コロナ禍でのフィリピン留学で渡航前に知っておくべき準備5つ

新型コロナウイルスの世界的蔓延から約2年。2022年4月1日より、ついに観光やビジネス目的でのフィリピン入国が認められることになりました。

これにより語学留学を目的としたフィリピンへの渡航も可能となり、フィリピン留学が再開することになります。

ただし、現時点でフィリピンの入国には条件や用意しなければならないものがいくつかあり、知らずに渡航してしまうと最悪の場合、入国できない事態にもなりかねません。

そこで本記事では、コロナ禍でのフィリピンへの渡航に必要な準備項目について解説していきます。今年こそはフィリピン留学へ行きたいと考えている方は、ぜひ本記事を参考に渡航時期の検討や必要物の準備を進めてください。

なお、フィリピン留学の準備についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
フィリピン留学前の準備の流れ

本記事は2022年11月時点での情報に基づいて作成しております。公開から期間が経つ場合、準備項目が変更される恐れがありますので、最新情報を知りたい方は別途スクールウィズまでお問合せください。

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フィリピンへの入国再開!語学学校は開校してる?

本記事を読んでいる方の中には、フィリピンへの入国は可能になったものの、受け入れ先の語学学校が運営されているか気になっている方もいるかと思います。

フィリピンへの外国人入国が認められた2022年5月現在、フィリピン全体ではおよそ20校の語学学校が運営を再開しています。加えて6月、7月頃に再開予定とアナウンスしている学校もあり、夏に向けて運営を再開する学校は増えていく見込みです。

それに伴いフィリピン留学についてのお問い合わせも多数いただいており、中にはすでにフィリピンへ渡り、留学を始めたお客様もいらっしゃいます。

依然として先の読めないコロナ禍ではありますが、少しずつ語学学校、留学を検討している方々が動き始めているのが現在のフィリピン留学の状況です。

フィリピン入国に必要な5つの準備項目

フィリピン留学の現状と今後の見通しを簡単にお伝えした上で、実際にフィリピン留学へ行く際に必要となる下の5つの準備項目を紹介します。

新型コロナウイルスが蔓延する以前にはなかった項目も多いため、漏れないのないよう準備を進める必要があります。

1. 6ヶ月以上の有効期限が残っているパスポート

フィリピンへの入国には「フィリピン到着時点で6ヶ月以上の有効期限が残っているパスポート」が必要になります。

こちらはコロナ以前と変わらない準備項目ですが、意外と見落としやすいので注意しましょう。

2. 30日以内に帰国できる往復航空券、もしくは第3国に出国する航空券

フィリピン入国から30日以内に日本に帰国する復路航空券を用意しましょう。もしくは日本以外の第三国へ向かう航空券でも問題ありません。

もしフィリピンに30日以上滞在する予定がある場合は、現地で予約の変更ができるチケットを用意してください。

3. ワクチン接種証明書

フィリピンへ入国する際、抗原検査の実施を免除するには、「2回以上のワクチン接種」証明が必要となります。

ワクチン接種を2回以上受けた人の定義は「2回目の接種から14日間経過した者、もしくは1回の接種で完了の場合は、その接種から14日間以上経過した者」です。

ワクチンの接種証明は、ワクチン接種クーポンが発行された自治体の役所で申請可能です。自治体によっては窓口で対応できず、郵送のみで受け付け、手元に届くまでに数週間かかることがあるので、できるだけ早めに準備をしましょう。

なお、申請の際には、海外渡航用に英文表記での接種証明の発行を依頼しましょう。

また、フィリピン入国時にデジタル庁発行の接種証明書アプリが利用できるかどうかは未確認ですが、在日本国 フィリピン大使館によると利用は可能とされています。ただし、デジタルでの証明書を提示する場合には、入国時の確認に時間がかかる可能性があるため、念の為紙でのワクチン接種証明書も用意しておきましょう。

ワクチン接種を受けていない場合でも入国はできますが、出発国の出発日時から遡って24時間以内に受けた抗原検査での陰性結果、あるいは入国時に抗原検査の実施が必要となってきます。加えて入学する語学学校によってはワクチンの接種証明書の提出が求められる場合があるので、留学へ行く際には事前に必要書類を確認してください。

4. 抗原検査証明書

2回以上のワクチン接種証明書を持たずにフィリピンへ渡航する際には、抗原検査証明書の提出が必要となります。

抗原検査証明書:日本出国24時間前以内に実施したもの

証明書はフィリピンの入国審査時に提示する必要があるため、英文、そして紙面での用意が必要です。証明書がPDFで発行される場合には、印刷して持参しましょう。

一部のクリニック、検査所で発行される証明書には、検査日時が明記されていないことがあります。

検査日時の記載がない場合には、日本を出国する何時間前に検査したものかがわからず、フィリピン入国時に再検査を求められたり、入国を拒否されたりする可能性があるので、証明書には必ず検査日時が明示されるかを事前に確認してから検査を受けるようにしましょう。

なお、ワクチン接種を2回以上受けた場合、抗原検査証明書の提出が不要となります。ただし、提出が免除されるのはブースター接種完了から14日以上経っているなど、ワクチン接種者としての定義に含まれている場合なので、渡航前にブースター接種を控えている方は、接種日と渡航日が何日空いているかを確認しましょう。

5. eARRIVAL CARDへの事前登録

国外からフィリピンへ入国する全ての人は、eARRIVAL CARDというオンラインフォームへの登録が必須です。登録にはウェブサイト上で個人情報、フライト情報、滞在先情報、ワクチン接種証明書などが求められます。

登録方法と注意点は、後ほど詳しくご紹介します。

海外旅行保険への加入は、必須ではないが強く推奨

これまで入国要件に含まれていた海外旅行保険については、2022年5月30日以降、加入が必須ではなくなりました(※1)。そのため、海外旅行保険に加入しなくてもフィリピンへは入国できます。

ただし、フィリピン政府は引き続き保険への加入は強く推奨しており、弊社としても新型コロナ感染症の治療費をカバーできる旅行保険へ加入をおすすめします。

eARRIVAL CARDへの登録方法

先ほど紹介したeARRIVAL CARDでは、登録方法や入力内容などがややわかりづらいため、下記で詳しく紹介します。

eARRIVAL CARD登録の流れ

eARRIVAL CARDへの登録は、下のウェブサイトにアクセスして行います。

eARRIVAL CARD登録ページ

登録方法の動画を見た後、フォームに必要事項を入力する形で登録を行い、登録が完了されると申請したEメールアドレス宛に完了通知と登録IDなどの情報が送付されます。

なお、登録完了時に届くメールは、出国時日本の航空会社カウンターで見せることがあるので、わかりやすく重要マークをつけたりしておくと良いです。

eARRIVAL CARD登録情報のアップデート

eARRIVAL CARDの登録時、抗体検査証明書の提出ができていなかった場合、登録情報をアップデートする必要があります。

流れは下の通りです。

ステップ1. eARRIVAL CARDサイトのMy Profileにアクセス
ステップ2. eARRIVAL CARD登録完了メールに記載のあったIDと自分の名字を入力
ステップ3. 抗原検査の日時を選択し「UPDATE」

eARRIVAL CARDへの登録時の注意

新規登録時

フィリピン到着日からカウントして、48時間以内で登録を行います。「余裕を持って早めに」という感じで、3日以上前に登録しても無効になってしまうので、注意して下さい。

また、eARRIVAL CARDへの登録時、入力情報が非常に多くなっています。作業時間は余裕を持って10〜30分ほどを想定しておきましょう。 

アップデート時

アップデートを行う際には、ミドルネームを選ぶことが必須になります。日本人の場合、多くの方がミドルネームを持たないため、項目には「N/A」(Not applicable:該当なし)と入力しましょう。

また、フォームにはバランガイと呼ばれる地区を記載する項目があります。

都市や街の名前とは異なり、おそらく見覚えのない名前の中から該当のものを選ぶため注意が必要です。バランガイは多くの場合、滞在先住所の中に含まれているので、選択項目の中から自分の滞在するエリアに該当するものを探し設定しましょう。

もし該当する選択肢がなければ、滞在先(語学学校など)に問い合わせてください。

コロナ禍でフィリピンへ渡航する際の注意点

フィリピン出国前にPCR検査で陽性となった場合、予定通りに帰国できない

フィリピンから日本へ帰国前、PCR検査を受けて陰性証明を取得する必要があります。

もし帰国前のPCR検査で陽性となった場合、予定のフライトで日本に帰国することはできません。学校施設、もしくは指定の隔離場所で待機し、再びPCR検査を受けて陰性となってようやく帰国することが可能です。

万が一のことを考えて、帰国後のスケジュールには余裕を持っておくようにしましょう。

eARRIVAL CARDの登録に不備があると検査官に準備物を確認される

フィリピンに到着時、入国審査前にeARRIVAL CARDのQRコードをチェックされます。

eARRIVAL CARDでの不備なく登録ができていればそのまま入国できますが、もし不備があった場合、別の場所へ案内され登録内容を細かく確認されるので注意が必要です。

検査官に確認されるのは主に下の3つなので、順番が回ってきたら書類を渡しましょう。

・eARRIVAL CARD(QRコード)
・ワクチン接種証明書
・陰性証明書

コロナ禍でのフィリピン留学準備まとめ

今回はコロナ禍でのフィリピン留学で準備するものについて紹介しました。状況が刻一刻と変化する中で少しでも参考になれば幸いです。

なお、フィリピン留学の最新情報については、スクールウィズで無料留学相談を受け付けています。渡航するタイミングや学校などでお悩みのことがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。
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    この記事を書いた人

    スクールウィズ 留学ブログ編集部

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