退職して留学するのが不安。後悔しないために必要な準備や手続きを徹底解説
- 2021/09/27
社会人になってから留学を検討する場合、仕事はどうしようかと悩む人は多いでしょう。今いる会社を辞めるのか、留学から戻ってきて果たして仕事が見つかるのか、と不安を覚える人がいるのも無理はありません。
私自身、28歳で会社を辞め1年間ワーキングホリデービザを使ってオーストラリアに行った経験があるので、その気持ちはよくわかります。
しかし、出発直前は不安でいっぱいでしたが、今では決断してよかったと心から思っています。
そこで今回の記事では、会社を退職して留学することに不安を抱える社会人に向け、私自身の経験を踏まえ、そのメリットをご紹介していきます。
なお、社会人留学について、費用やおすすめの時期、語学学校などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
社会人留学ガイド
[目次]
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留学の準備は渡航する半年前、余裕を持つなら1年前からの準備がおすすめです!
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自分だけで調べるとわかりづらい費用やおすすめの留学先、準備するものも留学カウンセラーが寄り添いながらサポートするので安心。
ぜひこの機会に留学準備を始めましょう!
退職してまで留学すべき?みんなの悩み
退職するとなると、いろいろと事務手続きが必要になります。その点でも不安を覚える人は少なくないはずです。
他にもキャリアのことなど、不安の種はいろいろとあります。まずは自分の抱える不安の正体を探っていきましょう。
1.保険や税金などの公的手続き
会社勤めの場合、社会保険に関する手続きは会社がやってくれるので、特に面倒を感じることはないでしょう。
税金についても同様で、基本的に月々の給料は所得税や住民税などが引かれた状態で支給されるため、12月の年末調整のとき以外はあまり意識することはないはずです。
しかし、会社を辞めるとなるとそうはいきません。社会保険を国民保険に切り替えたり、税金を自分で納付しに行ったり、やることが目白押しです。
手続きを間違えると無保険の期間ができてしまうなど困った事態になりかねないため、忘れずに手続きをする必要があります。
2.留学後のキャリア形成
転職と違い、留学する場合には自分のキャリアに一定期間の空白ができることになります。
留学から戻ってきて再就職をしようというときに果たしてそのブランクがどのように評価されるのかは未知数です。
自分の希望するキャリアパスを歩めるのか、そもそも再就職ができるのかと心配になるのも無理はありません。同じように社会人で留学した人が周りにいれば話を聞いて参考にすることもできますが、なかなか見つけられない人もいるでしょう。
3.留学にどれほどの価値があるのか
そもそも、退職してまで留学すべきなのかと悩む人もいるかもしれません。自分が好きで始めた仕事であったり、昔からの憧れの職業だったりしたらなおさらです。
「キャリアを捨ててまで自分は留学がしたいのか」と頭を悩ませる人もいるでしょう。
留学期間中は現地で働かない限りは収入がありません。限られた自分の時間とお金を使って留学することに、どれだけの価値があるのかと考える人も多いでしょう。
先輩の体験談を聞いてみよう!
冒頭で書いた通り、私自身は仕事を辞めて海外に行ったことになんの後悔もありません。
同じように仕事を辞め、海外へトライした人は他にも大勢います。そんな諸先輩方が留学を通してどんなことを得たのかを知れば、留学に対する気持ちが後押しされるのではないでしょうか。
ここでは、実際に仕事を辞めて留学した人のブログや体験談をご紹介します。それぞれリンクも掲載していますので、詳細はぜひそちらでご確認ください。
1.社会人生活6年目に下した決断
こちらのブログは、社会人6年目で仕事を辞めオーストラリアに留学したAyakaさんの記事です。
英語力の向上と、趣味を通じて興味を持つようになった観光学やスポーツツーリズムを学ぶため、1年間ブリスベンのGriffith大学へ留学しました。
Ayakaさんも退職して留学することにはかなり迷いがあり、社会人4年目ではアメリカの大学院へ合格していたにもかかわらず一度断念しています。
しかし、留学への強い思いから、ついにビジネス留学を決意しました。大学生や社会人を対象としたICC国際交流委員会のInternship Business Program(IBP)のプログラムを通じ、現地の大学で学んでいます。
社会人としての専門性を高め、キャリアアップやキャリアチェンジにつながる留学を目指したい方はぜひ参考にしてください。
【連載】元英語教材編集者が行く、オーストラリア留学体験記#01〜 社会人6年目の私が、仕事を辞めてでも留学したかったワケ
2.一般企業から英語教員へ!大胆なキャリアチェンジ
こちらのブログでは、スクールウィズのメンバーである金堂さんの留学経験のインタビューが紹介されています。
金堂さんは30歳という節目を迎え、昔からの夢だった教員になるために留学を決意しました。6年間勤めていた会社を退職し、フィリピンのバギオに2回留学しています。
もともと英語は苦手だった金堂さん。しかし、大学の授業やオンライン英会話を活用し、一から英語の勉強をし直しました。さらに、フィリピンの語学学校で集中的に英語を学び、留学後はアウトプットを意識しながら少しずつ英語力を高める努力をしています。
ブログでも紹介されているように、フィリピンは英語を基礎から学びたい人におすすめの留学先です。金堂さんのように、社会人になってから英語を学び直したいと考えている人はぜひ参考にしてください。
30歳からの挑戦!6年勤めた会社を辞め英語教師になるためフィリピン留学【留学経験者インタビュー】
3.できる限りを尽くした2か月間の留学
こちらのブログで紹介されている成松さんは、会社を2ヶ月間休職してカナダのバンクーバーへ語学留学しました。
社会人5年目で留学を目指すようになったものの、はっきりとした目的を見いだせないまま、留学すべきかどうか迷っていました。そこで、退職ではなく休職という選択をし、短期間での留学を決意したのです。
留学先のカナダでは語学学校へ通い、英語の構文や文法のほか、選択科目としてイギリス英語や英語の資格取得対策の授業などを受講しました。世界各国から集まったクラスメイトとのグループレッスンを通じ、スピーキングやリスニングのスキルが高まったと実感しています。
成松さんのように、退職して留学することを迷っている場合は、休職という選択肢もあります。ブログでは、仕事へ復帰後の様子も紹介されていますので、ぜひ参考にしてください。
社会人こそ留学すべき!入社5年目の私が2ヶ月休職、カナダへ英語語学留学した話【留学経験者インタビュー】
退職してまで留学すべき理由
留学体験談を読むと、社会人で留学した人の中には、退職(休職)してまで留学したことを良かったと考えている人が多数いることがわかります。私も退職してまで留学する価値は大いにあると考えます。ここでは、その理由を説明します。
1.自分のキャリアの可能性が広がる
留学によってスキルアップができれば、キャリアアップの可能性が広がります。あるいは、これまでとは別の業種にチャレンジできる可能性も出てくるでしょう。
例えば、英語力が向上すれば外資系企業も考えやすくなります。人によっては語学力アップだけでなくMBAの取得などより専門性の高い留学をすることもあるでしょう。そうした知識や資格、技術が自分のキャリアを考えるうえでは大きな武器になります。
2.多様な価値観に触れられる
異なる文化や歴史に触れることは、自分の視野を広げるきっかけとなります。日本は「単一民族国家」ともいわれており、異なる文化や歴史、言語に触れられる機会があまり多くありません。
しかし、一歩海外へ出てみるとそこには多様な価値観が広がっています。そうした異なる考え方に触れることで自分の見識が広がり、新たなことに興味を持つこともあります。自分自身の可能性を広げるためにも、さまざまな価値観を知ることは重要です。
3.今しかできない可能性がある
年齢を重ねていけばさまざまな理由で留学ができなくなることも考えられます。
たとえば、結婚して子どもが生まれれば、自分の留学よりも子育てのほうが優先になるでしょう。また、年齢が進むほど退職後の再就職が厳しくなります。昇進して重要なポジションに就けば、途中で仕事を辞めることが難しくなるかもしれません。
そのときになって「留学していれば…」と思うくらいなら、自由に動けるうちにトライする方が人生に対する後悔は少ないのではないかと私は思います。
帰国後、スムーズに再就職するためには
ここまで読んできて、留学への思いが強くなった人もいるのではないでしょうか。しかし、一方で帰国後の仕事への不安がいまだ拭えない人もいるでしょう。そこで、ここではより留学に前向きになれるよう、帰国後の再就職のポイントをお伝えしていきます。
1.留学後のキャリアをきちんと考える
留学をより質の高いものにするために大事なポイントは、「海外へ行くこと」だけを目的にしないことです。
留学はあくまでキャリア形成の通過点のひとつと捉え、留学の先に何があるのか、その後の自分の仕事にどのように結びつくのかを考えることが重要です。
その部分がはっきりしていれば、留学中にどんなことを学ぶべきか自然と分かるでしょう。
留学したことだけでは、就職活動の際のアピールにはなりにくいです。「仕事を辞めてまでするべきことだったのか?」と面接官に聞かれたときに、胸を張ってアピールできる留学を目指しましょう。
2.専門スキルをとことん磨く
留学の目的を定めたら、あとはそれを達成できるプログラムを考えます。可能であれば、より専門性の高いスキルを極めることをおすすめします。
語学力を磨くなら、ただなんとなく語学学校に通うのではなく、ビジネスの場でも通用する英語力を身に着けましょう。
帰国後にどんな業種で働くかすでに決めているのなら、その業界で使える英語を学ぶこともおすすめです。
また、専門学校へ通えば、英語以外のビジネススキルを学ぶチャンスもあります。マーケティング、マネージメント、観光業、ウェブデザインなど学べる科目は多岐に渡るため、自分の武器になるスキルも見つかるはずです。
3.積極的にインターンシップに参加する
加えて、学んだことを実地で試すことも良い経験になります。多くの国では、留学生向けのインターンシップを実施しています。
大学や専門学校で学んだことを実際に活かす場を提供し、留学プログラムの充実を図っているのです。
日本で培った経験を活かして同じ業界のインターンシップに参加してもいいですが、全く新しいことに挑戦するのも選択肢のひとつです。自分の可能性を広げられるのは自分だけなので、ぜひいろいろな方向性を探ってみてください。
ちなみに、インターンシップはほとんどの場合無給ですが、業務のために充分な英語力と経験があれば、有給で受け入れてもらえることもあります。
帰国後の仕事探しはどうする?
退職をして留学した場合、帰国後に職探しをしなければなりません。留学後に就く仕事には主に下記の4つのパターンが考えられます。自分が何をしたいのか、どうなりたいのかを考えながらそれぞれのパターンを検討してみましょう。
1.日本で仕事探しをする
留学後、日本国内で日系企業に就職するという選択肢が第一に思い浮かぶ人は少なくないでしょう。留学前と同じ業種を選べば、自分の知識や経験を活かせるチャンスも多くめぐってくるはずです。
面接時にもアピールポイントが多く、スムーズに就職活動を進められるのではないでしょうか。
また、留学によって充分な英語力がついたなら、外資系企業も選択肢に入るでしょう。日系企業に加え外資系もとなれば、選択肢は2倍3倍と広がっていきます。
外資系も業種や職種がいろいろとありますから、自分のそれまでの経験を活かせる分野も見つかるはずです。もちろん、新しいことにチャレンジしてもいいでしょう。
その興味の種をしっかり育てるためには、もともとの業種に縛られずにいろいろと考えてみる必要があります。
大事なことは初めから選択肢を絞りすぎず、さまざまな可能性を検討することです。
3.海外で就職をする
何も日本国内にこだわる必要はありません。留学先でそのまま仕事探しをしたり、他の国の企業を見てみたり、選択肢は無限大です。
もちろん、そのためには留学中に英語力をしっかり磨いておく必要があります。日常英会話だけでなくビジネスで通用する英語力を身につけましょう。
海外で就職活動をする場合、日本とは勝手が違うことが少なくありません。
履歴書の書き方であったり面接の流れであったり、その国の作法がありますから、事前にしっかり調べておく必要があります。
4.個人事業主やフリーランスとして働く
会社員とは全く違う働き方になりますが、個人事業主やフリーランスとして働く方法もあります。たとえば、英語力を活かして翻訳者や通訳として働いたり、英会話教室を開設したりすることも考えられます。また、退職前の会社とつながりがあるなら、フリーランスとして前職に関連した仕事をすることも可能です。
職種によっては働く場所も自由に選べるため、海外で生活しながらフリーランスとして働くこともできます。再就職以外の選択肢として、検討してみてはいかがでしょうか。
退職~留学に必要な手続き
退職して長期留学する場合、やらなければならない事務手続きがいろいろとあります。必要な手続きを終えていないと損をしたり、トラブルになってしまったりすることもあるので、きちんと確認しておきましょう。
退職届
退職を決め、周りにもそれを伝えたら退職届を出しましょう。退職届とは会社に対して退職を報告するための書類です。
会社によって書式や提出先が異なるため、関連部署に確認する必要があります。会社によっては不要な場合もあります。
海外転出届
海外転出届とは、自分が国外へ転出することを知らせる書類で、住民登録している自治体の窓口に届け出をします。自治体によって様式に違いはありますが、多くは出発日の14日前から手続き可能です。転出届を出さないとそこの自治体に居住していることになり、住民税が発生するので注意が必要です。
健康保険
海外転出届を出したら、国民健康保険の脱退手続きをします。こちらも各自治体の窓口で手続きできるので、転出届を出したらそのまま手続きしてしまいましょう。
脱退すれば保険料を支払う義務がなくなりますが、被保険者ではなくなるため医療機関を受診した場合にはすべて自費診療となります。一時帰国する際、保険が必要な場合には民間保険に加入しましょう。
国民年金
国民年金は、日本にいない間も払い続けるのか、それとも一時停止するかを選ぶことができます。ただし、支払いを止めれば支給額も減ります。支払いを続ける場合には手続きが必要ですので、自治体の窓口に申し出ましょう。
退職が不安な場合は短期留学も考えてみよう
ここまで読んで、それでもなお留学のために退職することに不安を覚える人もいるでしょう。そんな人には、退職ではなく休職という方法もあります。あるいは、有給や代休などを使って、短期留学を検討してみてはいかがでしょうか。
ゴールデンウィークなどの大型連休とうまく組み合わせれば、1ヵ月以上時間が取れることもあります。勤め先と要相談ですが、退職以外にも選択肢があることは覚えておきましょう。
留学で自分の可能性を広げよう
今回の記事では、退職して留学するケースについて紹介しました。退職してまで留学すべきなのか、帰国後に仕事はあるのか、といろいろ不安はあるでしょうが、事前にしっかり準備しておけば、そうした不安は解消されるはずです。
大事なことは留学の目的をはっきりさせ、それを達成するためのプランを考えることです。また、留学中は帰国後に活かせるスキルをしっかり磨きましょう。これから留学をしようという社会人の方は、ぜひ今回の記事を参考に留学準備を進めてみてください。
あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
- ステップ1:目星をつける
- ステップ2:相談する
- ステップ3:申し込む
- ステップ4:渡航準備
- ステップ5:出発!
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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