サンフランシスコの電車の乗り方解説!利用の注意点からお得に乗るコツまであわせてご紹介します
こんにちは。サンフランシスコ訪問経験のある愛優です。
私も大好きなアメリカ西海岸の観光地であるサンフランシスコは、観光だけではなく、留学先としても人気な街です。東京都23区の五分の一ほどの広さがあるサンフランシスコ内では、主にBART(バート)という電車が移動手段として利用されています。
でも、電車の乗り方は国や都市によって異なるので、どうやって乗っていいのか戸惑ってしまう人も多いはず。今までに30ヶ国以上訪れたことのある私でも、初めて訪れる土地の公共交通機関では、ちゃんと乗れるかなとドキドキしてしまうことがあります。
そこで今回は、初めての人でも安心して移動できるようにサンフランシスコでの電車の乗り方や、便利に移動できる方法をご紹介してきます。現地でスムーズに移動できるよう細かくご紹介していくので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
[目次]
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サンフランシスコの電車事情
BARTは空港や市街地、サンフランシスコと対岸のオークランドやリッチモンドを結んでいる地下鉄です。路線は全部で7路線あります。それぞれを説明していきますね。
Richmond駅とサンフランシスコを結ぶ赤の路線。Richmond駅とWarm Springs駅を結ぶオレンジの路線。Warm Springs駅とサンフランシスコを結ぶ緑の路線。Antiochto駅とサンフランシスコ国際空港や Millbrae駅を結ぶ黄色の路線。Dublin駅とサンフランシスコを結ぶ青の路線。
これらのメインの路線に加えて、Coliseumto駅とオークランド国際空港を結ぶ路線とMillbrae駅とサンフランシスコ国際空港を結ぶ路線の全7路線です。
また、BARTは2004年にアメリカの中で一番優秀な輸送システムであると認定されています。車社会であるアメリカでは交通渋滞が多く、路線バスやタクシーなどの交通機関は渋滞に巻き込まれてしまうこともしばしば……。
ですが、BARTは渋滞に巻き込まれる心配もなく、到着時間が予想しやすかったり、目的地までの到着時間もBARTの方が短かったりという点で、現地の人のみならず観光客の足としても親しまれています。
サンフランシスコで電車を利用する方法
電車を利用する際に必要なるのが乗車券です。BARTは日本の電車と同様に事前に乗車券を購入します。BARTでは券売機で購入する乗車券と、ICカードの2つが使えます。ここでは、まずICカードの購入方法についてご紹介します。
ClipperCardはどこで使える?
「ClipperCard(クリッパーカード)」と呼ばれるICカードは、BARTだけではなくサンフランシスコ周辺の22の交通機関で使えます。利用範囲が広いので様々な場所で購入可能です。入国後すぐにBARTに乗車する予定の人はサンフランシスコ国際空港のインフォメーションでClipperCardをGETしておきましょう。
ClipperCardが買える場所と買い方
BARTの駅構内にある専用の券売機でも、ClipperCardを購入できます。購入の際は、初回のチャージ金額と3ドルのデポジットを支払います。このデポジットはカードを返却する場合も返金されないので、注意してください。
もし空港で購入し忘れた場合も、心配いりません。実は駅や空港以外でも、サンフランシスコ市内のWalgreen(ウォールグリーン)というドラッグストアやサンフランシスコ市内を走る電車やバス(Muni)の券売機でも購入可能です。また、ICカードへのチャージも同様にドラッグストアやMuniの券売機で気軽に行えます。さらに、ClipperCardのホームページからのチャージも可能です。
ClipperCardはロゴがデザインされた青いカードが一般的ですが、サンフランシスコの名所でもあるゴールデンゲートブリッジがデザインされたものや、期間限定デザインもあるそうなのでお気に入りの1枚を探してみてください。
サンフランシスコでの電車の乗り方
ここでは、サンフランシスコの電車の乗り方について、詳しく解説していきます。
流れ(1)乗車券の購入
まずは、乗車券を購入しましょう。日本と同じように駅の券売機で買うことができますが、BARTでは日本とは購入方法が少し違います。
お金を投入すると画面の一番上に投入金額が表示され、その下に購入する乗車券の金額が表示されます。この乗車券の金額を左側のボタンでドル単位、セント単位で調整し、発行金額を自分で決めて乗車券を発行します。
実はこの乗車券は、何度も繰り返し使うことができます。目的地までの料金をぴったり購入することもできますし、目的地までの運賃以上の金額の乗車券を買ってその分を使い切るまで同じ乗車券を使い続けることも可能です。日本のPasmoやSuicaなどのICカードに似ていますね。
流れ(2)改札通過
乗車券を購入できたら改札を通ってホームへ移動しましょう。
改札では、先ほど購入した乗車券を改札機に通して通過します。1つだけ注意したいのが、入れた乗車券が出てくる場所が日本とは違う点です。BARTでは乗車券が出てくる場所が、入れた場所と同じ改札機があります。
そのため、乗車券を取り忘れてしまっても、改札機を通れてしまうこともあるので、注意が必要です。
流れ(3)プラットフォームの確認
乗車する電車がどのホームから出るかは、プラットフォームの電光掲示板で確認しましょう。
BARTはどの路線も同じホームに停車します。乗車する電車がどのホームに停車するのかはホームにある電光掲示板で行先を確認しましょう。
流れ(4)乗車
乗車時は必ず電光掲示板で電車の行先を確認しましょう。というのも、日本とは違い行先は車両の先頭や側面には書かれていません。
確認不足のまま乗車してしまうと、同じホームに到着する違う行先の電車に間違って乗ってしまうこともあります。乗車時は、気を付けてくださいね。
流れ(5)下車
目的地に着いて電車を降りたら、乗車時と同じように改札を通って駅を出ます。
この時、乗車券の残高がまだ残っている場合は乗車券を取って改札を出るのをお忘れなく。もしも必要な金額に満たない場合でも、改札を出る前に精算機で不足金額分をチャージすれば、改札を通過できます。
サンフランシスコで電車に乗る時の注意点
次に、サンフランシスコで電車に乗る時に注意してほしいポイントをご紹介していきます。
注意点(1)電車を降りるときに注意!
電車に乗ったら、真っ先に目的地がいくつ目の駅なのか注意して見ておきましょう。車内では停車駅のアナウンスが流れていますが、早口で話す英語が聞き取れないことや、放送自体がはっきりとした音声でないこともあります。
また、BARTで駅の表示がはっきりとわかりやすく表示されていない駅も多く、車内から見てすぐに目的地の駅だと気が付かない場合もあります。
一番確実なのは、自分でいくつ目の停車駅で降りるかを確認して、駅の数を数えておくことです。
注意点(2)駅に注意!
サンフランシスコは大都市であるがゆえに様々な人がいます。特に駅は、観光客が集まる場所なのでスリや置き引き犯が狙っているかもしれません。
実際、私がサンフランシスコで電車を利用した際も、乗車券を購入としていた時に声をかけられたことがあります。
最初は券売機で乗車券の購入方法を教えてくれたので親切な人だと思っていたのですが、最後にお金を請求されました。日本ほど治安が良くないことを念頭に置いて、貴重品の管理などには十分気を付けて過ごしましょう。
サンフランシスコでお得に便利に移動するなら電子カード
サンフランシスコに住む、また滞在するときにおすすめなのが、サンフランシスコ周辺の22の交通機関で利用できるClipperCard(クリッパーカード)です。ここでは現地での生活を便利にしてくれるClipperCard利用のメリットをご紹介します。
メリット(1)BART運賃が50セント安くなる
1つ目のメリットは運賃が50セント安くなる点です。乗車区間や乗車券の代金にかかわらず、ClipperCardを利用する分乗車券そのものの代金分が浮くので50円お得になります。
先ほども紹介したように乗車券の購入は複雑なので、その手間が省けてかつお得に乗車できるClipperCardはおすすめです。
メリット(2)22の交通機関で使える
2つ目のメリットは、BARTを含め22の交通機関で利用できる点です。BARTで空港からサンフランシスコに出たあと、市内移動に様々な交通機関を利用する際にもClipperCardをそのまま利用することができます。
切符を事前に買わず車内で清算するタイプの交通機関では小銭が必要だったり、運賃が分かりにくかったりすることも多いですが、ClipperCardであればカードをかざすだけで精算できるので安心です。
電車の利用が便利になるサービス・アプリ
BARTを利用する際にダウンロードしておきたいのが、BARTがリリースしている公式アプリです。各駅の時刻表や路線図をチェックできるのはもちろん、駅の情報や電車の遅延情報などもこのアプリでチェックできます。
お気に入り駅を登録する機能もありますよ。留学の際は寮や大学の最寄り駅を、観光の際はホテルの最寄り駅をお気に入りに登録しておけば、ワンクリックで発車時刻を検索することもできます。iPhoneからもandroidからもダウンロード可能です。
まとめ
サンフランシスコの電車、BARTの乗り方や便利に利用する方法についてご紹介してきました。
乗車券の購入方法は少し難易度が高いですが、ClipperCardを利用すれば心配はいりません。乗り換えや電車のダイヤはアプリから手軽に確認できるので活用してみてください。、BARTを乗りこなして素敵なサンフランシスコライフを送ってくださいね。
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