親子留学したい人必見!子ども(幼児)と行く留学を成功させるためのポイント
- 2019/10/07
「親子留学をしたいけれど、幼児を連れて海外に滞在するって大変かな……」
と感じている方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、親子留学は1人で留学するよりも大変です。ただし成功のコツや注意点を知っておくことで、親子で楽しみながら海外で勉強することは十分可能です。
また親子留学によって、子どもの将来の選択肢が広がることも多いです。とはいえ、具体的なメリットや注意点などは、なかなかイメージしにくいですよね。
そこで今回は、親子留学の効果や費用、メリット、成功のポイント、注意点を解説します。
最後に親子留学におすすめの留学先も紹介していますので、留学先選びの参考にしてみてくださいね。
[目次]
親子留学とは?できることや効果、費用相場を解説
親子留学とは、保護者とお子さんが一緒に海外に滞在するプログラムです。保護者が語学学校に通い、お子さんは保育園に預ける、もしくはアクティビティなどに参加してもらいます。
一般的には、以下2つのタイプにわけることができます。
・親中心型:保護者のやりたいことを経験する
・子ども中心型:お子さんのやりたいことや成長につながることを経験する
親子留学に参加する子どもの年齢は、平均2歳〜10歳。大きくても、中学生までに親子で留学することが多いです。
期間は1週間からできますが、長期留学でも問題ありません。時期はお盆休みや年末年始、ゴールデンウィークなど日本の長期休暇に集中します。
留学中はコンドミニアムやホテルなど、プライベート空間を確保できるところに滞在することが多いです。またお子さんのいるホストファミリーと生活するなど、予算によってさまざまになります。
ただし学生寮は、ほかの留学生と相部屋になることから避けることが多いです。
親子留学でできること
親子留学では、以下のことを体験できます。
【保護者】
・語学の習得
・スキルの習得
・ホームステイ
【お子さん】
・現地の幼稚園や学校に入学
・外国の子どもとのふれあい
・サマーキャンプ
・ホームステイ など
親子留学の効果
親子留学の効果は、例えば以下の通りです。
【保護者】
・語学力が伸びる
・あきらめていた留学にチャレンジし、満足できる
【お子さん】
・さまざまな物への好奇心が育つ
・英語に興味を持つきっかけになる
・コミュニケーション能力や自立心が身につく
親子留学の費用
親子留学における費用の目安は、以下の通りです。
※フィリピンに親と幼児1人ずつ留学し、コンドミニアムに滞在した場合
【1週間の親子留学】
・航空券:往復7万〜10万円
・学費(入学金、授業料、教材費):10万〜15万円
・滞在費(食費込み):5万〜6万円
・生活費:2万〜3万円
・観光費:2万〜5万円
合計:26万〜39万円
欧米圏になると物価が高いため、留学費用は50万円を超えることが少なくありません。
国によって費用は大きく異なりますので、事前に見積もりを依頼するのがおすすめです。
次は親子留学のメリットをお伝えします。
幼児と行く親子留学のメリット3つ
幼児と親子留学をするメリットとして、
・子どもの英語学習を早めにスタートできる
・お子さんがのびのびと海外生活を楽しむことができる
・特別な資格や語学力を必要としない
の3つが挙げられます。順に解説していきます。
メリット1:子どもの英語学習を早めにスタートできる
1つ目は「お子さんの英語学習を早いうちからスタートできること」です。
日本政府は2020年から、すべての小学校での英語学習を本格導入すると発表しました。小学校3〜4年生から英語の授業が必修となり、5〜6年生には成績も付けられる予定です。
英語に苦手意識を感じていると、授業を楽しむことができない可能性も。将来の高校や大学受験に影響を与える可能性があります。
親子留学で小さいうちから「海外に行くことや英語を使うことは楽しい」という感覚を味わうことで、これからの英語学習へのモチベーションになることが期待できます。
メリット2:お子さんがのびのびと海外生活を楽しむことができる
2つ目は「お子さんが自然と海外生活を楽しめること」です。
中学生や高校生で留学すると、1人で渡航することになります。はじめての海外で不安を感じ、ホームシックになるお子さんも多いです。
しかし幼児のうちから保護者と海外に滞在していると「1人だ」という不安を感じることはありません。お子さんは見守られている安心を感じながら、思いっきり海外生活を楽しむことができます。
やりたいことや興味のあることにチャレンジし、結果として好奇心などが育つきっかけにもなることも。また慣れない場所で子どもと生活することで、親子の絆が深まることも多いです。
メリット3:特別な資格や語学力を必要としない
3つ目は「特別な資格や語学力が必要ないこと」です。
親子留学では保護者も幼児も、特別な資格や英語力を求められません。語学学校は英語力に関係なく入学できるうえに、子どものアクティビティに語学力は必要ないためです。
対して高校生や大学生で留学しようとすると、語学力が必要になります。選考に突破しないと、留学を実現できないことも。早いうちから英語に慣れておくことで、将来の幅も広がります。
親子留学を成功させるために知っておきたいポイント3つ
ここからは親子留学を成功させるポイントとして、
・クオリティの高い施設にする
・フライト時間は短くする
・利便性の良い場所に滞在する
の3つを紹介しますね。
ポイント1:クオリティの高い滞在施設にする
1つ目は「きれいでクオリティの高い施設を選ぶこと」です。
先進国とはいえ、海外は日本と勝手が異なります。そのため、はじめは慣れない海外生活に戸惑うことが多いです。
また国によっては水シャワーが出る、設備が古いなど不便を感じることも。幼児と留学していると、さらに大変です。親子でスムーズに留学するには、日本と同じクオリティの施設に滞在しましょう。特にコンドミニアムはきれいで、プライベートも確保できるのでおすすめです。
ポイント2:フライト時間は短くする
2つ目は「フライト時間の短い国を選ぶこと」です。
フライトはチェックインやゲートまでの移動など、搭乗するだけでも大変です。また飛行機で子どもが動き回ったり泣いたり、長時間のフライトはなかなか耐えられません。
なるべく短いフライトの国を選ぶ方が、移動のストレスを予防できます。フィリピンなどアジア圏は直行便を使うと5〜7時間で到着するため、移動に苦労を感じにくいです。
ポイント3:1週間など短期間からチャレンジしてみる
3つ目は「短期間で留学すること」です。
親子留学は1週間の短期から数ヶ月をこえる長期留学、また移住に向けた長期プログラムにも参加できるとお伝えしました。しかしはじめは、1〜2週間の短期からチャレンジするのがおすすめです。
というのも、海外は日本とは環境や習慣が異なるうえに、幼児を連れているとその苦労は何倍にもなります。子どもを守りながら海外生活を送ることは、想像以上に大変でストレスも感じやすいです。
まずは1〜2週間の短期で留学する方が、親子留学の感覚をつかめて安心です。
親子留学の注意点3つ
次は親子留学の注意点として、
・治安の良い国やエリアにする
・利便性の良い場所に滞在する
・1人で抱え込まない
の3つを解説しますね。
注意点1:なるべく治安の良い国やエリアに滞在する
1つ目は「治安の良い国やエリアに滞在すること」です。
先進国は治安が安定していることも多いですが、日本ほど治安の良い国はありません。また慣れない海外生活で、緊張感を感じることも多いです。
子どもを守るためにも、なるべく治安の良い場所に滞在する方が留学に集中できます。
例えば、
・オーストラリアやニュージーランドなどの先進国
・フィリピンの高級住宅街
などです。滞在場所はよく考えて選びましょう。
注意点2:利便性の良い場所に滞在する
2つ目は「学校やスーパーから近い滞在場所や利便性の良いエリアを選ぶこと」です。
初めて生活する場所では、以下のストレスを抱える可能性があります。
・キッチンなど設備が異なるために家事がスムーズにできない
・周辺の設備を知るために散歩したけれど、子どもが泣いてしまった
・買い物に行くだけでも疲れる
なるべくスーパーやコンビニ、学校が近いところに滞在する方が、このようなストレスは予防できます。滞在場所の近くに、さまざまな施設のあるところを選びましょう。
注意点3:1人で抱え込まない
3つ目は「1人で抱え込まず、忙しいときは人に頼ること」です。
親子留学は自分1人で幼児を見ることになるため、悩むことが増えます。また家族や友達が近くにいないために、1人で抱え込んでしまう人も少なくありません。
自分だけでは幼児の面倒を見切れないと感じたときは、周りの人に頼りましょう。
おすすめはベビーシッターを雇うこと。保護者の方が自習をしたいときやどうしても手が離せないとき、シッターに見てもらうことで安心感も生まれます。
特にフィリピンなど途上国は、数千円でシッターを雇えることも。周囲にうまく頼りながら、留学を楽しみましょう。
ここまで親子留学のポイントや注意点を解説しました。
とはいえ、どこを選べばいいのかは、なかなかわかりにくいものです。そこで次は、親子留学におすすめの留学先をいくつか紹介します。
幼児と行く親子留学におすすめの留学先
おすすめの留学先として、
・フィリピン
・シンガポール
・オーストラリア
・ニュージーランド
・ハワイ
の5つを見ていきましょう。
(1)フィリピン
フィリピンは近年、日本人から人気の留学先です。実はフィリピンの公用語は英語であり、街中でも多くの人が英語を話しているのです。
またビーチが近いなどリゾート地の雰囲気があるため、観光やアクティビティを楽しむこともできます。お子さんと一緒に、のびのびと留学生活を楽しみましょう。
おすすめポイント
・格安で留学できる
・途上国の熱気を体感できる
・食事や洗濯など家事をする必要がない
食事は語学学校で1日2〜3食を用意してくれて、洗濯や掃除もスタッフに任せることができます。保護者の方は家事に追われることなく、勉強に集中できます。
費用目安(親子)
【1週間のフィリピン留学】
・学費(入学金、授業料、教材費、滞在費、食費込み):15万〜25万円
・航空券:往復7万〜10万円
・生活費:2万〜5万円
合計:24万〜40万円
(2)シンガポール
シンガポールはアジアの中でも、治安が良くてきれいな国です。
公用語に英語を使用していますが、中国語を話す人も多いです。また多民族国家であるために、現地には中華系やマレー系などさまざまなルーツを持つ人が暮らしています。
異文化であることが当たり前でもあるため、差別などはほとんどありません。安心して生活しながら、子どもにも異文化体験をしてもらうことが可能です。
おすすめポイント
・治安が良くて生活しやすい
・英語と中国語を学ぶこともできる
・教育の水準が高い
お子さんにより高い教育を受けさせたい人におすすめです。
費用目安(親子)
【1週間のシンガポール留学】
・学費(入学金、授業料、教材費):12万〜21万4,000円
・滞在費:7万〜15万円
・航空券:往復8万〜15万円
・生活費:2万〜5万円
合計:29万〜56万4,000円
(3)オーストラリア
オーストラリアは治安が良く、移民の多い国です。人気の留学先でもあるため、現地に永住する日本人や留学生も少なくありません。
また観光スポットも多いため、1〜2週間の留学を旅行気分で楽しむことができます。
おすすめポイント
・教育水準が高い
・時差が少ない
・日本製品や日本食レストランなどを見つけやすい
費用目安(親子)
【1週間のオーストラリア留学】
・学費(入学金、授業料、教材費):10万〜20万円
・滞在費:7万〜10万円
・航空券:往復15万〜20万円
・生活費:3万〜8万円
合計:35万〜58万円
(4)ニュージーランド
ニュージーランドは自然豊かで動物も多い国です。都会的な雰囲気は感じにくいですが、お子さんと一緒に自然やアクティビティを楽しみながら、ゆったりと生活することが可能です。
おすすめポイント
・街がコンパクトでまわりやすい
・自然豊かでのびのび生活できる
・英語圏では物価が安い
ニュージーランドは街自体が小さく、のんびりとした雰囲気があります。お子さんを連れていても生活しやすく、買い物などにも体力を消耗しません。
費用目安(親子)
【1週間のニュージーランド留学】
・学費(入学金、授業料、教材費):8万〜15万円
・滞在費:7万〜10万円
・航空券:往復20万〜25万円
・生活費:3万〜4万円
合計:38万〜54万円
(5)ハワイ
ハワイは日本人から人気の旅行先というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。実は近年は留学先としても人気を集めているのです。
大きな特徴は、英語だけでなく専門的なことも学べること。例えばヨガやサーフィンなど、アクティビティを楽しみながら習得することが可能です。
おすすめポイント
・ビーチなど遊べる場所が多い
・ヨガなどおけいこ留学もできる
・お店は日本語が通じるところも多い
費用目安(親子)
【1週間のハワイ留学】
・学費(入学金、授業料、教材費):6万〜15万円
・滞在費:5万〜10万円
・航空券:24万〜32万円
・生活費:3万〜8万円
合計:38万〜65万円
迷ったときは5つの留学先から選んでみてくださいね。
まとめ
今回は、幼児を連れた親子留学について解説しました。
おさらいすると、親子留学のメリットは以下の3つです。
・子どもの英語学習を早めにスタートできる
・お子さんがのびのびと海外生活を楽しむことができる
・特別な資格や語学力を必要としない
また留学を成功させるためには、以下のことを意識しましょう。
・クオリティの高い施設や学校にする
・フライト時間は短くする
・利便性の良い場所に滞在する
悩んだときは、今回紹介した5つの留学先を候補に考えてみてくださいね。
あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
- ステップ1:目星をつける
- ステップ2:相談する
- ステップ3:申し込む
- ステップ4:渡航準備
- ステップ5:出発!
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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