フィリピン留学にあわせてボランティアしよう!短期プログラムやメリット、人気募集を紹介

こんにちは、フィリピン留学経験があるライターのAyakaです!

フィリピンといえば、セブを筆頭に語学留学先として人気を集めていますよね。一方で、フィリピンは発展途上にあり、インフラ整備や貧困問題など社会的な課題も残っています。

私が留学していた時も、教育分野や環境分野などで活動するボランティアが世界中から集まって、よりよい暮らしの実現に向けて支援活動を展開していました。

今回は、「フィリピンでのボランティアを通して文化や課題を知りたい」「フィリピン留学中にボランティアに参加したい」と考えている人に向けて、

  • ・フィリピンのいま
  • ・フィリピンボランティアの特徴
  • ・フィリピン留学ボランティアのメリットとデメリット
  • ・フィリピン留学中におすすめのボランティア団体

などをご紹介していきます。

これからフィリピン留学の予定がある人、ボランティア活動に興味のある人はぜひ最後までチェックしてくださいね。

なお、フィリピン留学について、費用やおすすめの都市、学校などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
フィリピン留学

ボランティア前に知っておきたいフィリピンの変遷といま

まずは、ボランティア前にフィリピンについてチェックしておきましょう。ここでは、フィリピンがどのような移り変わりで今に至るのか、また現在どのような課題が残っているかなどを簡単に解説します。

フィリピンの変遷

ここではフィリピンの近年における成長について解説していきます。

(1)フィリピンはもともとアジアで最も貧しい国だった

今でこそ観光地としての一面や、大きな発展を遂げている印象が強いフィリピンですが、かつてはアジアで最も貧しい国として知られていました。

国内のおもな産業は農産業で、現在はビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)産業でも大きな成果を上げています。経済成長著しい一面はあるものの、貧富の差は大きくなる一方という状況が指摘されています。

(2)国は経済成長を遂げている

外務省のまとめによると、2018年の一人当たりのGDPは2011年に比べ、1.3倍の3,104USD。2018年の経済成長率は、2011年に比べ1.67倍の6.2%と高水準で推移しています。

フィリピンの経済成長は非常に著しく、日本の高度成長期をしのぐほどと評価されているほどです。特に好調なのは、海外企業のコールセンター事業を含むBPO産業です。

出典:外務省「フィリピン共和国(Republic of the Philippines) 基礎データ」

(3)人口は増加し続けている

フィリピンの人口は2015年に1億人を突破して以降も、増加の一途をたどっています。近年は、2000年から2016年にかけての勢いと比較すると若干収まりつつありますが、2020年以降も引き続き人口の増加が見込まれています。

またフィリピンの2017年65歳以上の人口は、4.8%でした。日本の65歳以上の人口比約3割と比較すると、いかに働き盛りの世代が多いかイメージしやすいですね。

出典:経済産業省「医療国際展開カントリーレポート 新興国等のヘルスケア市場環境に関する基本情報 フィリピン編」

フィリピンの現状とこれからの課題

続いて、フィリピンが直面している現状や課題を確認していきます。

(1)正社員として働くには大学まで卒業することが求められる

フィリピンでは、正社員として働く機会は限られており、大学を卒業していることが最低条件です。しかし、大学まで進むには膨大な学費が必要です。しかも、大学を卒業したからといって、必ず正社員として働くことができるわけでもありません。

私の教わった先生たちも、大学を卒業している人でもアルバイトとして講師をしていました。非正規であると収入が不安定になり、貧困へと直結する可能性が高まってしまいます。

(2)文房具代が払えないことから、学校に通えない子が多い

フィリピンでは、学校で使う文房具代が買えないため、学校に通えないという子どもたちもたくさんいます。

公立校の授業料はかかりませんが、学校で使う文房具などの教材費・お昼が用意できないなどの理由からドロップアウトしてしまう子どもたちが一定数いるため、十分な教育を受けられていないという問題が生じてしまいます。

(3)学校に通っても就職できる保証がないので子どもの頃から働かされる

上記の理由から、学校に通うことで就職できる保証がないと子どもの頃から働かされるという現状もあります。

十分な教育が受けられず、思うような収入が得られる仕事に就けないという悪循環が生じてしまっているのです。

フィリピンでのボランティアってどんな感じ?

では次に、フィリピンではどんなボランティアができるのかをご紹介していきます。

フィリピンのボランティアは語学学校が開催していることが多い

フィリピン語学留学中にボランティア活動に参加する方法は主に「語学学校」と「NGO・NPO団体」の2つあります。

(1)語学学校

私が通っていた語学学校でも、毎週末にストリートチルドレンだった子どもたちが生活する施設でボランティアを行っていました。

フィリピンの語学学校の多くは、イベントの一つとしてボランティア活動を取り入れていることが多いです。参加するには1日から数日まで種類があります。

(2)NGO・NPO団体

ボランティアに参加することを留学の主軸に置くならば、NGO・NPO団体のプログラムに参加する方法もおすすめです。

語学学校とは違い、最短で1週間ほどのプログラムから用意されています。団体によっては観光や語学習得をバランスよく取り入れることもできます。

フィリピンでのボランティアに参加できる期間

フィリピンのボランティアに参加する期間は最短で1日~最長で数カ月以上と幅があります。

語学学校主催のボランティアに参加する方法や、休学してしばらくボランティア活動に参加するなど、ニーズに合った期間を選べます。

ボランティア参加に必要な費用の目安

フィリピンのボランティアに参加する際、参加費を取られることがあります。学校や活動の種類にもよるので一概には言えませんが、おおよそ数百ペソほどをイメージしておくといいでしょう。

NGO・NPO団体の場合は、5~15万円ほどの参加費が必要になることがほとんどです。

フィリピン留学中にボランティアをするメリット3つ

それでは次に、フィリピン留学中にボランティアをするメリットを3つ挙げてみました。

メリット(1)最短1日から気軽に参加できる

フィリピン留学中に参加すると、語学学校主催のボランティアであれば、最短1日から参加することができます。

ボランティア団体が主催している場合などは、参加料がかかることがありますが、語学学校主催であれば無料の場合も多いでしょう。

ボランティアと聞いて身構えてしまう人も多いかもしれませんが、もっと気楽にまずはチャレンジしてみるという環境がフィリピン留学には整っています。

メリット(2)現地の文化や問題を学べる

ボランティアに参加したい理由の一つに、フィリピンの社会問題や課題を知りたいと思っている人もいるでしょう。私も海外でのボランティア経験がありますが、ボランティアはニュースでは決して触れることのなかった情報を知るとてもいい機会です。

特にフィリピンに興味のある人、国際協力に興味がある人は、現場が実際どうなっているのかを自分の目で見て肌で感じる経験を得られます。

メリット(3)新しい経験を通して視野が広がる

そして、何より新しい経験を通して、視野が広がることもボランティアに参加するメリットです。

日本国内では決して出会うことのなかった人、知ることのなかった事実を目にすることで、自分に何ができるのか何がしたいかを深く考え、行動していくきっかけとなるでしょう。

フィリピン留学中にボランティアをするデメリットは?

では逆に、留学中にボランティアに参加するときのデメリットはあるのでしょうか。

デメリット(1)勉強の時間が減る

まずは単純に勉強時間が減ります。英語力アップのために留学しているのですから、貴重な休日の勉強時間をボランティアに割くことになるのはデメリットと言えるかもしれません。

また、勉強もボランティアも遊びも頑張る!と欲張ってしまうと、疲れてしまうこともあるでしょう。ボランティアはあくまでも任意のものです。無理をして両立が大変になりすぎると勉強に影響が出てしまうので、頑張りすぎないということもポイントになります。

デメリット(2)「自分は何もできない」と感じてしまうことがある

ボランティアを通して、「自分は目の前の1人すら救ってあげられない」と感じることがあります。正直、1日ボランティアをしたところで状況が大きく好転することはありません。状況を変えるには細くとも長く継続していくことが必要だからです。

でも、もし、ボランティアを通して無力だと感じてしまっても肩を落とす必要はありません。自分にはどんなことができるのかを考えるきっかけと捉えることで、ボランティア経験を生かしていくことができるでしょう。

フィリピンではどんなボランティアができるの?

続いて、どのようなボランティアができるのか一例を紹介していきます。

活動場所(1)孤児院

子どもたちと遊んだり、勉強を教えたり、ご飯の準備をしたりと、子どもの生活に関わることに携わります。もっともポピュラーなボランティアです。

おすすめポイント

子供たちに読み書きを教えることもあるので、フィリピンの識字率や学力など身近で感じることができます。子どもが好きな人、教育分野に興味がある人におすすめです。

活動場所(2)インフラ整備

水道や下水、道路などにインフラが整っていない地域での活動です。力仕事がメインですが、自分の手で生活をよりよくするという達成感が得られます。

おすすめポイント

日本ではイメージできない環境下で暮らす様子を自分の目で見て、自分の手で変えていくことができる経験ができます。体力に自信のある人、目に見える成果を感じたい人におすすめです。

活動場所(3)環境保護活動

マングローブの植栽など急激な経済成長発展の裏で失われつつある自然を守る活動です。ほかに有機農業関連の活動などもあります。

おすすめポイント

地球や自然を取り戻すやりがいのある活動です。環境問題に興味のある人、環境保護の啓発活動に興味がある人、フィリピンの農業に興味がある人におすすめです。

フィリピン留学中におすすめ!人気ボランティア3選

ここではフィリピン留学中の人気ボランティアを紹介します。NGO・NPO団体のプログラムをピックアップしているので、留学の前後に参加するのをおすすめします。

おすすめ(1)LOOB「SDGsアカデミアで英語+ソーシャルアクション」

持続可能な開発目標の達成に向け、英語で社会問題を学ぶ経験ができます。プログラムにはボランティア、ホームステイ、英語が含まれています。

おすすめポイント

社会問題に関心のある人に向いています。座学に限らず、フィールドワークも用意されているので、より深く問題を知り考えることができるでしょう。

募集URL

https://activo.jp/articles/2801?via=promotion2801

おすすめ(2)Glolea Cebu「海外の幼稚園で保育ボランティア」

セブの幼稚園でのボランティアです。フィリピンの子どもたちと過ごす中で、海外の保育や日本との違いを知ることができるプログラムです。

おすすめポイント

将来保育関係に進みたい人、海外の教育に興味がある人におすすめです。期間も短いので、長期休みを利用して気軽に参加できます。

募集URL

https://gloleacebu.com/volunteer/cebu_kindergarten/

おすすめ(3)CFFジャパン「フィリピンワークキャンプ」

スタディーツアーだけでなく、ストリートチルドレンが暮らすための「子どもの家」の建設・修繕・整備を行うボランティアです。

おすすめポイント

現地の人との交流に加え、セミナーやツアーもあり充実した内容。フィリピンの文化や歴史を深く知りたい人にもおすすめです。事前の研修も整っており、初めてのボランティア・海外旅行の人でも安心して参加できます。

募集URL

http://www.cffjapan.org/camp/philippines_work_camp.php

フィリピン留学でのボランティアは「国際協力や社会問題に関心がある人」におすすめ

フィリピンでのボランティアは気軽に参加でき、現地の文化や人に触れることができる絶好の機会です。

そのため「国際協力や社会問題に関心があるけど、何から始めたら良いか分からない」「何か現地の人の役に立てることがしたい」と思っている方は特におすすめです。

ボランティアを通して一歩を踏み出してみたい方は、ぜひ検討してくださいね。

フィリピンでのボランティア経験が役立つ仕事や業界

フィリピンでのボランティア経験が将来に直結する仕事は、例えば国際協力の分野、インフラ整備関連など多岐にわたります。また英語力を生かした仕事に就くこともできるでしょう。

ただし、数日のボランティアでは足りず、継続したボランティア経験が必要です。就活のプラスアルファとしてボランティアを考えているのであれば、さまざまなボランティアに参加するもしくは長期のボランティアに参加することを計画してください。

ボランティアがピンと来ない人はインターンもおすすめ

これまでフィリピン留学中にできるボランティアを紹介してきましたが、自分が期待しているものとは違う……と感じた方がいるかもしれません。そんな方はインターンに参加してみてはいかがでしょうか。

ボランティアが参加者であるのに対し、インターンはNGO・NPO団体の運営側として、活動に参加することが可能です。将来は国際協力関係の仕事に就きたい人、団体の運営に興味がある人は、インターンの方がより希望に合った活動を経験できるでしょう。

フィリピンでのインターンについては、次の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
フィリピン留学中におすすめのインターンシップ3選!メリットや必要な英語力も紹介します

まとめ

今回はフィリピン留学のボランティア活動について、メリットやデメリット、おすすめのボランティア求人をご紹介してきました。

ボランティアと聞くと、貧しい人を助けるというイメージがあるかもしれません。私自身海外でボランティアをして思うのは、ボランティアは決して与えるものではありません。むしろたくさんの気づきをもらえると思っています。

特にフィリピン人の人懐っこさや前向きさは、とても勉強になることばかりです。みなさんがボランティア経験を通して、新しい視野や気づきを得られることを心から祈っています!

あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ


語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。


  1. ステップ1:目星をつける
  2. ステップ2:相談する
  3. ステップ3:申し込む
  4. ステップ4:渡航準備
  5. ステップ5:出発!

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。

  • 「そもそもどんな留学体験ができるんだろう?」
  • 「気になる留学先はあるけど、自分に合っているかわからない」
  • 「結局のところ何から準備を始めたらいいんだろう?」
  • 自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?

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    この記事を書いた人

    Ayaka

    編集者・ライター。18歳の時に初めてタイを訪れてから、ひとり旅に魅せられ以後ライフワークに。「Where am I?」すら英語にできないレベルから、10年経って、ようやく普通の会話には困らないレベルになりました。夢の海外移住のためもう一歩上の英語力を目指して日夜勉強中です。

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