりの確率で起こることだと思うのですが。
セブでは、放課後や土日は日本人としかつるんでなくて会話も日本語ばかりなので、「友だちとの日常会話」は英語でやらなかったなぁと気づきました。
例えば、「週末暇？映画見に行かない？レ・ミゼラブル見たくて」「ごめん、試験前だから忙しいんだよね」「そういえばこないだ帰国したAさん、どうしてるか知ってる？」「実家で親の仕事手伝ってるって聞いたよ」「いや、私もそう思ってたんだけど、B君によると就職したらしいんだよね」「マジで？でもBとは別れたんだよね？」「えっ、そうなの？」というような会話。
日常的な、なんともない会話なんですがｗ
「現在形と過去形の使い分け」「三単現のsの使い分け」「4人くらいで会話しているときにとっさに"you"と言われた時のyouが自分なのか否か」などのとっさの判断は、セブで日本人ばかりの環境では身につかず、ロンドンで英語話者と常にいることでやっと慣れることができたと思っています。
この問題は、「母国語禁止」ルールがある学校を選べば、ある程度は解決できると思います。
ただし、英語レベルがあまり高くない人にとってはハードかもしれませんね。
まぁそこは本人の目的とやる気次第だと思います。

【フィリピン訛りってどうなの？】
さほど気になりません。人によっては、TやRが強いな、と思うことはありました。スペイン時代の名残でしょうか。
アメリカ人ですら、オースティンの人はサンフランシスコの人の英語を「西海岸訛り」と言いますし、サンフランシスコの人はニューヨーカーの英語を「キンキンしゃべって全然わかんない」と言います。イギリス人だって、ロンドナーは地方の英語を「田舎者」扱いしますし、世界中どこに行ったってそんなモンなんだと思います。
個人的には、フィリピン人訛りを気にする人は、まず先に自分がネイティブレベルに喋れるようになってからにしろ、と思います。

ちなみにこれは「先生の英語」に対するコメントで、タクシーの運転手さんやマッサージ屋さんのお姉さんは、発音云々よりも、そもそも英語がカタコトの人も多いです。

【その他、この学校について特筆すべき点は？】
2013年2月に寮が移転しています（コリアンビレッジという住宅街の数棟借りから、IT Partの近くのホテル一棟借りに）。パンフレット等は未だに古いままらしいので、NILSへの留学を検討してパンフレットをもらった人は気をつけてください。

【実りある留学生活を過ごすためのポイントは？】
・目的を持つことが大事
→留学から帰った後の自分のイメージを持ち、それに向けて何をすべきか、という逆算が必要。これは留学に限りませんが。

【NILSでよかったと思ったこと】
授業について、「こういうことがやりたい」という要望に対応してくれます。例えば私はビジネス英語で「メールのやりとり」「電話のやりとり」「プレゼン」を学びたいとお願いし、実際に対応してもらいました。プレゼンは、ビジネス英語の総括として、最終週に先生たちを招き、10分プレゼンしました。添付写真のうちの1つはその時のものです。

【その他】
授業を9時間/日で取っていて、宿題、復習、予習するための時間がちょっと足りなくて大変でした。もちろん本人のレベルにもよるとは思いますが…
宿題の量が多い時は睡眠時間が3時間とかで、けっこう辛かったです（涙）

よかったらセブ留学に関するブログもあるのでご覧ください。
http://sunikang.blogspot.jp/2013/02/blog-post_1.html