英語力だけでなく国際感覚も磨かれます

●カリキュラムについて
・時間割　：
朝9:00開始 1コマ50分×4 午後12:50-14:00ランチ 1コマ50分×4 夕方17:50で時間割としては終了。夕食は各々で外に行ったり学校食堂で食べたり日によって様々だった。また19:00と20:00にナイトクラス(自由参加)が開講、私は19:00のクラスによく参加してた。ナイトクラスは毎度テーマと参加生徒が変わるので楽しかった。
・選択コース　：ビジネスコース
・良い点　：ビジネス特有の表現を学べた。仕事のシーンで使える多くのフレーズ、単語、時にイディオム等にも触れられた。また英語文法的には正解でも特定ビジネスシーンでは不正解といった表現も多く存在する事を学んだ。
・悪い点　：コース自体の欠点では無く私の滞在期間の短さの為、区切りよい単元まで進めず途中終了した講義が幾つかあった。(あと3週間位あればビジネスプレゼンテーションまで経験できたが…)

●教師について
・教師変更の制度　：開始時点で割り当てられた教師が合わない場合、特定の曜日に変更申請が可能(例 木曜に申請し翌週月曜から変えて貰う等)。ただ私は変更する事は無かった。
・教師の教え方　：レッスン内容(listening,reading,news,group 等)に合わせて教師1人1人が自分なりの方法で講義を進めるが、基本は生徒に自分の考えを喋る、書くよう促すもの。グループレッスンでは他生徒の意見に対し質疑等をするが、時にはゲームもやった。但しカランレッスンはその特徴からほぼマニュアル通りに進行した。
・良い点　：教師毎にレッスン内容をアレンジしている為、テキストが同じでも講義スタイルは大きく異なる。生徒がこうして欲しいと要求すれば生徒に合わせて更なるアレンジもしてくれた。(例 ニュースのレッスンだが記事についての会話は半分にして残りは生徒の作文を添削して貰う、又は教師と生徒が互いに分からない事がある場合、双方の宿題として翌日お互いに説明し合う等)
・悪い点　：教師というより教室(環境)の問題だがオープンスペースでのレッスン時、大声(時に大爆笑)で盛り上がっているペア(教師&生徒)が隣にいると、教師の声が聞こえなかったり教師がそちらを頻繁に気にして注意散漫になる時がある。出来ればレッスン中の声音量にも少し意識頂けたら良かった。

●教材について
・内容　：グループレッスン及びニュースでは主にPC上でパワポスライド又はウェブ情報見たり、時に実際の新聞なども用いた。リーディング&ビジネス英語ではテキストブック又はコピー資料、パワポスライドなどが使われた。扱われたトピックスは、文化習慣、時事問題、技術発展、スポーツ、歴史、ギネス記録、変わった祭り、ビジネス、経済、企業ケーススタディ等様々だった。
・レベル　：リーディング授業のテキストとグローバルビジネス授業で扱う単語が、若干難易度高い印象だった。それ以外のレッスンは妥当な難易度と感じた。
・良い点　：一部テキストはネットで見る事も可能。ただ既製のテキストだけに拘らず教師自身が簡単な教材を準備している事もあった。また一部専門的な議題(特に企業、製品)の時には生徒側に(私に)むしろ知見がある場合もあり、生徒から教師に教えるというシチュエーションが特定授業の中で恒常化していたが、これはこれで互いに勉強になったのでむしろ利点かなと思った。
・悪い点　：一部テキストには間違いが散見された。生徒が(私が)指摘し教師が確認しテキストの誤りと判明したケースが複数箇所あった。同じ教材でも資料コピーをくれる教師と自分で用意が必要な教師がいた(私は自分で用意が必要だった)。また悪いという事では無いが、テキストで扱う議題の一部がやや専門的過ぎて(科学、物理、企業、製品等)教師も説明困難だった。

●成長の実感
・リスニング　：留学初日と比べると教師の話しが聞き取り易くなった。聴き直す回数も最後はやや減ったと感じる。また卒業前の最終プログレステストでも大体の問題で内容が聞き取れて、スコアも大きくUPした。
・スピーキング　：発音や流暢さには課題が多いと実感するが以前は知らなかった表現、単語を使えるようになった。プログレステストでも与えられたテーマに沿って自分の考えを話せた実感はあったがスコアは微増だけ…自分の達成感と点数(評価)は少々合わなかった。
・ライティング　：学校から支給された日記帳に毎日欠かさず日記を付けた(卒業式まで継続)事で、ストーリーを考えながら英語で作文する訓練が出来た。また日記を継続した事への褒賞として学校から景品を幾つか頂けたのは嬉しかった。プログレステストでも日記同様に英作文ができ、大きくスコアUPした。
・リーディング　：リーディング&ビジネスのレッスン内で、ある程度長いストーリーを読み英文読解の訓練をした。4週間で出来たのはテキストの1/3未満だったが、それでも長い文章を読む事に以前より抵抗は無くなった。ただ最終スコアは全く向上せずその点数(評価)が付いた詳細は分からず…自分の実感とはかなり異なる評価となった。今後の勉強の為にも何が問題だったか詳細開示と共に生徒にフィードバックをして頂きたかった。
・国際経験　：授業や食事などで大小問わず交流できた日本人以外の生徒の出身地はイタリア、ロシア、中国、カザフスタン、台湾。 これらの方々と言葉を交わしお国柄や事情などを聞けた事が嬉しかった。もちろん教師(全員フィリピン人)達もフィリピンについて幾つも教えてくれた。これは教科書では学べない知識であり、英語自体のスキルだけで無く総合的に”国際感覚”も向上した気がする。

●寮及び周囲の生活環境
・立地　：寮の位置は学校から近く、スクールバスは有るが歩いても行ける。
・建物　：建て付けが悪かったり壊れている扉などがある。
・騒音　：ビル工事現場が隣接であり騒音に悩まされた為、途中で寮を変更した。
・設備　：共用のシャワー、トイレ、ウォーターサーバーが有る。
・スタッフの対応　：生徒からの問合せに対し普通の対応をしてくれていた。
・雰囲気　：学校内はかなり日本ムードが濃かった。大多数を占める日本人生徒の賑やかな話し声が終日響き渡っていた。
・留学生の国籍　：私が会話した中では、イタリア、ロシア、中国、カザフスタン、台湾の方々がいた。
・日本語で話す機会　：日本人学生が圧倒的大多数を占めるので、学校内ではレッスン中以外は日本語が飛び交っていた。この点は予想と実態が違っていた。以前ネット情報では日本人が6-7割との事だったが我々が入った頃からどしどし日本人学生が入学し、9割以上日本人だった。

●食事について
・食堂の料理　：美味しくなかった。基本的に油&塩が多く重たい。またチキンが固く非常に食べにくい。ランチでも品切れでフルーツが取れない時も有り。
・周辺の食事処　：歩いて行ける距離に多くのカフェやレストランが有る。特に学校のそばにあるチャッタイムやディムサムはよく通った。