「世界中の人種が集まるロンドン、学ぶのは語学だけではない」

"英国英語を学ぶべく、少人数制の短期集中レッスンを申し込みました。少し割高ですが、わずか5人の少人数クラスだけあって集中しながら学べる雰囲気です。もちろん先生への質問もしやすく、距離が近いのがよい。
社会人コースだけあって参加者は様々、私のクラスはロシアのバイオリニスト、NYの映画業界人、メキシコのフォトグラファー、韓国の留学生と楽しい面子に恵まれました。だいたい、ロンドンで英語学校に行くと、英国人はいなくてみんな中級くらいの英語を自国のアクセントで話すんですよね。
確かにビジネス英語を学びたいのはありますが、各国交流を楽しむこともしないともったいない。そんなわけで、クラスの面子とは毎回、一緒にランチしたり、ホームパーティしてました。パーティ文化があるから、みんなノリが良いです。ハムステッド・ハイ・ストリートにマンスリーマンションを借りていた生徒の家をよくたまり場にして、お酒やフードを持ち込んでくつろいでました。
だいたいみんな社会人なのですが、長期の語学バカンスというわけです。少し学生時代の気分を味わいたいのは万国共通。メキシコ人女性がタコスをもってきて、今度は日本の寿司を食べたいというので、なんとなくの握り寿司をつくりました。食材はピカデリーサーカス駅近くの日本食材ショップで調達。ロンドンくらいの街だとほとんどのモノは手に入るので、便利です。
NYの女性が言うには「英語が上達するコツは、お酒を飲んで友達と英語を話すこと」とのことです。確かにアウトプットがないと言葉って上達しないですよね。日本人に比べて、みんな多少文法が適当でもかなりの英語トークをします。こういうのを感じると語学っていうのは点数の道具ではなくて、コミュニケーションのためのツールなんだと改めて感じさせてくれますね。
ロンドンでグローバルな人材と英語を学ぶということは、単に語学の勉強ではなく、多角的な視野を養います。その立体的な思考能力は今後のビジネスデベロップメントに最も必要なスキルだと改めて痛感しました。"