TOEICのパート3を攻略してスコアアップ!難しいと感じる理由やお悩みの解決策を解説

TOEICのリスニング問題で、特にパート3のスコアがなかなか伸びないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。パート3は、リスニングパートの中でも長文の聞き取りが必要で、記憶力なども求められる難しめのパートです。

苦手に感じている理由は、音声スピードに追いつけずに回答時間が足りなくなってしまう、会話の状況をすぐに把握するのが苦手、会話内容がなかなか聞き取れないなど、人によって異なるでしょう。

この記事では、悩み別の対策方法、そしてパート3の基本情報や出題傾向、攻略のための勉強方法やおすすめの参考書なども紹介します。ぜひ記事を参考にして、パート3のスコアアップにつなげてください。

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TOEIC パート3の特徴と出題傾向

まず、TOEICパート3の基本情報や出題傾向、求められるスキルなどについて解説します。

TOEICパート3の基本情報

パート3の基本情報は以下のとおりです。

問題形式

パート3は会話問題で、2人または3人の会話を聞き、その内容に関する設問の答えを4つの選択肢から1つ選ぶ問題です。会話1セットにつき3つの設問があり、計13セット、39問の問題が出題されます。

音声では会話とそれに対する問題が読み上げられ、音声が流れる回数は1回のみ。設問と選択肢は問題用紙に記載されています。

ちなみにパート3とパート4は似ていますが、パート4は複数人による会話ではなく話し手が1人という点で異なっています。

TOEICパート3で試されるリスニングスキル

パート3では、以下のスキルが求められます。


・設問と選択肢を素早く正確に先読みする力
・先読みした上で聞き所の目星をつける力
・英会話の聞き取りと内容の理解力
・記憶力

設問と選択肢を先読みする力では、正確に素早く読み進めることが求められます。さらにスコアアップを目指すなら、先読みをした上で会話内容を予測して、聞き所を予測しましょう。

会話内容は英語のため、もちろんリスニングのスキルも必須。最後は記憶力です。会話は一度しか読み上げられないため、重要な情報は頭にとどめておかなくてはいけません。また、会話を聞くにあたって、設問の流れもある程度頭に入れておく必要があります。

【お悩み別】TOEIC パート3で高得点を取るための対策法

パート3を苦手と感じる方は少なくないでしょう。ここではお悩み別に対策方法を解説します。

【時間が足りない】先読みで要点をチェック

パート3で回答の時間が足りないという方は、早め早めに設問と選択肢の先読みをしましょう。先読みをすることで、会話のシーンや話題、話の展開などをある程度予測できます。早めにチェックすれば余裕を持って効率良く解き進められますよ。

先読みのタイミングは以下のとおりです。パート3の流れとともに確認しましょう。

(1)パート3の概要解説であるディレクションが約30秒流れる
【先読みする】
(2)会話が約40秒流れる。ここでは音声に集中する
(3)1問あたり約4秒の設問の読み上げと8秒の回答時間(図表問題の場合は12秒)がある
【先読みする】
(4)次の会話が始まり、以後2〜4の流れを繰り返す

上記の中で先読みをするのは、(1)と(3)のタイミングです。回答は(2)のときに進めるのが理想的なので、遅くとも(3)の間に終わらせましょう。

【状況が分からないことが多い】パターンを把握する

パート3で出題される会話内容や設問には、いくつかパターンがあります。会話の状況を瞬時に把握するのが苦手な方は、頻出パターンを知っておきましょう。

よく出題される会話内容

よく出題される会話は、以下のとおりです。形式は対面による会話だけでなく、電話の場合もあります

・業務の確認や連絡などオフィスでの会話
・レストランや店舗、施設での予約や問い合わせなどに関する会話

頻出の設問内容

パート3は英文のみの設問がほとんどですが、数問だけ図表を交えた設問もあります。設問の内容としてよく出題されるのは、以下のとおりです。

・場所、職業、会話の目的など、会話の前提情報を問う問題
・金額や時間、航空便名、地域など、具体的な情報を問う問題
・話し手の行動や発言内容(依頼や提案など)を問う問題
・会話内容から推定が必要な問題

【言ってることが聞き取れなかった】諦めて次に進む

会話の中で答えに関わる語句を聞き取れず考え込むことが多い方は、思い切って勘でマークして、次の問題に進みましょう。設問を読み上げる時間内に回答ができなかった場合も、諦めるのが良いです。

分からない問題をずっと考えていると、次の問題の解答時間が減ってしまったり、先読みのリズムが崩れてしまったりする原因になります。音声は1回しか流れないため、次の会話が始まったら音声に集中して、少しでも正答数を増やしましょう。

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TOEIC パート3の攻略する勉強法3選

では次に、パート3の勉強方法を3つ紹介します。

(1)先読みをマスターする

まずは先読みをマスターしましょう。先読みは、いきなり試験本番でやろうと思ってもうまくいくものではありません。普段の勉強から「設問と選択肢を先読みした上で、問題を解き進める」という流れを身につけましょう。最初は先読みをするために、音声を適宜止めながら練習をしても大丈夫です。

先読みをしても会話が聞き取れなかったという方は、このあと紹介する(2)(3)の勉強法を試してみてください。

会話は聞き取れたけれど設問や選択肢を読み違えてしまうという方は、分からない語句があったからなのか、ややこしい言い回しにひっかかったからなのかなど、「なぜ間違ったのか」「次間違えないためにはどうすべきか」を考えてみてください。

先読みのリズムに慣れてきたら、次は同じ問題で音声を止めずに問題を解きます。音声のスピードにどうしても先読みが間に合わないという方は、細かく原因を考えてみましょう。

分からない語句が多いなら語彙力をつける必要がありますし、文章の意味が分からないなら、文法的な構造の把握が苦手なのかもしれません。その場合は、音読のトレーニングをするのがおすすめです。読むスピードが上がらないという方はリーディングスキルの課題でもあるので、以下の記事も参考にして対策してみてください。
TOEICリーディング対策まとめ!スコア別の勉強法から対策スケジュールまでご紹介

(2)頻出語句を暗記する

パート3でスコアを伸ばすには、頻出語句を暗記することも大切です。語彙力があれば、先読みの際に語句の意味が分からなくて立ち止まるということが少なくなり、より素早く正確に読み進めるのに役立ちます。また、知らない語句はそもそも聞き取れないため、会話のリスニングの際にも語彙力は必須です。

語彙の勉強をする際は、TOEIC専用の単語帳を使って暗記を進めましょう。試験に頻出の語句を集中して暗記できるため、効率良くスコアアップにつなげることができます。

(3)シャドーイングで音を聞き取れるように練習

会話内容を正確に聞き取るには、リスニング力自体を鍛える必要があります。そのために効果的なのが「シャドーイング」です。シャドーイングとは、音声を聞き、少し遅れてその音声を真似するトレーニング

シャドーイングは「音声を聞き取る力」と「聞き取った音声を発音する力」を鍛えることができる練習方法で、リスニング力アップにつながります。

以下の手順でシャドーイングの練習を進めましょう。

(1)英語音声のスクリプトを用意して、語句や文法で不明な点があれば調べておく
(2)スクリプトを見ずに、英語音声を聞いてシャドーイングをする
(3)スクリプトを見ながら、同じようにシャドーイングをする
(4)スクリプトを見ないで、シャドーイングをする

ステップ(3)では、(2)でうまくシャドーイングできなかった部分をスクリプトで確認しながら行います。慣れてきたら、抑揚や間なども意識して、音声をそっくり真似するようにシャドーイングを繰り返しましょう。

TOEIC パート3対策におすすめの教材3選

パート3の対策でおすすめの教材を以下で紹介します。

TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート3

<主な特徴>
・問題のパターンごとにUnitでまとめられている
・パート3で頻出の語句を習得できる
・全問題と選択肢の音声を聞ける

本書はパート3に絞って作成された問題集です。4つのUnitで構成されていて、各Unitは問題のパターンごとにまとめられています。そのため、パターンごとのコツをつかみやすく、スコアアップにつながりやすいでしょう。

試験で頻出の語彙を、語注で多く収録しているのもポイントです。全問題と選択肢の音声を聞くことができるため、これをシャドーイングの教材に使うこともできます。

<書籍情報>
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート3
著者:神崎正哉、Daniel Warriner

TOEIC(R)L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング2

<主な特徴>
・効果的なシャドーイングトレーニングが分かる
・5段階の変速スピードでリスニングのトレーニングができる
・4週間で一回り勉強ができるように構成されている

本書では、0.7倍速から2.5倍速の5段階でリスニングを行います。高速から低速の順にリスニングをするため、英語の音に早く慣れることができるでしょう。

また、シャドーイングを含む3種類の音読トレーニングができるのもポイント。徹底的にリスニングの力を伸ばしたい方に特におすすめです。4週間で本書を一回り勉強ができる構成になっているため、計画的に学習を進めやすい一冊です。

<書籍情報>
TOEIC(R)L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング2
著者:テッド 寺倉、和泉 有香(Joy) 、天満 嗣雄

トレーニング TOEIC ® test

<主な特徴>
・本番試験と同じくらいのレベルの問題を収録している
・パート3だけでなくすべてのパート対策で役立つ
・目標スコア別に英単語問題を収録している

本アプリは、本番と同じ程度のレベルの問題を多数収録しています。スマートフォンなどがあれば、スキマ時間で気軽に勉強できるのも魅力です。問題には解答だけでなく解説もついています。パート3だけでなく、すべてのパートの対策ができるため重宝するでしょう。

<アプリ情報>
トレーニング TOEIC ® test(Apple Store)
トレーニング TOEIC ® test(Google Play Store)

TOEICパート3でよくある質問

パート3に関するよくある疑問について、以下で回答します。

TOEICリスニングパート3は、何分くらいかかりますか?

パート3は約17分です。リスニングパートは音声の流れとともに回答を進めるため、時間配分はそこまで気にしなくても問題ありません。

リスニングパートで450点前後を行き来しています。さらに点数を上げるパート3対策はありますか?

ある程度スコアが取れているけれど、もっと点数を上げてさらにスコアアップをはかりたいという方は、図表を交えた設問や、会話内容から推定が必要な設問のスコア獲得を意識してみましょう。

これらのパターンの問題は、数は多くありませんが間違えやすい問題です。パート3であと一歩スコアが伸びないと悩んでいる方は、これらの問題にいつもひっかかっているかもしれません。

これまでパート3で間違えた問題にはどのようなパターンが多かったのか、一度確認してみてください。特定のパターンの問題でよく間違えている場合は、そのパターンの問題を集中的に演習しましょう。

試験まで1週間でできるパート3対策を教えてください

試験1週間前になって勉強を始めるなら、まずよく出題される会話内容や設問のパターンを意識して、演習に取り組みましょう。ただし全部のパターンを知ろうと焦っても、直前ではやりきれません。問題数を絞って3〜5日くらいでこなせる量の演習を解き、徹底的に復習しましょう。

まずは問題中の分からなかった語彙や表現を洗い出してすべて暗記し、文法的に不明なところを解消します。また、設問と選択肢のみを読み返して、「会話のどの部分を集中して聞くべきか」を考えてみましょう。次第に「この設問パターンでは、会話の最初の方で答えが出てくる」などの勘が身についてきますよ。

3〜5日くらいでこなせる量の問題を自分でピックアップするのが難しい方は、以下の教材を使うのもひとつの手。1週間で取り組むのにちょうど良い分量で、内容としても偏りがなくおすすめです。

TOEIC公式問題集(著者:ETS):2回分の試験が収録されている
はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略(著者:小石裕子):すべてのパートを攻略のコツとともに満遍なく解説している

まとめ

この記事ではTOEICパート3の特徴と出題傾向、悩み別の対策法や勉強方法、おすすめの参考書などを紹介してきました。

パート3は会話を聞いて、その内容に関する設問に答える問題です。この問題では設問と選択肢の先読みが攻略のコツとなります。また、会話や設問には頻出パターンがあるため、それを知っておくことも大切です。

TOEICのパート3でもっとスコアを伸ばしたいという方は、ぜひこの記事を参考にして対策に取り組んでください。

あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ


語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。


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    この記事を書いた人

    クシダユリ

    フリー編集者&ライターで、英語学習など様々な分野の記事制作等をしています。「三単現」もあやうい英語力から1年猛勉強して東京外国語大学に入学したことや、在学中TOEIC900点越えを求められことなどから英語勉強に関しては、かなり試行錯誤してきました。その後ウガンダに7ヶ月留学し、異文化コミュニケーションの楽しさを覚え、英語が楽しいものに。現在も外国人と交流する機会を持ち、英語力のブラッシュアップを続けています。

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