カナダ留学に活用できる奨学金9選!給付型など返済不要のものを申請すれば、費用を節約して留学できる
留学は、かなりの費用がかかると感じている人が多いかと思います。
「>カナダに留学したいけど、費用面で悩んでいる」「カナダ留学に活用できる奨学金を知りたい」と考えていませんか。
そんな方は、学生や社会人の留学を援助する奨学金制度を活用してみてはいかがでしょうか。
「給付型」という返済不要の奨学金もあるため、条件に当てはまるならば活用しない手はありません。
ここでは、以下の悩みを解決します。
- 奨学金はどんなものがあるのか
- カナダ留学におすすめの奨学金
- 奨学金を利用する上での注意点
奨学金のことは知っていると得なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なお、カナダ留学の費用についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
期間別カナダ語学留学の費用まとめ
[目次]
そもそも奨学金ってどんなものがあるの?
奨学金とよく耳にはするものの、「利用したことがないからよくわからない」という方も多いと思います。ここでは奨学金がどんなものか、紹介します。
種類(1)給付型と貸与型
奨学金には、「給付型」と「貸与型」の2種類があります。
給付型は、返済の必要がない奨学金。返済不要なので人気が高いです。
ただしそのぶん応募条件が厳しく、所属している学校・大学での成績、願書、家庭の収入状況などを考慮された上で、対象者が選定されます。
一方で、貸与型は条件がそこまで厳しくありません。ただし、借りたお金を返済しなければいけないので「借金」という捉え方をされることもあります。
利用する前にしっかりと条件を把握しておきましょう。
種類(2)企業、自治体、政府が提供するもの
奨学金を提供している機関は、企業や自治体、政府などがあります。大きい括りでは、民間団体と公的機関の2種類に分けられます。
民間団体は、企業や個人が設けている奨学金制度で、応募できる数も多いです。
公的機関は、授業料や渡航費など手厚くサポートしてくれる制度が整っていることが特徴で、特に給付型は応募数が多く、狭き門です。
その他にも、大学によって特待生に対して独自の給付型の奨学金を与える制度もあります。
カナダ留学におすすめの奨学金2つ【高校生向け】
ここからは、高校生がカナダ留学するのにおすすめな奨学金を紹介します。
奨学金(1)トビタテ!留学JAPAN
トビタテ!留学JAPANの「日本代表プログラム」はグローバル人材の育成のために、国と民間企業が共同で提供している制度のこと。
高校生向けに、返済不要の奨学金や研修などを通して留学を支援しています。
募集条件
- 留学出発時に日本の高校、高専に所属(1~3年次)
- 専修学校高等課程に在籍している日本人、もしくは日本への永住権をもつ生徒
など。
給付額
支給金額は、家計基準や留学先、留学期間によって変わります。
- 年間:14万4,000円〜218万円(年)
- 期間:14日から1年間
おすすめポイント
トビタテ!留学JAPANの「日本代表プログラム」のおすすめポイントを紹介します。
- ・高校生なら誰でも応募できる
- ・給付型なので返済不要
- ・審査に英語力や学力、出身校は関係ない
- ・審査のポイントは留学に対するやる気と情熱
審査に英語力や学力、出身校は関係なく、やる気と情熱が注目されます。
英語が話せないからといって諦める必要はありません。まずは応募してみましょう。
トビタテ!留学JAPAN「高校生の留学」
奨学金(2)日本学生支援機構/JASSO
JASSOは、文部科学省所管の独立行政法人です。
貸与型、給付型のさまざまな奨学金制度を提供している有名な機関。プログラムの中に高校生や大学生を対象にした「海外留学支援制度」があります。
交換留学で費用が必要な際に申し込める奨学金です。
募集条件
募集条件は以下の通りです。
- ・日本国籍を有する者又は日本への永住が許可されている者
- ・学生交流に関する協定等に基づき、派遣先大学等が受入を許可する者
- ・経済的理由により自費のみでの派遣プログラムへの参加が困難な者
- ・派遣プログラム参加にあたり、必要な査証を確実に取得し得る者
- ・派遣プログラム終了後、在籍大学等に戻り学業を継続し、在籍大学等の学位を取得する者又は卒業する者
- ・学業成績が優秀で、人物等に優れている者
- ・派遣プログラム参加のために本制度以外の奨学金等を受ける場合、その支給月額の合計額が、本制度による奨学金月額を超えない者 など
給付額
- ・支給額:渡航支援金額16万円、月額6万〜10万円支給
- ・期間:8日以上1年以内
おすすめポイント
経済的理由により、自費での派遣プログラムへの参加が困難でも、チャンスがあること。
ただし、応募条件に「学業成績が優秀で、人物などに優れている者」と定められています。狭き門かもしれませんが、挑戦してみる価値はあります。
日本学生支援機構「海外留学支援制度(協定派遣)」
奨学金(3)ロータリー青少年交換プログラム
ロータリー青少年交換プログラムとは、世界100か国以上で活動されている社会奉仕活動、人道的活動を行う団体です。
15歳から18歳の学生を対象に、海外に滞在する宿泊費や航空券旅行保険、ビザ などの費用を支援しています。
応募条件
- ・当地区内に在学又は在住する中学3年生~高校生(15歳〜18歳が対象)
- ・オリエンテーションに参加できる
- ・帰国後、帰国学生として当プログラムに参加できる
- ・国際親善の推進に意欲がある
- ・試験や面接あり
給付額
宿泊と食事代、学費はロータリークラブが負担します。
そのほかの費用は地区やクラブによって異なりますが、通常学生は以下の費用を負担します。
- ・往復航空券
- ・旅行保険
- ・旅券とビザにかかる費用
- ・小遣い/追加の旅行やツアーに参加する場合の費用
おすすめポイント
おすすめポイントは、以下です。
- ・渡航先での生活費、学費、お小遣いなど支給してもらえる
- ・ホームステイ制度で現地の人と深く関われる
希望している派遣先になるかはわかりません。ですが、語学留学や旅行では味わえない体験ができます。
国際ロータリー第2780地区「ロータリー青少年交換プログラム」
カナダ留学におすすめの奨学金3つ【大学生向け】
大学生がカナダ留学するのにおすすめな奨学金を3つ紹介します。
奨学金(1)高円宮記念クィーンズ大学留学奨学金
高円宮記念クィーンズ大学留学奨学金とは、カナダ政府が日本人の留学生を対象に提供している奨学金です。
日本とカナダの友好関係に多大なる貢献を記念して、在日カナダ大使館の協力により設立されました。
応募条件
- ・日本の大学に在学中で、クィーンズ大学の2〜3年次に留学する学生が対象
- ・クイーンズ大学の英語能力規定を満たすことを証明するテストのスコア提出が必要
具体的なスコアはIELTS 6.5以上、またはTOEFL iBTのトータルスコア88以上。
詳細な必要スコアは以下です。
- ・Writing:24以上
- ・Speaking:22以上
- ・Reading:22以上
- ・Listening:20以上
※法学部を希望する場合、iBTのトータルスコアは100以上
給付額
- ・受給期間:1年
- ・支給額:38,000カナダドル(約310万円)
おすすめポイント
- ・給付型なので返済不要
- ・給付金額が高く充実している
応募条件は限られているものの、奨学金の内容は充実しています。
カナダ政府「高円宮記念クィーンズ大学留学奨学金」
奨学金(2)中島記念国際交流財団
中島記念国際交流財団は、海外の大学院に留学する日本人学生を対象にした奨学金制度です。
日本人学生に対する奨学援助、若手研究者に対する研究助成などを通じ、必要性の高い分野で高度な人材の育成を目的に設立された財団法人です。
応募条件
- ・30歳以下で、該当年度中に留学を開始する
- ・海外の大学(又はこれに準ずる機関)の修士号、又は博士号を取得するために留学する者
- ・学業、人物ともに優秀であって健康である者
- ・外国語能力について、留学先での教育研究に支障のない者
- ・国際理解及び我が国と諸外国との友好、親善に寄与できる者
給付額
- ・月額:20万円
- ・支度金:50 万円(往路渡航費を含む)
- ・復路航空賃:留学終了後の帰国時1回分
- ・授業料:年間300万円以内を支給
おすすめポイント
2020年度の採用予定数は10名と少ないですが、奨学金の給付金額が多いです。
中島記念国際交流財団「公募」
奨学金(3)トビタテ!留学JAPAN
先ほど高校生向け奨学金でも紹介したトビタテ!留学JAPANでは、高校生の他に大学生に向けた奨学金制度「大学生等コース」もあります。
留学生に支援するにあたり、「支援企業と共にグローバル人材コミュニティを形成し、産業界を中心に社会で求められる人材、世界で又は世界を視野に入れて活躍できる人材として育成されること」が望まれています。
応募条件
- ・年齢が30歳以下であること
- ・事前・事後研修及び派遣留学生ネットワークに参加する
- ・専修学校(専門課程)において、卒業又は学位取得を目的とした課程に在籍する など
給付額
- ・留学先の授業料(上限30万円)
- ・その他にも毎月の生活費、渡航費の一部、事前・事後研修の交通費と宿泊費、壮行会の交通費 など
おすすめポイント
- ・支給額が多く、返済も不要
- ・留学へのサポートが厚い
- ・留学プランを自分で設計できる
トビタテ!留学JAPANの魅力は、なんといっても手厚いサポート。留学前後の研修が充実しており、グローバル人材育成コミュニティにも参加できます。
トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム 大学生等コース」
カナダ留学におすすめの奨学金3つ【社会人向け】
奨学金は学生だけだと思っている人も多いですが、社会人でも奨学金を借りることはできます。ここでは、カナダ留学におすすめの社会人向け奨学金を紹介します。
奨学金(1)日本学生支援機構
日本学生支援機構では、「海外留学支援制度(大学院学位取得型)」で給付型の奨学金を提供しています。
対象は、海外の大学で修士号、博士号を取りたい人。社会人でも留学時に企業に在籍していなければ、応募できます。
応募条件
- ・年齢制限:修士の場合は35歳未満、博士の場合は40歳未満
- ・必要な語学力:英語の場合、最低TOEFLのPBT550点、iBT80点、IELTS 6.0以上
給付額
- ・月額:8万9,000円〜14万8,000円
- ・支給期間:修士課程2年、博士課程3年
おすすめポイント
社会人でも最終学歴で学士の学位を取得している人であれば、奨学金を長期間提供してもらえます。しかも給付型なので、返済の必要がありません。
日本学生支援機構「海外留学支援制度(大学院学位取得型)大学取りまとめ応募用」
奨学金(2)ヴァニエ・カナダ大学院奨学金
ヴァニエ・カナダ大学院奨学金は、カナダ政府が定めた大学院に留学している学生向け奨学金です。
最大で年間500人のカナダ人、または外国人学生を支援しています。
応募条件
応募には以下の書類が必要です。
- ・公式の成績証明書、表彰、優等賞などで示される過去の学業記録
- ・職業経験、地域活動への参加、出版物の制作への参加、会議での発表、論文などで示される、研究の訓練やリーダーシップ能力等、関連する職業・学問上の経験を証明するもの
- ・照会先2名による推薦状 など
給付額
- ・年間:約400万円
- ・期間:最長3年間
おすすめポイント
すでにカナダの大学に在学中でも、奨学金の応募条件に当てはまっていれば、申込可能です。
ただし、カナダの大学から推薦を受けていることが条件。成績が推薦を受けるくらい優秀、博士課程まで進学したいという強い意志がある人におすすめです。
カナダ政府「ヴァニエ・カナダ大学院奨学金」
奨学金(3)伊藤国際教育交流財団
伊藤国際教育交流財団は、日本から海外の大学院へ留学する人への奨学金制度です。世界に貢献できる人材を育成することを目的として設立されました。
応募条件
- ・海外の大学等の大学院修士課程に正規生として入学を予定している
- ・性格、人格ともに優秀で経済的援助を必要としている
- ・奨学金に応募する翌年の1月~12月末日までに入学する
- ・年齢が29歳以下の者が望ましい(30歳以上で応募する方は「今、留学を希望する理由」を提出すること)
- ・日本在住で、日本国内から海外へ留学する方 など
給付額
- ・月額:1,500~2,000米ドル相当(約16万5,000〜22万円)
- ・学費:年間300万円以内
- 支・給期間:2年以内
おすすめポイント
給付型の奨学金で人気があり、12名しか受からない奨学金です。
奨学金には、特別プログラムと一般プログラムがあります。
特別プログラムの2名に選ばれなかった場合、次に一般プログラム10名を選定。チャンスが2回あるため、最大限まで挑戦してみましょう。
伊藤国際教育交流財団
カナダ留学に奨学金を活用するときの注意点3つ
奨学金を活用する前にまずは、条件や奨学金の種類を確認しましょう。ここでは、カナダ留学で奨学金を活用するときの注意点を3つ紹介します。
注意点(1)応募期間がある
ほとんどの奨学金には、応募期間が設けられています。1年に1度〜2度と、いつでも申請できるわけではありません。
応募条件に必要な書類や準備を欠かさず、少ないチャンスを逃さないようにしましょう。
注意点(2)奨学金の申し込み条件を確認する
奨学金の申し込み条件はたくさんあります。
例えば成績の基準。学校から推薦を受けたり、これまでの成績が3.5以上でないと、そもそも申し込めないものもあります。
また世帯収入が高いと「奨学金を借りなくても大丈夫」と判断されて、借りられない場合も。
申込みの基準は、奨学金の機関によっても異なります。提出前に、しっかりと確認しましょう。
注意点(3)貸与型の奨学金を借りる際、返済に気をつける
貸与型の奨学金は、はっきりといってしまえば「借金」です。
返済金額や時期を理解していないと、後々返済できないなど、取り返しのつかない事態になりかねません。
万が一、奨学金の返済を滞納した場合は、信用情報に傷がついたり、財産を差し押さえられたりする可能性もあります。
貸与型の奨学金を借りる場合は、返済時期や金額を確認した上で、奨学金を活用しましょう。
まとめ
本記事では、カナダ留学に活用できる奨学金について紹介しました。
活用できる奨学金をもう一度おさらいしましょう。
・高校生向けの奨学金
・トビタテ!留学JAPAN
・日本学生支援機構/JASSO
・大学生向けの奨学金
・高円宮記念クィーンズ大学留学奨学金
・中島記念国際交流財団
・トビタテ!留学JAPAN
・社会人向けの奨学金
・日本学生支援機構
・ヴァニエ・カナダ大学院奨学金
奨学金の応募条件や金額はそれぞれ違うため、自分の条件に合ったものを選びましょう。
また、書類審査を突破するためにも、財団がどんな人材を求めているかを意識した応募書類を提出することがポイントです。
今回の記事を参考にしながら、カナダ留学に奨学金を活用してみてください。
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- ステップ1:目星をつける
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- ステップ3:申し込む
- ステップ4:渡航準備
- ステップ5:出発!
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