【2021年最新版】給付型留学奨学金一覧!応募条件や給付額まとめ
- 2019/11/15
みなさん、こんにちは。カナダ留学経験があるMinaです。
「留学に行きたいけれど、費用を準備することができず、頼る人もいない……」とお困りではないですか。
費用に悩む人の心強い存在になってくれるのが、今回ご紹介する給付型奨学金です。でも、「給付型留学奨学金って、狭き門でしょう」と応募する前から諦めている人も多いと思います。
実は、給付型留学奨学金を扱っている機関や民間団体は、調べてみると100近い数があります。条件もさまざまなので、あなたでも応募できる奨学金が見つかるかもしれません。
今回は、数ある給付型留学奨学金の中から比較的応募しやすい条件の奨学金を厳選し、それぞれの応募条件や給付額をご紹介していきます。この記事を読めば自分に合った奨学金がきっと見つかるはず。では、さっそく見ていきましょう!
なお、奨学金全般については下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
留学に使える奨学金まとめ!”あなたに合った”がきっと見つかる
※本記事では2019〜2020年の情報を紹介しています。奨学金申請の条件は変更される場合があるため、詳細については必ず公式HPなどで募集要項をご確認の上、最新の情報を確認してから準備を進めてください。
留学の給付型奨学金って?
ここではまず、留学用奨学金について説明していきます。
大前提として、奨学金には、返済義務のある「貸与型」と返済不要の「給付型」の二種類があります。応募条件や審査内容、支給額がそれぞれ異なるため、返済してくつもりなのか、給付に絞って探すのかなど自分の希望に合った奨学金を見つけていくことが必要です。
貸与型と給付型の違い
貸与型は、「借りた分だけ」または「元金と利子」を留学後に返済していかなければなりません。貸与型の場合は、返済義務があることから条件が厳しくないことが多く、比較的誰でもお金を借りることができます。
一方で、給付型留学奨学金は、貰うための条件はとても厳しくなりますが、返済義務がない奨学金です。留学後に返済義務がない分、競争率が高くなるという特徴もあります。
公的機関と民間機関の奨学金の違い
次に、どんな機関から奨学金を受けられるのかを説明していきます。
奨学金の制度を持つ機関は、公的と民間の2種類があります。公的機関の場合、学生の留学を後押しする制度が整っており、授業料・渡航費・生活費を支援してくれるなど手厚い支給内容が揃っています。
民間機関の場合も手厚い支援に加えて、特定の分野で活躍する学生向けの奨学金から、銀行が融資するタイプまでさまざまです。
また、民間の奨学金は応募できる数が圧倒的に多いため、返済型と給付型ともに公的機関よりも受け取るチャンスがたくさんあります。
留学の給付奨学金に応募する前に知っておきたいポイント
次に、奨学金に応募する前に押さえておきたいポイントをご紹介します。
応募期間が決まっている
まず、ほとんどの奨学金は応募期間を設けています。いつでも申請できるわけではなく、応募スケジュールを確認し、準備する必要があります。
機関によって、毎年夏の募集や毎月締め切るなど応募期間の傾向はまちまちです。応募しそびれたということがないよう、本命の奨学金の応募期間を念頭に入れて準備を進めましょう。
書類審査や面接が課されることがある
機関によっては、書類審査として指定される英語力以上のスコアを申告したり、面接を課されたりする場合があります。申請前に一定程度の英語力が求められるため、事前の対策が必要になります。
手続きに必要な書類や面接の有無は、給付型奨学金の種類によって大きく異なります。受給までのプロセスが多くても返済不要の奨学金がもらえるように頑張るのか、後で返済をすることも視野に入れ、貸与型も選択肢に含めるのかは条件によって慎重に選びましょう。
公的機関の給付型奨学金
それではますは公的機関の給付型奨学金について、詳細を確認していきましょう。
(1)日本学生支援機構(JASSO)
文部科学省所管の独立行政法人日本学生支援機構が募集している奨学金制度です。日本の大学を通じて応募する必要がありますが、条件を満たせば個人応募も認められます。種類は大学と大学院があり、それぞれ要件が異なるので注意してください。
応募条件
・学士:TOEFLiBT80点以上、IELTS6.0以上などすべての要件を満たす者
・修士:TOEFLiBT100点以上、IELTS7.0以上などすべての要件を満たす者
給付金額
【大学】
奨学金:月額59,000円〜118,000円
授業料:年間250万円を上限
【大学院】
奨学金:月額89,000円〜148,000円
授業料:年間250万円を上限
募集期間
例年9月中旬~11月上旬
(2)官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~
官民協働で取り組む海外留学支援制度で、文部科学省が主催し、民間企業からの寄付や支援によって成り立っています。
応募条件
・留学を開始する年度の4月1日に30歳以下である
・留学計画に実践活動が含まれている
・「派遣留学生の要件」、「留学計画の要件」など募集要項に定める要件を満たしている
応募条件の詳細は公式HPでご確認ください
トビタテ!留学JAPAN
給付金額
・奨学金として:月額12~20万円(生活費など)
・渡航費の一部:10~20万円
・留学先の授業料など:最大30万円程度
募集期間
年2回
自治体が運営する奨学金制度
奨学金制度は自治体が運営している場合もあります。
下に主要自治体の奨学金制度を紹介するページをまとめたので、ぜひ自分の住んでいる自治体がどのような制度を設けてみるか確認してみてください。
自治体名 | 奨学金情報掲載ページ |
---|---|
東京都 | 東京都教育庁「学費及び奨学金」 |
神奈川県 | 神奈川県庁「神奈川県高等学校奨学金」 |
大阪府 | 大阪府教育庁「奨学金制度のご案内」 |
埼玉県 | 埼玉県「『埼玉発世界行き』奨学金制度」 |
北海道 | 北海道教育委員会「様々な留学支援制度・海外派遣プログラム」 |
福岡県 | 福岡県庁私学振興・青少年育成局「福岡県アンビシャス外国留学支援事業」 |
静岡県 | 静岡県庁「グローバル人材育成事業」 |
茨城県 | 茨城県教育委員会「奨学金情報」 |
広島県 | 広島県教育委員会「広島県高等学校等奨学金(留学奨学金)について」 |
海外の政府が運営する奨学金制度
留学奨学金を選ぶには、留学先の国にあわせて選ぶ方法もあります。
国が用意している奨学金は、民間で行っているものよりもサポートが手厚いことが多くおすすめです。自分が行きたい留学先と、留学先の国が用意している奨学金制度が条件に合うのであれば積極的に利用しましょう。
国名 | 奨学金情報掲載ページ |
---|---|
アメリカ | 日米教育委員会「フルブライト奨学金」 |
イギリス | 英国外務省「チーヴニング奨学金」 |
カナダ | カナダ政府「ヴァニエ・カナダ大学院奨学金」 |
カナダ | カナダ政府「バンティング博士研究員奨励金」 |
カナダ | カナダ政府「高円宮記念クィーンズ大学留学奨学金」 |
- | 世界銀行「世界銀行奨学金プログラム」 |
民間機関の給付型奨学金
ここからは、民間機関に移ります。
(3)松下幸之助国際スカラシップ
パナソニックの創業者である松下幸之助を記念した松下幸之助記念志財団が主催し、国際相互理解に寄与する研究を目指す海外留学を助成しています。
応募条件
・日本の大学・大学院に在籍する者
・留学・研究する大学等において研究を進めるに十分な語学力を有する者
・応募年の4月1日時点に年令40才未満である者
・他の奨学金を受給していない者
応募条件の詳細は公式HPでご確認ください
松下幸之助国際スカラシップ
給付金額
14万円/月
募集期間
例年3月に募集
(4)柳井正財団奨学金
ユニクロトップの柳井正氏によって立ち上げられた奨学金です。志や情熱を持った学生を対象に、グローバルな水準の知見を身につけるための後押しをしています。
応募条件
・プログラムの対象大学に入学できる学力、資質等を備え、原則20歳以下で、応募する年前年の9月以降に高校を卒業し、その年9月の入学を目指す者
・国内の他の給付型奨学金を受給していない者。但し、例外あり
・語学試験として原則 TOEFL または IELTS 等、及び、学力試験として原則 SAT、ACT または IB 等のスコアを保持している者
応募条件の詳細は公式HPでご確認ください
柳井正財団奨学金
給付金額
1名に対し年間70,000USDを上限として、授業料、寮費、保険料等、就学のために大学から請求される費用及び支援金(15,000USD)を支給。
募集期間
例年1月中旬から2月上旬に募集
(5)中島記念国際交流財団
国際交流や生活支援事業を主軸に、海外の大学院に留学する日本人学生を対象とした奨学援助を行っています。主に、情報科学・生命科学・経営科学の文化で活躍する人材に対する奨学金が準備されています。
応募条件
・30歳以下で、該当年度中に留学開始する
・海外の大学(又はこれに準ずる機関)の修士号又は博士号を取得するために留学する者
・学業、人物ともに優秀であって、健康である者
・外国語能力について、留学先での教育研究に支障のない者
応募条件の詳細は公式HPでご確認ください
中島記念国際交流財団
・奨学金 月額20万円
・支度金 50万円(往路渡航費分含む)
・復路航空賃 留学終了後の帰国時1回分
・授業料 留学当初の2年間に限り、年間300万円以内を支給
募集期間
例年8月に募集
(6)重田教育財団
株式会社光通信を創業した重田康光氏が、世界で活躍するビジネスパーソンを日本から輩出したいという願いから誕生したのが重田教育財団です。経済的な理由により留学が難しい学生を支援することで、未来の日本を担う優れたグローバル人材の育成を目指しています。
応募条件
・海外の大学又は大学院への入学が決定している者
・経済的な理由により留学費用の支弁が困難であること
・学業優秀且つ品行方正であること
・就学状況及び生活状況について適時報告できること
応募条件の詳細は公式HPでご確認ください
重田教育財団
給付金額
月額200,000円(年額2,400,000円)
募集期間
例年5~6月に募集
(7)グローバル人材育成スカラーシップ
日本経済団体連合会が協力して運営している財団の一つ。グローバルに活躍する意思を持つ学生を対象とした奨学金で、財団の指定する大学や大学院で学ぶ学生を対象としています。
応募条件
・応募時に、財団の指定する日本の大学の2~4年、または、大学院博士前期課程(修士課程)1、2年生の学生
・交換留学、認定校留学、協定校留学、私費留学等で、海外の大学・大学院に約1年間(8カ月以上1年未満)留学する者
・留学中も財団の指定する日本の大学・大学院に籍を置く者
・大学入学後に取得した単位の GPA が 2.0 以上である者
応募条件の詳細は公式HPでご確認ください
グローバル人材育成スカラーシップ
給付金額
200 万円
募集期間
例年7〜9月に募集
(9)イノアック国際教育興財団
イノアック国際教育振興財団は、日本の大学で学ぶ外国人留学生や日本人学生の海外留学を支援する目的で創立されました。世界でに貢献できる人材育成への寄与を目的としています。
応募条件
大学・大学院に在学もしくは在籍中の日本人学生で外国に留学しようとしている者
応募条件の詳細は公式HPでご確認ください
イノアック国際教育興財団
給付金額
月額5万円 または月額10万円
募集期間
例年9〜10月
(10)国際ロータリーグローバル補助
世界的な慈善活動団体であるロータリー財団では、ロータリーの重点分野に取り組む人を対象とした奨学金を設けています。
応募条件
・ 大学卒業以上
・ ロータリーの重点分野である、平和と紛争予防、紛争解決・疾病予防と治療、水と衛生などに直接関わる分野での研究をすること
応募条件の詳細は公式HPでご確認ください
国際ロータリーグローバル補助
給付金額
3万ドル以上
募集期間
例年6月末までの募集
(12)グルー・バンクロフト基金奨学生
グルー・バンクロフト基金奨学生は、アメリカのリベラルアーツ大学進学を目指す日本人学生を対象としています。奨学金の給付だけでなく、大学進学を目指す人に対してエッセイの指導などトータルでのサポートが特徴です。
応募条件
・学校教育法による正規の高等学校第3学年に在学中で卒業見込みの者および応募時、上記高等学校を過去一年以内に卒業した者(高卒認定試験合格者を含む)・家計支持者の所得金額(父母共働きの場合は父母の合算額)が原則2,000万円以下である者。
給付金額
・米国のリベラルアーツ・カレッジに進学する者に対し、毎年5万USDを 4年間支給
・米国の4年制大学(リベラルアーツ・カレッジ以外への進学も可)に進学する者に対し、毎年5万米ドルを4年間支給
・指定する大学への進学を目指す者に対し、授業料全額免除に推薦など
応募条件の詳細は公式HPでご確認ください
グルー・バンクロフト基金奨学生
募集期間
例年9月上旬に応募締め切り
給付型奨学金まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、返済不要の給付型奨学金についてまとめてました。給付型の奨学金も数多くあることがわかりますね。また、留学前の英語力を求めない団体も多いため、留学を検討中の方はぜひ一度応募をしてみることをオススメします。
留学は、思った以上に現地でお金が必要になる場面も多いです。学業や人間関係、異文化での生活と悩みは尽きないので、お金の悩みはない状態にしたいですよね。今回の記事が留学を検討している方の役に立てば嬉しいです。
もし給付型の奨学金の応募に落選してしまった場合には、貸与型の奨学金、あるいは教育ローンを検討しましょう。留学に使える教育ローンは下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしていただければと思います。
留学ローンって実際どうなの?種類から利用方法、借り入れまで徹底解説
あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
- ステップ1:目星をつける
- ステップ2:相談する
- ステップ3:申し込む
- ステップ4:渡航準備
- ステップ5:出発!
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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