ニュージーランド滞在を延長できる!?ワーホリビザを観光ビザへ切り替える方法を解説
- 2019/10/01
ニュージーランドでワーキングホリデー終盤に差し掛かっている皆さん、ワーホリ滞在を延長したいと思いませんか?
もう少しニュージーランドに滞在して、もう一度語学学校へ行ったり、旅行したり、あと1年くらいは現地で生活したいなあ、なんて思っていませんか?
実はニュージーランドではワーホリ終了後でも、申請すれば最大で9ヶ月、観光ビザで滞在が可能であることをご存知でしょうか。これは実質、ワーホリの延長と言えるかもしれませんね。
今回は私が実際にニュージーランドの滞在延長のために行った、ワーキングホリデービザから、観光ビザに切り替える方法や申請ステップをお伝えいたします。
なお、ニュージーランドのワーキングホリデーについての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ワーキングホリデーはニュージーランドで!費用やおすすめの仕事をまるっと解説
【※注意】
ニュージーランド移民局のホームページに記載されている「観光ビザ取得の条件」をもとにご紹介します(2019年9月現在)。ニュージーランドの移民局がビザ提供の判断をしますので、延長申請が必ずしも許可されるとは限りません。また条件や申請方法は随時変更される可能性があるので、最新情報は必ず確認してください。
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ニュージーランド観光ビザで滞在中にできることは?
皆さんもご存知かと思いますが、「観光ビザ」を利用して滞在する場合は以下のことが許可されています。
- 1. ニュージーランドのアクティビティ・観光・スポーツを楽しむこと
- 2. 友人や家族・パートナーと時間を過ごすこと
- 3. 最大3ヶ月間学校で学習すること
- 4. 仕事を探すこと
つまり「働いてお金をもらうこと以外」なら、基本的にはできることになります!
項目4「仕事を探すこと」に関しては、就労ビザを取得するためにCV(履歴書)の作成や、送付、面接を受ける、または無償のインターンなどは可能ですが、実際に働くことはできません。
観光ビザへ切り替えて滞在延長するメリット
ワーホリビザとは違い働くことはできませんが、観光ビザでできること、滞在を延長することのメリットはたくさんあります。具体的な例を挙げていきましょう。
ニュージーランドを思う存分旅行できる!
クイーンズタウンやミルフォードサウンドへ行きました!
ワーホリ中、仕事や勉強でなかなか旅行ができなかった方は、延長期間で思いっきり旅行へ出かけてみましょう。
特にオススメしたいのが、時間のかかる国立公園でのトレッキングツアー。1人旅行でツアーに参加すれば、ワーホリ期間中にたくさん勉強してきた英語力を試すことが存分にできると思います。
日本だとあまりする機会に恵まれない、パラグライダーや乗馬、スノーボードなども日本よりも費用が安いのでぜひトライしてみましょう!
ボランティアに参加できる!
ニュージーランドでは寄付文化や、ボランティアの文化が深く根付いており、誰でも気軽に応募することができます。もちろん観光ビザで参加可能です。
各都市にあるコミュニティセンターや、ボランティアセンター、教会、または日本語教室などで募集を見つけることができます。
こちらの記事では、ニュージーランドでのボランティアの見つけ方が詳しく紹介されています ↓
ニュージーランドでボランティアするには?ボランティアの種類や参加方法・条件を徹底解説
私はローカルの小学校で放課後、小学生と一緒に遊んで日本語を教えるボランティアに参加しました。子供たちと触れ合う中で、英語のスキルをアップさせ、日本語を教えるという貴重な経験ができました。
週1回や1回のみのボランティアもあるので、ぜひ参加してみてください。
習い事もできる!
ニュージーランドのマオリ語習慣に合わせた「マオリ語」講座はとても興味深いものでした。
以前紹介したMeetupや、地元のカルチャーセンターを利用して、習い事をしてみましょう。
実はニュージーランドでは様々な状況で観光ビザで長期滞在している人も多いので、自分から話しかけていくと同じような状況の人に出会えることが多いです。
出会った人と旅行に行ってみたり、カフェで英語の勉強を一緒にするなど、英語学習するチャンスはたくさんありますよ。
ワーキングホリデービザを観光ビザに変更できる条件は?
観光ビザに切り替えるには、 ビザ切り替えにより滞在延長が必要となる明確な理由が必要です。移民局が提示している項目には、以下の条件などがあります。
- ・結婚のための滞在
- ・やむを得ない理由で、ニュージーランドを離れることができないこと
- ・観光により多くの時間が必要であること
- ・アマチュアスポーツにおける交流目的
明確な理由さえあれば、最大9ヶ月間ニュージーランドに観光ビザでの滞在が可能で、ワーホリの12ヶ月間と合わせて、合計21ヶ月間(1年8ヶ月)も生活できることになりますね。
承認されやすい理由の例
ワーキングホリデービザを取得し、1年間ニュージーランドに住んでいたにも関わらず「なぜさらに数ヶ月の滞在が必要なのかを証明すること」というのがポイントになってくると思います。
下記に具体的な例をご紹介します。ぜひ申請理由の参考にしてみてくださいね。
家族・パートナーがいる
私が実際に申請した理由は、ニュージーランド国内にパートナーと滞在していることでした。
夫が以前に取得していたスチューデントビザから、ワーホリビザへの切り替えをすると同時に、私もワーホリビザから観光ビザへの切り替えを申請。私は彼と一緒に暮らすために、長期観光ビザの取得が必要な旨を記載しました。
語学学校・専門学校に行く
観光ビザでは3ヶ月以内の短期コースであれば通学可能です。それ以上だと学生ビザの取得が必要になります。
すでに学校が決まっている場合は、エージェントからのメールや入学許可証なども申請時に添付しておくと証明となり良いかもしれません。
ニュージーランドで再留学を検討される方は以下もチェック ↓
ニュージーランドの人気学校一覧
観光・文化交流目的
やはり観光ビザの要件にあるように、観光や旅行に十分な時間がかかることを説明しなければなりません。
またスポーツの練習への参加や芸術を通した文化交流なども、正当な理由になるでしょう。スポーツの所属チームや、アトリエなどがある場合は記載しましょう。
申請時に確認される項目
ニュージーランドの観光ビザ取得には、以下の条件を満たしていないといけません。厳しい条件にはなりますが、ワーホリビザ申請時に同じような項目をクリアしていれば、大きな問題はありません。
1 | Identity | 身分証明書の提出ができる人 |
---|---|---|
2 | Health | 健康状態に問題がない人 |
3 | Character | 性格・人格が滞在に適しているか(犯罪歴の有無) |
4 | Genuine intentions | 誠実なこと(虚偽・隠し事してない) |
5 | Bring family | 家族の有無 |
6 | Funds or sponsorship | 滞在資金が十分、または支援してくれる人がいること |
7 | Health care | 健康管理するのに十分な資金か援助してくれる人がいること |
8 | Onward travel | 出国の資金、またはエアチケットの準備ができること |
ビザ申請費用と申請期間
移民局へすべての書類をオンラインで提出したのちに、申請費用として246ドル(日本円=19,680円)がかかります。
申請期間は長くても24日以内にメールで回答されます。
もしワーホリビザの切れる日時までにビザが間に合わない場合は、仮のビザである「Interim visa(インタリームビザ)」の発行がメールで知らされるので、心配しなくて大丈夫です。
ビザの有効期限が切れる前に申請しましょう
観光ビザへ切り替える申請は、現在のワーホリビザ有効期限が切れる前にする必要があります。
移民局からはだいたい1ヶ月前に「ビザが切れますが、どうされますか?」というようなメールが来るので、それを申請のタイミングにしても良いでしょう。
申請フォームではエラーが出やすいため、スマホではなくパソコンでの申請をオススメします。
ワーキングホリデーが終わると同時に、近くのフィジーやオーストラリアに旅行し「再度入国すれば3ヶ月はビザなしでも滞在できる」と多くのワーホリ経験者が一度は考えます。
しかしながら、この方法は入国審査官に就労を怪しまれたり、短期間に入国を繰り返していることから、入国自体を拒否される可能性もあるため有効的な方法とは言えません。
観光ビザを申請するステップ
それでは実際に、観光ビザを申請するステップを見ていきましょう。
- 1. 健康診断を受ける
- 2. 銀行残高の確認
- 3. 移民局にオンライン申請
- 4. 申請料の支払い
- 5. 海外保険の再加入手続き
1. 健康診断を受ける
まずは、移民局の申請に対応しているクリニックで健康診断を受けます。これには事前予約が必要です。健康診断の内容は尿検査、血液検査、視力などで、所要時間は約1時間ほどでしょう。X-rayは以前に提出しているので、必要ありません。
問題がない場合は、自動的にE-medicalの新しい番号が振り当てられ、異常がなければ3日程度で移民局へ自動的に連絡されます。
英語が話せない場合には、医療専門の通訳が必要ですが、ワーホリで培った英語力があれば心配ありません。2019年1月末の申請時の健康診断の費用は、390ドル(31,200円)でした。
2. 銀行残高の確認
移民局のHPによると、1ヶ月に1,000ドル(80,000円)使うと想定し、銀行口座に残高が充分にないと申請が受けられません。
9ヶ月の滞在を希望する場合は、少なくとも「9,000ドル(720,000円)」の預金がなければなりません。
また航空チケットをもっていない場合、さらに追加で1,000ドルの資金証明が必要です。
申請時からさかのぼって半年分の銀行の出入金のPDFも提示しなければならないので、ネットの残高照会画面をPDF化しておきましょう。残高が足りない場合は、送金が必要です。
3. 移民局にオンライン申請しよう
続いて移民局の公式サイトから、オンライン申請をします。
オンライン申請には、
- ・パスポートのPDF
- ・顔写真PDF
- ・銀行の残高証明PDF
- ・出入金証明PDF
の添付が必須です。前もってスキャンしておくと便利。入れる情報は多いですが、途中保存できるので少しずつ進めましょう!
また先程も述べましたが、エラーが発生することがあるので、スマホではなくパソコンでの申請をオススメします。
4. 申請料の支払い
最後の申請画面にてビザ代の支払いをします。ニュージーランドのデビットカード「エフトポス」やクレジットカードでの支払いをして、申請完了です。
申請料の支払いの前に表示される確認画面で、記入漏れや不備がないか、改めて確認をしてください。
5. 海外保険に再加入しよう
いざとなったとき、海外の医療費は大変高額になります。ニュージーランドでも例外ではないので、延長で滞在するなら必ず再加入を。
私はユニケア保険に再加入し、9ヶ月で618ドル(49,440円)でした。
ビザ申請で注意すべきポイント!
観光ビザ申請で注意すべき点があります。
まずビザの申請中は、ニュージーランド国外へ出国することはできません。
また移民局の判断において、虚偽または滞在資格なしと判断され、棄却される場合があります。申請結果に不満がある場合、移民局に直接問い合わせることで再度申請が可能です。
観光ビザを取得!様々なことにチャレンジしてみよう
いかがでしたでしょうか?今回は意外と知らない「ワーホリビザから観光ビザに切り替える方法」をシェアいたしました。1年間のニュージーランド滞在で英語に慣れてきた環境だからこそ、ビザを延長することでもっともっと滞在が楽しくなると思います!
申請に関しては、虚偽報告や一貫しない答えなどがなければ、申請から観光ビザの取得までスムーズにできると思います。
しかし、移民局に判断が委ねられていることも事実。
少しでも不明瞭な点や不安があったり、申請後にミスが発覚した場合には、速やかに移民局へ連絡や質問すること強くオススメいたします。日本語通訳サービスを無料で利用できるので、安心して問い合わせをしてみてくださいね!
以上、観光ビザでワーホリ滞在延長中の舞子がお送りいたしました!
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