TOEIC400点ってどんなレベル?就活でアピールするには?
- 2019/07/11
「TOEIC400点台ってどれくらいのレベル?」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事を読んでいる皆さんは400点台の方が多いと思います。大学生や社会人になり英語にしばらく触れていない人や英語がそこまで得意ではない人が初めて受験するとTOEIC400点台になることがあります。
中でも、そもそも学生時代に勉強したことを忘れていたり、まだ勉強していなかったりする人は多いです。その人たちは勉強すればスコアが上がりやすいです。
そこで、TOEIC400点台がどれくらいのレベルなのか、企業などで求められているスコア、そのスコアに向けた勉強方法を詳しくお話しします。
就職や転職活動では、TOEICスコアは、最低でも500点、英語力をアピールするなら600点必要です。まずは、600点を目指すことをおすすめします。
本記事を参考に、TOEIC600点を目指して学習していきましょう。
なお、各スコア別の英語レベルについては下の記事でまとまっているので、気になる方はあわせて参考にしてみてください。
TOEICスコア別の英語レベルまとめ!英語力アップのおすすめ勉強法も紹介
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TOEIC400点の英語力とは
TOEIC400点台は、日常会話でゆっくり話してもらったり、繰り返してもらったりすればコミュニケーションを取れるレベルです。
中学、高校と英語をそこそこ勉強してきたけれど、久しぶりに英語を勉強する、英語にしばらく触れていない人が勉強しないでTOEICを受験すると、400点台になることが多いです。
では、TOEIC400点のスコアは全体から見るとどれくらいのレベルでしょうか。
2019年4月に行われた第239回のTOEICテストの平均点は、596.9点でした。
TOEIC400点台は全受験者の約18%です。
これだけを見ると400点台はかなり低いと感じると思います。
しかし、TOEICには誰でも受けられる公開テストと企業や学校などの団体内で受けられるIPテストの2つがあり、上の図は公開テストのものです。
IPテストではこのようになります。
これを見ると400点台に多く集まっています。つまり、400点台は学生や会社員の多くと同じレベルということになります。
英語にブランクがあったり、中学・高校の英語はだいたい理解しているが、記憶が曖昧だったりする人の多くが取るスコアです。また、TOEICを初めて受験する場合や本当に英語が久しぶりで忘れ去ってしまっていた場合、200点〜300点台のスコアになってしまうこともあるかもしれません。
しかし、もし就職や転職活動などで英語力をアピールしたい場合、このスコアでは英語力を武器としてアピールできません。
このグラフから分かるように内定者の平均は約550点で多くの社員も500点前後を取っています。英語力を武器にするなら600点を目指しましょう。
TOEIC400点を他の英語力測定試験と比べると
ここではTOEICのスコアを他の英語力測定試験と比べます。
英検を持っている人で自分の級だとTOEICではどれくらいのスコアなのか、留学を考えている人で自分のTOEICスコアがTOEFLなどではどれくらいになるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。
例えば、英検では、TOEIC400点台は準2級レベルです。
これは、主な英語力測定試験のスコア換算表です。それぞれの試験の目的や内容、受験対象者も異なり、単純にスコアを他の試験に換算することはできませんので、目安として参考までにご覧ください。
TOEIC L&R |
TOEFL IBT |
TOEFL PBT |
IELTS | ケンブリッジ 英検 |
英検 |
---|---|---|---|---|---|
880-960 | 100-108 | 600-627 | 7 | - | 1級 |
805-875 | 90-99 | 577-597 | 6.5 | CAE | - |
730-800 | 79-89 | 550-577 | 6 | - | 準1級 |
650-725 | 69-78 | 523-547 | 5.5 | - | - |
590-645 | 61-68 | 500-520 | 5 | FCE | 2級 |
500-585 | 52-60 | 470-497 | 4.5 | - | - |
445-495 | 45-51 | 450-467 | 4 | - | 準2級 |
315-440 | 33-44 | 407-447 | 3.5 | PET | - |
270-310 | 29-32 | 390-403 | 3 | - | 3級 |
就活で求められるTOEICスコア
就職活動では、TOEICはどれくらい役に立つのでしょうか。
約7割の企業が採用時にTOEICのスコアを参考にしています。グローバル化に対応するため、業務で英語を使用する企業が増えています。
また、配属決定時や昇進・昇格時も6割の企業がTOEICのスコアを参考にしています。希望の部署に入ることや昇進・昇格にはTOEICスコアが必要です。学生のうちから英語力を身につけていれば、社会人として活躍できるチャンスは広がります。
では、どれくらいのスコアを持っておく必要があるのでしょうか。企業が新入社員に期待するスコアの平均は565点です。全社員では、平均して600点です。
社員に期待するスコアは、500〜700点が半数近くを占めています。全社員に対して一定の英語力が求められています。
実際社員の平均は約500点です。つまり、500点は最低限超えておく必要があります。
また、新入社員に期待するスコアの平均は565点ですが、実際の新入社員のスコアを業界別に見た場合、人気業界は平均以上です。入社時に600点以上のスコアを持っている人が多いです。
つまり、英語力をアピールするなら、600点以上のスコアが必要です。
600点取れるだけの英語力があれば留学やワーキングホリデーなどでの成長が早いです。大学によっては600点取れれば単位になる場合があります。
まずは600点を目標にチャレンジしましょう。600点を越えることができれば、就職活動での自己PRにもつながります。
TOEIC400点からスコアアップするには
それでは、600点という目標ができたところで400点台の人が600点を目指すおすすめの学習方法を紹介したいと思います。
学習時間
まず、400点台の人が600点を超えられるようになるまでの学習時間の目安です。
現在、400点の人は600点にするんために約450時間必要ということになります。450時間というと、例えば1日に3時間学習すれば約半年で達成できます。
もちろん、目安なのでこれより早く目標に届く場合もあれば、もう少し時間がかかってしまう場合もあります。
おすすめの学習方法
目標と学習時間の目安が分かったところで、ここからはおすすめの参考書やアプリなど学習方法についてお話ししていきます。
参考書
まずは、おすすめの参考書について、この記事では、次の5冊を紹介します。
単語編:TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ
文法編:1駅1題 新TOEIC TEST 文法特急
リーディング編:関先生が教える世界一わかりやすい英文法の授業
リスニング編:TOEIC TEST サラリーマン特急 新形式リスニング
問題集:公式 TOEIC Listening & Reading 問題集3
単語編:TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ
TOEICの教材売り場には必ずと言っていいほど並んでいるベストセラーです。これ一冊あれば、600〜930点までをカバーできます。各単語やフレーズに無料音声がついているだけでなく、専用アプリも完備しています。
実際の問題で使われているフレーズが登場するのが本書の特徴です。アプリをダウンロードして、繰り返しフレーズを覚えれば、きっと試験本番で知っている!勉強した!という表現を見つけられます。
文法編:1駅1題 新TOEIC TEST 文法特急
単刀直入に「出る」文法だけをまとめた一冊です。問題数は少ないですが、どうやって問題を解くのかというテクニックが満載なので、初心者にぴったりです。淡々と問題を解くだけでなは身につかない、「HOW」の部分を理解できるのがおすすめの理由です。
繰り返し学習することをおすすめします。本文はそれほど多くないので、1週間ほどで内容を一度確認しましょう。そのあと2週目に突入し、わからないところを確認してください。初心者の方は、本番形式の本題に慣れる教材として利用してもいいでしょう。
リーディング編:関先生が教える世界一わかりやすい英文法の授業
英文法に苦手意識がある人はぜひ試してください。人気予備校英語教師の関先生が、分かりやすい表現を使って英文法のAtoZを解説してくれます。話し口調で書かれているのでとても読みやすいです。なんで?という疑問を解消してくれる一冊です。
英文法の学び直し中の方が活用できるでしょう。TOEICを受験するならば、英文法から逃れることはできません。
文法に苦手意識があるとなかなか英語に取り組もうと思えないかもしれませんが、全部で42個あるパートを計画的に読み進めてみましょう。わからない部分も深く丁寧に説明しているので、さくさく次に進めると思います。
リスニング編:TOEIC TEST サラリーマン特急 新形式リスニング
現役サラリーマンである著者が、リスニング対策のいろはを教えてくれる一冊です。アプリとの連動など通勤通学で役立つ機能を備え、特に初めて受験する人や初心者は、問題形式に慣れるためにおすすめです。
音声スピードを選べるので、リスニングに自信のない人は徐々に耳を鳴らしていくことができるでしょう。
新形式になってから、リスニング問題は少し複雑になりました。会話を聞いたあと、図表の情報も読み解いて解答を選ぶ問題も出題されます。テクニックを確認したあと、問題を解いてみましょう。
アプリを活用しながら繰り返し問題を解きながら、トレーニングを続けることが何よりの近道です。
問題集:公式 TOEIC Listening & Reading 問題集3
TOEIC試験の公式問題集です。練習テストが2回分収録され、本番と同じレベルの問題を解くことができます。中級者以上の方であれば、回答を確認しながら問題を解くことで、頻出単語や表現を学ぶことができます。
これまで音声はCDのみでしたが、ダウンロードできるようになり、より便利になりました。本番と同じように一度時間を計りながら問題を解いてみましょう。まだ全部解くのは大変という方は、苦手なパートや強化したいパートの問題を解くだけでも十分に対策ができます。
アプリ
続いて、おすすめアプリの紹介です。今回は無料のアプリをメインに次の4つを紹介します。
単語編:英単語アプリ mikan
リスニング編:TOEIC600点【聴力】チャレンジ
リーディング編:Lingvist
番外編:スタディサプリENGLISH TOEIC L&Rテスト対策
単語編:英単語アプリ mikan
mikanはシンプルな機能かつゲーム感覚で楽しみながら単語を覚えることができるので、なかなか勉強に気が乗らないという方におすすめです。
単語が表示されるので左右にスワイプし、知っている単語と知らない単語をチェックしていきます。知らない単語は何度でも表示されるので自然と覚えることができます。ゲーム感覚で気軽に楽しみながら単語学習がしたい方におすすめなアプリでです。
価格:無料
リスニング編:TOEIC600点【聴力】チャレンジ
TOEIC600点【聴力】チャレンジはTOEICで600点以上を目指す人のためのリスニング特化型アプリです。
4択から選べる学習型アプリの場合、25%の高確率で運よく当ってしまうことがあります。しかし、このアプリは8択の選択肢から正解を選ぶため、まぐれで当たることがなく、真のリスニングの実力を高めることができます。
価格:無料
リーディング編:Lingvist
Lingvistは英語の日常会話の長文を学習することができるアプリです。
基本コースやTOEICコースだけでなく、旅行や医療に特化したコースもあり、自分の学習状況に応じて内容がカスタマイズされていくのが特徴です。
価格:無料
番外編:スタディサプリENGLISH TOEIC L&Rテスト対策
こちらのアプリは、問題の出題だけでなく、解説動画を見ることもできるアプリです。1人で勉強していてはわからない疑問も、実際に教壇に立つ講師陣に解説してもらうことで、理解が深まるはずです。
価格:3,700円/1ヶ月
参考書の使い方
ここでは参考書や教材を使った勉強のコツを紹介します。
1冊を極める
なかなかスコアが上がらない人がやりがちなのは、いくつもの問題集に手を出して全部中途半端してしまうことです。
英語学習に限ったことではありませんが、試験攻略のコツは「過去問」を徹底的に解くこと。TOEICの場合、過去問はありませんが各社が研究を重ねた問題集を徹底的に極めましょう。
自信を持って100%理解できたというところまで行けば問題ありません。逆にやってもやっても理解できない、はかどらない人は、レベルが高すぎるかもしれません。自分の現状の力に合わせた1冊を見極めましょう。
音声ダウンロードとアプリを駆使する
CDから音声をパソコンに取り込んで…というのはちょっと面倒という方は、アプリや音声DL機能が付いてくる教材を選びましょう。
発音を聞きながら覚えることで、より記憶が定着します。また、アプリなどを使うことで隙間時間を生かして勉強ができるはずです。たとえ15分でも、毎日積み重ねれば、1ヶ月で7時間半の勉強時間を確保できますよ。
まとめ
いかがでしたか。
この記事では、TOEIC400点のレベル、学習方法を紹介しました。
記事の内容をまとめると、
・TOEIC400は点台英語からしばらく離れている人が取ることが多い
・TOEIC400点台は英検準2級レベル
・TOEICは就職活動で参考にされている
・TOEIC500点は最低でも超えておきたい
・目標は600点
・TOEIC400点の人は600点にするために約450時間必要
TOEIC600点は決して低くない目標ですが、諦めず、コツコツ積み重ねていけば、達成は十分可能です。
もしもそれでも伸び悩んだときは、留学もおすすめです。留学であれば、英語だけに集中して勉強することが可能になるので、よりスコアアップに近づくはずです。また、学校の中にはTOEICの学習に特化したものもあるため、短期間の留学でも大きな効果を見込むことができます。
あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
- ステップ1:目星をつける
- ステップ2:相談する
- ステップ3:申し込む
- ステップ4:渡航準備
- ステップ5:出発!
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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