良い意味で、スクールすぎないところが良かった

"いわゆる語学学校然としすぎていないところが自分に合っていたと思う。初日のレベル分けで、たまたま日本人の少ないクラスに入ることになったので、日々のコミュニケーションがそのまま英語のトレーニングになった。
先生の人数は多くはないが10名程度いらして、授業によって担当がわかれていた。授業の内容もバラエティに富んでいて、テキストを見ながら文法を勉強したり、車座になって何か一つのテーマを議論したり、英語劇を自分たちで作ってみんなの前で発表したりと、楽しみながら英語を学ぶことが出来たと思う。また課外授業も多かったので、先生やクラスメイトと軽食を持って遠足のような事をしたこともあった。
私にとって、ここが初めての海外語学学校だったので、日本と違い、海外のスクールとはこういうものだと思っていたが、同じ頃に、同じくバンクーバーの別のスクールに行っていた人から話を聞くと、雰囲気がかなり違うので驚いてしまった。そのスクールでは、大学の授業のように机が並んでいて、先生がホワイトボードに書くことを生徒がノートに書き写す授業がほとんどだという。もちろん、本気で「英語」の勉強をしたい人には重要なものだと思うが、私の性格ではそれでは挫折してしまって、英語で人と会話をする楽しみを知れず、ただただ勉強をするしかなかったと思う。
英語を習得する上でなにより大切な「英語で色々な人と交流する」ことを積極的に進めてくれたベルリッツはとても自分にあっていて、有意義な留学生活となった。なお１か月の滞在で、私はTOEICのスコアが200点上がって驚いた。日常で使うフレーズを脳が記憶していたお蔭で、文法ではフォロー出来なかった「慣れ」の感覚を身につけられたためだと思っている。"