ニュージーランドで生活費を節約!リサイクル品を買えるOPショップを活用してみよう
皆さん、ニュージーランドの街でよく見かける「OP-SHOP(オプショップ)」をご存知ですか?
OPショップとは「opportunity shop」の略で、日本でいうリサイクルショップのこと。
Opportunityは英語で「機会」の意味であるため、要らなくなったものに使用機会を与えると言う意味で、ニュージーランドでは「OPショップ」の愛称で呼ばれています。
ニュージーランドでの現地生活に必要な物資が格安で手に入るため、ワーキングホリデーや留学する方はぜひ訪れてみることをおすすめします!
本記事ではOPショップの基本情報から人気店、購入時の注意点などをまとめてお伝えします。
なお、ニュージーランド留学の費用全般は下のページでまとめているので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。
期間別ニュージーランド語学留学の費用まとめ
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OPショップってどんなところ?
OPショップはニュージーランドのリサイクルショップ。
ほとんどのお店がボランティアによって運営されており、売り上げ金額の一部が店舗運営や慈善団体へ寄付されるサイクルになっています。店舗によって取り扱う商品の種類や支援団体が違います。
売っているものは日本のリサイクルショップとほぼ同じで、古着や家庭用品、家具・家電やおもちゃなどが中心。ですが一般に、価格がかなり低く設定されていることがOPショップの魅力。
また日本のリサイクルショップが新品同様の商品を販売している一方で、ニュージーランドのOPショップでは新品同様のものから、かなりの中古品、店舗によってはヴィンテージまで多種多様な品揃えがあります。
値段は商品に直接書かれていることも多く、最初は驚くかもしれません。
OPショップが愛される背景
ニュージーランドは世界的にも「環境先進国」。
2019現在、スーパーのビニール袋、プラスティックストロー使用の見直しがされており、プラスティックレス社会の実現に向けての活動が活発。家庭ゴミの分別・リサイクルにもかなり積極的です。
そんなニュージーランドで新品の商品を購入するのはかなり高価であり、家賃や電気代も日本に比べて高いので、中古品を利用することや人から譲り受けることに抵抗がありません。
OPショップで物を購入することが、生活の中に深く根付いていると言えるでしょう。
なぜOPショップがおすすめなのか
食器や調理器具は20セント(16円)〜と激安!
ニュージーランドのOPショップは、ワーキングホリデーや留学生活に必要なものがほとんど揃います。
もし入居先に家具がなかった場合は、まとめてOPショップで購入できます。大きな家具などは、10ドル〜20ドル(800円〜1,600円)程度で配達してくれるので、車を持たない人にもとっても便利。
新品で買うよりかなり初期のコストが抑えられるためオススメです。
またワーホリ終了後に要らなくなった家具などは、OPショップのスタッフにお願いすると無料で引取ってくれ、そのままOPショップに寄付できます。
寄付したものは再度OPショップで売られるので、とてもエコですよね。
実際にOPショップへ行ってみよう!
ニュージーランドでよく見かけるOPショップをご紹介していきたいと思います。地元の人もよく利用する人気のお店なので、見つけたらのぞいてみてくださいね!
動物保護がテーマのOPショップ「オプテュニティ・フォア・アニマルズ」
私がよく利用する「オプテュニティ・フォア・アニマルズ」では、購入金額の一部が動物保護団体のSPCA(動物保護・愛護シェルター)や、動物慈善団体、野性動物保護への募金を行うために使われます。
買った商品のお金が何に使われるか説明されている看板
店内には買った商品のお金が何に使用されるのか明確に書かれており、動物保護の看板やリーフレットもあります。
動物保護に協力的なお店のため、働いているスタッフのほとんどがヴィーガン(動物性の食べ物を取らない人たち)主義。
古着の質は高く、ヴィンテージショップよりかなり安い!
扱う商品はスタッフによって丁寧に仕分けられ、質の高いオシャレな古着や家庭用品の品揃えが中心。若者にも人気のお店です。
質がいいので、ニュージーランドで有名な某映画スタジオの衣装担当もこちらで衣装をよく購入するそう。
おしゃれな服が見つかること間違いなしですね。イベント開催に合わせて在庫一斉セールが行われ、アイテムも20セント(16円)から購入可能です。
クリーンセンターの真横!「トラッシュ・パレスOPショップ」
まだまだ使えるアイテムを見つけよう
こちらは、山の上のクリーンセンターのすぐ横で運営されているOPショップ。その名も「トラッシュ・パレス(ゴミの宮殿)」。
なんとゴミとして回収されてきたものを、スタッフが焼却炉の手前で仕分けし、まだ使えそうなものをOPショップへ移動させて販売しています。
OPショップでの購入金額は、地域の学校・慈善団体・イベントなどのために使われるほか、高校生の職場体験、リサイクルに関する学習などの資金として使用されています。
クリーンセンターが運営しているだけあって、価格は信じられないほど格安!
まだまだ使えるワンピースやセーター・アウターは全て1ドル(80円)、お皿やカップもまとめて2ドル(160円)、靴や家具、カバンなどたくさん買ってもレジで3ドル(240円)など、破格の値段設定が魅力。
まとめて大量購入することで、店員さんがキリの良い値段にしてくれるので相談してみましょう。
LGBT支援・フレンドリーOPショップの「アンティ・ドナ」
入り口も可愛いアンティドナ
ウェリントンの隣街、観光客にも人気のダウンタウンであるニュータウン地区で運営されているのが、アンティ・ドナOPショップ。
店舗では女性物・男性物という明確な分け方がされておらず、誰でもジェンダーに関係なく、好きな服を、好きなように選べるのがお店のコンセプト。
これはウェリントン市のLGBTフレンドリーの考え方が強く反映されています。スタッフもLGBTフレンドリーなので、試着も自由にでき、ファッションのアドバイスなどもしてくれます。
アンティ・ドナでは季節ごとに在庫の一掃セールに大注目。通常Tシャツは5ドル(400円)ですが、セール期間中はバッグに服を詰められるだけ詰めて、値段はたったの5ドル(400円)ととてもお得。
購入金額はショップに併設されているLGBTコミュニティや、性同一性障害の団体活動の支援、LGBTパレード開催募金などのために寄付されます。
OPショップで掘り出し物を探してみよう!
OPショップの店舗は、洋服が山積みになっていることもよくあります。サイズも日本人に合うものを探すのに苦労しますが、頑張って探してみましょう。隠れたお宝に巡り合えること、間違いなし!
見た目はあまり綺麗ではないものが多いですが、まだまだ使えるものばかり。持ち帰って掃除や洗濯をすれば問題ありません。
私が今回購入したジーンズは、6ドル(480円)で購入しましたがネットで検索したところ、スウェーデンで人気のブランドのジーンズで、元値は200ドル(16,000円)とかなりお得でした!
また移民の多いニュージーランドでは英語学習のためのテキスト・本なども安く手に入れられたり、OPショップによっては、Free Stuff(自由にお取りください)と書かれてる時があります。
購入時のチェックポイント
商品に値段がついていないものは要注意!
OPショップで商品を購入する際に、注意してほしいポイントがいくつかあります。楽しく買い物できるように以下のポイントを押さえましょう!
1. 必ず動作確認をしよう!
電気系のものはスタッフが動作確認済みのものと、そうでないものがあります。
なので、購入前に必ずスタッフに動作確認をした日時、または自分で動作の確認をすることは必須。店舗によっては確認済シールで確認できます。
2. 値札がついていないものに注意!
OPショップの中には、値段がつけられていない商品もしばしば。
中にはヴィンテージと呼ばれるブランド物や、貴重なものまで取り扱っているお店があるので注意。必ず値段は事前に確認しておきましょう!
3. 基本的には返品不可!
OPショップの価格はかなり安いため、基本的に返品不可。せっかく購入した商品が使用できなかった場合の問い合わせにも対応していないので、よく確認してから購入してくださいね。
クローズ・ビンで服を寄付しよう!
街中に設置されたクロージングビン。支援したいコミュニティが選べます。
ワーホリや留学終了時に、洋服を処分するのであれば街にある「クローズ・ビン」に入れましょう。
クローズビンは洋服専用の回収ボックスです。最近ではゴミと寄付の服などをOPショップに持ち込み、スタッフが仕分けに時間を要することが多いそうです。
要らなくなった服をクローズビン入れると、リサイクルショップに届けられたり、地域のコミュニティセンターによって必要としている人の元へ届けられます。
ゴミとして捨てる前にリサイクルできるものは、ぜひビンに入れましょう。
また服以外の靴やカバン、カーペットなどは直接店舗へ持っていきましょう!
まとめ
いかがでしたか?今回はニュージーランドのOPショップについてご紹介いたしました。
ニュージーランドの環境保護に対する考え方には、日本人である私たちも見習わなければならない点が多くあると感じました。私はニュージーランドでワーホリするようになってから、環境保護や自然保護、寄付文化を強く意識するようになりました。
私たちは消費社会で生きていますが、少しでもゴミを減らすように考えを改め、ものを大切に使うことを習慣化する必要があると感じます。
ワーホリや留学後に荷物を手放すなら、まだまだ使えそうなものは誰かに使ってもらうようにOPショップに持参、寄付しましょうね!
以上、環境先進国ニュージーランドから舞子がお伝えしました!
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