イングリッシュオンリーポリシーは名ばかり…。

"オーストラリアのケアンズにある綺麗な学校です。先生方も親切で熱心な方が多い印象でした。また、放課後活動も充実しており、ワーキングホリデーでは必須の履歴書の書き方や、英語でのブログ講座、海でのセーリング、そして月曜日と金曜日には付近のバーでピザパーティが学校負担で開かれます。学校全体で見ると国際色も豊かで、日本・チリ・ドイツ・台湾・中国などの生徒が多かったです。和気藹々とした雰囲気もあり、授業や放課後活動で色々な国の友人達を作り、海外生活をエンジョイするにはもってこいの学校だったと思いました。

一方で、この学校はイングリッシュオンリーポリシー（学内では英語だけを用いる）を定めているのにも関わらずほとんど守られていないという実態があります。私はあくまで「英語の学習」をしに行っていたので、英語のみを用いて日本人とも関わりましたが、そのようにモチベーションが高い生徒ばかりではないというのは知っておいたほうがいいかもしれません。

また授業形態ですが、全て一斉講義式です。そして上のレベルに上がれば上がるほどグラマーやリスニングの授業ばかりになります。
この学校に在籍する以前はフィリピンのセブ島におりました。その時はマンツーマンを主としており、スピーキングの練習が思う存分できたのですが、この学校ではそうはいきませんでした。
そういうわけで、ネイティブからグラマーや細かな文法のニュアンスを学ぶという観点からは優れた学校ですが、スピーキングがしたいんだという人にはあまり合わないと思います。


さて総合的に言いますと、できるだけ他国の生徒と関わるのがこの学校において学習面、生活面を充実させる最適な手段だと思います。
他国の学生と関わることで必ず英語を用いることができます。そしておそらく海外生活に求めているであろう異文化の交流も図ることができます。
その上でグラマーとスピーキングに焦点を当てたトレーニングを送るつもりで入学されることをお勧めします。"