インドネシア留学の特徴とは?メリット・デメリットを徹底解説!

最終更新日:2024/07/25

メリットとデメリット

インドネシアは、東南アジアにある南国です。世界最大のイスラム教国であり、日本とは違った雰囲気が漂う国です。

しかし、インドネシアはバリ島のようなリゾート地のイメージが強く、留学先としてのイメージはなかなか思い浮かばないのではないでしょうか?そこで今回は、

・インドネシアの特徴
・インドネシア留学のメリットやデメリット
・留学に必要なビザや利用できる奨学金

をご紹介します。これを読めば、インドネシア留学のイメージがつかめるはずです。

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インドネシアの基本情報

インドネシア

インドネシアは、東南アジアに位置する国です。首都はジャカルタにあり、日本人の旅行先として人気のバリ島もあります。

気候は年間を通して暖かく、平均気温は28.6℃です。乾期(4〜10月)と雨期(11〜3月)があり、雨期にはスコールが降ります。特に12月に雨が多く、平均約280mmの降水量を記録しています。

時差は、基本的に2時間です。ただし、バリ島は1時間など、場所によって異なります。日本から直行便もあり、ANA、JAL、ガルーダ・インドネシア航空、インドネシア・エアアジアXが、東京や大阪から運航。

経由便であれば、セブパシフィック航空やシンガポール航空、スクーとなどが利用できます。フライトは、平均7時間です。

インドネシアの魅力は暖かくて、物価が安いこと。食事は屋台であれば1食につき50〜100円、レストランでも500〜1,000円で食べることができます。交通費や家賃も安く、日本の半分ほどの費用で生活できるはずです。

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インドネシアの特徴

インドネシア

インドネシアには、

・世界最大のイスラム教国
・親日国
・bipaというインドネシア政府のプログラムがある

という3つの特徴があります。

特徴(1)イスラム教徒が多い

インドネシアは、イスラム教徒の多い国です。2億5,500万人の人口の約9割、2億人を超えるイスラム教徒がインドネシア国内で暮らしています。

そのため街中には、ヒジャブを着た女性が歩き、たくさんのモスクが建っています。毎日5回のお祈りがあり、その度にモスク周辺では「アザーン」という、お祈りの時間を知らせる音楽が流れます。

インドネシアに滞在するだけでも、日本とは違う文化を体験できるはずです。

ただし、女性は露出度の高い・体のラインが出る服装は避ける、モスクに入るときは布やストールで髪を隠すなど、注意が必要です。渡航前に、イスラム教のことをしっかりと理解しておきましょう。

特徴(2)インドネシアは親日国!日本のアニメやマンガ、食事が人気

インドネシアは、親日国の1つです。近年では、日本製品や日本食、さらには「名探偵コナン」「ドラえもん」といったアニメやマンガから興味を持つ人も増えています。

そのためインドネシアに行った際は、アニメなどを会話の皮切りにコミュニケーションを取ることも可能です。

特徴(3)インドネシア政府指定の留学プログラムが利用できる

インドネシアには外国人留学生向けに、「bipa」というプログラムを開催しています。「Bahasa Indonesia Panutur Asing」の略で、インドネシア語を学ぶことが目的です。

bipaは、インドネシア政府が指定している特別プログラムです。留学できる学校では、毎日2〜3時間、外国人のためのインドネシア語の授業を用意しています。プライベートレッスンのようで質問がしやすい上に、海外からの留学生と交流もできます。

留学方法に悩んだときは、このようなプログラムを利用することもできます。

インドネシア留学のメリット

インドネシア料理

インドネシア留学には、

・食事が日本と似ている
・物価が安い
・インドネシア語の需要が高まっている

という3つのメリットがあります。

メリット(1)食事が日本と似ている

インドネシアは、お米が主食です。食事が日本と似ているため、海外での食生活に不安がある人でも安心です。

海外留学の苦労話として「食事が合わない」ということをよく聞きませんか?海外では日本食が手に入る機会も少なく、食事で留学が辛くなる人もいます。

しかし、インドネシアの料理では、お米とチキンがよく使われます。特に、ナシゴレンという名物がチャーハンのようで食べやすいです。日本食と似ているため、「食事が合わない」と苦労することはほとんどないでしょう。

また、すこし値段は高くなりますが、スーパーで日本食も購入できます。日本食が恋しいときでも、心配する必要はありません。

メリット(2)物価が安く、留学費用が節約できる

インドネシアは、物価が安いです。1カ月につき、20万円以内で留学できます。

語学学校に通った場合、費用は以下の通りです。

【家賃】アパートならば6万円くらい、コス(下宿)であれば2〜4万円
【食事】1〜2万円
【授業料】2〜6万円
【航空券】往復2〜4万円

授業料や生活費、さらには航空券も安いです。個人差はありますが、欧米への留学よりも費用を節約できます。

メリット(3)帰国後にインドネシア語を活用できる

インドネシア語は、需要が高まっている言語の1つです。帰国後に、語学を活かした職業に就くことができるでしょう。

近年、日本へ旅行するインドネシア人が増えています。2017年の1年間での訪日インドネシア人は約5万人。2016年には約4万人だった数が、たった1年で1万人も増えています。

しかし、日本国内でインドネシア語を話せる人は、まだまだ多くありません。さらには、ムスリム(イスラム教徒)への対応に慣れている人材も、少ないです。

そのためインドネシア留学の経験があれば、インドネシア人への対応ができる人物として、就活でのアピールポイントにもなります。

参考:日本政府観光局(JNTO)

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インドネシア留学のデメリット

インドネシア留学には、

・イスラム教の食事制限がある
・治安がやや不安定
・書類の手続きが複雑

といったデメリットもあります。

デメリット(1)お酒や豚肉は食べることができない

イスラム教では、豚肉とお酒が禁止されています。留学中はほとんど食べることができません。

中華料理など、お店によっては取り扱っていますが、ほとんどないと考えた方が良いでしょう。さらに、イスラム教には「ラマダン」という1カ月にかけての断食をする習慣があります。

期間中は日の出から日没まで、多くの人が食事をしません。外国人留学生などムスリムでない人は、ラマダン中はムスリムの前で食事を避けるよう伝えられます。

食事は日本と似ていますが、インドネシアには制限が多くあります。理解して、慣れるように努力しましょう。

デメリット(2)治安がやや不安定

インドネシアでは、テロが発生したこともあります。さらに、日常生活では、盗難やスリに注意が必要。不安があるならば、治安の良い地域に住むようにしましょう。

ジャカルタのような中心部や、富裕層の住むエリアであれば、インドネシア内でも安心と言われています。中心部に近い学校やアパートを選びましょう。

デメリット(3)ビザや留学に必要な手続きが複雑

インドネシア留学には、留学許可と滞在許可を取得する必要があります。この手続きが「ややこしい」と言われています。

申請には、以下の書類が必要です。

・在大阪インドネシア共和国総領事館・総領事への依頼書
・在学(在職)証明書
・成績証明書
・大学または会社からの推薦状
・パスポートのコピー
・履歴書
・健康診断書
・誓約書
・インドネシアでの発生する諸経費負担に対する保証人や保護者からの保証書

また、領事部からの推薦状も必要です。このように、用意する書類が多いため「手続きが複雑」と言われているようです。

インドネシアへ留学する際に知っておきたいこと・注意点

インドネシア

インドネシア留学には、ビザが必要です。また、条件に当てはまれば、奨学金を利用できます。

インドネシア留学のビザについて

インドネシア留学では、まず留学許可を得る必要があります。そして、以下から1つ、ビザを申請します。

・アライバルビザ(30日以内の滞在)
・シングルビザ
・マルチプルビザ
・一時滞在ビザ(長期留学、家族滞在、就労での滞在)

必要なビザは、留学の期間によって異なります。

・【6カ月以内の留学】シングルビザ
・【6カ月以上の留学】一時滞在ビザ

また、VTTという査証発給許可書が必要です。これは、学校から教育文化所に申請し、教育文化省が入国管理局に申請してやっと発行されるもの。そして、ビザが発給されて90日以内に入国する必要があります。

手続きはミスがないように、慎重に行いましょう。

インドネシア留学で利用できる奨学金

インドネシア留学には、「インドネシア政府奨学金(ダルマシスワ)」を利用できます。

この奨学金はJASSOが募集しており、インドネシアの音楽や芸術、工芸、言語の習得を目的とした留学生が対象です。出願書類にはインドネシア語、もしくは英語での記入が必要など、ある程度の語学力を持つ人が応募できます。

インドネシア語や芸術関係を学びたい人は、奨学金の利用も検討してみてください。

まとめ

インドネシアは、東南アジアに属する国です。年間を通して暖かく、イスラム教の多い国でもあり、日本とは違った文化を体験できます。

インドネシアには、以下のような特徴があります。

・イスラム教徒が多い
・親日国
・bipaというインドネシア政府のプログラムがある

インドネシア留学には、「食事が日本と似ている」「インドネシア語の需要が高まる可能性がある」というメリットがあります。一方で、「イスラム教の食事制限がある」「書類の手続きが複雑」といったデメリットもあります。

条件が合えば、奨学金を利用することができます。必要な書類やビザをしっかりと確認して、インドネシア留学に出発しましょう。

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  • ポイント1. 留学の目的
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  • ポイント3. 日本人留学生の比率や日本人スタップの有無
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