【2025年版】イギリスワーホリ申請の流れを徹底解説!

就学と就労の両方が叶うワーキングホリデービザは、海外留学を希望する人にとって魅力的な選択肢です。英語圏を代表する留学先イギリスに、ワーホリビザを使って渡航をしたいと考える方も多いかと思います。

今回は、イギリスのワーホリビザの申請方法について、最新の情報をまとめました。2024年からビザ発給数や申請方法が変更になっておりますが、最新の申請の手順や必要書類、申請にあたって気になる疑問を徹底解説していきます。

なお、イギリスのワーキングホリデーについての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ワーキングホリデーはイギリスで決まり!費用や申請方法など詳しく解説
※記事内ではイギリス・ポンドをGBPと表記し、為替レートには2025年1月16日時点での情報を参照し、1GBP=195円で計算しています。
なお、本記事内で紹介した内容はビザ申請の審査結果を保証するものではございませんので、予めご了承ください。ビザ関連の情報は突如変更されることもあるので、申請する際には必ず最新のものを大使館情報などを参照しご確認ください。

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イギリスのワーホリ申請に必要な書類リストまとめ

イギリスのワーキングホリデービザを申請するには、提出が求められる書類が複数あります。

書類の中には入手まで時間がかかるものもあるため、ワーキングホリデービザの申請を決めたら、なるべく早く準備を進めましょう。

下記がイギリスのワーホリ申請に必要な書類の一覧です(※1)

書類 説明
パスポート 有効かつ見開き2ページ以上の余白があるパスポートを用意してください。
滞在費の支払い能力を証明する書類 2,530GBP(483,230円)以上がご自身名義の銀行口座に最低28日以上入っていることを、銀行が発行する取引明細書で証明します。
結核検査の結果 日本在住者であれば提出を求められることはほとんどありませんが、下記リストに記載されている国に在住する、あるいは過去6カ月以内に記載されている国での滞在経験を持つ場合には、結核検査の結果の提出が求められます。
GOV.UK「Tuberculosis tests for visa applicants: Countries where you need a TB test for your UK visa application」

必要な書類は変更となる場合があるため、必ず申請前に公式情報を確認し、漏れがないよう注意してください。

申請前に準備する書類

ワーホリの申請をスムーズに進めるために、「資金証明書(取引明細書)」と「パスポート」の2つは、申請前から用意しておくことをおすすめします。

英語での資金証明書は、預金がある金融機関で発行してもらえます。発行までは3日〜1週間ほどかかるため、申請時に慌てないようにあらかじめ用意しておきましょう。

また、パスポートも新規・更新に関わらず、発給までに1週間程度かかります。こちらも余裕を持って、ワーホリビザの申請前に手続きを終わらせておきましょう。

申請中や申請後に準備する書類

申請時にはビザ申請料金と英国国民健康保険の支払いが必要です。クレジットカードで手続きができるため、資金とカードの用意を済ませておきましょう。

申請手続き完了後は、英国ビザ申請センターへ予約を入れます。来館時は下記の書類を持参します。

  • ・印刷したチェックリスト
  • ・ビザ申請予約確認書
  • ・パスポートのコピー
  • ・ビザ申請書(自身の確認用で提出は不要)
  • ・領収書eメール(自身の確認用で提出は不要)
  • イギリスのワーホリビザの応募要件

    イギリスのワーホリを申請する場合、応募要件を満たしている必要があります。ここからは応募要件の詳細と申請の流れなどについて、ご紹介します。

    応募要件

    イギリスのワーホリにおける応募者の条件は、下記の6つです(※1)

    • ・日本国籍である
    • ・申請時の年齢が18〜30歳である
    • ・過去にYMSビザでイギリスに滞在したことがない
    • ・扶養義務のある子どもを同伴させない
    • ・滞在費の資金証明として2,530GBP(483,230円)以上が銀行口座に預金されている

    イギリスのワーホリの年齢制限は、18〜30歳です。31歳の誕生日を迎える前に申請を済ませていれば、31歳になった後でもワーホリビザでイギリスに入国できます。

    申請から許可がおりるまでの流れは?

    イギリスのワーホリの申請は以下の流れで行われます。

    • イギリス政府サイトの「Youth Mobility Scheme visa」の申請画面に進む
    • ・ビザ申請料を支払う
    • ・ビザ申請センターに提出する書類をアップロードする
    • ・ビザ申請センターの来館予約を取る
    • ・予約日に来館し、書類の提出と指紋や写真の登録をする
    • ・審査完了のメールが届く
    • ・申請センターの窓口もしくは郵送でビザ付きパスポートを受領する

    以前は現地到着後にBRPカードと呼ばれる在留許可証の受け取りが必要でしたが、2024年末に廃止されました。2025年以降はeVisaのアカウントを作成することで、ビザの詳細についてオンラインで確認することができるようになりました。

    名称 合同会社VFSサービシズ・ジャパン 英国ビザ申請センター
    サイトURL vfsglobal「Welcome to VFS Global」
    営業時間 【東京】月〜金曜:8:00〜14:00
    【大阪】月〜金曜:8:00〜14:00
    住所 【東京】
    〒104-0045
    東京都中央区築地 5-6-10 浜離宮パークサイドプレイス 8 階

    【大阪】
    〒542-0081
    大阪府大阪市中央区南船場1-3-5
    リプロ南船場ビル10F

    申請料はいくらかかる?

    イギリスのワーホリビザの申請には、298GBP(56,918円)の申請料が必要です(※1)

    加えてビザ申請料の支払い時に、英国国民健康保険料の1,552GBP(296,432円)の支払いも求められます(※1)

    どちらもクレジットカードでの支払いが可能です。合計で36万円程のまとまったお金が必要になるため、カードの利用限度額に注意をしましょう。

    発給までに期間はどのくらいかかる?

    イギリスのワーホリビザを申請してから発給されるまで、1カ月程かかりますが、混雑時には2〜3カ月かかる可能性もありますので、余裕を持って申請しましょう(※3)

    渡航日を決めたらなるべく早くに申請の手続きを済ませておくことで、ビザの発給遅れによるトラブルが防げます。

    イギリスワーホリ申請のQ&A

    続いては、イギリスのワーホリ申請をする際に押さえておきたい基本的な疑問について解説します。

    Q1:いつ申請するのがベストなの?

    イギリスのワーホリに関しては、発給数が年間6,000、先着順となるため、確実にビザを取得したい方は、受付開始後早めに申し込むと良いでしょう。(※4)

    Q2:健康診断は必要?

    イギリスの場合、健康診断は不要とされていますが、受診を求められるケースもあります。受診の指示があった場合、対応しましょう。

    Q3:有効期限はいつからいつまで?

    ビザの有効期限は申請時に申告した入国予定日から2年間となっています。入国する日は遅らせることができますが、有効期限は伸ばせません。当初の入国予定日から2年間なため、注意してください。

    Q4:却下される原因や理由は?

    申請書類の認可が下りないケースもあります。申請が却下されてしまう理由は、書類の不備や必要事項の未記入など、ケアレスミスが原因であることがほとんどです。

    また、パスポートの証明写真で髪の毛が顔にかかっていて顔が見えなかったり、メガネにフラッシュが反射してしまっていたりすると、写真の撮り直しを指示されるケースもあります。

    窓口に行く前に書類の不備や漏れがないか、最終チェックをしてください。

    Q5:日本にいなくても申請はできる?

    イギリスのワーホリビザに関しては、日本国籍を持っていれば海外在住でも申し込みができます。申請方法は日本に住んでいる場合と同じです。ただしイギリス国内からワーホリビザの申請はできないため、注意をしましょう。

    イギリスのワーホリ出発前に最低限やっておくべきこと6つ

    最後に、ワーホリ申請を決めたら並行して準備をしておくべき6つの内容を紹介します。ビザの申請だけでも大変ですが、現地での生活をより充実したものにするためにも、しっかりと準備をしましょう。

    (1)学校探し

    ワーホリビザを申請する方の多くが、渡英後の仕事に活かせるだけの英語力を身につけるために、最初の数カ月は語学学校に通います。

    イギリス国内、特にロンドンには市内の至る所に語学学校があります。学校によって設けられているコースや特徴、授業料に違いがあるため、自分に合った学校を選ぶことが大切です。

    学校選びや入学手続きに不安を感じたら、留学エージェントの利用も検討してみましょう。

    (2)航空券の準備

    ビザを申請する段階で入国予定日の指定をします。実際の入国の期限は、入国予定日からプラス30日の猶予がありますが、それを過ぎてしまうと別の手続きが必要になります。

    入国予定日に間に合うように、なるべく早く航空券を準備しましょう。

    ワーホリでは往復の航空券を購入して渡航するのが一般的ですが、イギリスのワーホリは片道航空券でも入国できます。ただし帰路の航空券が購入できるだけの残高証明書の提出を入国時に求められるため、注意しましょう。

    (3)仕事探し

    ワーホリの大きな魅力は現地での就労が可能になる点です。語学力があればすぐにでも仕事を始めることができるため、仕事探しも早い段階で行っておくといいでしょう。

    ワーホリで就業できる仕事先はさまざまです。イギリスの企業から日系企業の現地オフィスなど、たくさんの働き先があります。

    英語に自信がない方は、飲食店や日本の商品を扱うお店などでの就労がおすすめです。日本人が在籍していることが多く、言葉の壁への不安が少ない環境で働けます。

    仕事の探し方は、現地の友人や知人を頼ったりお店や企業に雇用の応募をしたりする方が多いようです。また、以下のような現地の日本人向けの求人サイトもあります。
    Mix B

    ぜひ仕事探しに役立ててください。

    (4)海外保険

    ワーホリに限らず、海外に留学する際には現地での怪我や病気、盗難などに備えて海外保険に加入します。

    保証内容は保険会社によって異なります。自分に合ったプランや滞在先の治安などに合わせて、適した保険に加入しましょう。

    また、クレジットカードの中には海外保険が付帯されているものもあります。自分のクレジットカードの保険内容を確認し、足りない分を任意の保険で補うことで、不要な出費を減らせます。

    (5)公的手続き

    ワーホリで日本を離れる際は、各種公的手続きを忘れないようにしましょう。公的手続きは、以下の内容が挙げられます。

    • ・住民票
    • ・住民税
    • ・国民年金
    • ・国民健康保険

    日本を1年以上離れる場合、住民票登録をしている市区町村に海外転出届を提出します。海外転出届の提出期限は、出発の14日以内までです。自治体によってルールが異なる可能性もあるため、住まいの窓口で確認しておきましょう。

    海外転出届を提出し住民票を抜くことで、国民年金、国民健康保険の保険料の支払いが免除されます。年金に関しては「任意加入制度」を利用すれば日本を離れている間も納付が可能です。また、「追納制度」を利用することで、支払いをしていなかった期間の年金を後から納付できます。

    国民健康保険は、住民票を抜くことで日本の病院で保険が適用されなくなります。一時帰国の際に受診をすると自費負担となるため、注意しましょう。

    住民票を抜かない場合、国民健康保険の「海外療養費制度」が利用できます。海外療養費制度とは、海外の医療機関で診察を受けた際に、医療費の一部が払い戻される制度のことです。

    渡航に伴う公的手続きに関しては、下記の記事でも詳しく解説しています。より詳しく確認したい方は、ぜひチェックをしてみてください。

    留学前にするべき健康保険の手続きって?住民票や国民年金の手続きもあわせて解説
    留学中、住民票はどうする?海外転出届が必要なパターン・必要ないパターンを解説!

    (6)資金を貯める

    就労が可能なワーホリですが、現地に到着してすぐに仕事を始められる人は少数です。イギリスは日本よりも物価が高く、日本で暮らすより生活費は高額になります。仕事が見つかるまでの生活費として、100~150万円ほどを準備しておいたほうが安心です。

    手持ちのお金に不安がある方は、ビザの申請と同時に現地で過ごすための資金の調達方法について、検討しておきましょう。

    まとめ

    イギリスでのワーホリは日本人に人気であるため、多くの希望者が少ない枠を求めて応募します。

    当選をしてワーホリのチャンスを手にできた際は、各種書類の準備、窓口での手続きに漏れがないようにしましょう。

    また、ワーホリには書類作成や申請手続き以外にも、準備しておくべきことがあります。下記の記事でワーホリに必要な準備や気をつけたいポイントについてより詳しく記載しているため、ぜひチェックをしておいてください。

    ワーキングホリデーの手続きを徹底解説!申し込みから渡航までの6ステップ

    ワーホリビザを取得すれば、2年間の長期滞在が叶います。憧れの海外生活を実現するために、ぜひ記事の内容を参考にしてビザの申請を行ってください。

    みなさんのワーホリが素敵なものになることを願っています。

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    【参考文献一覧】

    ※1...GoV.UK「Youth Mobility Scheme visa」(参照日:2025-1-16)

    ※2...VFS.GLOBAL「サービスの購入」(参照日:2025-1-16)

    ※3...VFS.GLOBAL「よくある質問」(参照日:2025-1-16)

    ※4...GoV.UK「英国と日本が若者のモビリティ制度を拡大」(参照日:2025-1-16)

    この記事を書いた人

    Kzy Shibata

    2013年4月から9月までの半年間、ロンドンへサッカー留学をしていました。パブで盗難にあい犯人に振り回されたのは今となっては良い思い出。今度はスペインかドイツに長期間での留学をしたいと考え準備中です。

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