セブでアメリカ生活

セブでアメリカ人講師に囲まれて学べるということで選んだ。個人的には会話に重点を置いていたので、ホームステイで料理関連の語彙まで学べたりと、2週間の留学期間の中でも収穫は小さくなかったと感じた。
ただ、このスクールは学校というより、アメリカ人家庭に入って生活を体験する場所という印象に近い。そのため、カリキュラムはさほど体系的でなく、講師の指導法も個人個人で大きく異なる。文法まで細かく教えてくれる講師もいれば、ただ話し続けるだけの講師もいる。もちろん単語や表現は聞けば丁寧に教えてもらえるものの、自分が聞きたい内容、表現したい物事の概要をざっくり英語で伝えられないと、講師も何を教えればいいかわからず困惑してしまう。私は英会話のレスポンスを早めることをテーマにしていたので、話し続けるだけの講師でも勉強になったのでよかったが、体系立った丁寧な指導を求める人には向かないかもしれないと感じる。
あと、このスクールで一番気を付けるべきなのは、講師は全く日本語を理解しないため日本語サイトの記載内容を把握しておらず、実態との間でやや大きな乖離がある点だと感じる。ホームステイではあるもののビジネスライクな付き合いなので、特別なイベントがない限りステイ先で家主である講師と顔を合わせる機会はほぼなく、週末も講師が生徒とどこかに出掛けることもほぼない。
また、家族経営であるがこじんまりしているわけではなく、校長のバリーはバリバリのビジネスマンであるため、日本人学生の指導はせずに中国の教育機関への営業等で忙しくしている。
私の中ではバリーの授業が全くなかった点だけはややがっかりした。