最終更新日:2024/07/25
フィジーは南太平洋に位置する島国で、世界各国から旅行者が集まるおすすめのリゾート地です。しかし、フィジー留学はフィリピン留学やアメリカ留学などに比べるとまだまだ認知度が高くありません。
そこで今回は、フィジー留学のどんなものかを知りたいという人のために、フィジー留学の特徴や魅力、メリット・デメリット、最後に注意事項をステップごとに解説していきます。
なおこの記事は2018年5月現在での情報を元に作成されています。
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フィジーは南太平洋のオセアニア州に位置し、国の総面積は1万8千平方キロメートルと、日本の四国地方よりやや大きいほどの島国です。首都のスバ市とリゾートホテルが連なるビチレブを最大の島として、周りを330以上の島に囲まれています。
人口は約90万人であり、民族は人口の57%がフィジー系、38%がインド系、5%が他の民族という構成になっています。外務省によると、宗教に関してはキリスト教徒が59.2%、ヒンズー教徒が38.2%、イスラム教徒が7.8%であり、フィジー系のほとんどがキリスト教徒です。
言語としては、イギリスの植民地時代の名残で英語が公用語となっており、フィジー語やヒンディー語も使用されています。
ここではフィジーについて、国民性、気候、物価の観点からご紹介します。
フィジーにはフレンドリーで優しい人が多いです。また、日本では知らない人に話しかけることはあまりないことですが、現地のフィジアンは知らない相手でもよく話しかけます。
フィジー人は初等教育から英語を勉強しているため、必ずしも現地語であるフィジー語やヒンディー語を話せなくても会話が成立します。そのため彼らと会話することで英語を話す練習にもなり、いい友人関係を作れるかもしれません。
フィジーは熱帯雨林気候で、月別の平均気温が最低23℃、最高28℃の常夏の国です。そのため一年を通して陽気な南国の雰囲気の中で留学生活を送ることができます。
ただ一点、夜中は冷えることがあるため長袖を持っていくほうがいいでしょう。
フィジーの物価は全体的に低く、日本と比べ安い生活費で生活をすることができます。
洋服の場合安いものですと300円から購入でき、交通機関の料金に関しても、バスは50円ほど、タクシーは初乗り90円ほどと非常に料金が低いのが特徴です。
一方で、リゾートエリアのレストランやカフェなどでは、あまり日本と変わらない価格が設定されているため、生活費をなるべく安く済ませたい人は注意が必要です。
フィリピン留学やアメリカ留学と比べて、フィジー留学にはどういったメリットがあるのでしょうか。ここでは、フィジー留学の2つのメリットをご紹介します。
ネイティブ英語のリスニングがあまり得意ではない人には、フィジー留学がおすすめです。
フィジーでは英語が公用語となってはいますが、母語はフィジー語です。フィジー語の母音は日本語と同じく「a, i, u, e, o」となっており、フィジー人の英語は日本人にも聞き取りやすいとされています。
フィジー留学の場合、生活費は先ほど紹介したように欧米諸国に比べ低く、留学費用は1ヶ月15万円ほどと欧米の1/3〜1/5の費用で留学が可能です。
そのため学生など、留学費用をなるべく抑えたい人には特におすすめの留学先となっています。
留学費も生活費も安く、とても住みやすい環境であるフィジー留学にもいくつかデメリットがあります。
フィジー留学は日本人が経営している語学学校が多いため、留学生のほとんどが日本人であることが多いです。そのため、外国人に囲まれた学習環境を望む留学生にはあまりおすすめはできません。
別の観点で考えると、日本人が多いことによって、同じような境遇の人が多いためホームシックにならなかったり、日本に帰ってからも全国に人脈が増えるというようなこともあるかもしれません。
普段日本という世界で最も発展している環境に身を置いている日本人にとって、発展途上国の生活水準にすぐに適応することは難しい場合があります。
特にフィジーは、発展途上国の中でも発展しているタイやマレーシアに比べると、生活水準が低い部類になります。ホームステイで泊まっている家の作りが古いことや、道路が整備されていなかったり、電力の供給量が低いため停電が起こりやすかったりもします。
しかし、いずれも日本ではほとんど経験できないことですから、そのような経験がしたい人であればむしろいい留学先でしょう。
フィジー留学で失敗しないためにも、以下の2点に注意してください。
フィジーでは軽犯罪に注意しましょう。特にリゾートエリアでは、観光客を狙ったスリなどの犯罪が実際に発生しています。
また一部ではマリファナなどの違法薬物も流通しているため、トラブルに巻き込まれないためにも危険なところには近づかないなどの対策をする必要があります。
フィジーでは野犬が少なからずいます。噛まれた場合には破傷風を発症する恐れもあるので、渡航する際には事前に予防接種を行うことをおすすめします。
また自然が多いことから虫も多く、虫が嫌いな人には生活しづらい環境かもしれません。
今回はフィジー留学について、特徴やメリット・デメリット、注意事項を解説しました。
まとめるとフィジー留学には以下のような特徴があります。
さらにフィジー留学には、日本人が聞き取りやすい英語が学べたり、留学費が安く抑えられるなどのメリットがあります。しかしデメリットとして、日本人留学生が多いことや、生活水準が低くて不便だったりすることがあります。
あらかじめこれらのポイントを理解した上で、留学するかどうかを見極めましょう。
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特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
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