総合的に見てお勧めの学校です

【総評コメント】
　セブの英語学校の中ではハイエンドクラスと思います。他よりお金は多少かかりますが、その分勉強以外のことに煩わされることなく、落ち着いて学習できる環境が整っています。特に部屋の満足度が高いので、長期滞在にも向いています。
　授業を行うスペースは、スピーキングとグループクラスを除いて概ね全て大部屋の中のパーティションになります。個室になっていないので、正直なところ若干集中はしづらいような気がします。まあ心がけ次第かも知れません。
　また、生徒の目的に合わせて授業を組み立てるという意識をしっかりと持っている先生が多く、好感が持てます。勿論、満足できなかったり合わないと感じた場合は、依頼すれば別の先生に変更してもらえます。
　なお、（これも本人の心がけ次第かも知れませんが）日系の学校は生徒が日本人なので、授業後は日本語の世界に戻ってしまいます。以前、韓国系の学校に行ったときは友人の多くが韓国人だったので、授業後も英語でコミュニケーションを取って英語の世界にどっぷりつかることが出来ました。ただ、その代わり食事や宿泊やケアが日本人には合わせ辛いです。


【その他、この学校について特筆すべき点は？】
　生徒にはコアティーチャーが決められ、一日に２コマはコアティーチャーとの授業になります。一人のコアティーチャーが同時に複数のコアスチューデントを持つことはなく先生にとっても特別な生徒になるので、非常に親身になってくれ何でもコアティーチャーに相談することが出来ます。これは非常に良い制度だと思います。
　金曜日の午後はプレゼンテーションに当てられており、自由参加でパワポのスライドを使ったプレゼンを５分間ずつ行います。テーマは一回目はセルフイントロダクション、二回目以降は隔週でビジネステーマとフリーテーマを繰り返していきます。
　プレゼンを行なう場合は、コアティーチャーとのクラスは（特に週の後半は）その準備に費やされることが多いです。スクリプトやスライドの構成に加えて、掴みのトークやイントネーション、ハンドジェスチャー、立ち位置、ジョークの入れ方等の指導があります。この評価は人それぞれと思いますが、実際に外人相手にプレゼンをする予定がある場合は非常に参考になると思います。特にそういうニーズが無い場合は、プレゼンは行なわずに自分のやりたい勉強に集中することもできます。
　社会人向けなので生徒全体の雰囲気は落ち着いており、また生徒同士の交流の機会があることも魅力の一つだと思います。学校主催で毎週月曜日にウェルカムドリンクパーティ、金曜日に食事会がありどちらも自由に参加出来ます。


【実りある留学生活を過ごすためのポイントは？】
　学校では先生を相手にたくさんアウトプットができるので、その前に充分なインプットをしておくことが重要だと思います。ボキャブラリや文法は自分に必要なレベルまで覚えておき、こちらでアウトプットすることによってそれを定着させるというのが理想的な学習方法ではないでしょうか。
　後は、クラスよりもむしろいかに復習するかが重要だと思います。きちんと復習することによって初めて習ったことを定着させることができ、レベルアップが実現するのではないでしょうか。どちらも、自分自身の反省点です。