オーストラリアと日本の文化の違い!特徴から注意点まで、渡航前に知っておきたい情報まとめ
オーストラリアに住むときに気になる情報のひとつがオーストラリアの文化ですよね。
外国では日本との文化の違いに戸惑ったり思わぬトラブルに巻き込まれたりするので、あらかじめ知っておいたほうがいいことがいくつかあります。
ここでは、オーストラリアで生活していて感じる日本との文化の違いや注意点などをまとめます。
なお、オーストラリア留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
オーストラリア留学
*1AUD=80円で計算しています。
[目次]
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オーストラリアとはどんな国?
南半球にあるオーストラリアは、日本とは季節が逆になるのですが、国土が広いので、オーストラリアの中でも、場所によって全く気候が違います。
赤道に近い北部の地域は、一年を通じて温暖な気候なので冬でも日中は半袖で過ごせます。一方で南部の地域では真夏でも南極から刺すような冷たい風が吹くときもあります。
また経度は日本とさほど変わらないため、日本と行き来しても時差ボケにならず、日本の家族や友達と連絡を取るのにも、さほど時間を気にする必要がないのが特徴です。
オーストラリアとはどのような社会?
オーストラリアは海外から移住してきた人が多く暮らしている多民族国家なので、マイノリティーに寛容です。そのため日本人が現地で暮らしていても居心地の悪さを感じることはあまりありません。
オーストラリア社会の特徴
オーストラリアは、6つの州(ニューサウスウェールズ州・クイーンズランド州・ビクトリア州・南オーストラリア州・タスマニア州・西オーストラリア州)と2つの特別地域(オーストラリア首都特別地域・ノーザンテリトリー)に分かれています。
州や地域によって、法律や教育制度、祝日などが異なるので、州を跨ぐときには移動先の情報を予め確認しておく必要があります。
オーストラリアの国民性
オーストラリア人は、大らかでのんびり、そしてとてもフレンドリーな人が多いです。そのため仲良くなるのも早く、現地の友達も作りやすいです。
オーストラリア文化の特徴(生活編)
特徴(1)部屋を借りる
オーストラリアでは、家賃のことをレント(Rent)、保証金のことをボンド(Bond)と言います。レントの表示は、1週間分の料金が一般的です。1カ月分ではないので、注意しましょう。
また支払は、2週間毎で前払いになっていることが多いです。
ボンドは、オーナーによって違いますが、レントの何週間分かの料金設定になっています。
例えば、レント300AUD・ボンド4週間という場合は、契約の時にはレント6週間分の、1,800AUD(144,000円)が必要です。ボンドは、退去の際に何も破損がなければ全額戻ってきますが、入居中に破損したものがあれば、修理代として使われます。
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特徴(2)病気になったら
日本で病院に行くときは、どこが悪いかによって、受診する科が違いますが、オーストラリアで病院に行くときは、まずGP(General Practitioner)と呼ばれる、総合診療医のところに行きます。
GPで受診して、さらに専門医の診断が必要と判断されたら、紹介状を書いてもらって、スペシャリストに受診してもらう、という流れになります。
例外は歯医者で、歯痛のときはデンティストに行きます。
オーストラリア文化の特徴(食事編)
特徴(3)BYOレストラン
オーストラリアでレストランに行くと、看板などに「BYO」と書いてあるお店があります。これは、「Bring Your Own」の略で、酒類の持ち込みができますよという表示です。
オーストラリアでは、レストランが酒類を取り扱うにはライセンスが必要で、ライセンスがない場合は酒類の提供ができません。しかし一方で「BYO」であれば種類が提供できないお店でもお酒を持ち込む形で飲酒することができます。
持ち込む際にはコーケージという持ち込み料がかかる場合もあるので、持ち込む際には注意しましょう。コーケージの料金はお店によって、持ち込むお酒の種類によって異なります。
オーストラリア文化の特徴(買い物編)
特徴(5)エコバックを忘れずに
2018年7月から、西オーストラリア州と、クィーンズランド州の大手スーパーマーケット等で、使い捨てのショッピングバッグが全面廃止されました。
その他の州でも、間もなく廃止される予定です。これは、環境保護を目的とする大きな動きで、使い捨てのストローの廃止を呼びかける運動も活発です。オーストラリアの大自然を守るため、買い物に行くときはエコバックを習慣にしましょう。
オーストラリア文化の特徴(お金編)
特徴(6)チップについて
オーストラリアには、チップの習慣はありません。そのためレストランでの食事の際は、請求書そのままの金額を支払えば大丈夫です。
ただし、祝日などには、サーチャージと呼ばれるサービス料が別途加算されることが多いです。この場合も、請求金額に含まれています。サーチャージはお店によって違いますが、10%~15%ほどです。
また別途チップをあげたいと思った場合は、レジの前などに、チップを入れる箱が設置されているので小銭を入れてください。
ホテルのクリーニングもレストラン同様チップは必要ありません。
渡航前に知っておきたいオーストラリアのチップ事情まとめ
オーストラリア文化の特徴(交通編)
特徴(7)自転車に乗るときの注意
オーストラリアでは、自転車は自転車専用道路がないところは、車道を走らなければなりません。また、大人も子供も、自転車に乗るときはヘルメットの着用が義務付けられています。
ライトやベルが付いていることも必須です。違反した場合は、罰金が科せられるので、注意が必要です。
ちなみに以下が州ごとのヘルメットを着用しなかった際の罰金になります。
ニューサウスウェールズ州:71AUD〜425AUD(5,680円〜34,000円)
ビクトリア州:185AUD(14,800円)
クィーンズランド州:121AUD(9,680円)
南オーストラリア州:93AUD(7,440円)
西オーストラリア州:50AUD(4,000円)
タスマニア州:260AUD~650AUD(20,800円〜52,000円)
ノーザンテリトリー:25AUD(2,000円)
かなり厳しい罰金が科せられるので、自転車といえども利用の際には注意が必要です。
特徴(8)車に乗るときの注意
オーストラリアは、日本と同様、車は左側通行です。注意が必要なのは、オーストラリアではよく見かける環状交差点・ラウンドアバウトです。
ラウンドアバウトに入るときは、右側から来る車が優先なので注意しましょう。ラウンドアバウト内での車線変更は禁止なので、複数の車線がある大きなラウンドアバウトでは、一番中心寄りの車線にいる車が、次の交差点で出ることを想定して運転してください。
ラウンドアバウトに入ったら右折のウインカーを出して走り、出るときには、左折のウインカーを出して出ます。慣れないと少々怖いかもしれませんが、ルールさえ知っていれば大丈夫です。
オーストラリア文化の特徴(人付き合い編)
特徴(9)年齢は関係ない
日本では、初対面の人に年齢を聞くことは割と普通ですが、オーストラリアでは、会ったばかりの人に年齢を聞くことはありません。
年齢を聞くのは、親しくなってからにしたほうがいいでしょう。
オーストラリア文化の特徴(ジェスチャー編)
特徴(10)笑顔で答える
オーストラリアの人々は、フレンドリーで人懐こい人が多いので、知らない人同士でも、気軽に挨拶するし、目が合えばニッコリ微笑みます。
そんなときは、訝しげな顔をせず、笑顔を返すようにしましょう。
ただし、日本人によくありがちなことで、英語で何を言っているのか分からないので笑ってごまかす、というのはよくありません。
トラブルの原因になりかねないので、相手が何を言っているのか分からないときは、聞き直したり、ゆっくり話してもらえるようお願いするようにしましょう。
それでも分からないようなら、ちゃんと分からないと伝えてください。
オーストラリア文化の特徴(学校生活編)
特徴(11)ランチタイム
オーストラリアの学校には給食がないので、売店で買うこともできますが、基本的にお弁当を持参します。お弁当と言っても、毎日のことなのでサンドイッチなど簡単なものが多いです。
パンとツナ缶とか、リンゴが丸ごと入っているお弁当も割と普通です。モーニングティーの習慣が根付いているので、午前中と午後の2回ランチタイムという学校が多く、2度のランチタイム用にちょっとしたスナックも持参します。
その代わり、1回のランチタイムは15分ほどしかないので、ランチに1時間ほど取ることに慣れている日本人には、ちょっと忙しい感じがするかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
オーストラリアは様々な国の文化が混ざり合っているので、これさえ知っておけば大丈夫、というポイントはないので、その分寛容な態度で人に接する必要があります。
これからオーストラリアを訪れる方はぜひこの記事を参考に現地の生活をより良いものにしてくださいね。
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