イギリスのビジネス専門学校に留学し3ヶ月 リアルな学校生活と授業内容を紹介 | ブライトンでビジネス専門留学#2
皆さん、こんにちは。
現在イギリス・ブライトンの専門学校、「Brighton’s Hove College(ブライトンホーブカレッジ)」にてビジネス留学中のMikiです。
イベントごとが多いブライトンらしく、先月12月はブライトンの街はすっかりクリスマスムードでした。街中でイルミネーションが点灯していてこちらまで浮き足立つ気持ちになります。一方、学生生活はまさに“師走”の名に相応しく、山のように課題が出てアタフタと日々を過ごしていました…!
ということで今回は、私が通っている専門学校のカリキュラムや1日のスケジュール、授業中の様子、最後に実際受けていて感じる本音を、昨年の留学生活を振り返り正直にご紹介したいと思います。
これから海外の専門学校でビジネスやデザイン関連のことを学んでみたい、と考えている方はぜひ一読いただけますと幸いです。
なお、イギリス留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
イギリス留学
前回の連載記事は以下から ↓↓
当記事は2019年1月時点での情報を元に作成しております。
公開から年月が経ち、情報が古くなっている恐れがございますので、Brighton’s Hove Collegeの授業コースなどは、別途最新の情報をご確認ください。
Brighton’s Hove Collegeってどんな学校?
私が現在通っている留学先は、ロンドンから1時間ほどの距離に位置するブライトンアンドホーブにある「Brighton’s Hove College」という専門学校。町の中心からはバスで10分ほどの閑静な住宅街にあります。学校は小規模で、各クラスの人数も約8名と少人数制です。
授業のコースの特徴としては、IT・デジタルデザイン・メディアビジネスに特化している教科が多く、具体的に例をあげると、Web Design DiplomaコースやInternet Marketing Certificateコースなど、デザインからビジネスまで広範囲をカバーしています。
留学期間は自身の状況に応じて選択可能で、それぞれ18週間、36週間、2年間のプランがあります。
またCertificate(履修証明書)やDiploma(免状)の発行が可能なコースもあるので、今後のキャリアを考える際に1つのアピール材料にもなるかもしれません。
ビジネス専門学校でどんな科目を勉強しているの?
様々なコースがある中で、私はクリエティブ・コミュニケーションコースを受けています。
留学期間は全9ヶ月間で、マーケティング・広告・PR・ジャーナリズムの4科目を前半の4ヶ月間で、残りの5ヶ月間は広告のデザインを学ぶ構成になっています。以下では前半のコースで学ぶ授業内容を紹介します。
1. マーケティング
マーケティング流通チャンネル戦略の板
基本的なマーケティングミックスやSWOT分析などについて学びます。フレームワークや理論を元に実際にマーケティングプランを立てながら、実際の企業の事例に照らし合わせエッセイにまとめていきます。
2. 広告
実際の広告の成功事例を分析したり、広告キャンペーンを立案し、まとめた内容でプレゼンテーションを行います。
3. PR
会社の広報として、魅力的なプレスリリースの書き方を学びます。
4. ジャーナリズム
学校内で見つけた出来事を記事として仕上げていきます。先生が自由なスタイルで授業を行うので、その場に応じてフレキシブルに生徒がついていく方式です。
授業の時間割と1日のスケジュールについて
基本的に授業が実施されるのは、9時から12時までの午前中のみです。1週間の時間割は以下のようになります。
月曜日 | 広告 |
---|---|
火曜日 | マーケティング |
水曜日 | PR |
木曜日 | ジャーナリズム |
金曜日 | 広告もしくはマーケティング |
授業が午前中までなのでこう見ると時間に余裕があるかと思われますが、実際のところ課題の量がとても多いので午後はあっという間に過ぎてしまいます。
1日のタイムスケジュール
次に私の1日のタイムスケジュールについて、起床から寝るまでをざっくりとご紹介したいと思います。留学中どんな生活を送ることになるのか、一例として参考にしてみて下さいね。
07:00 起床
08:30 通学
徒歩やバスなど、その時々の気分で学校まで向かいます。
09:00 授業スタート
授業は9時からスタートします。日本人は時間通りですが、欧州人の留学生は遅れることが多いです。
10:15 休憩
15分ほど途中休憩の時間があります。カフェに行ったり、お菓子を食べたりと各々で過ごしていますね。
12:00 授業終了
12時に1日の授業は全て終了します。講師陣はきっかりに授業を終わらせ、授業後の質問も基本的に時間外なので受けません。
12:30 昼食
授業が終われば昼食タイムです。イギリスは外食すると高いので、昼食は軽食を作ってクラスメイトと、または1人で食べます。
13:00 外出
昼食後は買い物をしたり、銀行に行ったりと日々の用事を済ませています。
14:00 課題学習
お昼から夕方までは、図書館に籠もり授業課題をひたすらやります。課題量が多いので、午後のまとまった時間を如何に過ごすかが大切。
19:30 帰宅、夕食
私は基本的に自身で夕飯を作るスタイルですが、ステイ先の人が居合わせれば、お互いに作ったものを交換して一緒に過ごしています。
21:00 息抜きと課題
夕食を食べ一段落した後は、息抜きに動画を見た後、改めて課題に着手します。
02:00 就寝
課題を終わらし、深夜2時ごろに就寝します。
ざっと1日の流れを記載しましたが、1週間に3回ほどカフェでのんびりして過ごすなど息抜きも適度にしています。
ただ、残念なことにクラスメイトの大半は仕事を掛け持ちしていたり、午後は予定が詰まっていることが多いです。みんなフレンドリーではありますが、専門学校でスキルを磨くために学校に通っている方がほとんどです。友達づくりが目的ではないので、午後は基本的に1人で過ごすことが多いのが現状としてあります。
クラス全体も7人〜8人と少人数なこともあり、話す機会や新しい人と知り合うチャンスがあまりなく、友達として過ごす機会が少ないのは寂しくも感じます。
今後留学生活に慣れ時間に余裕ができてきたら、現地のイベントに参加するなど、郊外に目を向けて友達づくりをしていこうと思います。
授業で学んでいて、一番大変なこととは
広告の授業でのペアワークの様子
留学し授業開始から早くも3ヶ月目に入ろうとしていますが、リスニングとスピーキングが特に難しく感じています。
リスニングについては、単語は聞き取れますが、授業の主旨が汲み取れないことや結局何を伝えたいのかが分からなかったり……と困ることも多いです。
課題が多く出るので、その際に講師がくれるヒントや課題に取り組むにあたりカバーしないといけないポイントを聞き逃すこともあります。周りに聞いても、案外現地の学生もぼんやりしていて聞いてないこともあり、リカバーするのが大変だなと思うことも。
またスピーキングについては、授業中講師によく指名されることが多く、その際にスムーズに応えることができないと授業全体を理解していないと誤解されることもあります。なるべく何かしら答えようとしますが、そんな時に限ってパッと文章が出てこないので、とてももどかしいですね。
課題はエッセイ形式が多い
また課題については科目ごとにバラバラですが、大体2週間前に与えられます。形式としてはエッセイ形式が多いですが、例えばマーケティングではひたすら情報収集して表にまとめるといった単純な課題でも、時間をかけて裏付けとなる資料を探し、発展する事業設計を立てるなど根気がいる課題もあります。
また講師によっては急に「来週までプレゼンテーションの準備をして発表してね」というのもあり、他の課題と並行しているとパニックに陥ることもあります。
12月はイギリスのクリスマスを楽しむために、何としてでも乗り越えるぞというのが課題に取り組むモチベーションとなっていましたね。
イギリスの専門学校に留学してみての正直な感想
ブライトンのクリスマスの様子
最後に、イギリスの専門学校に留学し3ヶ月経った上での所感を述べたいと思います。
まず勉強面で言うと、講師陣の質にバラツキがあるのかなと感じます。ある講師は資料を用意するなど用意周到ですが、講師の思い描いている以外の質問であったり、ディスカッション内容に発展していたりすると一切対応しないなど、一見冷たくも取れる態度も感じます。
しかし、講師の多くは現役でも働かれている方ばかり。イギリス人の職場の環境も垣間見ることができると思って、柔軟に考えるようにしています。
また日本出発前は、留学先の専門学校の規模を「生徒数100人ぐらいはいるかな」などと想像していたため、実際のこじんまりとした雰囲気に少々落胆したのもあります。良く言えば、アットホームな雰囲気です。
生活面に関しては、勉強しに来たのが一番の留学目的なので、友達ができないなどの悩みを言うと、「甘いな」とお叱りを受けてしまいそうですね。ですが課題ばかり毎日していると息抜きが必要だなと感じることも確か。
交流サイトやイベントが多く存在するのはすでに知っていますが、課題の締め切りは待ってくれないです。課題と両立しながら、現地での交流をどのように広げていくかが直近の自身の目標です。できることを少しずつ増やして、留学生活をより充実させていきたいと思っています!
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