【2024年版】ニュージーランドの親子留学ガイド!目的に合わせたおすすめの学校をご紹介
- 2024/12/16
子どもと一緒に留学したいと思ったら、ニュージーランド親子留学がおすすめ!留学プログラムの数が多く、なおかつ自然豊かなニュージーランドなら、親も子ものびのびと英語を学べる環境が整っています。
ただし、いざ調べ始めてみると、情報が多すぎて整理がつかなかったり、知りたい情報が見つからなかったりして、何から始めればいいのかと悩む人も多いでしょう。
そこで今回は、ニュージーランド親子留学について徹底解説!ニュージーランド親子留学にはどんな選択肢があるのか、費用はいくらくらいかかるのか、おすすめの語学学校など、気になる点をまるっと解説します。親子留学に興味がある方はぜひ最後までチェックしてみてください。
※本記事ではニュージーランドドルをNZDと表記し、2024年11月26日の為替レートを参考に1NZD=約90円で計算しています。
[目次]
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ニュージーランドが親子留学で選ばれる理由
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ニュージーランドの魅力は、自然が身近にあるところ。子どもと一緒に留学するからこそ、のびのびとした環境で留学生活を送りたいですよね。ニュージーランドなら、どの都市でも街の中心部から一歩足を伸ばせば海や森、国立公園など、リフレッシュできる壮大な自然が広がっています。
またニュージーランドは移民国家であるため、留学生の数が多く、その分語学学校の選択肢が豊富で留学生をサポートする環境も整っています。英語を学ぶのに適した環境と言えるでしょう。ビザの手続きも比較的簡単なのも嬉しいポイントです。
ニュージーランド親子留学を成功させるポイント5つ
ニュージーランドでの親子留学を成功させるためのポイントは、主に5つあります。詳しく見ていきましょう。
(1)お子様にどんなことを学んで欲しいのか
留学大国のニュージーランドでは以下のようにさまざまな留学方法があり、1週間から1カ月、数か月以上におよぶものまで、期間も希望に合わせて決められます。
・サマースクール
・ホームステイ型留学
・キッズプログラム
・現地校留学
留学方法や留学期間を決める際は、“子どもにどんなことを学んで欲しいのか”という点で考えるのがおすすめです。
現地の同世代の子ども達と触れ合い、異文化交流をして欲しいなら「現地校留学」、英語をしっかり身につけて欲しいなら「サマースクール」や「キッズプログラム」など、目的によって適したプランを絞り込めますよ。
(2)年齢
選択肢を絞ったら、お子様の年齢や渡航時期などから適した留学プランを決めましょう。ニュージーランドの親子留学自体に年齢制限はありませんが、小学校への留学なら小学生が対象となるように、プログラムによって参加可能年齢が異なります。
ちなみに語学学校のプログラムは参加可能な最低年齢を5歳以上と設定しているケースが多く、未就学児が参加できるプログラムは少なめ。5歳以下の子どもを連れて留学する(自分が学んでいる間子どもを預けたい)というときは、託児所を併設しているかどうかをチェックしましょう。
(3)ビザの条件
ニュージーランドでは、滞在期間が3カ月未満ならビザが必要ありません。3カ月以上語学学校に通う、ニュージーランドに滞在するという場合は学生ビザを申請・取得しましょう。
17歳以下の子どもの付き添いとしてニュージーランドに滞在したいという場合、親は「Guardian of a Student Visitor Visa」に申請します(※1)。学校に通ったり働いたりといったことはできませんが、子どものビザの有効期限と同じ期間ニュージーランドに滞在できます。
(4)滞在先
次にポイントとなるのが滞在先の選定です。留学中の滞在方法としては、ホームステイ・学生寮・アパート(一人暮らし)・ルームシェア(シェアハウス)などがあります。
留学生に人気なのはホームステイ。ホストファミリーと共同生活をするため英語に触れる機会が多く、食事の準備をする必要がほとんどないため、勉強に集中できるというメリットがあります。
ただし、ニュージーランドは留学大国であるがゆえ、日本・他国の単身の学生もホームステイを利用します。そのため親子で滞在できるホームステイ先を探すのは難しく、親子留学の場合はアパート滞在が主な選択肢となります。自炊する必要はありますが、子どもと一緒に自分のペースで暮らせるのはメリットですよ。
また滞在先を探すときは、学校までの距離、周辺の交通状況、自宅近辺の治安、設備(冷暖房・お風呂)を確認しましょう。
(5) 現地サポートやコミュニティの活用
入念に準備したとしても、留学生活では必ず予想外の事態が起きます。そのため、学校を選ぶ際は留学生に対するサポート体制が整っているかどうかを確認しておきましょう。
日本人コミュニティや親子留学向けサポート団体などを見つけておくのもおすすめです。トラブルが起きた時、母国語で相談できる日本人コミュニティは心強いですよ。
また、留学エージェントを利用して留学するのもひとつの手です。エージェントは留学前にニュージーランドの文化や生活、留学手続きのアドバイスをしてくれるので、スムーズに留学生活を始められるはず。事前に文化の違いを知っておくことでカルチャーショックを軽減し、現地生活を楽しむ余裕を持つこともできますよ。
ニュージーランドでの親子留学におすすめの語学学校2選
親子でニュージーランドに留学する際、具体的にどのような学校を選べるのでしょうか。次は、ニュージーランド親子留学でおすすめの語学学校を2つご紹介します。
LSNZ クライストチャーチ
「LSNZクライストチャーチ」は、アットホームな雰囲気の学校で英語を学びたい方におすすめの語学学校。一般英語コースからIELTS対策コースまでプログラムの種類が多く、自分の目的に合ったコースを選択できます。
さらに、学校内では毎日のようにアクティビティが開催されているのも特徴の一つ。折り紙を作ったり、発音を練習したりとさまざまなアクティビティに無料で参加できます。アクティビティを通して友人をつくることもできますよ。
親が授業を受けている間は学校の託児所に子どもを預けられます。3~5歳であれば20時間までは利用料が無料(※2)。託児所内はすべて英語環境なので、子どもを英語に触れさせたいという方にぴったりです。
NZLC オークランド
「NZLC オークランド」は、日本語サポートにも対応しているニュージーランドの大手語学学校。現地には日本人スタッフが在籍しており、入学前の段階から日本語で対応してくれます。いきなり英語だけですべてを進めていくのは不安がある……という方におすすめの語学学校です。
利便性の良いエリアにあり、プログラムの種類はもちろん、アクティビティの数も豊富。英語を自分から積極的に話すのが苦手という方でもチャレンジしやすい授業を行うなど、英語初心者のためのサポートも手厚いです。
また夏・冬などの季節限定で、14~17歳の子どもと一緒に参加できるプログラムも開催しています(※3)。親子共に同じ学校で学ぶことができますよ。
ニュージーランド親子留学でかかる費用
実際にニュージーランド親子留学でかかる費用も把握しておきたいですよね。そこで次は、留学期間が1週間の場合と1カ月場合、それぞれの費用を紹介します。
総額は約36〜80万円
親子でニュージーランドに留学する場合の総額は、約36~80万円ほど。今回は下記の条件で見積もりました。
・滞在方法:アパート(1ベッドルーム)
・子どもの年齢:3~5歳
ニュージーランド留学での期間別費用について、より詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。
【2024年版】期間別ニュージーランド語学留学の費用まとめ
学費
誰がどのプログラムに参加するかによっても異なります。「LSNZクライストチャーチ」のプログラムを例に見ていきましょう。
未就学児(3~5歳児)を連れて大人が語学学校に通う場合、週あたりの学費は400NZD。託児所代金は無料ですので、学費は1週間で約3.6万円、1カ月で約14.4万円になります。
大人が選ぶことの多い一般英語コースの相場は、一週間で約4万円ほど。これに子どものプログラムの学費を足すと、大体の費用の目安が計算できますよ。
滞在費
家賃相場はエリアによって異なり、日本と同じように都市部になるほど、人気のエリアほど滞在費は高くなります。
ニュージーランドで最も人口が多いオークランドに留学する場合、家賃は1ベッドルームで一週間あたり200~800NZD(約1.8~7万円)ほどが一般的。ベッドルームの数によっても価格は変わり、2ベッドルーム(家族2~3名)の場合はさらに費用が高くなります。
なお、あまりにも安すぎる物件は設備が整っていないこともあるので注意しましょう。
渡航費
渡航費の目安は、一人あたり約14万円。これには、ニュージーランドまでの往復航空券代(約13万円)と観光税(約9,000円)が含まれます。
航空券代金は移動時間が長い経由便を使うと安くなりますが、子どもと一緒に移動することを考えると直行便を利用するのがおすすめ。また3カ月未満の留学の場合ビザの申請は不要ですが、ニュージーランドに入国する際は1人につき観光税(100NZD)を支払います。
食費
食費の目安は一週間で2万円、1カ月で8万円ほど見積もっておきましょう。ニュージーランドではチップ文化はほとんどありませんが、やはり観光大国であるため外食費は高めです。
食費を押さえたい場合、また1カ月ほど滞在する場合は、自炊メインの生活をすることをおすすめします。
保険料
海外保険料は1週間で3千円、1カ月で1.4万円ほど。ちなみに親も子も学校に通う場合、学校側から海外旅行保険に加入するよう求められることも珍しくありません。そうでない場合でも、海外に滞在する際は万が一の時のために保険に入っておくと安心です。
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ニュージーランドで親子留学する際の注意点
最後に、ニュージーランドで親子留学をする際の注意点を3つご紹介します。
気候や生活習慣の違いを事前に把握
ニュージーランドは南半球に位置しているため、日本と季節が反対です。気温の変動は日本よりも穏やかではあるものの、日本と同じように四季があります。エリアによっては朝晩の気温差が激しかったり冬に雪が降ったりする場所もあるので、季節に合った服装を準備しましょう。
また、食習慣も異なります。食文化の違いは思った以上にストレスになりやすいので、お子様が現地の生活に慣れるためにも、スーパーにはどのような食材が売っているのか、ニュージーランドの基本的な食文化とはどういったものなのかなどを事前に把握しておきましょう。
親子コースはない
ニュージーランドは親子で留学する国として理想的ではありますが、フィリピンなどと異なり、語学学校に「親子留学コース」があるわけではありません。親も子もどちらも学校で学びたいと思ったら、親は一般的な英語コースに、子どもはジュニアプログラムに参加するのが一般的です。
それぞれコースを選ぶのは手間が増えますが、その分、親も子も目的に合わせて参加コースを決められるのがニュージーランド親子留学の魅力ですよ。
ジュニアプログラムは期間限定
ニュージーランドの語学学校では、子どもが参加するジュニアプログラムは季節限定で開催されていることがほとんど。親子留学をする際には、子どものプログラムが開催されている時期に合わせて渡航スケジュールを組むと良いでしょう。
ちなみに日本と季節が逆になるので、ニュージーランドの“サマースクール”は1~2月に開講されるのが一般的。とはいえ日本の夏休みにあたる6~8月も、子ども向け、大人向け共にさまざまなプログラムが各学校で開催されます。
まとめ
今回は、ニュージーランド親子留学の魅力をまるっとご紹介しました。自然豊かで英語学習の環境が整っているニュージーランドなら、異文化や英語を学びながらのびのびとした生活を送れるはず。親にとっても子どもにとっても特別な経験ができますよ。
留学プランを立てる際は、子どもにどんなことを学んでほしいのか、年齢やビザの条件を考慮して決めていくのがポイント。留学方法や滞在先の選定、手続きに不安を覚えたら、留学エージェントに頼るのもおすすめです。留学準備段階はもちろん、留学中もサポートしてくれるのは心強いもの。
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【参考文献一覧】
※1...NEW ZEALAND IMMIGRATION「Guardian of a Student Visitor Visa」(参照日:2024-11-26)
※2...LSNZ「Parent & Child」(参照日:2024-11-26)
※3...NZLC「English + Activities Programme」(参照日:2024-11-26)