日本語教育に興味がある人必見!イギリスで日本文化を教えるボランティアに参加してみた

こんにちは、ライターのKURIKOです。

私はイギリスに住んでいた際、日本語のボランティアをしていたことがあります。ロンドンには、国際文化交流を実施する日本の専門機関、国際交流基金があり、小学校などで日本語ボランティアの先生を募集し交流事業を実施しています。

国際交流基金に登録をしておくと、学校などで開催される国際交流デーや日本デーのようなイベントの際にボランティア募集のお知らせが来て、日程などが合えば現地に行って日本紹介や簡単な日本語クラスをするというものです。

今回は、イギリスで行う日本語ボランティアがどんなことをするのかご紹介したいと思います。

なお、イギリス留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
イギリス留学

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日本語ボランティアとは

日本語ボランティアはロンドンにある国際交流基金が運営しているもので、小学校などに訪れて日本語や日本文化を教える活動を中心に取り組んでいます。私は日本語教師の資格を持っていたので、経験を積むために日本語ボランティアに参加してみました。

参加するのに資格はいりませんが、事前学習としてセミナーなどが開催されることもあります。国際交流基金はロンドン以外にも世界各国に拠点があり、文化芸術交流・日本語教育・日本研究などを交流事業として推進しています。

日本語ボランティアの仕事内容

学校にもよるかと思いますが、1日の授業数やスケジュールはとても忙しいです。ロンドンから電車で1時間ほどの、サセックス州にある小学校に2日間泊まりがけでボランティア訪問をしました。

2日間かけて受け持つクラスは14クラスでした。対象年齢は、日本で言う幼稚園の年長から小学校6年生まで。訪問前に学校の先生にどんな授業をしたら良いのか希望を聞いて、パワーポイントの資料を作り下準備をしなければなりません。準備にはかなり時間がかかりました。

ボランティアなので賃金は発生しませんが、交通費とコピー代などは支給してくれます。私は2日間だったので、宿泊費も出してもらえました。

日本を紹介する主な授業内容

授業時間は学年によって異なりますが、だいたい30分授業と45分授業でした。
授業で教える内容は、

  • ・日本列島を紹介(場所、大きさ、形、季節など)
  • ・日本の文化を紹介(富士山、サクラ、相撲、寿司、てんぷら、漫画、ゲームなど)
  • ・日本語紹介(あいさつ)
  • ・日本語で1から10をを数えられるようにする
  • ・折り紙

と盛りだくさん。授業内容は、先方の希望を中心に各自で組んで行いました。

日本語ボランティアを経験して

授業数が結構多く疲れることもありましたが、とてもいい経験でした。また、ロンドンから離れたサセックスまで行き、海を見てのんびり過ごす時間もあった有意義な2日間だったと思います。

私が経験した国際交流基金の日本語ボランティアは、日本から海外に行くタイプの日本語ボランティアと同じようなものです。ただ、国際交流基金から派遣されたとなると履歴書に書くことができるので、その点更に良いかなと思います。

国際交流基金のボランティアは英語力が必要になりますが、日本語教師の資格は必要ありません。ボランティア自体は何度でも参加できますし、募集人数が複数の際にはチームとして行うこともあります。

その後も再び他の小学校にボランティアとして行きましたが、1日で7つほどの授業を行うこともありました。毎回同じ授業をするのですが、年齢に幅があること・違う生徒さんが集まるので、思ったよりもうまくいかなかったりハプニングもあったりしました。

海外で小学校を訪問する機会なんて本当に少ないので、教育に関わるお仕事をしたいと思っている方、子供が好きな方には面白い経験かと思います。


いかがでしたでしょうか。
イギリスに来て、ちょっと変わった経験がしたいというなら日本語ボランティアという経験もお勧めです。興味のある方は国際交流基金に連絡してみるといいかと思います。
The Japan Foundation

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    この記事を書いた人

    KURIKO

    イギリス、フランス、イタリアと12歳から留学歴20年。ロンドンの語学学校で日本マーケテイングマネージャーや中高生の語学研修のグループリーダーなどを務め、現在はフランスの大学院で語学学習や留学に関する博士論文を書いています。

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