海外でパスポート無くしたらどうする?紛失したときの対処方法
- 2015/05/27
こんにちは!
スクールウィズ編集部の三上(@98nasi_nori)です。
留学や旅行などで海外に行く際に絶対に必須なもの、それは パスポート。
パスポートは異国の地において、自分の身分を証明してくれる非常に大切なものなんです。
そんな大切なパスポートを無くしたり、盗難されてしまったりすることもあります。海外では何があるかわからないですからね。きちんと管理していても不足の事態というものはつきものです。
ご存知の通り、パスポートがないと自分が日本人である証明ができません。
なにより、日本に帰国することができません。
さて、今回はそんな方に向けて、
「実際にパスポートを失った場合はどうすればいいのか?」
をご紹介しようかと思います。
パスポートを無くして対応方法を探している人はもちろん、これから海外、留学に行く方も事前に知っておいたほうが現地でいざという時に困らないはずです。
国にもよりますが、パスポート紛失時の流れは主に以下の3つのステップがあります。
- (1) 現地の警察署でパスポート紛失の証明書を作成
- (2) 日本大使館で紛失届出の作成
- (3) 新規パスポート発行 or 渡航書の作成
順を追ってみていきましょう!
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ステップ(1)まずは警察署へGO!
万が一パスポートを紛失された場合、まずは現地の警察署でパスポートを紛失した証明書(ポリスレポート)を作成する必要があります。
なかなか現地の警察署へ行くのは勇気がいるかもしれません。しかし留学している方であれば、現地学校のスタッフが、現地の警察署の場所や手続き方法の情報を把握していることも多いです。
そのためまずは一度、現地留学先のスタッフへ相談しましょう!
それから実際に警察署へ出向き、パスポートを紛失した事情を説明すれば、ポリスレポートを作成してくれます!
ステップ(2)現地日本大使館で紛焼失届の提出!
警察署でポリスレポートを取得したあとは、現地日本大使館へ向かいましょう!
パスポートを紛失された方は在日本国大使館に「紛失一般旅券等届出書」を届け出る義務があります。これは大使館の窓口に置いてあるので、その場で記入する形になります。
また注意点としてパスポートをなくした本人が大使館の窓口まで行く必要があります。
その申請に必要な資料は、
- ・先ほど警察署で入手したパスポート紛失を立証する書類(ポリスレポート):1枚
- ・写真(縦45mm × 横35mm):1枚
- ・その他参考となる書類:1枚
(必要に応じ、免許書や保険証など本人確認、国籍確認できる書類)
が必要になります。大使館へ行く時上記の資料を持って行きましょう!
写真に関しても現地で撮影し入手することは難しくありません。現地語学学校のスタッフに撮影できる場所を相談してみましょう。因みに僕は海外に行く時、万が一に備えて証明写真は多めに持っていきます。何かあった時にすぐ対処できるのでオススメです!
また手続きをスムーズに進めるためにも、パスポート番号などは事前に控えておきましょう!
これらの資料を全て届け出ると紛失したパスポートは失効します。届出が提出されるまではパスポートを失効されないので注意が必要です!
盗難にあったパスポートは偽造され不正に利用される恐れがあるので、なくした場合はできるだけすぐに届け出ましょう!
*参考:外務ホームページ
ステップ(3)現地日本大使館で(A) 新規パスポート or (B) 渡航書 の申請
紛失届を提出した後は、他に引き続き日本大使館で新規でパスポートを発行するか、もしくは帰国するための渡航書を申請するかの2つの選択肢を選ぶことができます。
渡航書とは簡単に言えばパスポートの代用品です。日本に確実に帰国する目的でパスポートに代わる渡航文書として機能します。
基本的には現地で新規パスポートを取得することになります。
しかし、戸籍謄本などの必要書類がどうしても準備できない方や、帰国を急がれる方、短期で留学されている方、すぐ帰国する予定の方など、場合によっては渡航書を申請し、日本に帰国後に新規でパスポートを発行することになります。
新たなパスポート、または帰国のための渡航書の取得のために必要な書類は、それぞれ以下になります。
<A 新規パスポートを申請する場合>
まずは紛焼失届出の時と同様に、日本大使館窓口で一般旅券発給申請書を記入します!日本でパスポートを発行する時と同じ様に、5年有効か10年有効かを選択できます。
その他に同時に提出する必要がある資料は、証明写真(縦45mm × 横35mm)と戸籍謄本になります。
新規パスポートを現地で発行する上で最大の関門は、戸籍謄本か戸籍抄本を調達することではないかと思います。パスポートの盗難にあったタイミングでこれら資料を持っている方はほとんどいないと思います。
基本的には日本にいるご家族や友人に頼み役所で書類を用意してもらい、現地滞在先まで郵送してもらうか、FAXで送ってもらう必要があります。
友人に戸籍謄本の取得を依頼する場合、そのための委託書も必要になります。
*注意点として、大使館によっては申請書2通と、写真2枚が必要なケースがあります。
*パスポートの再発行には、最初に発行した時と同額のお金を現地通貨で払う必要があります。
10年有効:16000円、 5年有効:11000円
必要な資料のまとめは以下のようになります!
1 | 一般旅券発給申請書(10年 or 5年用) | 大使館窓口で記入 | 1通 |
2 | 戸籍謄本or 戸籍抄本 | 日本から郵送 or FAX | 1通 |
3 | 写真(縦45mm × 横35mm) | 現地で撮影 or 日本から持参 | 1葉 |
<B 渡航書を申請する場合>
新規でパスポートを申請されない方は、代わりに大使館で渡航書を申請することになります。渡航書の申請にはまず渡航書発給申請書を大使館窓口で記入する必要があります。
その他に大使館に持参する必要がある書類は、写真(縦45mm × 横35mm)、戸籍謄本が必要になります。
パスポート申請、及び渡航書に関しては、戸籍謄本が必須です。渡航書に関しては、戸籍謄本がどうしても入手できない場合、運転免許書など国籍を証明できるものでも代用できる場合がありますが、その国の日本大使館によって対応が異なります。事前に大使館に必要書類の確認を取っておくか、戸籍謄本は基本的に必須であると考えた方が良いでしょう。
万が一の時に備えリスクを分散するためにもパスポートと一緒に、免許証など重要な資料を一括管理するのは控えましょう!
また確実に日本へ帰国する意思を確認するため、帰国の航空券や日程表のコピーも合わせて必要になります。
因みに渡航書は有効期限が約1週間から10日程度です。そのため、帰国数日前にタイミングを調整して大使館に申請してください。どれくらいで発行できるかは、紛焼失届出を提出した際に窓口で確認しておきましょう!
また紛失届出と、パスポート/渡航書の発行は同時に申請することもできます。必要書類が全てすでに揃っていて、かつタイミングが合うならば一括して申請するのもアリでしょう。
必要資料をまとめると以下のようになります。
1 | 渡航書発給申請書 | 大使館窓口で記入 | 1通 |
2 | 戸籍謄本 or 戸籍抄本 (もしくは運転免許証、国民保険証、本籍の入った住民票など日本国籍が確認できる書類) |
日本より持参 | 1通 |
3 | 写真(縦45mm × 横35mm) | 現地で撮影 or 日本から持参 | 1葉 |
4 | その他日程などが確認できる書類 (航空チケット、日程表のコピーなど) |
航空会社HPやメールよりダウンロード | 1葉 |
まとめ
万が一に備えて紛失時の対処法を知ることはもちろん大切ですが、
そもそも紛失しないようにしっかり対策を取ることもそれ以上に重要です。
海外において、自分の存在を証明をしてくれるパスポートは命の次に大切なもの!
(大げさではありません)
絶対に無くさないようにしっかり保管して、現地ではスリや盗難などに常時気をつけましょう。パスポートを含めた貴重品の管理方法についてはこちらのコラムも参照してみてください!
簡単にパスポート紛失に備えた対策をまとめてみます。
- ・留学中の方はまずは現地語学学校のスタッフに相談するべし!
- ・紛失時に備えパスポート番号や発行日などの情報をメモしておくか、コピーを用意するべし!
- ・パスポート以外にも、運転免許書など身分を証明する書類は用意しておくべし!
- ・パスポートと身分を証明する書類は別々に管理すべし!
- ・そもそも紛失しないように、スリや盗難にも十分に気をつけるべし!
まずは前提として、パスポートを含めた貴重品の管理をしっかりすること!
(パスポートではないですが、僕もインドで大切なスマフォをスられた時は、泣きそうになりました。。笑)しかし、もしパスポートを盗難された場合も、落ち着いて対処すれば大丈夫です!
現状を冷静に把握し、できるだけ迅速に対処するようにしましょう!
またそもそもパスポートを盗まれないようにするためには、現地の治安状況を事前に知り、危険なことをしないことが何より大事です。下の記事では渡航先別に治安情報とトラブルに巻き込まれない予防策を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
留学先の治安は大丈夫?安全に過ごすためのポイントや治安情報確認について解説!
あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
- ステップ1:目星をつける
- ステップ2:相談する
- ステップ3:申し込む
- ステップ4:渡航準備
- ステップ5:出発!
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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