ハワイにある大学一覧!代表的なハワイ大学の特徴も紹介します
留学先として人気の場所に挙げられるハワイ。教育の質の高さや、環境の良さからもハワイ留学は注目されています。
しかし、ハワイの大学に留学したいけれど、どんな大学があるのか分からない方や、ハワイ大学への留学を考えていて、学費や必要な学力についての目安を知りたい方も多いと思います。
そこで、今回はそれらの疑問を解消するために、ハワイの大学の特徴を3つ、代表的な大学を10校ご紹介させていただきます。
更にその中でも、留学の行き先としておすすめのハワイ大学の詳細も併せてご説明します。これからハワイにある大学へ留学に行こうと考えている方は、是非読んでみてください。
ハワイにある大学の特徴や日本との違い
ハワイの大学にはどんな特徴があるのでしょうか?違いを見ていきましょう。
特徴(1)ハワイの大学は4年制の大学と2年制のコミュニティ・カレッジに分かれている
ハワイでは、大学は主に、4年制の大学と、2年制のコミュニティ・カレッジに分けられます。コミュニティ・カレッジは、地域住民のためにつくられており、「すべての人に(大学の)門戸を開く」というポリシーのもと運営されています。そのため、学費が安く、入学の難易度も低い傾向にあります。
コミュニティ・カレッジを卒業すると、4年制の大学へ3年生として編入することができるようになります。その方が学費を安く抑えられるため、コミュニティ・カレッジを経由して4年制大学へ進学する学生は数多くいます。
ハワイの大学にはさまざまな年齢層の学生が集まっており、働きながら通う人もいます。そのため、多彩なバックグラウンドの友人ができ、多様性に触れることもできるのです。
特徴(2)日本人の学生が少ない
ハワイの大学の特徴として、日本人学生が少ないことが挙げられます。ハワイというと、日本人観光客が多いというイメージがあるかと思います。実際、海外からのハワイへの観光客の割合において、日本人は2番目に多いのです。
一方、大学となると話は違ってきます。例えば、ハワイ大学では留学生の割合は全体のたった5%ほどです。私立大学として最大規模のハワイ・パシフィック大学でも全体の15%ほどです。
これは、日本以外の留学生も含んだ数字であり、またハワイには世界100ヵ国以上から留学生が来ているため、いかに日本人が少ないかが分かると思います。こうした環境で、グローバルな感覚を養うことができます。
特徴(3)日本からのアクセスが良好で、時差も少ない
アメリカの大学の中でも、ハワイの大学は日本から最も留学に適した条件を備えています。
地理的には、アメリカの州の中でハワイが最も近い場所にあります。観光客が多いことから、日本からの航空便が1日10便以上運航されているため、アクセスが容易です。
また、ハワイにおける日系のアメリカ人は人口の20%を占めており、他のアジア系のアメリカ人は50%を占めています。ハワイは日本人にとって非常に行き来や滞在がしやすい場所といえます。
ハワイにある大学一覧
ハワイにある代表的な大学をご紹介します。ハワイの大学には日本の偏差値のような基準はありませんが、留学するに当たって必要とされる英語力の目安や、入学者の高校でのGPAをご紹介します。GPAとはGrade Point Averageの略で、成績平均値のことです。アメリカではGPAが大学や就職の合否において重視されています。
4年制大学
4年制大学には、州立の大学と私立の大学があります。
大学(1)ハワイ大学マノア校(州立)
University of Hawaii at Manoa
入学者の高校での平均GPA:3.6
必要とされる英語力:TOEFL(iBT)61以上
オアフ島ホノルルに位置する州立大学です。ハワイ大学の本校であり、ハワイ最古最大の大学です。国際的に知名度のある研究大学でもあります。全米大学ランキングにおいて、第二外国語教育研究では1位を獲得しています。
そのほか、植物バイオテクノロジー分野の商品開発研究では4位、海洋研究では7位、天文研究では10位を獲得するなど、めざましい研究結果をあげている大学です。
大学(2)ハワイ大学ヒロ校(州立)
University of Hawaii at Hilo
入学者の高校での平均GPA:3.4
必要とされる英語力:TOEFL(iBT) 61以上
ハワイ島の、ヒロという街にある州立大学です。全米でも22校しかないリベラルアーツ・カレッジ(総合教養大学)のひとつです。リベラルアーツ・カレッジとは、一般教養課程を主体とした大学のことをいいます。ヒロ校は、マノア校に比べて小規模なため、少人数での教育を受けることができます。
また、ヒロはリゾート地から離れているため、ハワイの中でも比較的物価が安いです。治安もよいことから、過ごしやすい立地だといえます。
大学(3)ハワイ大学ウエストオアフ校(州立)
University of Hawaii at West Oahu
入学者の高校での平均GPA:3.2
必要とされる英語力:TOEFL(iBT) 79以上
オアフ島リーワード地区にある州立大学です。この地区で学士号取得ができる教育機関はこの大学だけです。比較的小規模ですが、学生寮が建設されたり、キャンパスが拡大途中であったりと発展中の大学です。
この大学のクリエイティブ・メディア学部は、ハリウッドの映画プロデューサーによって創立されました。ハリウッドの専門的な映画製作を学ぶことができるとあって、人気を集めています。
大学(4)ハワイ・パシフィック大学(私立)
Hawai'i Pacific University
入学者の高校での平均GPA:3.5
必要とされる英語力:TOEFL(iBT)80以上
オアフ島ホノルルに位置する私立大学です。ハワイの私立大学としては最大規模を誇ります。また、ハワイで最も留学生を積極的に受け入れている大学です。そのため、留学生へのケアがしっかりしており、大学からのサポートが受けやすいです。
また、ハワイだけでなく、アメリカ全体で見ても多種多様な人種が集まっています。USA Todayにおいて、アメリカで最も多様性のある大学ランキングの1位を獲得したことがあります。そのほか、US News and World reportにおいても、西アメリカで最も学生が国際的であると評価されています。
大学(5)シャミナード大学(私立)
Chaminade University of Honolulu
入学者の高校での平均GPA:3.4
必要とされる英語力:TOEF((iBT) 80以上
オアフ島ホノルルに位置する私立大学です。ハワイ州における唯一のカトリック系の4年制大学です。長年にわたってネイティブ・ハワイアンの教育に尽力してきた大学であり、カメハメハ・スクールという私立学校とも提携しています。
より多くのネイティブ・ハワイアンの学生に教育をいきわたらせることを目的とした奨学金制度も整備されています。小規模でアットホームな雰囲気を備えた大学です。
2年制大学
2年制大学はコミュニティ・カレッジとも呼ばれています。
大学(6)カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(州立)
Kapiolani Community College
必要とされる英語力:TOEFL(iBT) 61以上、TOEIC650以上
オアフ島ホノルルに位置する州立のコミュニティ・カレッジです。ハワイ大学システムのコミュニティ・カレッジの内では、最大規模を誇ります。比較的日本人留学生が多いのが特徴です。マノア校への編入準備コースが充実しています。
そのほか、観光学科や料理学科など、ユニークな専攻学科を備えていることが特徴です。また、立地がよく、ダイアモンドヘッドやワイキキビーチが近くにあります。
大学(7)ハワイ・コミュニティ・カレッジ(州立)
Hawaii Community College
必要とされる英語力:TOEFL(iBT) 61以上
ハワイ島の、ヒロという街にある州立のコミュニティ・カレッジです。ハワイ大学ヒロ校とキャンパスを一部共有しています。
このカレッジのハワイアン・スタディーズ学部にはフラダンス専攻科があります。これは、ハワイでも唯一の、フラダンスを学問として学ぶことのできる学科です。ハワイの伝統文化をじっくりと学ぶことができるカレッジといえます。
大学(8)カウアイ・コミュニティ・カレッジ(州立)
Kauai Community College
必要とされる英語力:TOEFL(iBT)45以上
カウアイ島のリフェという町にある州立のコミュニティ・カレッジです。キャンパスが非常に広大なことが特徴です。アメリカ航空宇宙局(NASA)との共同研究も行っています。学校周辺に居住施設がないため、通学は大変かもしれません。
また、留学生があまりおらず、大学付属英語プログラム(ELS)もないため、留学には少しハードルの高いコミュニティ・カレッジといえます。
大学(9)ハワイ大学マウイカレッジ(州立)
University of Hawaii Maui College
必要とされる英語力:TOEFL(iBT) 61以上
マウイ島のカフルイという町にある州立の学校です。4年制と2年制のプログラム両方を提供していることが特徴です。今後、4年制のプログラムが強化されていく見込みです。
大学付属英語プログラム(MLS)を修了した学生は、英語スコアなしで学部コースへの進学が可能です。この大学が位置するマウイ島は、国立公園にも指定された美しい島です。のびのびとした環境で勉強できるカレッジです。
大学(10)ハワイ東海・インターナショナル・カレッジ(私立)
Hawaii Tokai International College (HTIC)
必要とされる英語力:特に指定なし
日本の東海大学の海外教育機関のひとつです。この大学を卒業すると、アメリカにおける準学士号を取得することができ、これは日本の短期大学卒業に相当します。
卒業後は東海大学のほぼすべての学部・学科に編入することができ、それ以外の日本・アメリカの4年制大学へと編入することも可能です。キャンパスには学生寮も併設されています。
ハワイの大学なら「ハワイ大学」がおすすめ!
ご紹介したようにいろいろとあるハワイの大学ですが、その中でも留学先としておすすめなのはハワイ大学です。
ハワイ大学とはハワイ州立の大学群
ハワイ大学とは、正確には1つの大学ではなく、3つの4年制大学と、7つの2年制大学(コミュニティ・カレッジ)からなる州立大学機構のことです。しかし、一般にハワイ大学というと、ハワイ大学の本校となっている、ハワイ大学マノア校を指していることが多いようです。
ハワイ大学にある学部や学科一覧
ハワイ大学では学部・学科が多岐に渡っています。
・教養学部
・経営学部
・教育学部
・工学部
・熱帯農業・ヒューマンリソース学部
・ハワイアン・ノレッジ学部
・看護・歯科衛生学部
・海洋&地球科学・テクノロジー学部
・アジア太平洋研究
・社会福祉学部
・医学部
・トラベル・インダストリー・マネージメント学部
日本の大学ではなかなかお目にかかれないような、珍しい学部もありますね。上記の中でも特に、立地を生かした研究によって、ハワイ大学は海洋科学研究において高い評価を得ています。
ハワイ大学の所在地や学生数など基本情報
創立 | 1907年 |
---|---|
所在地 | 2500 Campus Road, Honolulu, HI 96822 |
入学時期 | 1月・8月 |
学生数 | 約20,000万人 |
留学生数 | 約1,000人 |
学士課程数 | 92 |
修士課程数 | 84 |
博士課程数 | 51 |
ウェブサイト | https://manoa.hawaii.edu/ |
ハワイ大学に留学する魅力3つ
ハワイ大学には、留学先としてどんな魅力があるのかご紹介します。
魅力(1)教育の質が高い
ハワイ大学へ留学することの何よりの魅力は、その研究、教育のレベルの高さでしょう。ハワイ大学は、ハワイで最も歴史のある大学です。1907年に単科大学として創立され、その後分校が加わり、現在の総合大学となりました。ハワイだけでなく全米でも屈指の研究、教育を誇る名門校です。
世界各国の機関による大学ランキングでも、高い順位を得ています。例えば、2018年度のCWUR世界大学ランキングで、ハワイ大学マノア校は上位1.7%にランクインしています。CWSRとはサウジアラビアに拠点を置くコンサルティング機関であり、ここから発表される世界大学ランキングには、世界的に定評があります。
魅力(2)留学の期間が柔軟である
ハワイ大学では、留学プログラムが充実しており、それぞれニーズに合った期間の留学をすることができます。
大学への留学となると、かなり長期のものが想像されるかと思います。何年もかかる留学だと、時間を融通するのが大変ですし、費用の負担も大きくなってしまいます。しかし、ハワイ大学には比較的短期のコースも用意されています。それぞれに合ったコースを受講できることも、ハワイ大学に留学する上での魅力です。
魅力(3)生活・勉強の環境が良い
ハワイ大学は生活する上でも勉強する上でも、快適な環境を備えています。オアフ島に位置しているため便利に暮らすことができ、また治安も安心です。
ワイキキ中心部までバスで20~30分ほどで行くことができます。休日には、ビーチやショッピングなどのレジャーへ気軽に行けますね。また、大学キャンパスは320エーカーと広大で、緑に溢れているので、ゆったりとリラックスした気持ちで学習に邁進できます。
【半年】ハワイ大学に留学したときにかかる費用一覧
どのような生活をするかによってかかる費用にはかなりのばらつきが出ます、ここではおおよその目安をご紹介します。ハワイ大学に半年間留学した場合、費用の相場はおおよそ321~426万円です。
ハワイ大学の学費は、学部・学科によっても異なりますが、約200万円となります。
滞在費としては、60~90万円ほどはかかります。生活費については、24~60万円ほど見積っておく必要があります。
航空券やその他税金などを含む渡航費は、往復で大体6~15万円ほどです。その他ビザなどのや諸手続きの費用は5万円ほどです。海外留学保険には、8~20万円ほどかかります。
また、観光費や交際費、交通費などに1円~36万円ほどかかるのが平均的です。
ハワイ大学は短期でも留学できる?
前述した通り、ハワイ大学では短期の留学プログラムも用意されています。これを利用すれば、夏休みなどを利用して留学することができます。
短期留学プログラム(1)「NICE(New Intensive Courses in English)」
NICEプログラムとは、会話力を鍛えるコースで、2種類あります。
3-Week NICE Programsという冬・春・夏に行われる3週間のコースでは、英会話とハワイ文化に重点を置いた授業を受けることができます。
10-Week NICE New Intensive Courses in Englishは年に4回実施されており、3週間のコースと比べてより集中的に英語を学べます。初級~上級の5段階にレベル分けされており、文法・リスニング・会話・スキル総合の4種類についての授業を受けることができます。
短期留学プログラム(2)
「HELP(Hawaii English Language Program)」
こちらは、アカデミック英語の読み書きに力を入れた、ハワイ大学進学を目指すための勉強をするプログラムです。
Intensive English Programは、春季・秋季の8週間コースです。
Help in the Summerは、夏季限定の4週間または6週間のコースです。
8週間のコースなら学生ビザが必須ですが、4週間・6週間のコースならビザがなくても受講することができます。4段階のレベル分けがされており、読み書き、リスニング、スピーキングのほか、TOEFL得点アップを目指す授業もあります。7~15人の少人数クラスなので、講師からの手厚いサポートが受けられます。
まとめ
本記事ではハワイの大学の特徴についてや、費用はどれくらいかかるのか、どんな大学があるのかをご紹介させていただきました。
ご紹介した大学の中でも、留学先として最もおすすめなのはハワイ大学です。ハワイ屈指の大学であり、質の良い教育を受けることができるからです。短期留学コースが充実しており、また学習・生活において環境が良いので、満足の行く留学となるでしょう。
大学留学は長期のイメージがありますが、ハワイ大学など一部の大学で提供している短期プログラムなら、夏休みなどに留学も可能です。
ハワイへの留学を検討されている方は、是非ご参考になさってください。
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