留学を成功するためのコツとは?失敗談を踏まえながら詳しく解説
- 2018/05/29
留学は異国の地で日本ではできないような経験を積める貴重な機会であり、新たな発見や学びを多く手に入れることができます。留学後は現地での学びを活かしたキャリア形成をしていくことも不可能ではありません。
しかし留学生の中には、何の学びもなく失敗に終わってしまうというケースも決して少なくありません。留学で成功する人と失敗する人の違いは一体なんなのでしょうか?
今回はそんな留学で失敗する人によく見られるパターンや成功のためのポイントについて紹介します。留学を何としても成功させたいという人はぜひ一読ください。
[目次]
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留学の「成功」とは?定義は?
留学の成功の定義は人ぞれぞれあり、目的や目標によっていろいろと変わります。例えば下記のような事例を「成功」と認識する人もいるでしょう。
・TOEICのスコアが100点アップした
・語学学校のクラスが初級から中級に上がった
・海外の友人ができた
・ホストファミリーと親密になれた
また、ワーキングホリデーの場合には仕事の経験を得ることを目標にしている人も多いでしょう。特にオーストラリアのワーキングホリデーの場合、最低時給が高いためうまく仕事が見つかれば留学資金を賄うことも可能です。
このように、「成功」の基準はさまざまです。これから留学に行こうとしている人は出発の前に、留学が終わったときにどうなっていたら成功なのか、そしてどうなったら失敗なのか、その判断基準を自分なりに定めておくようにしましょう。
また、留学後すぐに「成功だった」と言い切れなくても、留学中の経験が将来の糧になれば、価値のある留学だったと感じられるはず。現地での生活をしっかりと楽しむことが大切です。
留学を成功させるために知っておきたいコツ
綿密に計画を立てても、いざ現地に行ったら忙しさやさみしさに負けて思ったような海外生活を送れなかった、ということはよくあることです。留学を成功させるためには、下記のことを意識して臨むようにしましょう。
失敗を恐れずにどんどん英語を話してみる
初級~中級者の場合、どうしても自分の英語に自信が持てずになかなか他の人と話せない人もいるでしょう。しかし、せっかく留学に行ったのにそういった消極的な姿勢は非常にもったいないです。
語学習得においては、とにかく周囲とコミュニケーションを取ってアウトプットを増やすことが上達のカギです。その中で言い間違いをしたり、なかなか言葉が出てこなかったりということもあるでしょうが、そういった経験を通じて徐々に話せるようになっていきます。失敗を恐れずに、自分から英語を話そうという姿勢が非常に重要です。
明確な目標を設定する
「留学の成功」の話にもつながりますが、留学前に自分の中で具体的な目標を立てることも大事なポイントです。そのときに特に重要なのが、「良い経験をする」といったようなあやふやなものではなく、目に見えて変化がわかる目標を立てることです。わかりやすい例でいえばTOEICやTOEFLといった英語テストのスコアアップが挙げられます。
はっきりとした目標が見えることで、学習プランや留学プランも立てやすくなります。また、目標が達成できたときには留学の成果として実感でき、自信にもつながるのではないでしょうか。
留学前の準備を入念に行う
国内にいるうちに、できる限りの英語学習をしておくこともおすすめです。ボキャブラリーの強化や、文法の勉強などは自主学習でもできることです。こういった事前学習をしておくことで、いざ現地に行ったときに「右も左もわからない」という事態が防げます。
ちなみに、スクールウィズの実施したアンケートによると、留学前の平均学習時間は1日19.8分とやや短め。一方、スクールウィズの提供するプレ留学プログラムに参加した人の平均は81.6分でした。自分で勉強を進めるのがなかなか難しい場合には、事前学習プログラムを利用するのもひとつの手段です。
海外留学でよくある失敗事例
自分で目的を定めたにもかかわらず、留学が終わってみたら目的を達成することができなかった、というケースは珍しくありません。ここではそういった留学の失敗事例について10個紹介します。
失敗事例(1)日本人を意識しすぎる
「せっかくの留学、なるべく日本人とは話さないぞ!」と気合を入れて留学に臨む人もいるでしょう。その心がけは立派ですが、その結果友達がなかなかできずに孤独を抱えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、一方で周りが日本人だらけになってしまうと英語を話す機会が減ってしまうのも事実です。その場合には、日本語NGの時間や曜日を決めるなどして英語をよく使う仕組みを考えることが必要です。
いずれにせよ、日本人を意識しすぎて極端な行動を取る必要はありません。必要だと思ったらルールを設けるなどして、ありのままに留学生活を楽しみましょう。
失敗事例(2)遊んでばかり
海外に留学すると「せっかくだから飲みに行こう」、「語学学校の友達と遊びに行こう」と遊んでばかりになってしまう人がいます。遊びすぎてしまうと、勉強の時間が減ってしまいますし、夜遊びなどをすると朝起きられずに学校に遅刻してしまいます。授業の予習、復習時間が削られれば英語学習の成果には大きな差が出てしまうでしょう。
遊ぶこと自体は悪いことではありませんが、遊びすぎてしまうと本来の目的から大きく逸れてしまう恐れがあります。遊び方に関しても自分の中でルールを決めておくことが重要です。必要であれば週末だけ息抜きに充てるなどして、遊びと勉強のバランスが取れた留学生活を目指しましょう。
失敗事例(3)消極的な行動をとる
英語力に自信がないと、なかなか積極的に授業に参加したり友達を作ったりということが難しいかもしれません。また、日本との違いに戸惑って「この場合はどうすればいいのかな」などと新しいことにトライすることが怖いこともあるでしょう。
しかし、こういった姿勢のままだと現地で経験できるさまざまな機会を失ってしまいます。自信がなくても、まずは自分のできる範囲、知っている範囲で挑戦してみるというマインドが重要です。もちろん、うまくいかないこともあるでしょうが、そういったハードルをくぐり抜けていくことが成長へと繋がります。
留学中はぜひ、まずはやってみるという姿勢で何事にも挑むようにしてください。
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留学の成功のためにやっておくべき事前準備
最後に、留学前にやっておくべき事前準備をご紹介します。何から始めればいいのか迷った場合には、まずこの3つをしっかりこなすことを目標にしてみてください。
基礎的な英語力を固める
先述の通り、事前の英語学習は非常に重要です。特に基礎部分の英語を固めておくことで、現地に行ったときにさまざまなことにトライしやすくなります。
目指すべき状態として、ひとつの目安になるのはTOEIC550点以上です。このスコアは国際的な英語能力判断基準「CEFR(セファール)」に照らし合わせるとB1レベル、「自立した言語使用者」として認められます。つまり、周囲の助けを借りずにひとりで英語を運用できるレベルであるということです。
実際にはスコアだけですべての能力を測れるわけではありませんが、わかりやすい目標にはなるでしょう。
現地の情報収集
事前に現地の様子を知っておくことも大切なポイントです。慣れ親しんだ土地を離れ、異なる文化や慣習の中で暮らすのですから、多かれ少なかれカルチャーショックはあるはずです。その衝撃を少しでも抑えるためにも、下調べをしておきましょう。
特におすすめなのは実際に留学している(していた)日本人のインスタグラムやYouTube、ブログをチェックすることです。日本人の目線から見た現地の生活が垣間見れるので、自分の留学がどのような感じになるか、シミュレーションしやすくなるでしょう。
帰国後のプランを練っておく
留学にはいろいろなバリエーションがあり、その成否を判断するのはなかなか難しいです。しかし、その経験が次のステップへと繋がっていけば「行ってよかった」と思える留学になるでしょう。つまり、留学後をいかに充実させるかが成功へのカギとなります。
学生の場合は、留学経験を就職活動の中でいかにアピールするかがポイントです。就きたい職業や興味のある業界に関連する知識や経験が得られる留学を検討してもいいでしょう。社会人の場合には、転職時にダイレクトに活かせるスキルを磨くことが重要です。
このように帰国後のビジョンをしっかり持っておくと、より充実した留学生活が送れるようになります。
まとめ
今回は海外留学で成功するためのコツと失敗してしまう人の事例について紹介してきました。記事の中でも触れていますが、成功を収めるためには目的をしっかりと持つことが非常に重要です。
自分が海外で何がしたいのか、目的を達成した結果どうなりたいのかなどを今一度考えるようにしてください。
もし自分の中で留学の目的と、手段、どこでどんな留学をすればその目的が達成できるのかいまいちわからないという方は専門家に相談するのも手です。
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いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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